うみねこのな く頃に 第18話『Episode III-VII swindles』 より感想です。
仕掛けられた策略と新たな演者 の登場。
ベアトが更生して良い魔女になったと思ったら、実はお師匠様と結託したツンデレ作戦でしたというオチ。 ・・・あれが全部演技だったとは思えませんが・・・取り合えずエピソードの終わりになると駆け足な展開になるのはどうにかならないんでしょうか(^^;
戦人とベアトの共闘でエヴァに立ち向かう展開は良いとして、戦人はテンションの上がり下がりがどうもね・・・エヴァの赤字ラッシュで「俺にはもうさっぱりだ!」 ってそこで諦めちゃ全然ダメだってものでしょう(笑) 助けに出たベアトは禁じ手の赤字で“魔女を否定” 、エヴァを道連れに消滅したと思ったら「絵羽」が出てきて私が犯人でした!で推理パートは終了。そして場面変わって何故か魔女を認めるための調印式。無理やり魔女の存在を認めるサインを迫るベアト&ワルギリアが本性を現した所で、戦人のキャラの被った“縁寿” が登場、ベアトに宣戦布告してエピローグへ。 ベアトは赤字で魔女を否定したんじゃなくて、エヴァだけどうにかしたって考えるのが妥当でしょうか・・・。朱志香はどうなったのとか事件の種明かしは想像にお任せな展開だし、どうにも「ダイジェストでお送りします」 な構成になってるような気が・・・。
ラストはベルンカステルが久々に登場して、新キャラクターの縁寿の参戦を思わせる描写で幕引き。ダメダメな戦人は主人公を取って代わられるなんて流れを想像してしまいます(^^; 尺が間に合わないからスピード展開になっている部分がどうしても感じられてしまうのが残念なんですよね・・・。前もって告知 させて頂いたとおり、このブログで感想を綴るのはここで最後となりますが、エピソードIVからの新展開には期待したいと思います・・・。ここまでお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございました。
次回 うみねこのな く頃に 第19話『Episode IV-I end game』
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うみねこのな く頃に 第17話『Episode III-VI promotion』 より感想です。
移り変わる心 。
更生しようとしているベアトリーチェ、ここぞとばかりに責め立てる戦人、先代様に代わってやりたい放題のエヴァという構造の中で、舞台を動かしているのは事件を起こす犯人=エヴァということになるんだけど、これまで進行役と犯人役を兼ねていたベアトの役割がエヴァと分化されたのかなと思ったら、今度はベアトvsエヴァという対立構造が生まれるという展開。まあこれまでの残酷な行いを反省してるベアトの前で人の命を弄ぶエヴァは見逃せないというのは当然なんですが・・・。
「魔法を推理で否定する」と「魔法の力を認めさせる」で反発し合っていた対立関係が崩れかかっているのが少し気になるかな。現に戦人は対戦相手不在・・・というか認めないのをいいことに現状推理放棄ですし(^^; とりあえずこれまでの前提を通すなら、メタ世界のベアトの立場もエヴァが奪い取って戦人の対戦相手に収まるか、エヴァが反転して元の鞘に収まるしかないと思うんですが・・・とりあえずは新旧の魔女対決がどうなるかって所でしょうか。・・・ちなみにツンデレなのはベアトじゃなくて戦人ですよね?コレ(笑)
次回 うみねこのな く頃に 第18話『Episode III-VII swindles』 <関連サイト>
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うみねこのな く頃に 第16話『Episode III-V queening square』 より感想です。
悩める黄金の魔女 。
