うみねこのな く頃に 第8話『Episode II-III week square』 より感想です。
夢か現か幻想 バトル・・・。
『Episode I 』からまともに推理を挑んできたプレイヤーを突き放すような超展開の数々・・・。でも見方を変えると色々と発見があったりして面白いんですよね(^^)
そんな『Episode II』の3話目ですが、今回は凄惨な殺人現場を見せつけられる所からスタート。さすがに冒頭シーンは「面白い」とか言ってられません。
蔵臼、夏妃、絵羽、秀吉、留弗夫、霧江の6人はお腹を裂かれた上、腹の中にお菓子を詰め込まれ殺される という悪趣味極まりない残忍な殺人の手口・・・。モザイクがかかって規制されていましたけど、かえってグロさが増して見えるのは言うまでもありません。ここは耐性がないとキツすぎるかも・・・。
前回から雰囲気はありましたけど、『Episode II』では“配役”が変わっているんですよね。最初の殺人で6人が犠牲になるのは『Episode I 』と同じですけど、
楼座の代わりに今回は夏妃が退場。 それに伴って
“皆を守る銃の所持者” も楼座に換わってます。犯行に共通する部分はあっても異なる場面も多い。殺害方法はもとより、場所も倉庫から礼拝堂に変更され、生き残る人物も『Episode I 』とは違っているという・・・。
『Episode I 』で殺された6人は顔を削り取られていたので
“入れ替わりトリック” を容易に想像できましたが、今回は顔が判別できる状態で殺害されています。これを入れ替わりなど無かったと見るべきなのか、そもそも殺害されている人物が一部異なる時点でミスリードであると捉えるべきなのか・・・。
こう見せられると、このパラレル展開は犯人を直接に限定するのではなくて、トリックに関して如何な方法を用いたかを考えさせるような構成になっているのかなと。そうなると『Episode I 』は前提ではないという事にもなりえますが、そもそもどこに発端があるのか、どこから始まってどこで終わる物語なのか・・・考えるうちにどんどん混乱してきます(^^; これも魔女の手の内なんでしょうか(笑)
メタ世界のベアトと戦人の推理バトルは今回より本格的に開始。
“赤い 文字” で表現された言葉は真実のみが語られるというメタ世界特有の
『赤文字ルール 』 と呼ばれる要素も出てきました。魔女にとって全ての事象を真実と設定するのではなく、戦人を完全に屈服させるために用意した新ルールとのことですが・・・。
ベアトはこの世界のルールの擬人化であり、出題者でもあると仮定するなら、プレイヤー、視聴者たちの立場で思考する側の戦人に対してヒントを真実で語らなければならないと、そんな風にイメージできますね。このメタ世界は事件を推理するための場である事を認識させられたように感じました。
そして今回一番の見せ場はもちろん嘉音のバトルシーン。 腕から魔法のように剣を出現させ、ベアトの放つ“家具”から朱志香を守るために奮戦する様子は見るアニメを間違ったかのような錯覚すら感じます(笑)ここまで見せつけられて魔法じゃなかったら何なんだって気もしますが、魔法描写は抜きにして別視点で捉えると、叙述的に事件を見せたイメージの産物とも読み取れますね。
一連の戦闘は、嘉音が犯人(複数?)と揉み合いになった比喩表現であるとか、“杭”と呼ばれたアスモデウスやサタンら家具は凶器の擬人化ではないかとか・・・。二人が死亡した後、“死者を辱める”と言ってベアトが嘉音の死体を攫っていったのも当然引っ掛かります。どこからどこまでを推理に変換できるのか考えてみるのも面白いです。単純に『幻想』を楽しむのももちろんアリだと思いますが(^^;
『Episode I 』の展開をなぞるようでいて、チェスの盤上を組み直したというベアトリーチェの言葉どおり役者はそれぞれ異なる役割を与えらている。それに加えて魔法やメタ世界の出来事・・・あっさり魔法を魔法と受け止めるのも、ちょっと捻くれて裏があると見て視聴するのも視聴者に与えられた自由。今までにない展開でドキドキさせらます。残った役者たちは魔女の幻想の中でどんな立ち回りを見せてくれるのでしょうね。
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うみねこのな く頃に 第7話『Episode II -II early queen move』 より感想です。
