ウェスタンパンクRPG『ARMED FANTASIA(アームドファンタジア)』とゴシックホラーRPG『PENNY BLOOD(ペニーブラッド)』という2タイトルの大型JRPGの制作を目指す「ダブルキックスターター」キャンペーンが8月30日に発表。初日でミニマムゴールの75万ドル(1億円)を達成し、開発が確定となりました。
この2タイトルの開発プロジェクトは、“口笛と荒野のRPG”として知られる「ワイルドアームズ(WA)」シリーズと、オカルト要素を含んだ現代的な世界観が特徴の「シャドウハーツ(シャドハ)」シリーズの開発スタッフが、それぞれのタイトルの“精神的続編”となる新作JRPG(日本的なRPG)の開発に取り組むというもの。
発表された2タイトルは、どちらも過去作との繋がりは無いとされていますが、その世界観や雰囲気、用語やシステムには各シリーズの特徴が受け継がれており、まさに“精神的続編”と呼ぶに相応しい作品となっています。
『ARMED FANTASIA』の作品概要
『ARMED FANTASIA』は、「ARM」と呼ばれる武器を手に、世界を行き交う冒険者<渡り鳥>達が、滅びゆく世界を舞台に冒険を繰り広げる、新たな“荒野と口笛”のRPG。発売時期は未定で、プラットフォームはPC(Steam)、PS5、Xbox Series X|Sが発表されています。
トータルゲームデザイン・シナリオは、「WA」シリーズの生みの親である金子彰史氏、キャラクターデザインは佐々木知美氏、音楽になるけみちこ氏と上松範康氏、Elements Gardenが参加し、「WA」シリーズを手掛けてきたスタッフが再集結して挑む完全新作となっています。
コンセプトは、「1990年代のJRPGのアップデート」と、「金子彰史の原点回帰」。西部劇を思わせる荒野に、魔法やモンスターなどのファンタジー要素、佐々木知美氏のデザインによるキャラクター、そしてARM(Aether Reaction Maximizer)と呼ばれる機械兵器の存在が、「WA」シリーズを強く感じさせます。ただし、本作はあくまで“精神的続編”であり、「ワイルドアームズ」とは舞台も物語も関連は無い、まったくの新作であるとのこと。
戦闘は、ターン制のコマンドバトルをベースにしながらもテンポ感を追求したバトルシステム「クロスオーダータクティクス」で展開。キャラクターの連続行動が要になる「オーダーチェイン」と、割り込みコマンド「フォースブレイク」で、戦略をじっくり考えるコマンドバトルの醍醐味と共に、緊張感のあるアクション性を両立しているとのこと。
ダンジョン探索では、キャラクターごとの固有アクション「ガジェット」が活躍。行く手を阻むパズルのようなギミックに対し、使うガジェットを切り替えながら解法を考え、ちょっとした気づきで一気に道が拓けるカタルシスが味わえるそうです。
公式サイトでは、メインキャラクターのイングラム、アリシア、ユークリッドの3人(この他に3名がいる模様、シルエットを確認)や、「カイジュウ」と呼ばれるモンスターの情報の他、ストーリー、世界観などが公開されています。
『PENNY BLOOD』の作品概要
『PENNY BLOOD(ペニーブラッド)』は、“狂騒の1920年代”を舞台に、闇から襲い来る脅威と対決するダークで凄惨なホラーRPG。そのタイトルは19世紀のイギリスで流行った大衆小説から取られており、日本語に置き換えると三文小説という意味になるのだとか。発売時期は2025年春頃の予定で、プラットフォームはPC(Steam)、PS5、Xbox Series X|Sとなっています。
主人公であるBOI捜査官「マシュー」は、猟奇的な事件を捜査する中、闇に包まれた謎の解明に挑んでいくことに。物語の舞台はアメリカからアジア、ヨーロッパに至り、不安定な情勢下で巻き起こるおぞましい戦いの数々を体験していくことになります。
開発においては、「シャドウハーツ」シリーズのディレクション、シナリオなどを手掛けた町田松三氏が総監督・脚本を担当する他、キャラクターデザインの加藤美也子氏、作曲家の弘田佳孝氏といったスタッフ陣が「STUDIO WILDROSE(スタジオワイルドローズ)」として制作に参加します。なお、本作は「シャドハ」シリーズと世界観は似ているものの、過去作とはまったく関係ない新作とのこと。
主人公・マシューはショットガンと格闘術を武器に敵と戦う、28歳のアイルランド系アメリカ人。「シャドハ」シリーズの主人公・ウルのように、“フュージョンモンスター”へ変身する能力を持っています。この他のキャラクターとして、イギリスの秘密情報部の局員であり、身体をサイボーグ化した25歳の女性・エミリア、日本の対怪異殲滅機関「カムヅミ」に所属する17歳の霊能者の少女・大月須勢璃(おおつき すせり)が公開されています。
