8月23日より配信中のスマートフォン向けゲーム『アークザラッド R』を触ったので、簡単な感想などをぐだぐだ語ってます。
本作は、“光と音のRPG”のキャッチフレーズで知られる名作『アークザラッド』シリーズの完全新作タイトル です。シリーズは1995年にPS用ソフトとして第1作が発売されてから、「II」「III」までがPS、「機神復活」がWSC、「精霊の黄昏」「アークザラッドジェネレーション」がPS2向けにリリースされてきたのですが、2004年の「ジェネレーション」以後は続編も打ち止めになっていました。
私自身、「機神復活」を除くシリーズを一通り遊んできて(機神復活もどこかでプレイしたい!)、特に「II」はファンディスクの「モンスターゲーム」も含めて相当な時間を費やして遊んだ記憶があるので、『アークザラッド』シリーズ復活と聞いてこれはやってみなければ!と思っていました。しかも「II」のラストから10年後を描いた直接的な続編ということで、期待も高まるってものです。
前置きはこれくらいにして、本作の感想をば。といってもまだまだ序盤なのですが…。
「アークザラッドII」の“大崩壊”から10年後を舞台にしたストーリー
ストーリーは「II」の大崩壊(となってますけど“大災害”だったような…大崩壊は七勇者の時代じゃ?)から10年が経った世界で、ミルマーナの自警団に所属する少年「ハルト」が任務の最中、「ミズハ」という謎の少女と出会うところから始まります。王道のボーイ・ミーツ・ガールから新しい主人公&ヒロインの目線で復興する世界を追っていくわけですね。旧作のファンには嬉しい展開や演出があって楽しめますし、初めて『アークザラッド』に触れる人もとっつきやすいと思います。
ただ、正体の分からない謎の少女をいきなり特使として扱ったり するのはどうなんだろう。ハルトは組織に属する人間だから別としても、ミズハは身元不明だし、国の大事を背負って動く特使が「短絡的で思慮が浅い」(ミズハの公式紹介原文ママ)っていうのは問題があるんじゃ…。ここは旧作の登場人物が引っ張っていく展開の方が良かったかな、と思ったり。
序盤からサニアやトッシュ、イーガといった懐かしいキャラと出会えた のは嬉しかったですね。「III」以降は「I」「II」の登場人物ってほとんど出てこなくてストーリーにも絡んでこなかったので…。しかも今回はゲスト出演じゃなくプレイアブルキャラとして使えます し(ガチャで引きさえすれば)。欲を言えば、メインストーリーはパートボイスでもいいので声優さんの声を入れてほしかったですね。
「II」を彷彿とさせるゲームシステム、馴染みやすいグラフィック
本作は全体が3Dグラフィックで描写されていて、登場人物はデフォルメされた4等身の3Dキャラとして表示されるんですが、個人的にはすんなり受け入れられました。バトルも「II」とほぼ同じトップビューのスクエア型マップ で、デフォルメキャラとの親和性は高いんですよね。
ただ、お世辞にもクオリティが高いとは言えませんし、シリーズ後期のリアル等身なキャラモデリングから逆行してしまったのは、賛否が分かれるところかもしれません。あと、『アークザラッド』シリーズは国末竜一氏による描き込まれたキャラクターのイラストも好きだったので、ミニキャラだけじゃなく従来のテイストも残してほしかったです。
バトルはオーソドックスなSLG。音楽面のクオリティは高い
バトル面は基本的には「II」とほぼ同じですが、キャラクター一人一人にオートスキルが設定されているのがポイント 。これによってアタッカー、壁役、回復役と編成を重要視する必要が出てきて、戦略性が高くなっています。ただ、使えるスキルが大幅に減ったのは残念。一人ふたつまで?なのかな。キャラが多いですし、仕方ない部分もあるんでしょうけれど…。今後新スキルの実装なんかで増えてくれれば良いのですが。
音楽面ではまったく文句無し。楽曲はこれまでも『アークザラッド』シリーズを手掛けてきた安藤正容氏によるもの なので、当然といえば当然なのですが、過去作のBGMのアレンジもあったりするのが嬉しいところ。サウンドトラックが欲しいですね~。
ガチャ課金は不要?無料で十分楽しめるゲーム設計
このゲームも昨今のソシャゲに違わず“ガチャゲー”ではあるんですが、今流行りの「とにかくガチャを回してキャラを引かせるゲーム」では無い な、という印象でした。というのも、ガチャでは同じ名前でレアリティが違うキャラクターが排出されるのですが、基本的にそれぞれ異なるキャラクターではなくて、同じキャラクターという扱いなんですね。
じゃあレアリティで何が違うのかというと、それは服装だったり強さの違いでしかなくて、しかも本作では成長させたり強化してあげれば、どのキャラも最高レアリティの強さまで引き上げることができる。もちろん相応の労力が必要になりますけど。ガチャで同じキャラがかぶってしまっても、強化用のアイテムがもらえるので無駄になりませんし。ガチャゲーとしてはユーザーに優しい方なんじゃないでしょうか。今はリリース記念キャンペーンもやってますので、無課金でも十分楽しめると思います。
ちなみに、本作では敵キャラもガチャで普通に排出されていて、メインストーリーにまだ出ていないキャラも引けてしまったりします。ストーリーの途中で仲間になったり、フラグ解禁でガチャ排出される、というのではなく。キミ敵だったの!?って何度か驚かされました(笑)。
原点回帰した『アークザラッド』の復活タイトル
全体を通した感想は、良くも悪くも“原点回帰”した作品 ということでしょうか。真新しさや突出したところは無いかもしれませんが、シリーズの中でも特に評価が高い「II」を下地に持ってきた、『アークザラッド』シリーズの復帰作であるという点はそれだけで評価したいです。ソーシャルゲームと聞くと手が出しづらい方もいると思うのですが、無料で気軽に遊べるのはやっぱりこのプラットフォームの強みなんですよね。今作はガチャをそれほど意識しなくても楽しめますし、気になっている方はプレイしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、シリーズのファンとしてはやっぱりコンシューマー機で腰を据えてじっくり遊びたい気持ちもあるんですけどね…。それには『アークザラッド R』が成功しないとならないでしょうし…(本文中で課金なしでも遊べるなんて書いちゃってますけど)。まあ、サービスも始まったばかりなので、まずはこちらを気長にプレイしていきたいと思います。
※『アークザラッド II』のエンディングを含む動画となりますので視聴にはご注意ください。
タイトル
対応OS
iOS, Android
推奨環境:iOS 9.0以上、iPhone6s以降/Android5.0以上
※すべての端末の動作を保証するものではありません
配信日
料金
ジャンル
メーカー
(C)Sony Interactive Entertainment Inc.©ForwardWorks Corporation. Developed by AltPlus Inc.