チェス盤のクィーン は颯爽と・・・。
『うみねこのな く頃に』 第7話。今回のお話で“うみねこ”が辿る物語の構成が見えてきたように思います。
まずは戦人とベアトリーチェの
「魔女はいる・いない」 を巡った会話が交わされる描写について。ベアトリーチェが戦人を屈服させるために、新たに組み直した世界をチェス盤に見立てて、そこで行われる物事について互いの論弁を競わせるという、メタフィクションを感じさせる世界観。
ストーリーの流れから考えれば、エピソード1の最後で見られた
“お茶会” の続きなのでしょうけれど、戦人とベアトリーチェが
“魔女の存在” を賭けて戦う上位世界での会話風景なのか、一つの物語を多角的に見て事件を解き明かすために用意された描写なのか・・・。
個人的には後者であってほしい気はしますが、それだと既に終わった事件を考察していることにならないかとか、そもそも誰が観測している世界設定なのかとか疑問が湧いて出てくるわけで。 成り行き通りに“ループ”や“並行世界”のストーリーだって思えば楽になれるのですが、それはイコール
『魔女に屈した』 という事になるのでしょうね。いろいろと深く楽しく悩ませくれる作品です(笑)
今回からは魔女ベアトリーチェ自らが登場人物の前に姿を現して、直接物語に関わってきています。
魔法を使う場面などいかにも現実離れしていますが、魔女の力は創作に置き換えて、原点となる「エピソードI」にも実際に“ベアトリーチェ”という実在の人物がいたと考察してみるのも面白いかと。
紗音がベアトリーチェに抵抗する手段として、その存在を否定するシーンは、魔女=犯人となる人物を知っていたという捉え方もできます。こうしたメタな推理方法も「うみねこ」の楽しみ方の一つなのでしょう。・・・それにしてもベアトのミニスカはインパクトが大きいです(^^;
後は楼座が真里亞に加えるヒステリックな“しつけ”の描写がエピソードIより際立っていた事。真里亞の
“魔女モード” の原因は辛い現実からの逃避であるという面が強く感じられました。楼座についてもベアトリーチェと直接接触したり、今回のエピソードではただの登場人物で終わらなそうな予感。
サブタイトルが示すとおり早くも魔女の大攻勢といったエピソードII第2話でしたが、魔女否定派は苦戦を強いられる展開になりそうです(^^; エピソードIでは焦点が当たらなかったキャラクター達にも注目していきたいですね。
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うみねこのな く頃に 第6話『Episode II - I middle game』 より感想です。
新たにチェス盤 は組み直される・・・。
『うみねこのな く頃に』エピソード2 。OPは肖像画が変更。ベアト様の
ふとましい ミニスカート姿が素敵(笑) エピソードを跨ぐ度に変わる仕様なんでしょうか。
驚愕怒涛の前回ラストから一転、譲治と紗音のラブストーリーから物語は展開。しかしこのコンビはどうしても銀魂を思い出してしまいますw 紗音は前回エピソードで早々に退場してしまったから、くぎゅの声が馴染むまでは少し時間がかかりそうかな。
今回のお話はエピソード1の始まりだった1986年10月4日の親族会議以前のお話(明言されてはいませんが)。エピソード1の終わり方から予想された多層世界、ループといった概念よりは前日譚としての意味合いで捉えて良いように思えますが、本エピソードからは早々に魔女ベアトリーチェが登場し、紗音や嘉音といった人物に働きかけています。
前回のエピソードからは一転して、
“魔女が存在する” 前提で物語が進行している。これはエピソード2における軸として重要な要素かもしれません。譲治との身分違いの恋に悩む紗音と、“家具”としてしか存在できない嘉音に介入するベアトリーチェ。この裏で起こっていた魔女の暗躍を真実と見るか、二人の心象を具現化したイメージと見るか・・・敢えて魔女を否定して見てみるのも面白いかもしれませんね。かなり困難で険しい方法かもしれませんが(^^;
ベアトリーチェへの信頼を強める紗音は、自分とは反対に、使用人である嘉音に恋する朱志香を応援する事に。しかし嘉音は自分の存在意義を“家具”以外からは見出せず、その好意をふいにする・・・。そんな嘉音の前に現れたベアトリーチェは本性を現して・・・と、六軒島の連続殺人を前に布石が打たれたという印象の今回。新たに恋絡みの人間関係がファクターとして追加され、事件の真実を探る上ではヒントになるのか?と想像してしまいますけれど、そう簡単に推理はさせてくれないのでしょうね。