本作のバトルには、「ジャッジメントリング」を思わせる「サイコシギル」というシステムが存在。従来のターン制RPGの戦略性と、攻撃の可能性を最大限引き出すための素早い反応が組み合わさっているとのこと。魔物との戦いはキャラクターの“正気度”を示す「サニティポイント」に影響し、このポイントを失いすぎると仲間は狂気に呑まれ、正気を失って暴走することに。その代わり、戦闘力は増幅する仕組みとなっています。
サニティポイントはゼロになって暴走しても、プレイヤーがコントロールを失うことはないものの、ガードや逃走といった防御系のコマンドは選択不能に。暴走状態になると攻撃力が上昇し、この状態でないと使えないスキルも出現するとのこと。暴走を不利な状況と捉えるのではなく、あえて戦略に組み込むことも重要になりそうです。
おどろおどろしいホラーな雰囲気、グロテスクなデザインの敵モンスターは、「シャドハ」シリーズならではのもの。人間の負の感情から生まれたエネルギーである「マリス」や、アートマンに似た「アタム」の存在など、「シャドハ」シリーズのファンならニヤリとする部分が多く見受けられます。
なお、“狂騒の1920年代”が舞台となっている理由は、「シャドハ」シリーズにおいて空白の年代であるためで、シリアスだけでなく、「シャドウハーツII」にあったコメディ要素も含んでいるそう。ただしストーリーは基本的に全編シリアスな、もの悲しくも切ない物語になるのだそうです。
キックスターター アナウンスメント・トレーラー
※参考:
『アームドファンタジア』情報まとめ。『ワイルドアームズ』開発スタッフによる新作RPGの登場キャラやバトルシステムなどを紹介 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
『ペニーブラッド』情報まとめ。『シャドウハーツ』開発スタッフによる新作RPGの対応機種や登場キャラなど基本情報をお届け | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
(C)アームドファンタジアDEMO. / WILD BUNCH Production
(C)STUDIO WILDROSE INC. YUKIKAZE Co.,Ltd.
<関連サイト>
事前登録者数が25万人を突破したスマートフォン向けRPG『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』が、9月26日(水)午後よりサービスをスタートします。
本作は、銃と荒野の西部劇と、剣と魔法のファンタジーとを融合させた世界観が特徴の“荒野と口笛のRPG”「ワイルドアームズ」シリーズのスマートフォン向け完全新作タイトルです。シリーズのゲームデザインを手掛けてきた金子彰史氏による監修の元、シリーズ歴代キャラクターが登場し、惑星ファルガイアを舞台とした新しい物語が描かれます。公式Twitterのリツイートキャンペーンは9月22日まで実施されていますので、こちらもお見逃しなく。
タイトル
対応OS
配信日
価格
ジャンル
プレイ人数
メーカー
(C)Sony Interactive Entertainment Inc.(C)ForwardWorks Corporation
<関連記事>
<関連サイト>
アクセスランキング
フォワードワークスのスマートフォン向け新作RPG『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』の事前登録受付がスタート。事前登録数に応じてゲーム内アイテムがプレゼントされるキャンペーンを実施中です。
本作は、銃と荒野の西部劇と、剣と魔法のファンタジーとを融合させた世界観が特徴の“荒野と口笛のRPG”「ワイルドアームズ」シリーズのスマートフォン向け完全新作タイトル。シリーズのゲームデザインを手掛けてきた金子彰史氏による監修の元、シリーズ歴代キャラクターが登場し、惑星ファルガイアを舞台とした新しい物語が描かれます。
公式サイトでは、WEB番組で発表された本作の衝撃的なプロローグ映像やゲーム内容などを紹介している他、懐かしのBGM、ゲーム画面と共にシリーズを振り返ることができる疑似体験型スペシャルコンテンツ「メモリアルアームズ」が新たに公開。また、事前登録の受付開始に合わせて、「ワイルドアームズ」シリーズの歴代主人公を模ったアクリルフィギュアや、ギフトカードなどの賞品が抽選で当たるTwitterキャンペーンがスタートしています。PS Storeにて過去作のセールも実施中です。
