【ボカロ】『初音ミク NT(ニュータイプ)』発表!新技術による“次世代の初音ミク”が2020年夏にリリース
クリプトン・フューチャー・メディアは、歌声合成ソフトウェア「初音ミク」の新バージョンとなる『初音ミク NT(ニュータイプ)』を、2020年夏に発売すると発表しました。これに伴い、特設WEBサイトがオープンした他、ダウンロード製品版の予約受付が開始されています。
『初音ミク NT』は、歌詞とメロディを打ち込んで表現スタイルを選択するだけで、歌の方向性をコントロール可能。進化したボイスライブラリーと新開発のボイスエフェクターを組み合わせることにより、可愛らしい歌声や切ない吐息声、怒り声、ガラガラ声、デスボイスまで、聞き取りやすさを保ちながら、幅広い表現が可能となっています。
進化したボーカル・エディタ「Piapro Studio」は、スタンドアロン版(Windows/Macintosh対応)とプラグイン版(AU/VST)が用意される他、500種類以上の楽器を収録した音楽制作ソフト「Studio One」の特別エディションも付属。『初音ミク NT』を購入するだけで、すぐに歌作りと音楽作りを楽しめるとのこと。
【ボカロ】『初音ミク』10周年記念ティザーサイト開設!カウントダウン実施中!

サイトには、“2007年8月31日「初音ミク」発売から10周年、またここから始まる…”という一文と共に、ミクのタイと髪飾りが落とし込まれた10周年ロゴが公開されています。また、記念すべきミクの誕生日までのカウントダウンが実施中です。 初音ミク公式ブログや公式Twitterでも、新たな情報が公開され次第、随時お知らせしていくとのことですので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
『初音ミク』は、ヤマハが開発した音声合成システム「VOCALOID」に対応した、クリプトンのDTMソフトウェア「キャラクター・ボーカル・シリーズ」の第1弾として、2007年8月31日にリリース。 本ソフトを使用して制作され、ニコニコ動画などに投稿された楽曲は10万曲にも上り、また楽曲のPVからイラスト、CGによるプロモーション作品が生まれるなど、多くのユーザーの手による創作活動とそれをフォローする派生作品が一大ムーブメントを巻き起こすまでに進化し続けてきました。
こうした同人作品以外にも初音ミクをはじめとするボカロキャラクターの商業展開が盛んに行われており、フィギュア等への立体化、グッズの販売、CG映像を使ったライブの開催、リズムゲームの開発、企業とのコラボレーションなどなど、その関連カルチャーは多岐にわたります。2017年8月31日に10周年を迎える『初音ミク』の今後に注目です。
クリプトン、新VOCALOID『Project if...』を展開!
クリプトンがリリースするキャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)以外の新展開として、『Project if...』が始動を開始。メディアファージ事業部ブログではその概要が、YouTubeでは「崖の上のポニョ」を使用したサンプルデモの第1弾が公開されています。
実際にデモを聞いてみると、これまでに無いほど人間の声音に近いリアルなボイスが再現されていて、制作途中とは思えないほどの出来。このサンプルデモを歌うVOCALOIDは、某劇団でミュージカルの訓練を受けている7歳の女の子(一部はさらに年少の声も含む)による歌唱を元に作られているとのこと。
クリプトンのwat氏によれば、「Project if...」の第一弾は、声とそれにまつわる印象や環境にフォーカスを当て「無垢で子供らしい声」を基軸とし、子供ならではの無邪気な表現や緊張感などの諸要素を組み合わせて、生命力溢れるVOCALOIDを目指しているそうです。現在は実験的な段階とのことですが、これだけのクオリティを見せつけられては期待せずにはいられません。
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