余談ですが文化祭のシーンはかなり遊び心が混じっていて面白かったです(笑) 東方キャラは同人からの繋がりでしょうけれど、そのまんまな姿で登場するとは思いませんでした。魔理沙コスの朱志香は必見です(´∀`*) さすがに“つるぺったん”までは再現できなかったようですけれど・・・代わりに流れた挿入歌の「
どっきゅん☆ハート 」もかなりアレな曲でした(笑) 次回以降の展開にもいろいろと期待したいですね(^^)
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うみねこのな く頃に 第5話『Episode I - V fool's mate』 より感想です。
甦る魔女 。そして“結末”へ・・・。
『うみねこのな く頃に Episode I』 も今回で終了。ハイペースな進行と超展開にどんどんお話が流されていく印象がありますが、他の視聴者の皆さまがどんな印象を持たれたのか気になるところです・・・。
まずは前回ラストで起こった
“第5の殺人” から。最初に殺された6人と同じように顔を削り取られ、真里亞は壁に向かって歌を歌っているという凄惨にして異様な光景を目の当たりにする戦人たち。部屋の内側には鍵が掛けられていたにも関わらず、真里亞以外の3人は殺されていました。
真里亞は魔女ベアトリーチェに壁を向いて歌を歌うように言われ、それを忠実に実行していただけとのこと。戦人が渡してくれた魔除けのおかげで、魔女は自分にだけは手が出せなかったということですが・・・。
普通に考えれば密室の中に居た唯一の生存者に犯人の疑いが掛かるのは当然。しかし真里亞に大の大人3人を殺せたとは考えらにくいですから、鍵を開けて犯人を手引きした線が一番有力に思えます。書斎に籠城した時の手紙の件といい、そもそもの犯人=魔女肯定発言といい、真里亞の共犯説が色濃くなってきたかな・・・というところで物語は既に終焉に差し掛かっていました。
夏妃は戦人が武器代わりに持ってきた燭台をかんぬきがわりにして扉を閉め、部屋に子供たちを置いて自分一人でベアトリーチェに対峙。真里亞が言うには手紙を読んで外に出て行ったという事ですから、呼び出されたと見るのが妥当でしょうか。もっとも手紙の痕跡が無かったから、真里亞が何らかの理由を以って一人で出ていくよう差し向けた可能性も考えられますが・・・。
ベアトリーチェと思われる存在に夏妃は銃を発砲するも、何故か自分の額を打ち抜かれ、敢え無く死亡。そして碑文の条件たる生贄が満たされ、復活するという魔女ベアトリーチェ。黄金の蝶が戦人たちの周囲を漂い、何者かの高笑いが聞こえ始めたところで・・・唐突に幕引き。いずこかの海岸に流れ着くボトルメールから語られる真里亞のモノローグ。
『これを貴方が呼んだのなら、その時私は死んでいるでしょう。死体があるか無いかの違いはあるでしょうが・・・。これを読んだ貴方。どうか真相を暴いて下さい。それだけが、私の望みです。 右代宮 真里亞』 結局ベアトリーチェの正体も、戦人たちがどうなったのかも分からず、『ひぐらし』の圭一ライクなエピローグが流れるという結末。なぜ真里亞がこんな文章を残したのかも疑問ですが・・・。さらに視聴者を困惑させる“お茶会”への発展はどう捉えたら良いのか困りますね(笑)
死亡した登場人物まで出演者として登場し、メタ視点から物語のヒントを与える舞台裏の展開になるのかと思いきや、ここで改めて姿を現すベアトリーチェと魔女を否定する戦人の問答。さらに『ひぐらしの
な く頃に』のとある人物(笑)を彷彿とさせる“ベルンカステル”と名乗る新たな魔女の登場など、難解で不可解なエピソードの終末をこれでもかというほど一編に詰め込んでくれました。
実際原作をプレイしていてもどうなってるの・・・という感想でしたけれど、アニメでは更に困惑の濃度が上がっているというか(^^; いろいろと端折り過ぎていて、事態を飲み込みづらいというのもあったかもしれません。ベアトリーチェが現実世界のルールの擬人化であるという興味深いくだりもありませんでしたし・・・。
結論から言えば『Episode I』だけで推理は不可能、何がどうなったのか結末も語られません。今回で一端終了した物語が『Episode II』からどのような形で始まるのかを知れば、事件の推理だけでなく
