CANAAN(カナン) 第1話 『洪色魔都』より感想です。
“魔都”上海で再び運命が交差する・・・
個人的期待のアニメ、『CANAAN』。チュンソフトが手掛けたサウンドノベル『
428 ?封鎖された渋谷で?』に収録された「TYPE-MOON」のボーナスシナリオをアニメ化という事で、発表当時はかなり驚かされたものです。だって『街』から続く実写系のサウンドノベルに「TYPE-MOON」が参加するってだけでビックリなのに、更にアニメ化なんて・・・OVAの類ならまだ納得もいきますけどホントにTVアニメになるなんて思いもしませんでした(^^;
原作は中途半端にプレイしているので(というか積んでしまった・・・)あらましは大体理解できるんですが、どう見ても『428』のネタバレに繋がってますねコレ。PS3とPSPに『428』の移植が決定しましたが、あえていうなら『428』をプレイする前にこれは見ちゃいけない(笑) クリア後のボーナスシナリオだから仕方ないんですが・・・。

舞台は上海。昼間の乾いた喧騒と、華やかな、そして時に熱狂が渦巻く夜の貌。煌びやかな華やかさと混沌とした猥雑さが混じり合う“魔都”ってイメージがしっかり再現されていて良いですね、この雰囲気。それにプラスされて垣間見える無法。人の死が取り沙汰されない“無常の地”。『ブラック・ラグーン』のそれを少し思い出してしまいました(^^; この手の世界観を楽しめる方には受け入れやすい内容になっていると思います。
ああ、それとチュンソフトの遊びも交じってましたね。風来のシレンのマムルのかぶり物とか、他にもいろいろ出てきそう(笑)

御法川実と大沢マリアは一目見てイメージバッチリ合ってました(笑) あの二人をアニメに出して、コンビを組ませたらこんな感じになるんだろうな?と。ウダツの上がらない雑誌記者、天然気のある駆け出しのカメラマン、平和に身を置く二人ですが、『428』でキーキャラクターだったマリアの過去はこれから明かされていく事になるのでしょう。

ただ、やっぱり原作知らないと理解できないな?という部分は目立ちますね。カナンとマリアの再会で二人は知り合いだったとか、あやとりが二人を繋ぐ絆なんだとか、確信できるものや知り得る情報が少な過ぎ。というかまだ探らせてくれないと言った方がいいのかな・・・。

カナンの『共感覚』は劇中のアクションの特色として昇華できそう。派手なガンアクションももちろんですが、多対一の銃撃シーンで主人公だけが銃弾にかすらない、この手の多くの作品に感じた優位的なジレンマを解消してくれる手段としても。「TYPE-MOON」特有の演出効果に期待してしまいます。

華やかな上海で見え隠れする武装集団『蛇』の暗躍、徐々に驚異を見せる謎のウィルス、カナンとマリア、アルファルドの関係。まだまだ見えないものが多すぎてストーリーについては何とも言えませんが、説明されて理解する類の物語ではない事は理解できます。冒頭でも少し触りましたが、『428』の核心からお話が繋がっている気がして、よくよく考えれば『CANAAN』のアニメ化ってかなり挑戦的なんですね(^^; 何はともあれ、これから展開されるストーリーに期待したいです。
それと最後になりましたが飛蘭さんの歌う主題歌「
mind as judgment」がキてました(笑) 耳が記憶してリピートする曲って久々に出会えたかな。『CANAAN』のイメージにも合っていて素敵です♪
次回 CANAAN(カナン) 第2話 『邪気乱遊戯』
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