魔法の力を見せつけて屈服させる事で自分を魔女と認めさせようとしていたベアトリーチェは、戦人の拒絶やワルギリアの言葉を受けてこれまでの行いを反省する・・・という意外な展開。ドSな趣向全開だったエピソードIIからは心変わりしたとしか思えない流れですが、敵対者としてのイメージがどんどん薄れてきてますねベアトは・・・。戦人に化物呼ばわりされて傷ついたりエヴァを窘める姿は健気ではあるんですが(^^;
現実の世界では留弗夫と霧江が七杭のレヴィアタンとベルフェゴールを撃退してみせてますが、あっさり銃でやられてしまうあたりは人間を意識させてる部分もあるような。今までは凶器の擬人化なのかと思ってましたけど別の解釈もありなのかも。レヴィアタンとの対戦中に、霧江は前妻である戦人の母親、明日夢に留弗夫を寝取られたことを明かしてますがこれは以降のエピソードに関わる事柄になりそうですね。最初は目立たなかった大人組も外見と内面の違いや裏事情が明かされてきたように思えます。
頼りないベアトの家具に代わってとエヴァが呼び出したシエスタ姉妹近衛兵。ウサ耳デザインとか素敵な格好してますけど魔法フィルターを外せばライフルか銃弾の擬人化ってところでしょうか・・・。留弗夫、霧江はシエスタ45とシエスタ410が放った矢(?)で死亡。エヴァを正気に戻そうと叱咤する秀吉も不興を買って殺されてしまいました・・・。毎回秀吉は良い夫役なんですが報われない(涙
一連のエヴァ・ベアトリーチェによる殺人は魔法幻想を抜きにしたらどうなるのかってところなんですが、エヴァ=絵羽と考えるのはやっぱり難しいかな。はっきりとは描写されてないけど前回の楼座と真里亞殺しの一件のアリバイはあるし、絵羽が夫の秀吉を殺害するほどの動機なんかを考えると・・・。とりあえず戦人はベアトと早く仲直りして推理を続行してくれる事を望みます(笑)
次回 うみねこのな く頃に 第17話『Episode III-VI promotion』 <関連サイト>
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うみねこのな く頃に 第15話『Episode III-IV isolated pawn』 より感想です。
新たな魔女 の誕生。
黄金に辿り着いた絵羽はその偉業を称えられ、新たな黄金の魔女
“エヴァ・ベアトリーチェ” として、その名を引き継ぐことに。
「魔女の継承式」は碑文を解いた絵羽が右代宮家の家督を継いだ事を意味していて、少女の姿をした絵羽はその内面的存在が視覚化したものであると。ワルギリアが登場してからメタ世界の存在意義がはっきりしてきたように思えます。明確な説明付けをされれば説得力がありますし・・・あとは戦人がこの状況をどこまで活かせるかなんでしょうけれど。
それにしてもここにきてベアトに萌え要素を持たせる意味って・・・魔女の名前から解放されたって事もあるかもしれませんが、ギャップがどうもね(笑) 戦人に拒絶されてしゅんと落ち込むベアトは中々新鮮ではあります(笑)
楼座と真里亞を魔法でもてあそぶエヴァをたしなめて、
『以前までのは少しやりすぎたかなーと思っておる』 とか、どの口が言うんでしょう(笑) 楼座と真里亞はベアトの手にかかるわけですが、どちらにしても残酷な事に変わりない・・・頭から鉄柵に突き刺されてモザイクかかってますがこれのどこが上品ですか(汗 とりあえず今回はベアトの心情に変化が出てきたという事で(^^;
現実的に見れば、絵羽は秀吉と一緒にいたから、楼座と真里亞の殺害は不可能になるんでしょうけど・・・楼座は黄金の第二発見者だから、絵羽の本心で言えば邪魔者という事になる。絵羽の内面的存在である“魔女のエヴァ”が楼座を苦しめる演出は一見絵羽=犯人と思わせるところはあるけど、実際の殺害実行者はベアトだったように、犯人は他にいるという事なのかな? 真里亞の殺害は真犯人の意図で、碑文の第二の晩に沿った形になぞらえたのか・・・。そろそろ犯人の追及も頑張ってほしいところですが、今回戦人はどこまで頑張れるんでしょうね・・・。
次回 うみねこのな く頃に 第16話『Episode III-V queening square』 <関連サイト>