『うみねこのな く頃に』 の世界の在り方への疑問など、これまでのミステリー・サスペンス路線からは根底から異なる考察を強いられることにもなるでしょう。
今回は終わりではなくて、これが始まりとでも言えましょうか。王道のミステリー路線から入った物語が『Episode II』以降どう変化し、その演出を表現するのかに注目したいと思います。
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うみねこのな く頃に 第4話『Episode I - IV blunder』 より感想です。
逃れられない魔女 の罠。
毎回容赦なく登場人物が退場する
『うみねこのな く頃に』 。回を重ねるごとにインフレしていくキャラクター過多のアニメとは逆を往くサバイバル・サスペンス(現状)の第4話です。
真里亞の顔芸は演出上やり過ぎだなぁなんて思ってましたけど、コミック版を見た後ならまだマシに見えてくる不思議。ミステリーに挑むプレイヤーを嘲笑うってイメージを通り越した過剰演出はドン引きものでしたが、そういう意味では今回の真里亞は割と普通に見える。これからどうなるかは分かりませんが。
そしてEP1で重要な意味を持つと思われるベアトリーチェと嘉音の対決シーン。 ベアトリーチェという異質な存在と、それに立ち向かう嘉音!と盛り上げてほしい所でしたが、ややあっさりし過ぎていたかなと。SEは忠実で良いとは思いましたけれど・・・。原作でこの場面に差し掛かった時は鳥肌モノでした。やっぱり嘉音自身の内面の描写が削られているからなのかなあ。最後まで抵抗して胸に刺さった杭を引き抜くシーンは悲壮で、凄絶な有様を物語っていただけに・・・。
嘉音の死後、ボイラー室から見つかった判別不明の死体。焼け焦げた死体からは、右代宮家の家系に引き継がれる多指症が見られた事から、居なくなった金蔵の死体と断定するしかないのですが、戦人が指摘したように、最初に殺された6人も顔を削り取られて誰が誰だか分からないような状態だったことを考えると、死体が実はフェイクで、犯人はあらかじめ用意していた替え玉の死体と成り変わったという“入れ替わりトリック”は十分考えられる。もちろんミスリードである可能性も高いわけですが、、“
判別不明の死体 ”は事件の重要ファクターの一つと言えるでしょう。
碑文の内容に沿った“
見立て殺人 ”であるという状況に気付くのは、3つの殺人が行われた後では遅すぎると感じましたが、アニメでは碑文の内容について推理する描写が無かったのも、EP1の内容から考えたら失敗シークエンスを煽っていると解釈できる・・・のかも。単純に尺の都合もあるんでしょうけれど。
屋敷内で唯一安全な金蔵の書斎に立て篭もるも、突如テーブルに現れたベアトリーチェからの手紙によって夏妃は疑心暗鬼に陥り、犯人の嫌疑を掛けらた源次、南條、熊沢、真里亞の4人は部屋の外に出ていくことに。 その後書斎に鳴り響く電話の音。手紙に添えられた魔法陣の意味から、犯人の意図で4人が部屋から出ていくよう仕向けられたと知り、急いで客室に向かうも・・・。 源次、南條、熊沢は最初に殺された6人と同じように顔を削り取られ、そして真里亞は壁に向かって歌を歌っているという、凄惨、異様にして不可解な光景が広がっていた・・・。 1話終了と同時に発生する殺人が定番になってきましたが、今回は劇中で嘉音の死があった事を心に留めておきたいです。対決シーンや、朱志香とのくだりが少々省略されていたのは、仕方ないと思いつつやっぱり残念。朱志香と言えば喘息持ちって説明がなかったような気がするんだけど、皆スルー属性高すぎる(笑)ゴホゴホ苦しそうにしてるのに状況確認優先ですか(^^;
本来の主人公である戦人の心理描写すら無いのは、アニメが登場人物一人一人を事件の当事者として見せたがっているのか、そう考えるとチェスの駒という物語に通じる演出と捉えることもできます・・・けど尺の問題があるんでしょうね?やっぱり。
そういえば公式で「煉獄の七姉妹」のキャストが発表されてましたがネタバレ全開ですな。ルシファーとかサタンとか・・・もっともここまで来たらある程度展開は予想が付きそうではありますけど。ここまでのミステリー・サスペンスからどんな展開が描かれるのか楽しみです。
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うみねこのな く頃に 第3話『Episode I - III dubious move』 より感想です。