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「DOOM」や「Quake」といったタイトルに並んで“FPS”(ファースト・パーソン・シューター)の祖と名高い「Wolfenstein 3D」。
その続編(リブートという方が正しいかも)として2001年にPC向けに発売された『RtCW』こと『Return to Castle Wolfenstein(リターン トゥ キャッスル ウルフェンシュタイン』は、シングルキャンペーン・マルチプレイ共に評価が高く、海外では今なおMOD(Modification、PCゲームにおけるユーザー制作の改変データ)の制作が続けられるなど、根強い支持を誇る名作です。(後にコンシューマー版がXbox向けに発売)
SteamやGOG.comなどのPCゲームDL販売サイトでは、比較的お手頃な価格で入手できる上、よくセールも行われています。
古い作品ではありますが、第二次世界大戦時の色濃いミリタリーにオカルトをミックスした独特の世界観、当時としては珍しいステルス要素を導入したゲームデザインなど、今遊んでも楽しめる部分は多くあると思います。日本語に対応していないのがネックですが、ゲームをプレイするのに大きな支障はありません。
今回、PC版『RtCW』をより楽しむためのMODの導入方法を掲載しました。ゲームを高画質化&高音質化し、新たな武器やアイテムを追加したり、敵のAIとゲームバランスを改善する事ができます。今後『RtCW』をプレイする方はぜひご利用下さい。
『RtCW』ってどんなゲーム?
『RtCW』は、第二次世界大戦(WWII)を時代背景としたFPSゲーム。敵軍・ナチスドイツの要塞と化した古城「ウルフェンシュタイン城」に潜入した連合国軍工作員ウィリアム・ジョセフ“B.J.”ブラコウィックが、ナチスの恐るべき計画を阻止する為に戦う…というストーリーが展開します。
WWIIを舞台とするミリタリー系STGは数多くありますが、本作ではナチス兵に加えて、墓から蘇ったゾンビや、ナチスの科学技術が生み出したサイボーグ&怪物など、クリーチャーが敵として登場するという点が他と大きく異なります。
WWII当時を反映したシチュエーションと、狂的なナチスの思想にミックスされたオカルト要素が本作独自の世界観を生み出しており、このミリタリーホラーな雰囲気も本作の魅力の一つとなっています。
ゲーム内容としては、オールドスクールなFPSながら、ステルス要素を取り込んだプレイスタイルが特徴的で、敵に気付かれないよう背後から忍び寄り、ナイフでサイレントキルしながらステージを攻略していく、というのが主な戦術となります。
ただ、敵の死体を隠したり人質に取って盾代わりにしたりといった、昨今のステルス系アクションに見られるシステムは存在せず、特別に難しい操作も必要としません。あくまでも主体はクラシックなFPSとなっています。
「Quake3」と同じエンジンで制作されているため、オールドスクールのFPSならではのテクニックである「ストレイフジャンプ」がそのまま使えるのもポイントです。
また、ステルス性を重視しているといっても、ステージの進行上、敵との銃撃戦に発展する場面も少なくはなく、銃器の挙動をしっかり把握しておく必要があります。
基本的に、撃つ時はしっかり止まらないとまず弾が当たりません。ひたすら撃ちまくってずんずん進んでいく大味なプレイスタイルには適さないと言えましょう。
しゃがみ込んで、弾がバラけないように集弾を意識して撃つ事が必要になってきます。遠くの敵ならタップ撃ちを駆使し、ヘッドショットも狙えるようになると攻略が大分楽になるでしょう。
後半のクリーチャーはかなり硬いので、強力な武器をここぞという場面で使えないと詰んでしまう可能性もあります。
『RtCW』を名作たらしめる理由のひとつがマルチプレイなのですが、現在サーバーがほぼ機能していない状態なので、遊ぶのはまずムリ。利用可能なMAPは多いですし、他のプレイヤーを擬似的に模倣するボットツールもあるそうですので、機会があれば導入したいのですが…。
ちなみに、『RtCW』は有志による日本語化が進められており、テキストもほぼ完成していたのですが、パッチ制作の途上で続報が途絶えたままになっている模様。ゲーム中はセリフの字幕も無いので、英語の聞き取りが得意な方でないとストーリーの完全理解は難しいかもしれません。(ゲーム自体は英語が理解できなくても問題なくプレイできます。)
⇒日本語訳:【1】 /【2】
(※古い作品のせいか、日本語訳が掲載されていたサイトが消えてしまっているものも多いです…;;)
MODの導入
※MODの導入はくれぐれも個人責任でお願いします。
※ファイルを入れ替えたりパッチを当てる際には、元データをバックアップした上で行って下さい。
※下記のいずれかを導入した事で発生した如何なる不具合も筆者は責任を負いかねます。
◆v1.42d非公式パッチ
《概要》
このパッチによってWindows 7に起因するクラッシュを修正する。
ワイドスクリーンのサポートを追加。
「nVidia Surround」と「ATI Eyefinity」のサポート、メニュー内のカスタムビデオモード、その他のいくつかの修正と調整を行う。
RtCW SPマップ「ダム」からRtCW SPマップ「パーダーボルン」(別名Village2)へのマップレベルでのクラッシュを修正。
様々なオブジェクトに新しい「scralign」属性を追加して編集し、ワイドスクリーンビデオモードでのスケーリング方法を変更。「System.menu」と「ingame_system.menu」も編集され、新しいビデオモード、異方性フィルタリングサポート、およびハードウェアガンマサポートが追加。
メニューファイルを変更する改造やマップパックは、これらの変更を複製するために編集する必要があります。そうしないと、このパッチで正常に動作しません。
《導入方法》
◆RTCW Venom Mod
《概要》
敵のグラフィック、ゲームプレイ、AIを改善。
新しい武器の高解像度でのリワーク等。
SPおよびMPモードの視覚効果を改善。
《導入方法》
「http://www.moddb.com/mods/rtcw-venom-mod 」で最新バージョンのVENOM_MOD(Ver 5.0)をダウンロードする。
解凍した「Venom Mod v.5.0」フォルダ内の「Main」フォルダにある「mp_pak6-7-8」及び「sp_pak5-6-7」を、「Return to Castle Wolfenstein」インストールフォルダ内の「Main」フォルダに置く。
「Venom Mod v.5.0」フォルダ内の「Main」フォルダにある「Choice your autoexec!」フォルダより、「Extreme quality (saturated lights and colors, detail textures ON)」か「Max quality (default lights and colors, detail textures OFF)」のどちらかを選び、いずれかの「autoexec.cfg」ファイルを「Return to Castle Wolfenstein」インストールフォルダ内の「Main」フォルダにある「autoexec.cfg」へ上書きする。
Venom Mod v5.0を新しいエンジンioRTCW 1.5a で試してみたい場合は、「Venom Mod v.5.0」フォルダ内の「Main」フォルダにある「sp_pak7 for ioRTCW」フォルダより、「sp_pak7」ファイルをコピーし、「Return to Castle Wolfenstein」インストールフォルダ内の「Main」フォルダにあるsp_pak7へ上書きする。
