涼宮ハルヒの憂鬱 第14話 『エンドレスエイト』
繰り返す8月。終わらない夏休み。

前回ラストのモノクロシーンと12時前を指す時計は、日が切り替わる24時ではなく正午前を示すミスリードで、諦めかけたキョンが残りの半日でアクションを起こして――・・・なんて淡い期待は前回と変わりなくハルヒからの電話を受け取るキョンに打ち砕かれてしまいましたとさ・・・。原作の
「15,498回目にしてループ脱出」を達成できなかった時点でアニメオリジナルなんですね既に。

・・・ということでループ3回目です。さすがにここまで来るとループを見る意味自体も変わってきます。
1回目の平穏無事で何気ない夏休み、2回目で異常に気付いて事態の収拾に当たるのかと思ったらそうではなく、3度に渡って同じ事を繰り返して見せるのはなぜなのか・・・。

夏休みを謳歌するSOS団の様子をまったり眺めるのも、異常を知ったキョンたち各自のリアクションも、古泉の内面や長門への悲哀も今回は当然真新しさを感じません。
じゃあ何で今回があるんだろうと考えると、やっぱり長門だけが体感している時間のループを視聴者側の視点で体験させているのではないかと。大体そこへ思い行き当たりますね。或いは思いもよらない“仕掛け”が用意してある、あったのか・・・細かい所を検証されている方もいらっしゃるとは思いますが。

正直言って
『誰が望むのかなこの展開』ってうすらぼんやり考えてしまいます。長門の視点=ループを体感することで、後のシナリオへ向かう感情を共有させようとしているのかどうかも分かりませんが・・・ただこれを見せてどんな反応が返ってくるのかなんて当然分かっているんだろうし、作画のクオリティも前回より増しているようにも見えます。(静止画は増えてるけど)・・・まあアフレコも別撮りで流用はないですし(^^; 決して手抜きではないんでしょうけれど、ここまでやったら溜まったもやもやを払拭させてくれる“何か”が次回にあると信じたいですね。
『明日が来ようが来まいが、まあ、そりゃそん時の俺にまかせりゃいい、か・・・』キョンのこの台詞がこれで最後になりますように。なりますように・・・。
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