ベストセラー作家・村上春樹先生による新作書き下ろし小説『騎士団長殺し』が、全2冊構成で2月24日に新潮社から同時発売されます。
前作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」（文藝春秋刊）からは4年ぶり、複数巻に及ぶ本格長編小説としては「1Q84」（新潮社刊）以来7年ぶりとなる村上先生の最新作『騎士団長殺し』。
具体的なストーリーは明かされていませんが、2冊のサブタイトルはそれぞれ、「第1部 顕（あらわ）れるイデア編」と「第2部 遷（うつ）ろうメタファー編」となり、400字詰め原稿用紙にして2,000枚もの文量になるというまさに“大作”です。
初版の発行部数は第1部、第2部共に50万部と発表されており、村上先生の作品の中では「1Q84 BOOK 3」に並ぶ最多の初版部数になるのだそう。読者の注目度や期待の高さも窺えます。
気になる作品内容については、『騎士団長殺し』というタイトルから、自分が殺した騎士長の石像から改心を迫られる放蕩貴族を描いたモーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」がモチーフではという説や、アガサ・クリスティの推理小説「アクロイド殺し」をもじったタイトルで、すわ本格ミステリに参入か…などと予想されたりしています。
村上先生は自身の愛聴する音楽や過去の名著を作品のモチーフに取り込む事も多く、ネットではファンの間でその内容を憶測する声が挙がっているようです。兎にも角にも、2月24日の新刊発売に期待したいですね。
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