※「Extreme quality (saturated lights and colors, detail textures ON)」は飽和光と色、ディテールのテクスチャをオンにする。
※「Max quality (default lights and colors, detail textures OFF)」はデフォルトのライトとカラー、ディテールテクスチャをオフにする。
※ゲームのフレームレートが低い場合(Windows 7-8-10ユーザーの場合)、ゲームの実行ファイル「Wolf SP.exe」の名前を「WolfSP.exe」に変更することをお勧めします。
◆TDA Addons
《概要》
『RtCW』の大型MOD「THE DARK ARMY」の制作者によるアドオンの数々。
「Battlefield 1942」由来の医療キットや弾薬ボックス、リメイドされた武器、クロスヘアなどを追加する。
《導入方法》
「http://www.moddb.com/company/85/addons 」にアクセス。いずれかのアドオンをダウンロードする。(Additional weaponsとRemade Weapons — Beta [MP40]はマルチプレイ非対応)
書庫を解凍してできたフォルダの中から、それぞれのpk3ファイルを「Return to Castle Wolfenstein」インストールフォルダ内の「Main」フォルダに置く。
◆Qeffects GL
《概要》
QeffectsGL:OpenGLベースのゲーム用グラフィックMOD。
OpenGLベースのゲームにいくつかのグラフィカルな機能を追加したOpenGL疑似ドライバ。
《導入方法》
◆Return to Real Wolfenstein
《概要》
RealRTCWは、古典的なWolfensteinに現実感をもたらす。AIを改善し、新しい武器が追加され、バランスの取れたゲームプレイを期待できる。
新しいエンジン「iortcw」に基づいて制作。新しい武器、オーバーホールされたサウンドを提供する。
ワイドスクリーンのサポートを提供するioRTCWエンジンをベースに、より良いサウンドとx64サポート。
新武器としてP38、TT33、MP34、PPSH、モシンナガント、M1ガーランド、BAR、MP44、MG42、G43、M97ショットガンを追加。
世界モデルを含むバニラ兵器の新しいモデル。
バランスのとれた武器の特性。
リバランスされたAI。
オーバーホールされたサウンド。
新しいHUDとUI。
《導入方法》
※ワイドスクリーンがうまく動作しない(menu、loadscreens、fov)問題がある場合は、半角/全角キーを押してコンソールを開き、 "/ cg_fixedaspect 2"と入力してください。次に、 "/ vid_restart"と入力します。それで解決するはずです。
◆RealRTCW 2.1 HD Textures Pack
《概要》
RealRTCW 2.1に対応したHDテクスチャのアップデートパック。
《導入方法》
▼参考サイト
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先日、
SteamとGOG.comで無料配布された PCゲーム『Saints Row 2(セインツ・ロウ 2)』について、「
GOG版のフレームレートが30fps以上にならない 」という問題を解決できたので、その方法と経緯を簡単に記事に起こしました。
『Saints Row』シリーズは、アメリカのゲーム開発会社「Deep Silver Volition」が手掛けるオープンワールド型のクライムアクションゲーム。現在ナンバリング4作と外伝1作が発売中です。初期はこの系統の作品として有名な「Grand Theft Auto(GTA)」シリーズのクローンというイメージが強かったのですが、「GTA」がシリーズを追う毎にリアリティな面を強調していったのに対して、『Saints Row』はシリアスな作風からパロディに富んだ所謂バカゲーへと路線が変更され、「GTA」との差別化が図られています。
シリーズの第2作として2008年に発売された『Saints Row 2』は、バカゲーにシフトする以前のダーティなスタイルで、クライムアクションという言葉がよく似合う作品内容となっており、自由度と過激さはシリーズ随一との評価も高い名作です。
【ご注意】
以下に紹介している方法はほとんどが非公式であり、個人のPC環境の違いなどによって更なる不具合が生じたり、ゲームが起動できなくなる恐れがあります。パッチを当てたりゲームデータを変更する場合は、必ずバックアップを取り、自己責任のもとで行って下さい。このページにあるいずれかのフィックスを実施した際に、いかなる問題が発生しても、当方は責任は負いかねます。
なお、パッチの導入や適用方法など、個別での対応は出来かねますので、予めご了承下さい。
そもそもSteamとかGOGって何?
まず、SteamとGOG.comについて簡単に説明を(そんなの知ってるよ!という方は飛ばして下さい…)。
どちらも海外産のゲーム(所謂洋ゲー)を数多く取り扱う、PC向けのダウンロード販売専門プラットフォームで、日本では考えられないくらいのお値打ち価格でゲームを購入できるのが魅力。しかも頻繁にセールを行っており、時には1,000円に満たない値段で人気タイトルを買えたりします。
Steamは大手だけあって人が集まるため、ユーザー同士のコミュニケーションもとっても盛んです。システム的に洗練されていて、ソーシャル機能にも優れています。MOD(ユーザーが作成した改造データや拡張パック)を共有して簡単に導入できる「Steam Workshop」や、フレンドへゲームを贈れる「Steam Gift」などのユニークなシステムも特徴ですね。また、UIがほぼ完全に日本語に対応していてサポートを参照しやすく、日本人のユーザーも多いため間口が広いのも利点と言えるでしょう。
対して、GOG.comはDRMフリー(著作権を管理・保護するためのプロテクトがかかっていない状態)でゲームを購入できるのが最大の長所。DRMフリーのゲームは起動時に認証チェックがかからないのはもちろん、自由にバックアップを取ったり、他のPCにインストールする事もできます。GOGは“Good Old Games”の略で、もともとクラシックなゲームやユーザー評価の高いタイトルを専門に扱っていたのですが、今は比較的新しいゲームタイトルもラインアップに多く加わっています。ゲームクライアントとしての機能はさすがにSteamには及びませんが、面倒な手順を踏まずとも利用できる事と、壁紙やサウンドトラックといったGOG独自の特典がバンドルされているのが多い事、そして何よりDRMフリーでゲームをプレイできる事が魅力です。
私はSteamを主に利用しているのですが、今回無料配布された『Saints Row 2』についてはGOG.comでの購入を選びました。理由は前述のDRMフリーである事と、Steam版では非対応な日本語に標準対応しているという点。ただ後から調べて知ったのですが、Steam版は商品説明に日本語非対応と表記されているものの、実際のゲーム内では日本語に対応しているという情報も。当方未確認なので、はっきりした事は言えませんが…。
で、結局何が問題?
