うみねこのなく頃に 第13話『Episode III-II gambit』より感想です。
突きつけられる真実。
楼座の回想から語られる
「ベアトリーチェの死」の真相。
20年前、楼座は母親に酷く叱られた事から屋敷を飛び出し、“魔女”の言い伝えを信じて入り込んだ森奥深くの館でベアトリーチェと出会う。そこにいたベアトリーチェは現在とは違いまるで子供のように純粋な性格で、楼座は外の世界について語り合った後、「館から連れ出してほしい」というベアトリーチェの願いを受け入れる・・・。
本当に同一人物とは思えない変わり様(^^; 純心無垢なベアトっていうのもなかなか新鮮です(笑)
メタ世界のベアトリーチェ本人が言うには、その頃の自分は金蔵によって人間という肉体の檻に囚われてしまっていたそうな。そしてロノウェが戦人の問い掛けに赤字で答えた、
「六軒島の森の中に九羽鳥庵という隠し屋敷が実在する」ということと、
「1967年に六軒島の隠し屋敷に人間ベアトリーチェが存在した」という事実。今から19年前に実在したベアトリーチェがこの事件に絡んでいるんだとしたら・・・?
そんな想像が頭をよぎるのも束の間、人間ベアトリーチェは楼座に連れ立って崖を歩いていた先で転落し、あっけなく死亡。ベアトリーチェ自身が赤字で宣告する死亡発言。つまり19年前に人間ベアトは存在していたが、既に亡くなっているということ・・・。さらに追随して
「この島に19人以上は存在しない」という赤字発言。これで戦人が知る18人の中にしか犯人はいない、あるいは魔女の存在を信じる以外に戦人の手は無くなってしまいました。
少し疑問に思うのは、前回赤字による19人目の存在否定をベアトが拒否した理由。額面通りに受け取れば、ロノウェの言うように泳がせておいて後から真実を突きつけるというあざとい方法を取ったという様にも思えますが、何らかの理由があって戦人の復唱を拒否したのだとしたら・・・。 それとこれまでのエピソードからは全く感じられなかった今回の楼座とベアトの関係は一体・・・。何だかとって付けたような過去話に思えました。
再び「エピソードIII」の舞台に戻り、ベアトリーチェによる惨劇の幕開け。“第一の晩”の執行・・・。最初の生贄に選ばれた金蔵はベアトによって全身を焼かれて死亡。続いて源次、紗音、嘉音が指名され、魔女に歯向かう嘉音は、
「煉獄の七杭を打ち破る」ことで、生贄を逃れることの出来る5人を選ばせてやるというベアトの条件を飲み、魔女の家具“七杭”の長女、ルシファーとの対決に。もうこの描写にも慣れてしまったなあと思ったらルシファーの胸を嘉音の剣がはだけさせるというサービスカット(笑) この流れで視聴者サービスってどうなんだろう(^^;
ルシファーには勝利したものの、「煉獄の七杭を打ち破ったら」という条件が示すように他の姉妹が次々に現れ、杭に姿を変えて嘉音に襲い掛かる。紗音はバリアを張って嘉音を庇い、自分は譲治への想いを遂げ、姉として弟を守ることが出来たのだから悔いはないと告げる・・・。その様子を見たベアトリーチェはまたべらんめえ口調になって
『いらいらするぜぇ!!』発言(笑)最近は地が出過ぎじゃないですかベアト様・・・。
源次が割って入り、紗音と嘉音の胸に手を当て休むように告げると、二人は静かに息を引き取る。そしてその源次もまたロノウェが指を鳴らすと同時に糸が切れた人形のように崩れ落ち・・・。これで金蔵、源次、紗音、嘉音の4人が死亡。ベアトにとっては自分が手を下すまでもなく死んだものだから面白くないわけですが。それにしてもロノウェと源次ってどういう関係なんでしょうね。呂ノ上って源次の名字から何かしら関係がありそうですが・・・ロノウェと同一人物であることを暗喩しているにしては分かりやすすぎる気もするし、何より現実に干渉する機会がまだ少ないようだし・・・う?ん。
残る2人の生贄のうち、郷田は七杭に刺されてあっさりとお亡くなりに。「エピソードII」では結構活躍してたのにね(泣 第1の晩の最後の犠牲者に選ばれた熊沢のお婆さん。ここからが超展開でした。七杭が襲い掛かるもバリアを張って難なく回避。
ベアトリーチェのお師匠様、“先代ベアトリーチェ”としての姿を現す熊沢・・・。もうなんていうかビックリです(^^; 熊沢チヨという名前からも何か意識してしまうんですがこれもリンクしているのかミスリードなのか・・・相変わらず展開に引っ張られていく印象ですが、まだまだこの超展開は楽しめそうな予感がします(笑)
次回 うみねこのなく頃に 第13話『Episode III-III positional play』
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