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うみねこのな く頃に 第14話『Episode III-III positional play』 より感想です。
魔女 からの助言。
諸事情 により今回から簡易更新です。
熊沢のおばあさんの中(?)からひょっこり現れたワルギリアはベアトリーチェのお師匠様。悪逆非道の限りを尽くす弟子を窘めようと超魔法バトルを開始。こんなの見せつけられたらファンタジーがまかり通る世界観を疑うべくもない事実だと受け取るしかなさそうですが・・・。
ワルギリアが戦人に助言した
「雨乞いも原理を知らなければ魔法と同じ」 とか、
「シュレディンガーの猫」 の論法を用いた説明は、派手な魔法シーンは創作というフィルター越しに見せた嘘描写で、実際には現実的な犯行があった事を主張しているように思えますね。でも魔法幻想をクリアしてもこのパラレルワールドをどう説明するのか、そもそもメタ世界の存在が何なのかという根本的な問題も残っているわけで、世界の仕組みを考えるにはまだまだ道のりは遠いという印象です。
現実の世界では絵羽が碑文の謎を解いて黄金郷=隠し黄金に辿り着いていましたけど・・・何だかあっさりし過ぎのような(^^; 現実世界の物語も急展開を迎えそうな予感。
次回 うみねこのな く頃に 第15話『Episode III-IV isolated pawn』 <関連サイト>
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うみねこのな く頃に 第13話『Episode III-II gambit』 より感想です。
突きつけられる真実 。
楼座の回想から語られる
「ベアトリーチェの死」 の真相。
20年前、楼座は母親に酷く叱られた事から屋敷を飛び出し、“魔女”の言い伝えを信じて入り込んだ森奥深くの館でベアトリーチェと出会う。そこにいたベアトリーチェは現在とは違いまるで子供のように純粋な性格で、楼座は外の世界について語り合った後、「館から連れ出してほしい」というベアトリーチェの願いを受け入れる・・・。 本当に同一人物とは思えない変わり様(^^; 純心無垢なベアトっていうのもなかなか新鮮です(笑)
メタ世界のベアトリーチェ本人が言うには、その頃の自分は金蔵によって人間という肉体の檻に囚われてしまっていたそうな。そしてロノウェが戦人の問い掛けに赤字で答えた、
「六軒島の森の中に九羽鳥庵という隠し屋敷が実在する」 ということと、
「1967年に六軒島の隠し屋敷に人間ベアトリーチェが存在した」 という事実。今から19年前に実在したベアトリーチェがこの事件に絡んでいるんだとしたら・・・?
そんな想像が頭をよぎるのも束の間、人間ベアトリーチェは楼座に連れ立って崖を歩いていた先で転落し、あっけなく死亡。 ベアトリーチェ自身が赤字で宣告する死亡発言。つまり19年前に人間ベアトは存在していたが、既に亡くなっているということ・・・。さらに追随して
「この島に19人以上は存在しない」 という赤字発言。これで戦人が知る18人の中にしか犯人はいない、あるいは魔女の存在を信じる以外に戦人の手は無くなってしまいました。
少し疑問に思うのは、前回赤字による19人目の存在否定をベアトが拒否した理由。額面通りに受け取れば、ロノウェの言うように泳がせておいて後から真実を突きつけるというあざとい方法を取ったという様にも思えますが、何らかの理由があって戦人の復唱を拒否したのだとしたら・・・。 それとこれまでのエピソードからは全く感じられなかった今回の楼座とベアトの関係は一体・・・。何だかとって付けたような過去話に思えました。
再び「エピソードIII」の舞台に戻り、ベアトリーチェによる惨劇の幕開け。“第一の晩”の執行・・・。 最初の生贄に選ばれた金蔵はベアトによって全身を焼かれて死亡。続いて源次、紗音、嘉音が指名され、魔女に歯向かう嘉音は、