前置きが長くなりましたが今回の『Saints Row 2』。ネットで散見されるような不具合に悩まされることもなく普通に遊べていたのですが、どのプレイシーンでもフレームレート(単位時間あたりに処理させるフレーム数。この数値が高いほどより滑らかな描画が可能になる。)が30fps以上になりません。調べた限り、Steam版の『Saints Row 2』は60fpsで正常動作しているのに…。
必要スペックは満たしているのになんでかなぁと思ってもう少し調べてみたら、どうやらGOG.com側でfpsが30以上にならないよう制限しているのだそう。ゲームを安定して動作させるための措置とのことで、確かにPC版『Saints Row 2』はバグが多いと聞くし、実際フレームレートを制限する事で動作の安定を図っているゲームも多いので、一概に悪いとは言えないのですが。海外のフォーラムを覗いてみると、このゲームが最大30fpsで実行されるように変更されている事はゲームの紹介ページで言及されておらず、人々はそれについて何も知らずに購入してしまうので、このままではGOGへの不信感を募らせてしまうのでは…といった発言も見受けられました。
30fpsであろうと、カクつきさえしなければ ゲームプレイに支障はありません。でも他のゲームで60fpsでプレイした後、30fpsで本作を遊んでいると、どうしても物足りなくなってしまうんですよね…。ある意味贅沢病なのかもしれませんけれど。
サポートチームの対応と問題解決の経緯
GOG.comはこの件について、「30fpsでフレームレートを制限した理由は、ゲームを安定して動作させるためです。制限が取り外された場合、様々な安定性の問題が生じます。ただし、本当に本当に本当に制限を解除したい場合は、サポートチームに連絡して下さい。そうすれば、サポートチームに指示を伝える事ができます。」(ほぼ意訳)と説明。
これを受けて、fpsの問題に直面したユーザー側がサポートチームへと問い合わせたところ、“Wikiに掲載された「NVIDIA Inspector」でフレームレートリミッターを解除する方法 ”を試すように指示され、実行したものの、劇的な改善は見込めなかったそう。そもそもこのフィックスはNvidiaのGPUにのみ有効で、AMDやIntelなどのGPU向けには修正方法が明記されていません。以降も彼らはサポートに修正を求めたのですが、サポートチームはNVIDIA Inspectorで制限を取り外す方法を伝えるだけだったとのこと。
そこで、この状況に業を煮やした有志の方々が、Nvidia、Intel、またはAMDで動作しているかどうかに関係なく、GOGバージョンから完全にフレームレート制限を解除する方法を見つけ出し、パッチを作成。ねんがんのフレームレート制限を解除できたぞ! …という流れです。
※参考元:https://www.gog.com/forum/saints_row_series/saints_row_2_locked_at_30_fps/post30
MODの導入&パッチの摘要
【以下必読】
※以下に示した方法は、問題を確実に解決できる事を保証するものではありません。
※パッチ&MODの使用はあくまで自己責任にもとに行って下さい。
※パッチファイルやMODを導入する事で、予想し得ない不具合が発生する可能性があります。
※場合によってはfps制限を解除すると、GOGが制限をまったく導入していないという理由で、
望ましくない結果(同期ずれなど)が発生する事があります。
※必ずファイルのバックアップを取ってから行って下さい。
※お使いのウィルス対策ソフトによっては、パッチファイルがウィルスと判断されてしまう場合があります。
ファイルが信用できない場合は、オンラインスキャナーによる診断結果 をご参照下さい。
◆とっても便利な総合MODの導入
フレームレートの制限解除を行う前に、『Saints Row 2』の総合MOD「Gentlemen of the Row」を導入する事をオススメします。
このMODは標準で日本語字幕に対応している上、PC版のバグフィックスを一気に解決する事ができます。さらにXbox360コントローラ向けにHUDを修正したり、新たな衣装や武器の追加、乗り物のカスタマイズなども一括で導入可能です。GOG版は最初から日本語を選択できますが、このMODを当てても特に不具合はありませんでした。
▼導入方法はリンク先をご参照下さい。
"Gentlemen of the Row"でSaints Row2を快適に遊ぼう - 6thGamer
◆高品質ラジオモード化
PC版『Saints Row 2』は最適化の影響で全てのラジオステーションが「22050hz MONO」に変換されてしまいました。
このMODを導入する事で、Xbox360バージョンの「32000-44100hz STEREO」へ差し替える事ができます。
【導入方法】
◆フレームレート制限を解除
◆その他
ゲーム内のオプションでもグラフィック設定が可能です。
どうしても画面がカクつく場合はV-SYNC(垂直同期)を切った方がいいかも。
スペックに応じてHDR設定とモーションブラーも調整する事をお勧めします。
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4月12日にTYPE-MOONから発売されたPC用ソフト『魔法使いの夜』のプレイ後の感想を掲載しました。雑感ではありますが、ネタバレに関するストーリーなどは伏せていますので、購入の際の参考になればと思います。続きよりご覧下さい。
本作は、同ブランドがリリースする伝奇ビジュアルノベルの最新作。「月姫」「空の境界」などを手掛ける奈須きのこ氏の伝奇作品の原点となった同名小説を元にビジュアルノベル化がなされ、キャラクターデザイン・原画を奈須氏の伝奇小説「DDD」でイラストを手掛けたこやまひろかず氏が担当しています。
『魔法使いの夜』プレイフィール
本編とおまけシナリオ全てをクリアして、総プレイ時間は丸1日使ったか使わないかくらい。一概には言えませんが、「Fate/stay night」の1ルート位になるのでしょうか。プレイ時間についてはまた後で語るとして、簡単なプレイフィールを。
まず本作は伝奇ビジュアルノベルとなっていますが、TYPE-MOON(以降「型月」)がリリースしてきた「月姫」「Fate/stay night」とは違いストーリーは一本道。ルートと選択肢がありません。また音声もありません(※一部を除く)。近頃のADVゲームにしては珍しい仕様ですが、個人的には昔ながらのサウンドノベルと同じような感覚で楽しめました。この人物にはこの声優が合いそう、とか、この場面でこんな選択肢が出たら、きっとBAD ENDになる方を選ぶんだろうなぁ…なんて想像してプレイされた方も多いのではないでしょうか。
