うみねこのなく頃に 第10話『Episode II-V accept』より感想です。
魔女への屈服。
何だか難しく考えるより魔法幻想を信じてストーリーを楽しんだ方が良いような気がしてきました・・・
『うみねこのなく頃に』第10話。
主人公の立場である戦人が魔法が使われる現場に居合わせない以上、叙述トリックを疑う余地はあるんですけどね・・・嘉音と山羊との戦闘は実際の犯人ともみ合いになった比喩とも考えられれば、前回のゾンビ嘉音襲撃は、楼座が疑っているように、口裏を合わせて使用人たちが犯行をごまかしているとも考えられるわけで。まあトリック云々は別にして、ミステリーホラーとして見て楽しむのもアリですねこのエピソードは(^^;
というか、
本来事件を推理して解決に導くはずの戦人はついに犯人探しを放棄してしまいました。これ以上の犠牲者を出さないために、真里亞と協力して碑文の謎を解き明かそうとしてますけど、自分たちの中に犯人がいる事を信じたくないあまりに現実逃避してしまってるようにも見えます。
「全ては魔女の仕業だった」と納得した時点で戦人の負けなんじゃとも思いましたが、メタ世界の戦人が負けを宣言しない限りゲームは終わらないという事ですか。それにしても今回は真里亞がやけに可愛く見えますね?戦人が魔女を信じる立場に入ったことで、魔女モードは控えめになりそう。ほっぺにキスは反則です(笑) エピソード1ではあまり意味のなさなかった碑文の謎が、見立て殺人に使われる以外にどんな役割を持ってくるのかに注目したいですね。
銃持ちの楼座はエピソード1の夏妃からそっくり立場が入れ替わった形になってますが、真里亞に時折見せていたヒステリック色が濃くなっているというか、地の性格が出てきてるのは少し気になりますね。多分、今後の人間関係や人物像を探る上で重要になってくるんでしょうけれど・・・。そういえば楼座ともどもエピソード1では早々に退場してしまった郷田さんの活躍が目覚ましかった件。魔女の恐怖に怯えたり、必死で抵抗してみせる姿はホラー映画のバイプレイヤーを思わせますが、今回のMVPは彼で決まりでしょう(笑) 最後に退場してしまったのはもったいないですが、ある意味役割を全うしていたなあと。
魔法幻想に足を踏み入れていないメンバーは、今のところ戦人、楼座、真里亞の三人。しかし真里亞は元より、今回戦人が魔女側に堕ちてしまったことで、現実に踏みとどまっているのは楼座一人・・・。何とも微妙な配役ですが、戦人が碑文の謎解きを始めたことは事件の解決に繋がるのか、前回のエピソードに倣ってこのまま全て魔女の幻想の世界に取り込まれるのか・・・とりあえずはベアトに襲撃を受けて大ピンチな譲治と紗音の安否が気になるところ。魔女への敗北感を抱きつつ次回に続きます。
次回 うみねこのなく頃に 第11話『Episode II-VI back rank mate』
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