タイトル
対応OS
配信日
価格
ジャンル
プレイ人数
メーカー
(C)Sony Interactive Entertainment Inc.(C)ForwardWorks Corporation
<関連記事>
<関連サイト>
アクセスランキング
フォワードワークスは、iOS・Android対応のスマートフォン向け新作ゲーム『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』を、2018年に配信すると発表しました。
『ワイルドアームズ(WA)』は、銃と荒野の西部劇と、剣と魔法のファンタジーとを融合させた世界観が特徴のRPGシリーズ。“荒野と口笛のRPG”と銘打たれ、1996年に初代PSで第1作が発売されてから、そのドラマティックなシナリオや音楽、戦略性の高いゲームシステムで高い評価を得ています。
スマートフォン向けの新作RPGとして発表された『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』は、WAシリーズのゲームデザインを手掛けてきた金子彰史氏による監修の元、シリーズ歴代キャラクターが登場し、新しい物語を描く完全新作タイトルとなります。今後、詳細は公式サイトなどを通じて発表される予定です。
また、WAシリーズの楽曲を手掛けてきた、なるけみちこ氏が作詞・作曲を担当し、透き通った歌声と高い歌唱力で注目を集めるアーティスト・暁月凛さんが歌唱する主題歌「Million Memories」を収録したシングルが、ソニー・ミュージックレーベルズよりリリースされることも決定しました。『ワイルドアームズ ミリオンメモリーズ』の公式サイトにて、この楽曲のショートバージョンをひとあし早く試聴することができます。
「Early Days / Million Memories」は両A面シングルとなり、5月16日に初回生産限定盤(CD+DVD)と初回仕様限定盤(CD only)の2種でリリースされる予定です。
▼暁月凛 Official Website
http://www.akatsukirin.com/
タイトル
対応OS
配信日
価格
ジャンル
プレイ人数
メーカー
(C)Sony Interactive Entertainment Inc.(C)ForwardWorks Corporation
<新着記事>
<関連サイト>
アクセスランキング
バンダイの可動フィギュアシリーズ「D-Arts」より、『WILD ARMS 2nd IGNITION(ワイルドアームズ セカンドイグニッション)』の登場キャラクター“ナイトブレイザー”が立体化。7月発売予定で現在予約受付を実施中です。
特撮ヒーロー、怪獣映画を連想させる演出やキャラクター、シリーズの中でも感動的かつラストの熱い展開が話題となり、今でも人気が高いSCEのRPG『ワイルドアームズ』シリーズの第2弾「2nd IGNITION」。主人公アシュレーが変身する焔の黒騎士“ナイトブレイザー”が登場するオープニング映像は、その演出と共に当時話題を集め、歴代シリーズの中でも屈指の人気を誇っています。
『D-Arts ワイルドアームズ2 ナイトブレイザー』は、未公開の設定資料をベースに、オリジナルスタッフ監修のもとアレンジが施されたメタリック感のあるボディを造形。劇中のバトルシーンでの構えポーズはもちろん、全身の可動機構により多彩なアクションポージングが可能です。
また、クリアパーツで再現された「聖剣ナイトフェンサー」と付属の左右の握り手により、数多くのプレイヤーが何度も見たであろうナイトフェンサーの構えポーズも再現可能。さらにパーツ交換で必殺技「バニシングバスター」の状態も再現できます。有機的な内臓器官もバッチリ再現されているのはファンにも嬉しいところ。再現用の「岩」パーツも付属するので、印象的シーンとして取り上げられるオープニングムービーでの登場シーンの再現も可能です。
D-Artsの公式サイトでは、本フィギュアの特集ページを公開中。ゲーム本編でアシュレーが初めて変身した時のセリフ「たったひとつわかることがある。それは、僕が『戦える』ということだッ!」のセリフが掲載されている他、麻生かほ里さん歌うディスク1のOPテーマ「どんなときでも、ひとりじゃない」も流れる凝ったつくりになっていますので、興味がある方はぜひ「アクセスッ!!」してみて下さい。