見え隠れする魔女 と深まるミステリー。
うみねこのなく頃に第3話。一気に6人が殺害されるという惨劇の中、悲しみに暮れる残された人々・・・。
それにしても紗音の死に顔を見せつけられるとは思いませんでした。顔が半分残ってる分、他の死体よりかなり悲惨なことに(泣 手を見せる所だけで十分だったのに・・・(;;)
真里亞の自分の世界に入っちゃってます的な描写は今回やけに目立ってましたが、今後至るところであの顔芸を見ることになるんだと思うと少し憂鬱です(^^; 『ひぐらし』から受け継いだものを活かしたいのは分かるんですけれど、個人的にはちょっと・・・。ストーリーの要所で魔女を信じるか否かという重要な場面を強調したいというのもあるのかもしれませんが。
殺人事件の犯人を追う推理、金蔵が忽然と姿を消した密室の謎、次第に身内を怪しみ疑心暗鬼に陥る人々と、ミステリー要素が更に深まると同時に、真里亞や使用人たちが盲目的に信じる“魔女”の存在の介入が、物語の異質さを印象付けているようにも感じられました。『うみねこのなく頃に』が普通の推理サスペンスとは異なる面も徐々に現れてきた気がします。
そして第3話は新たな殺人で幕引きを迎えることに・・・。 今度の被害者は絵羽と秀吉。登場人物の人間味が感じられるエピソードが入ったら死亡フラグが立ってしまうのはこの手の作品で共通してますね・・・(;;)
しかも今回はチェーンが内側から掛けられた完全な密室での殺人。おまけにチェーンを切るためにペンチを取りに行っている間に、最初に部屋に来た時には無かった複雑な文様の魔法陣がドアに描かれているなど、犯行の難易度も上がっています。
物語はサスペンスの度合いを増してさらに緊張感が高まり、本作の重要部分である魔女のオカルト要素も少しずつ見えてきたというところ。相変わらずテンポは早いですが、視聴者を惹きこむ引力はどんどん強くなってきた印象です。次回にも期待したいと思います。
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うみねこのな く頃に 第2話『Episode I - II first move』 より感想です。
魔女がもたらす第一の惨劇 ・・・
前回のラストで薔薇を探していた真里亞が、傘と一緒に受け取ったという魔女ベアトリーチェからの手紙。
ベアトリーチェのメッセンジャーとして手紙を読み始める真里亞ですが、この時の表情がかなり怖い(^^; 普段うーうー言ってる真里亞が流暢に手紙の内容を読む意外性を出したかったのか、ベアトリーチェという存在を真里亞から感じさせたかったのか・・・ちょっとやり過ぎ感がありましたけど、『ひぐらし』から続くアニメの特色なのかもしれませんね。
右代宮家の当主・金蔵に仕えていたというベアトリーチェが伝える手紙の内容。 それは、金蔵と交わした契約が終了した事により、貸与した金塊と共に右代宮家の家督をベアトリーチェが頂戴するというもの。しかしそれにはある条件があり、碑文が伝える黄金の在り処を暴いた者が現れた場合、その黄金と家督の全ては、親族に限らず謎を解いた人物に引き継がれるという、にわかに信じ難い内容だった・・・。 家督が親族以外の誰かに渡るかもしれないという事実と、現実味を帯びる黄金の隠し財産、そして魔女ベアトリーチェの存在に揺れ動く登場人物たち。
この時点で湧き上がる、島にいる18人以外の人物の謎。真里亞がベアトリーチェと呼ぶその人物は、果たして本当に19人目として島に存在しているのか。18人の中の誰かが、手紙という演出を使ってベアトリーチェという人物の幻想を作り、実在する人物として知らしめようとしているのではないか・・・。家督と遺産相続、黄金の隠し財産、碑文の謎、ベアトリーチェを名乗る人物が投げかける不穏の波。“事件”を前にして、それぞれのパースが一つのミステリーを形成し始めました。
留弗夫が息子の戦人に何かを伝えようとしていたり、蔵臼が黄金の財産の存在を夏妃に知らせたりと裏ではいろいろ動いているようですが、現時点では何が起こっているのか全く分かりません。・・・霧江が留弗夫の後妻だったり、親族の関係や家族説明が欠けているのがちょっと気になるんですが、物語の進行には関係ないという事なんでしょうか・・・。
