
「マクロス」や「アクエリオン」シリーズなどのロボットアニメ作品を手掛けてきたビジョンクリエイター・河森正治監督。かねてより『THE NEXT』として告知されてきた河森監督の最新作が、遂に発表となりました。タイトルは『重神機パンドーラ』で、2018年春にTVアニメシリーズとして放送をスタートします。
物語の舞台は、2031年に中国大陸の都市「ネオ翔龍(シャンロン)」で起こった、次世代エネルギー装置「量子リアクター」の暴走事故から数年が経った世界。「翔龍クライシス」と呼ばれるこの事変は世界環境に激変を齎し、動物・機械・植物が融合した超特異生物「B.R.A.I(ブライ)」が出現。人類は滅亡の危機に陥ってしまいます。
事故を引き起こした元科学者の主人公「レオン・ラウ」はネオ翔龍を追われ、契約を交わして家族となった「クロエ・ラウ」と都市の郊外で助け合いながら生活する日々を送っていたのですが…。迫りくるB.R.A.Iの脅威からクロエを守るため、レオンは対B.R.A.I用の可変ビークル「MOEV(モーヴ)」に乗り込むことに。
本作では重量感のあるメカによる地上戦をメインにした激しいアクションを描きつつ、B.R.A.Iという巨大な「怪獣」との燃える戦闘というヒーロー物テイストを融合しているのだそう。迫力のロボットバトルが期待できそうです。またストーリーにおいては、人類が生態系の頂点ではなくなった苦難の時代を「契約家族」として生きていくことを選択した兄妹を中心に、個性豊かなキャラクター達を交え、人として生きるとは何かを問いかけていく、重厚なヒューマンドラマが展開するとのこと。
『重神機パンドーラ』では総監督を河森正治氏が務め、監督には「アクエリオンロゴス」の佐藤英一氏が就任。シリーズ構成を「マクロスΔ」の根元歳三氏、キャラクター原案は「マクロスF」などでお馴染みの江端里沙氏が手掛け、重神機デザインを河森監督が兼任。アニメーション制作は「マクロスF」や「アクエリオン」シリーズなどを手掛けてきたサテライトが担当します。メインキャストには、主人公のレオン・ラウ役に前野智昭さん、レオンの義理の妹のクロエ・ラウ役に東山奈央さんが決定しました。
放送情報
- ◆TVアニメ『重神機パンドーラ』
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ストーリー
- イントロダクション <レオン・クロエ編>
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2031年、「翔龍クライシス」が起きたその日、レオン・ラウはまさにその中心にいた。
枯渇する環境資源の代替として研究、開発された次世代エネルギー装置「量子リアクター」が暴走し
未知なるエネルギーを撒き散らし爆発したのだ。
それにより世界の環境は激変した。
人類以外の生物や機械は独自の進化を遂げ、誕生した特異進化生物「B.R.A.I」。
その勢力に人類は絶滅寸前まで追い詰められていた。
「翔龍クライシス」から7年後、レオンは絶対防衛都市ネオ翔龍のはずれにある荒野にいた。
「家族契約」を交わしたクロエ・ラウと共同生活をしながら、
「B.R.A.I」に対抗するべく独自の研究を行っていた。
もっさりなレオンに世話焼きなクロエ。
ときに過去を忘れるかのような日々に、しかし、脅威は着実に迫っていた。
スタッフ&キャスト情報
- 【スタッフ】
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- 原作:河森正治、サテライト
- 総監督・重神機デザイン:河森正治
- 監督:佐藤英一
- シリーズ構成:根元歳三
- キャラクター原案:江端里沙
- アニメーション制作:サテライト
- 【キャスト】
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- レオン・ラウ(CV:前野智昭)
- クロエ・ラウ(CV:東山奈央)
ムービー
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