
昨年話題になった三重県南東部は「伊勢志摩」の萌えキャラ『碧志摩(あおしま)メグ』のアニメ化企画が始動。
クラウドファンディングサイト「Makuake」にてアニメ化の為の支援募集を行っています。
自然豊かな三重県伊勢志摩の伝統産業であり、全国的に後継者不足で衰退しつつある“海女業”の活性化と、地元・伊勢志摩地域をもっと盛り上げたいという想いを込めて生まれたご当地キャラクター・碧志摩メグ。
当初は非公認という扱いでPRが行われていましたが、メディアにも多く取り上げられ注目が集まり、後に志摩市との協議の上、公認キャラクターへと昇格。
しかし、一部でデザインや設定に問題があるとされ、女性蔑視などという誤解を生んでしまい、碧志摩メグや志摩市に対して批判的な意見も届く事態となっていました。
運営会社のMARIBONは当時の状況を鑑みて、公認撤回を申請。
デザイン変更なども考えたものの、一方で地元の方から「かわいい」と言ってもらえたり、全国の方々から「かわいいメグのデザインを変えないで頑張って欲しい」という励ましの声がたくさん届くなど理解も増え始め、地元のバックアップを得て伊勢神宮付近の施設とコラボするなど、非公認となった後も少しずつ活動を再開していたのだそう。
市の海女の方々ともしっかりとした協議の場を設け、前向きな意見を頂いた上で「地域が活性化するのは嬉しいので頑張って続けて欲しい」といった言葉も貰えるようになったのだそうです。
今年10月には学研プラス「アニメディア」創刊35周年&「メガミマガジン」200号を記念して開催された「萌えキャラグランプリ2016」にて、ご当地キャラ部門全国2位を受賞。
さらに学研プラス「アニメディア」編集部から「アニメディア特別賞」にも選ばるなど、躍進を遂げています。
MARIBONはこうした応援を受けて、自粛するのではなく全国の人々に三重県と伊勢志摩をアピールしていきたいと考え、その活動の可能性を広げる為に、アニメPVの制作を決定。
そのアニメPVを通じて、碧志摩メグの存在を改めてアピールしたいと説明しています。
PVの内容は、碧志摩メグが地元の伊勢志摩の魅力を元気いっぱいに紹介する30秒のアニメで、声は三重県にゆかりのある声優に依頼を予定しており、PVの主題歌も三重県にゆかりのあるミュージシャンとのコラボを考えているとのこと。
また、今回のPVには現役の海女の方がPRに協力しており、より理解が深まっていることを感じさせます。
将来的にはどんどん活動の幅を広げて、さらに多くの方に三重県のことを知ってもえるような長編アニメ制作も視野に入れ、取り組んでいるそうです。
クラウドファンディングでの資金募集は、現時点で終了期日まで66日を残し目標金額の70%を達成。順調に支援が集まっているようです。
支援者には完成したアニメPVファイルの他に、コースに応じたリターンとして、三重県志摩市出身でハリウッド帰りの本格派原型師・タナベシン氏が制作する特製胸像フィギュアや、メグの誕生から現在までを網羅した設定資料集など、今回のクラウドファンディングでしか手に入れることが出来ないグッズがプレゼントされるとのこと。
この記事で興味を持った方、碧志摩メグを応援したい!という方は、下記リンク先をぜひチェックしてみて下さい。
<関連サイト>