シナリオは進めるごとに、“アーカイブ”=“本棚”へそれまで読み進めたエピソードが本として並んでいく仕組み。後でDVDのチャプターのように途中から読み出せませす。ある程度物語を進めていくと、本編と本編の間におまけシナリオが追加されるので、本編を進めている合間に楽しむのも良いでしょう。
ストーリーや登場人物に関してはここで語るのも野暮というものですので、ぜひゲームをプレイして欲しいです…と言うのもなんなので、以下は公式からの引用。
【ストーリー】
―――坂の上のお屋敷には、二人の魔女が住んでいる―――
1980年後半。華やかさと活力に満ちた時代の黄昏時。
都会に下りてきた少年は、現代に生きる二人の魔女とすれ違う。
少年はごく自然に暮らしてきて、
彼女は凛々しく胸を張って、
少女は眠るように隠れ住んで。
三者三様の星の巡り。
交わることなんてもってのほか。
何もかも違う三人の共同生活が始まるのは、あと、もうちょっと先の話―――
【キャラクター】
・蒼崎青子(あおざき あおこ)
現代に生きる魔法使い。ただし見習い。
中学校までは魔術世界とは関わりのない日常を送っていたが、
高校入学から魔術師として祖父の遺産を継ぐ事になった、もと、フツーの女子高生。
気丈で負けん気の強い性格が幸いして、なんとか魔術師としての生活をこなしている。
信じた事はとことんまでつっぱる姉御肌。
特別なようでいて、どこにでもいる女の子。
・久遠寺有珠(くおんじ ありす)
現代に隠れ住む魔女。最後の鳥。
生まれついた時から魔術世界に生きてきた、生粋の魔女。
とある事情から故郷イギリスを離れ、日本の地方都市に住み着いた。
現在、お嬢様学園と名高い礼園女学院に通っている。
無口で、他人と関わりたがらない為、独りきりでもなに不自由なく暮らしている。
信じた事はひたすら胸に秘める浪漫主義。
特別なようでいて、そうでもない少女像。
・静希草十郎(しずき そうじゅうろう)
現代に下りてきた田舎少年。ある意味タイムスリップ状態。
街の豊かさに感心しつつ、少しずつ順応していく平凡な男子高校生。
その前向きさは逞しいと言えなくもない。
言葉は少ないが人なつこい性格で、たいていの人間とは仲良くなれる長所を持つ。
信じた事は、とりあえず黙っておく堅実派。
特別でもないが、まあ、普通というワケでもない。
基本的に物語は誰かの一人称で語られるのではなく、この3人を中心とした群像劇として描かれていきます。今回キャラクターデザインと原画を手掛けたこやまひろかず氏の描き出す登場人物は、奈須きのこ氏のシナリオと親和性が高く何ら違和感無く溶け込んでいました。武内崇氏のキャラクターデザインも見たかった気はしますが…(笑)ストーリーに関してはいつも通りのきのこ節、でも「空の境界」より取っ付きやすく、「型月」作品を知らない方でも楽しめます。シリアスとコメディの比率は絶妙ですし、シナリオを盛り上げるバトルパートの熱い展開も健在。読み手を飽きさせません。もちろん「月姫」や「空の境界」などを知っていればニヤリとできるネタはたくさんありますので、ファンの方にはぜひプレイしてほしいですね。
演出部分については前作から大きな進化を遂げていたと思います。「Fate」から培われてきた動きを見せるシーン、いわゆる戦闘シーンは言わずもがな、普通の立ち絵がほとんど目立たないほど登場人物の立ち位置や動作が考えられていて、それぞれの人物の距離感やちょっとした仕草が感じられるのは新鮮でした。魔法陣をはじめとしたエフェクトも良かったのですが、それらに頼らない演出が素晴らしかったです。文字送りに飽きさせないだけでなく、物語にのめり込める臨場感が倍増しになっていたのではないかと。ただ、背景やエフェクトを動かす時はかなりマシンパワーを使っていた節もありましたので、ある程度のPCスペックは必要になるかと思われます。
サウンドは深澤秀行氏やKATE氏を中心としたクリエイター陣が作曲。どの楽曲も場面に合ってシナリオを盛り上げていました。エンディングテーマの「星が瞬くこんな夜に 」は、歌をsupercellのnagi氏、作詞・作曲・編曲を同じくsupercellのryo氏が担当。これは奈須きのこ氏直々の指名によるものだとか。
ここまでの総評として、『魔法使いの夜』は(個人的に)かなり満足してプレイできたと思います。ただ、初回版の設定資料集やシナリオをプレイして解るとおり、本作はこれ自体で終結した作品ではなく、伏線や謎が未解決のものも多いです。いわゆる“続編ありきで制作されている”という部分。ストーリーの良し悪しやシステム面のデザインはもちろん人それぞれですが、この事実が賛否両論を呼んでいる大きな理由ですね。それに付随するようにこれまでの作品に比べてプレイ時間が短い、それに見合った価格設定がなされていないなどの不満もネット上でのレビューで見受けられます。これまで発売の延期を繰り返していただけに、私個人としても、もっとボリュームが欲しかったというのは正直なところでしょうか。
ただ、ひとつの物語としては綺麗に完結していますし、前述の演出や練り込まれたシナリオを考えてもプレイしないのは“もったいない”の一言に尽きます。気になっている方ならまずプレイして損はないと思いますので、ぜひ多くの方に手に取って欲しいですね。7月7日(土)と8日に開催される『TYPE-MOON Fes. -10th ANNIVERSARY EVENT- 』での発表も期待したいところです。
魔法使いの夜
【対応ハード】PC
【発売日】2012年4月12日
【価格】8,400円(DVD-ROM 1枚)
【ジャンル】ビジュアルノベル
【プレイ人数】1人
【メーカー】TYPE-MOON
【対象年齢】一般
【対応OS】WindowsXP/Vista/7
【スタッフ】キャラクターデザイン・原画:こやまひろかず、シナリオ:奈須きのこ、EDテーマ:supercell
≪初回特典≫
・設定資料画集「魔法使いの基礎音律」
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PSP・PS3用ダウンロード販売サービス「ゲームアーカイブス」にて、シミュレーションゲーム『ガンパレード・マーチ 』の配信がスタートしました。価格は600円です。
『ガンパレード・マーチ』(正式タイトル:高機動幻想ガンパレード・マーチ)は、2000年にPS用ソフトとして発売されたシミュレーションゲーム。物語の舞台は、1999年の日本・熊本。第二次世界大戦中に、“黒い月”と共に突如として現れた“幻獣”によって追い詰められた日本自衛軍は、残された防衛手段を以て熊本を要塞化。本州防衛のための正規軍を整えるための時間稼ぎとして、それまで徴兵年齢に達していなかった14歳から17歳までの少年少女達を、“幻獣”と戦うための戦車高校へ強制召集する…その中の一人の少年の視点(初回プレイ時)から、本作のストーリーは描かれます。