「煉獄の七杭を打ち破る」 ことで、生贄を逃れることの出来る5人を選ばせてやるというベアトの条件を飲み、魔女の家具“七杭”の長女、ルシファーとの対決に。もうこの描写にも慣れてしまったなあと思ったらルシファーの胸を嘉音の剣がはだけさせるというサービスカット(笑) この流れで視聴者サービスってどうなんだろう(^^;
ルシファーには勝利したものの、「煉獄の七杭を打ち破ったら」という条件が示すように他の姉妹が次々に現れ、杭に姿を変えて嘉音に襲い掛かる。紗音はバリアを張って嘉音を庇い、自分は譲治への想いを遂げ、姉として弟を守ることが出来たのだから悔いはないと告げる・・・。その様子を見たベアトリーチェはまたべらんめえ口調になって
『いらいらするぜぇ!!』 発言(笑)最近は地が出過ぎじゃないですかベアト様・・・。
源次が割って入り、紗音と嘉音の胸に手を当て休むように告げると、二人は静かに息を引き取る。そしてその源次もまたロノウェが指を鳴らすと同時に糸が切れた人形のように崩れ落ち・・・。これで金蔵、源次、紗音、嘉音の4人が死亡。ベアトにとっては自分が手を下すまでもなく死んだものだから面白くないわけですが。それにしてもロノウェと源次ってどういう関係なんでしょうね。呂ノ上って源次の名字から何かしら関係がありそうですが・・・ロノウェと同一人物であることを暗喩しているにしては分かりやすすぎる気もするし、何より現実に干渉する機会がまだ少ないようだし・・・う?ん。
残る2人の生贄のうち、郷田は七杭に刺されてあっさりとお亡くなりに。「エピソードII」では結構活躍してたのにね(泣 第1の晩の最後の犠牲者に選ばれた熊沢のお婆さん。ここからが超展開でした。七杭が襲い掛かるもバリアを張って難なく回避。
ベアトリーチェのお師匠様、“先代ベアトリーチェ”としての姿を現す熊沢・・・。 もうなんていうかビックリです(^^; 熊沢チヨという名前からも何か意識してしまうんですがこれもリンクしているのかミスリードなのか・・・相変わらず展開に引っ張られていく印象ですが、まだまだこの超展開は楽しめそうな予感がします(笑)
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うみねこのな く頃に 第12話『Episode III-I castling』 より感想です。
3度目のゲーム の開始。
オープニングカットが一部刷新、ロノウェやワルギリアたち新キャラクターも顔見せの
『うみねこのな く頃に 第12話』 。3度目の孤島の惨劇の幕開けです。
冒頭はベアトリーチェと絵羽の過去話。二人の髪型が似通ってるから同一人物に見えてしまうのは私だけでしょうか(^^; 敢えてそう見えるようにしているのかもしれませんが・・・。かつての
“無限の魔女” に弟子入りする幼少時代のベアトリーチェと、
「過去の自分」 に魔法を信じると約束する絵羽。これまで全く繋がらなかった二人の関係に変化を予感させるエピソードでした。
さすがに3度目な事もあってシナリオもスイスイ進行。夕食後のベアトリーチェの手紙を読み上げるまでは「エピソード I 」をほぼなぞるような展開ですね。メタ世界ではベアトの執事
“ロノウェ” が登場。それにしてもロノウェの声優、杉田さんと戦人の小野Dって凄い組み合わせだなあ・・・自分の中ではお二人の役柄が定着してしまっているせいかとても新鮮に思えます(笑)
メタ世界での論戦は序盤やや戦人に有利な展開に。
「この島には、18人しかいない」 を赤字で復唱要求する戦人に対し、ベアトリーチェは理由を明かさずこれを拒否。さらに
「この島には、19人以上が存在する」 と赤字で復唱要求するも、ベアトリーチェはこれも拒否。前者を赤字で肯定されれば、戦人は18人の中の誰かを疑わざるを得ないが、同時に犯人が18人の中にいる事を認めることになる。後者をベアトが認めなければ、戦人は犯人を20人以上の架空人物の誰かと想定する事も可能になる・・・。大体理屈は分かるんですが、魔法や魔女の仕業じゃないって断定するのはこの問いに答えられたとしても不可能なんじゃ・・・。密室トリック云々はまた別問題という事なんでしょうか。取り合えずベアトは赤字発言を使用しない理由に含みを持たせつつ一時後退。今回の戦人は活き活きとしてますね(笑)
