うみねこのなく頃に 第11話『Episode II-VI back rank mate』より感想です。
魔女への敗北=チェックメイト。
何だかいろいろ詰め込んだなあという感想が一番に浮かびます・・・
『うみねこのなく頃に』第11話。というか今回でエピソードIIは終わりだったんですね。26話1クールでエピソードI?IVまで、もう1クールで残り4エピソードを消化して完結させるみたいだから・・・1エピソードは大体6話程度の構成。原作の膨大な文章量をまとめるために駆け足になるのは仕方ないとして、今回のラストはもうダイジェストを見ているような感覚に陥りました(笑)
譲治を守るために紗音はバリアを展開してましたけど、もうこのくらいじゃ驚けない不思議。それよりもベアトリーチェ様のべらんめぇな口調とか、下品な言葉遣いとか、ノリノリな悪役ぷりの方が気になる(笑)エピソード冒頭で紗音と仲良くお茶してたのが嘘みたいな外道っぷりは本性を表したって事でいいんでしょうか。
譲治と紗音は第四の晩と第五の晩の碑文に見立てられ、抵抗むなしく退場。ちょっと気になったのは殺されてから行方不明だった南条先生と熊沢さんが、膝と足にナイフを突きたてられ、第七の晩と第八の晩を再現する形で発見されたところ。エピソードIでは顔を潰されてからそれぞれナイフが刺さっていて、同エピソードの第一の晩と被る形で殺されていたので深く考えなかったのですが、よく考えたら第七の晩と八の晩による殺害方法は直接的には死因にならないんですよね・・・。今回は特にとってつけたような感じがするのはあの魔法バトルで殺害された経緯もあるんでしょけど、魔女による仕業と思わせる数々の演出も含めて、見立て殺人の犯人の意図も事件の大きな謎の一つかな?と。
とは言っても今回は完全に魔女ベアトリーチェが実行犯として動いているわけで・・・叙述トリックとかフィルターのかかった演出とか言ってられないような部分もあるのですが(汗
第九の晩を迎えた戦人はいつの間にかベアトリーチェに屈服し、
『家具』になり、金蔵と一緒に晩餐として山羊たちのパーティの前に差し出されるのでした・・・。原作だと
「ワインとなり肉となりパンとなる」でしたっけ? 戦人が裸で登場した時はなんですかこれはって思いましたけど、しっかりアニメでも再現されるとは思いませんでした(笑)もっとトンデモナイのが後に待ち受けてるんですけどね。
山羊頭の異形から真里亞を庇いながら逃げる楼座はまさに無双。
『見せてやるよ・・・黄金の夢ってやつを!』とか叫びながらインゴットの入ったカバンで山羊の群れをなぎ倒してます(笑) 楼座と真里亞の親子愛を感じるはずのシーンなのに・・・何かもう展開が早過ぎて(^^;
楼座の回想がカットされていきなり
“美食の宴”のシーンまで飛んだのは少しもったいない。会話内容を聞けば十分補完できるものではありますけど、なぜ楼座が真里亞に虐待を強いるのか、その理由にも繋がっているシーンだっただけに・・・。
楼座に振舞われる美食とは、蔵臼、絵羽、留弗夫たち兄弟の体を材料にした料理の数々。首だけの真里亞とか、まあよく再現できたものです。規制がかかっても全然おかしくないシーンだと思ってましたし・・・。楼座への仕打ちに耐えかねたのか、『家具』になったはずの戦人はいきなり復活。
『楼座おばさんが粘ってくれたおかげで再び戦う気力を取り戻せたぜ!』なんて言ってるシーンはさすがに笑ってしまいましたw 全然ダメだって戦人が一番ダメダメな気がするんだけど・・・もうギャグ展開としか言い様がないですね?最後のラストスパートは(笑)
お茶会が終わった後は、新たな魔女
“ラムダデルタ”が参戦表明。ラムダデルタ=ギリシャ文字でΛΔ=3と4・・・これの意味するところは
『ひぐらしのなく頃に』の鷹野三四という事で、容姿は幼少時の鷹野さんと瓜二つ。梨花にそっくりなベルンカステルと対立する関係にあるって部分も何だか意味深です。
超展開に次ぐ超展開でごっそり精神力を削ぎとられたような気がしますが、とりあえずはこれで仕切り直し。今回のエピソードはベアトリーチェの一人勝ちだったような印象ですが、戦人は今度こそ主人公らしい立ち振舞いを見せてくれるんでしょうか。ラムダデルタも含め、新キャラクターの活躍に期待を持って次回へと臨みたいと思います・・・。
次回 うみねこのなく頃に 第12話『Episode III-I castling』
<関連サイト>
■
TVアニメ「うみねこのなく頃に」公式サイトランキング参加中です。

1クリックの応援をお願い致します。

私を登録して頂けますか? by BlogPeople