大まかなあらすじは以上のとおりですが、本作の特徴はなんといってもその“自由度の高さ”にあります。“幻獣”との戦いに備えて自己鍛錬に専念するのも、真面目に授業を受けるのもプレイヤーの自由。学校をさぼってバイトしたり、戦争など放っておいて恋へ走るのももちろんアリ。さらに、登場するキャラクターたちは時間や状況、人間関係の中で常に自分の意志で考え、行動する独自のAIを持っており、現実世界のようなコミュニケーションを築くことも可能です。
そんな世界観や自由度の高いゲーム性で話題となった本作。未プレイの方にぜひ遊んでほしい作品です。また、この他のゲームアーカイブスや体験版、新作ダウンロードゲームなどの情報が、4Gamer.net で公開されていますので、興味がある方はチェックしてみて下さい。
ガンパレード・マーチ
【対応ハード】PSP/PS3(ゲームアーカイブス) 【発売日】2010年9月22日 【価格】600円(税込) 【ジャンル】シミュレーション 【プレイ人数】1人 【メーカー】SCE/開発:アルファ・システム 【CERO年齢区分】B:12歳以上対象 【備考】必要容量:290MB
高機動幻想ガンパレード・マーチ
【対応ハード】PS 【発売日】2000年9月28日 【価格】6,090円(税込) 【ジャンル】シミュレーション 【プレイ人数】1人 【メーカー】SCE/開発:アルファ・システム 【CERO年齢区分】B:12歳以上対象
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ゲームアーカイブス:ガンパレードマーチ ■
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2010年1月28日に発売予定のPS3、Xbox360用新作RPG『End of Eternity(エンド オブ エタニティ) 』の専門チャンネル『End of Eternityチャンネル 』が動画投稿サイトYouTubeにオープンしました。
『End of Eternityチャンネル』は、今まで公開されていた『End of Eternity』関連の動画をはじめ、開発者へのインタビュー、ゲームプレイ動画など、このチャンネルでしか見られないさまざまな動画を視聴できるとのこと。
なお、モバイルサイト「★ぷよぷよ!セガ」内の『End of Eternity』公式モバイルサイトと、動画閲覧に特化したモバイル動画チャンネルの2種類のモバイルサイトもオープンしています。公式モバイルサイトではオリジナル待受画面の配信が開始されている他、モバイル動画チャンネルではYouTubeチャンネルと同様の動画を視聴できるそうです。
続きからは公式ブログに掲載された6つの“雑誌に載っていないセールスポイント”を紹介しています。本作に興味のある方はぜひご覧下さい。
◆「エンド オブ エタニティ」雑誌に載っていないセールスポイント ■『SDテレビへの対応』
ゲーム中の文章については、SDテレビでも読めるほどのサイズに調整してある。もちろんデザイナーが丹精こめて作ったモデル(特にリーンベルの)や、モーションを堪能するには、HDのテレビがオススメだが、より多くの方に遊んで頂けるようSDにも対応している。
■『音へのこだわり』
田中公平さん作曲のオーケストラパートは全てコンサートホールで5.1chにて収録しており、ゲーム中のBGMも5.1chで再生される。是非対応のオーディオ機器で聴いて頂きたい。
桜庭統さんのバンドパートは、BGMの鳴らし方に仕掛けがしてある。バトル中にIS攻撃を途切れないように続けるとハイテンションなBGMが流れ、通常攻撃や通常移動などを行うとBGMのテンションがジワジワと下がる仕組みにしてある。
■『快適なロード時間』
PS3、Xbox360どちらもHDDへのインストールに対応しているが、インストールしなくても快適に遊べるように最適化してある。つまり、HDDが付属していないXbox360アーケードの方も快適にプレイが可能。
■『ディスク交換は不要』
ディスクの枚数が増えると「ディスク入れ替えが面倒」という点もあるが、ディスク交換の際に「いま1枚目が終わったから、もうゲームも中盤か」と中身を推測されてしまうことを、どうしても避けたいと思いがあった。
今回の「EoE」は、キャラクターの着替えなどがあるため、基本的にカットシーンではプリレンダ・ムービーを用いていないという事も有り、ディスク容量をゲームやリアルタイムレンダリングに大きく割くことが出来た。これにより、ディスク交換をしないでゲームをプレイすることが可能になっている。もちろん、容量に比例してゲームのボリュームが少ない訳ではないので安心してほしい。
■『リトライ機能を搭載』
このゲームのバトルは「チャンスはピンチ!ピンチはチャンス!」という状況が多く、その際に一手間違えるとゲームオーバーになるケースも多々存在する。そのためバトル中はポーズ画面とゲームオーバー画面からいつでもそのマップ内でのバトルを再挑戦することができる。
便利な機能ではあるが、ピンチを乗り越えたときの充実感や達成感は最高なので、あえてリトライを使わず、一度立ち止まってピンチの脱出方法をじっくりと考えるのも楽しくてオススメ。
■『中断セーブ機能を搭載』
バトルやワールドマップでは、いつでも再開できるよう中断セーブに対応している。
※
エンド オブ エタニティ 公式ブログ より
エンド オブ エタニティ(END OF ETERNITY)
【対応ハード】PS3/Xbox360 【発売日】2010年1月28日 【価格】7,980円(税込) 【ジャンル】RPG 【プレイ人数】1人 【メーカー】セガ 開発:トライエース 【CERO年齢区分】審査予定
≪予約特典≫ ・オリジナルサウンドトラック「Resonance of Sounds」
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動画共有サイトなどに動画がアップされてから、そのクオリティの高さで話題になったタイ産の美少女ゲーム『Re Angel 』。日本語版の公式サイトがオープンした事も記憶に新しいですが、今度は日本語の体験版が公式サイトより正式公開されました。
動画サイトでは日本語翻訳の字幕が付いたプレイ動画も投稿されていますが、今回は正式な日本語バージョンの体験版。ゲームの内容をより身近に感じることができます。