ベアトからの手紙によって狼狽する親族たちの様子もこれまでとほぼ同様・・・けれど若干ベアトリーチェの正体や意図についての考察が目立つように感じる。それだけの尺を取ってるせいもあるんですが。
霧江によれば、金蔵の愛人と思われるベアトリーチェは、自分だけが在り処を知る黄金と家督との取引を持ちかける気なのではないかと考察。さらに、碑文の謎を解いて見せろという挑発はベアトリーチェに対して何のメリットもないと踏んだうえで、親族に対する驕りの表れだと語る。
実際の人間ベアトリーチェの思考を想定した霧江のチェス盤考察。大人たちの議論も白熱してきたところで急に楼座の様子がおかしくなり、
“ベアトリーチェは自分が殺した” と発言・・・そして今回の幕引き。一体どうゆう事?ってところで終わられてしまいましたが・・・導入編としては中々引き込まれるものがあったかなと。エピソードIIで散々打ちのめされた戦人には頑張ってほしいところですが、明らかに現実離れした新キャラクターの登場にも期待してしまいます(笑)
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うみねこのな く頃に 第11話『Episode II-VI back rank mate』 より感想です。
魔女への敗北 =チェックメイト。
何だかいろいろ詰め込んだなあという感想が一番に浮かびます・・・
『うみねこのな く頃に』 第11話。というか今回でエピソードIIは終わりだったんですね。26話1クールでエピソードI?IVまで、もう1クールで残り4エピソードを消化して完結させるみたいだから・・・1エピソードは大体6話程度の構成。原作の膨大な文章量をまとめるために駆け足になるのは仕方ないとして、今回のラストはもうダイジェストを見ているような感覚に陥りました(笑)
譲治を守るために紗音はバリアを展開してましたけど、もうこのくらいじゃ驚けない不思議。それよりもベアトリーチェ様のべらんめぇな口調とか、下品な言葉遣いとか、ノリノリな悪役ぷりの方が気になる(笑)エピソード冒頭で紗音と仲良くお茶してたのが嘘みたいな外道っぷりは本性を表したって事でいいんでしょうか。
譲治と紗音は第四の晩と第五の晩の碑文に見立てられ、抵抗むなしく退場。 ちょっと気になったのは殺されてから行方不明だった南条先生と熊沢さんが、膝と足にナイフを突きたてられ、第七の晩と第八の晩を再現する形で発見されたところ。エピソードIでは顔を潰されてからそれぞれナイフが刺さっていて、同エピソードの第一の晩と被る形で殺されていたので深く考えなかったのですが、よく考えたら第七の晩と八の晩による殺害方法は直接的には死因にならないんですよね・・・。今回は特にとってつけたような感じがするのはあの魔法バトルで殺害された経緯もあるんでしょけど、魔女による仕業と思わせる数々の演出も含めて、見立て殺人の犯人の意図も事件の大きな謎の一つかな?と。
とは言っても今回は完全に魔女ベアトリーチェが実行犯として動いているわけで・・・叙述トリックとかフィルターのかかった演出とか言ってられないような部分もあるのですが(汗
第九の晩を迎えた戦人はいつの間にかベアトリーチェに屈服し、
『家具』 になり、金蔵と一緒に晩餐として山羊たちのパーティの前に差し出されるのでした・・・。原作だと
「ワインとなり肉となりパンとなる」 でしたっけ? 戦人が裸で登場した時はなんですかこれはって思いましたけど、しっかりアニメでも再現されるとは思いませんでした(笑)もっとトンデモナイのが後に待ち受けてるんですけどね。
山羊頭の異形から真里亞を庇いながら逃げる楼座はまさに無双。
『見せてやるよ・・・黄金の夢ってやつを!』 とか叫びながらインゴットの入ったカバンで山羊の群れをなぎ倒してます(笑) 楼座と真里亞の親子愛を感じるはずのシーンなのに・・・何かもう展開が早過ぎて(^^;