譲治と使用人である紗音のロマンスはニヤニヤするべきところなんでしょうけど、この時点で既にフラグにしか見えない私(涙 それにしても時間軸が切り取られて、いろいろな部分を掻い摘んで見せているという感じがするのはどうにも・・・事態に向けて急速進行している感は否めません。
朝になり、突然消えた幾人かの人物たち。夏妃の部屋の扉が血の手痕だらけだったのは、朱志香が渡した魔除けにより難を逃れた証拠なのか、否か・・・。書斎で金蔵が夏妃に話した、
“血筋が無くとも右代宮家の一員として認めている” というくだりも後に通じるものがありそうですね。ここまでの一連の出来事が常に夏妃の主観で語られているというのも気になります。
そして、島で初めて起こる第一の殺人・・・。 それは何と一挙に6人もの人間が殺され、しかも全員の顔が潰されているという凄惨極まるもの。殺されたのは、行方不明だった蔵臼、留弗夫、霧江、楼座、郷田、そして譲治から告白を受けたばかりの、紗音の変わり果てた姿も・・・。
一瞬とはいえ、結構なグロい描写で、初見で見ると堪えます・・・。顔が潰されていたのは殺された人物の判別をつかなくするためという推理の余地を残していますが、後半どうなることやら・・・。第2話にして早くも6人が退場してしまいましたけれど、惨劇も物語もまだ始まったばかりです。物語の性格は徐々に明かされていくのでしょう。できれば最初の方は感情移入の暇を与えてほしかったのですが、尺を考えるとそうもいかないのでしょうか。
今回は進行に任せて淡々とお話を見せつけられたというのが正直なところ。ストーリーにぐいぐい引き込んでくれる見せ方を次回以降に期待したいと思います。
※画像の削除につきまして コメントで苦情を頂きましたので、「うみねこのなく頃に」第1話及び第2話の画像を削除致しました。
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うみねこのな く頃に 第1話『Episode I - I opening』 より感想です。
孤島で幕開く惨劇 の序章・・・
個人的期待の7月開始アニメ『
うみねこのな く頃に 』。しかし『CANAAN』といい、何でこう積みゲー原作のアニメが立て続けに;; 多分『うみねこのなく頃に』は『ひぐらし』と同じような放送形態を辿るんでしょうけど、エピソード2以降の未プレイエピソードをいつ消費しようかと・・・(汗
アニメの第1話は登場人物と舞台の紹介ですね。それにしても豪華キャストで人物が多い(^^; キャストは違和感が全くなくて良いんですが、省略される描写がテンポよく映るのか、物語に必要な部分を切り落としてしまわないかで今後評価が分かれそうな気も。1話を見た限りではすんなり話に入れてテンポも良かったです。戦人はそのまんまセクハラ野郎でしたし、真里亞は初っ端怖い顔を見せてましたが可愛いですねやっぱり(´∀`*)
右代宮家の大人たちは和気あいあいとした描写がほとんど切られていて、遺産絡みの利権争いという本題に突入していましたが、ある意味物語の本質に迫ってる気がしました。
“遺産を巡る身内同士の醜い争い” が特にピックアップされてましたね・・・。絵羽の夏妃に対する明確な悪意が顕著で、下女に借り腹、端女とか、これ大丈夫なのとか思ったら規制かかっていた局もあったようで(^^; 『ひぐらし』の前例があるだけに、今後の際どい描写に関わる放送規制などは少し不安。
原作演出を使ったアイキャッチの時計による時間経過は、ミステリー作品の雰囲気が出ていて好印象。江草天仁さんのベアトリーチェの肖像画もそのまま出てきました。総じて原作をブラッシュアップして、余分な部分は省きつつテンポよく進行しているイメージですね。ゲームをやっていると早すぎる印象は受けてしまいますが・・・大人たちの普段のイメージや紗音、嘉音の背景は少し削られ過ぎたかな?それでも第1話から雰囲気が掴める内容で良かったと思います。
それと志方あきこさんの歌われるOPテーマ『
片翼の鳥 』が素晴らしいの一言に尽きます・・・。じまんぐの『la divina tragedia?魔曲?』は金蔵のイメージだそうで(笑) 聞いてみると確かになるほどと納得です(^^;
次回予告はタイトルだけでしたが、展開が読めないというのもどこかの京アニのアニメと同じで面白いかと。時間の許す限りではありますが、次回以降も継続して視聴を続けたいですね。
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