体験版では、ゲームのプロローグ部分にあたる1日目から4日目までをプレイ可能。ゲーム内容はオーソドックスなテキスト形式のビジュアルノベルですが、特筆すべきはキャラクターの動き。目パチ、口パクは当たり前、ちょっとした仕種もアニメーションで再現されています。日本語翻訳も特に違和感はなし。BGMも耳に残って良い感触です。ちなみにタイ産ということで、乗合バンや交通事情、キャラクターの言葉遣いなどの国柄や、異文化を感じられる部分も新鮮ですね。
開発元のStudio GUによれば、以前『Re Angel』の関連動画が動画投稿サイトにアップロードされたところ、日本から沢山の応援のメッセージや二次創作を頂き、日本の方にゲーム内容についてもっと知って頂きたいと思い、日本語体験版を制作するに至ったとのこと。日本での製品版のリリースなどは未定とのことですが、今回の体験版配信で可能性が見えてきたように思います。
『Re Angel』公式サイトでは体験版のほかにオープニングムービーなども配信していますので、興味のある方はぜひご覧になってみて下さい。
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話題のタイ産美少女ゲーム、『Re Angel』の日本語版公式サイトがオープン! <関連サイト>
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10月8日発売予定のWii用ソフト『ヴァルハラナイツ エルダールサーガ 』の公式サイトがリニューアルオープン。キャラクター、システム、フィールドの各コンテンツに情報が追加された他、スペシャルページではオープニングムービーとプレイムービ第1弾が公開、「Q&A」ではエルダールサーガの質問募集受付が開始されています。
本作は、広大なフィールドを舞台に、親子2代にわたる世代を超えた壮大なストーリーが展開されるアクションRPG。顔や髪型、100を超える装備品による10万通り以上のキャラクターカスタマイズや、豊富に用意されたクエスト、アイテム・装備品など、自由度の高さとやり込み要素が詰め込まれています。Wi- Fiコネクションを使用した、世界中のプレイヤーとの同時プレイも可能です。
ストライクウィッチーズの同人シューティングゲーム『SW 魔女達の長い午後 』(前タイトル「ストライクウィッチーズSTG!」)がついに完成!・・・という事で制作元の「モリハマの診断書 」様のサイトからダウンロードさせて頂き、早速プレイしてみました。
「ストライクウィッチーズSTG!」の時から完成度は高かったのですが、弾幕や演出面が更にパワーアップ。チームはアニメを知っている方なら思わずニヤリとする組み合わせの5チームに増加。もちろん全てのチームに個性付けがされています。全7ステージで遊び応えも十分です。難易度はサイトでも説明されている通り、弾消し主体で誰でも楽しめるレベルになっています。腕に覚えのある方はボーナストライなどいろいろ試されるといいかもしれません。
イラストを担当された5人の絵師さんによるウィッチたちも必見です(^^) そして何よりこの完成度で無料配布されるという事に驚き。頭が下がる思いです・・・。続きから各チームの簡単な説明とニコニコ動画に上がっている参考動画を紹介していますので、興味のある方はご覧になってみて下さい。
■『SW 魔女達の長い午後』(各チーム概要) ※付属の自機操作説明から一部引用
■共通基本操作
A(Z)ボタン:ショット
B(X)ボタン:特殊攻撃(各キャラ個別)
L(A)ボタン:スピードアップ(ボタンを押してる間)
R(S)ボタン:スピードダウン(ボタンを押してる間)
※
Y(V)ボタン:ボーナス得点関係(※稼がないで普通のプレイの場合はスルーでOK)
X(C)ボタン:ゲームストップ
★芳佳&リーネ&坂本少佐 自機は芳佳。もっさんが相変わらず攻守に秀でて使いやすいです。前面に置いて盾になってもらうも良し、ボスに隣接させて剣鬼と化してもらうも良し。リーネは敵弾をかすると大砲をぶっ放してくれますのでもちろん前面配置。バランスがよくて全体的に使いやすいチームですね。
どのチームにも言えますが、自機以外のキャラクターは移動するとついてくるタイプがほとんどで、特殊能力は敵や敵弾に接触すると発動するようになっていますので、自機より前に置いておいた方がいいです。Bボタンで発動する特殊能力は自機のものになります(一部例外)。芳佳は魔法シールドで敵の弾をかき消すタイプです。
★ゲルト&エーリカ&ミーナ カールスラント組。自機はゲルト。Bボタンでお姉ちゃんがブンブン鉄骨を振りまわします(笑)
鉄骨は敵弾を破壊&攻撃することも可能。レバー入力でグルグル回したり特定方向に固定したりと使い勝手はいいですが、途中で壊れるのが難点。エーリカの“シュツルム”は強力だけど進行速度が遅い&戻りも遅いので扱いは少し難しい。ボスとの戦闘では重宝します。ミーナ隊長(18歳)は魔法シールドを発動。後半弾幕が厳しくなるにつれて頼りになります。ちなみにこのチームは減速ができません。ゲームに慣れた人向けかも。
★シャーリー&ルッキーニ 誰もが納得のカップルチーム。自機はシャーリー。ルッキーニは散弾タイプの設置型で、Bボタンを押すと引き寄せられます。特殊能力の“合体”はシャーリーとルッキーニが接触すると発動。火力も倍増しになりますが防御手段が無くなるので注意。合体時にBボタンを押すとルッキーニが前にぶっ飛んで行って前方と後方にレーザーを発射します。オーソドックスなシューティングを楽しみたい方にオススメ。
★坂本少佐&ペリーヌ ペリーヌ感涙のカップルチーム。自機はもっさん。かすると出る斬撃は芳佳チームの時と違って前方に飛ぶようになってます・・・が敵弾は相殺できません。Bボタンの斬撃で敵弾消去が可能。ただし範囲は狭いです。ペリーヌのかすり能力“電撃”は範囲が広くて使いやすい。地味に敵弾が相殺できたりします。ペリ犬にうまく立ち回ってもらってもっさんの負担を軽くしてあげましょう(笑)
★エイラ&サーニャ&芳佳 エイラーニャよりサーニャ&芳佳・・・いやエイラ&芳佳こそ俺のジャスティス!なアナタにオススメのチーム。自機がエイラだから主導権は・・・ゴフッゴフッ!! サーニャはエイラと接触すると“合体”してロケットをぶっぱ。追尾機能付きでとても使いやすい・・・んだけど移動速度が極端に落ちるのが難点。そこでシールドを持つ芳佳に盾になってもらうのがこのチームの王道。ただしホーミングレーザーとか横からの攻撃には注意。
概要というかプレイ雑感みたいになってしまいましたが・・・とりあえず簡単にこれくらい。かなり大雑把なのでやっぱり後は実際に遊んでみて感覚を掴んで頂ければ。ゲームはとても丁寧に作られていて、アニメを見た方ならきっと楽しめます。
パンツ ズボン を次々獲得してパワーアップする姿は圧巻(笑) ゲームスタート画面の『ストライク劇場』やステージクリア時のイラストは必見です(^^)
『魔女達の長い午後(スト魔女STG)』ゲーム動画
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【同人ゲーム】『ストライクウィッチーズSTG!』最新体験版『ストライクウィッチーズSTG!プレリュードダッシュプラス』公開! 【同人ゲーム】ストライクウィッチーズのシューティングゲーム『ストライクウィッチーズSTG!』 <関連サイト>
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バンダイナムコゲームスから今冬発売予定のWii用廃墟探索RPG『
FRAGILE(フラジール)?さよなら月の廃墟? 』をご紹介。ゲームデザインとグラフィックを担当するのは、「7(セブン)?モールモースの騎兵隊?」や「ヴィーナス&ブレイブス ?魔女と女神と滅びの予言?」などを手掛けた制作チーム。
何より惹かれるのは、廃墟を探索するというテーマと、物寂しい雰囲気ながらも魅力を感じさせる世界観とその雰囲気。優しげなタッチで描かれたキャラクターも魅力的です^-^
『FRAGILE(フラジール)?さよなら月の廃墟?』は、廃墟になってしまった世界を舞台にした3人称視点のダンジョン探索型RPG。廃墟の中を探索しながら敵の悪霊達を倒しつつ、懐中電灯などのアイテムを使い、隠された宝を見つけていくことで物語が進展していきます。
おどろしいホラーチックなイメージよりも、“寂しい”雰囲気の漂う廃墟。主人公の少年“セト”は滅びゆく静寂の星を旅する“人間”。彼と、廃墟で佇む不思議な少女“レン”を中心に、物語は展開していくようです。
【登場人物】
静寂な世界を旅する少年、セト(CV:桑島法子)と、廃墟を散歩する不思議な少女、レン(CV:吉川未来)
セトに取り憑く思念体の少女サイ(CV:広橋 涼)と、記憶を失った少年、クロウ(CV:園崎未恵)
少女のような外見なのに老成した口調のチヨ。(CV:斎藤千和)鶏のかぶり物を身につけたアイテム屋。(CV:麻生智久)
携帯型AIのパーソナルフレーム(CV:庄司宇芽香)はセトが背負う形で、彼をサポートする大切な存在。
フラジールの戦闘シーンはシームレスで移行。Wiiヌンチャクでキャラクターを移動させながら、各種武器で敵を攻撃。攻撃は全てAボタンで実行可能です。
武器によってAボタンを押すタイミングや“タメ”の要素があり、特徴も様々。「棒系」、「ハンマー系」、「槍系」、「弓系」の4種類の武器を切り替えて、状況に合わせて敵と戦っていきます。
また、敵の中には通常では目に見えない“思念体”も存在。目に見えない敵は、懐中電灯で照らすことで発見が可能になるようです。その他にも、光に弱い敵は懐中電灯の光を当てると弱らせることができるとのこと。懐中電灯には音を拾う機能もあり、暗い場所を照らす廃墟探索と同時に、戦闘でも懐中電灯を上手に扱うことが重要になりそうですね。
アイテムのある場所には蛍が飛び、その存在を教えてくれることも。
廃墟の各所で見られる“落書き”。これはフラジールの世界観を表現すると同時に、ゲーム中でのヒントの役割も果たすとか。また、公式サイトの募集企画で選考された落書きも存在するそうです。
『FRAGILE(フラジール)?さよなら月の廃墟?』の主題歌「光」を歌うのは、『ゲド戦記』でヒロインのテルーを演じ、劇中の挿入歌『テルーの唄』でデビューされた女性シンガーの手嶌葵さん。
ゲームの内容を理解された上で書き下ろされた新曲となっているとのこと。PVでもその優しく、澄んだきれいな歌声を聴くことができます^^ この主題歌の情報も待ち遠しいです。
手嶌葵オフィシャルHPはこちら その他コラボレーション企画として、
コミック電撃マ王7月26日発売号 よりスミノヒルネさんが手掛けるもう一つの『FRAGILEFRAGILE?さよなら月の廃墟?』が連載を開始されています。ゲーム本編後を描いたというセトとレンの物語。ゲームに先駆けて触れておくのも良いかもしれません。
電撃文庫作家の壁井ユカコ氏と、紅玉いづき氏によるショートストーリーもゲームに収録。こちらはゲーム内のどこかにあるという“想いのこもったアイテム”を順番に入手していき、全てを揃えることで、閲覧が可能になるとのこと。『破かれた絵と枯れた鉢植え』、『七色クロシェット』・・・。人類が滅びる前の出来事を描かれたショートストーリーは、物語を補完すると同時に、読み手に何を訴えるものになるのでしょう。
最後に東京ゲームショウ2008で公開されたプロモーションムービーを紹介。
流れる手嶌葵さんの澄んだ歌声を背景に、物語の雰囲気を感じ取れる内容になっています。
セトが出会い、触れあう個性豊かな登場人物たちにも注目です。
一連のイメージはどこかあの“ICO”を連想させると思うのは私だけでしょうか。
あの古城を舞台に静かに語られた物語が、フラジールに同じものを感じさせます。あの雰囲気が好きな方にはぜひお勧めしたい作品です^-^
本タイトルのテーマは“一期一会の出会い”。孤独な少年が、廃墟を舞台にどんな人物と出会い、何を見つけていくのか━━━━。 その物語に触れられることを楽しみに待ちたいと思います。
『
FRAGILE(フラジール)?さよなら月の廃墟? 』
【対応ハード】Wii
【発売日】今冬発売予定
【価格】未定
【ジャンル】廃墟探索RPG
【プレイ人数】1人
【メーカー】バンダイナムコゲームス
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「FRAGILE ?さよなら月の廃墟?」オフィシャルサイト バンダイナムコゲームス &amp;lt;A href=&amp;quot;http://www.ziyu.net/&amp;quot; _fcksavedurl="&amp;quot;http://www.ziyu.net/&amp;quot;" _fcksavedurl="&amp;quot;http://www.ziyu.net/&amp;quot;" _fcksavedurl=&quot;&amp;quot;http://www.ziyu.net/&amp;quot;&quot; _fcksavedurl=&amp;quot;http://www.ziyu.net/&amp;quot; target=_blank&amp;gt;アクセスランキング&amp;lt;/A&amp;gt; 私を登録して頂けますか? by BlogPeople