楼座の回想がカットされていきなり
“美食の宴” のシーンまで飛んだのは少しもったいない。会話内容を聞けば十分補完できるものではありますけど、なぜ楼座が真里亞に虐待を強いるのか、その理由にも繋がっているシーンだっただけに・・・。
楼座に振舞われる美食とは、蔵臼、絵羽、留弗夫たち兄弟の体を材料にした料理の数々。 首だけの真里亞とか、まあよく再現できたものです。規制がかかっても全然おかしくないシーンだと思ってましたし・・・。楼座への仕打ちに耐えかねたのか、『家具』になったはずの戦人はいきなり復活。
『楼座おばさんが粘ってくれたおかげで再び戦う気力を取り戻せたぜ!』 なんて言ってるシーンはさすがに笑ってしまいましたw 全然ダメだって戦人が一番ダメダメな気がするんだけど・・・もうギャグ展開としか言い様がないですね?最後のラストスパートは(笑)
お茶会が終わった後は、新たな魔女
“ラムダデルタ” が参戦表明。ラムダデルタ=ギリシャ文字でΛΔ=3と4・・・これの意味するところは
『ひぐらしのな く頃に』の鷹野三四 という事で、容姿は幼少時の鷹野さんと瓜二つ。梨花にそっくりなベルンカステルと対立する関係にあるって部分も何だか意味深です。
超展開に次ぐ超展開でごっそり精神力を削ぎとられたような気がしますが、とりあえずはこれで仕切り直し。今回のエピソードはベアトリーチェの一人勝ちだったような印象ですが、戦人は今度こそ主人公らしい立ち振舞いを見せてくれるんでしょうか。ラムダデルタも含め、新キャラクターの活躍に期待を持って次回へと臨みたいと思います・・・。
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うみねこのな く頃に 第10話『Episode II-V accept』 より感想です。
魔女 への屈服。
何だか難しく考えるより魔法幻想を信じてストーリーを楽しんだ方が良いような気がしてきました・・・
『うみねこのな く頃に』 第10話。
主人公の立場である戦人が魔法が使われる現場に居合わせない以上、叙述トリックを疑う余地はあるんですけどね・・・嘉音と山羊との戦闘は実際の犯人ともみ合いになった比喩とも考えられれば、前回のゾンビ嘉音襲撃は、楼座が疑っているように、口裏を合わせて使用人たちが犯行をごまかしているとも考えられるわけで。まあトリック云々は別にして、ミステリーホラーとして見て楽しむのもアリですねこのエピソードは(^^;
というか、
本来事件を推理して解決に導くはずの戦人はついに犯人探しを放棄 してしまいました。これ以上の犠牲者を出さないために、真里亞と協力して碑文の謎を解き明かそうとしてますけど、自分たちの中に犯人がいる事を信じたくないあまりに現実逃避してしまってるようにも見えます。
「全ては魔女の仕業だった」 と納得した時点で戦人の負けなんじゃとも思いましたが、メタ世界の戦人が負けを宣言しない限りゲームは終わらないという事ですか。それにしても今回は真里亞がやけに可愛く見えますね?戦人が魔女を信じる立場に入ったことで、魔女モードは控えめになりそう。ほっぺにキスは反則です(笑) エピソード1ではあまり意味のなさなかった碑文の謎が、見立て殺人に使われる以外にどんな役割を持ってくるのかに注目したいですね。
銃持ちの楼座はエピソード1の夏妃からそっくり立場が入れ替わった形になってますが、真里亞に時折見せていたヒステリック色が濃くなっているというか、地の性格が出てきてるのは少し気になりますね。多分、今後の人間関係や人物像を探る上で重要になってくるんでしょうけれど・・・。そういえば楼座ともどもエピソード1では早々に退場してしまった郷田さんの活躍が目覚ましかった件。魔女の恐怖に怯えたり、必死で抵抗してみせる姿はホラー映画のバイプレイヤーを思わせますが、今回のMVPは彼で決まりでしょう(笑) 最後に退場してしまったのはもったいないですが、ある意味役割を全うしていたなあと。
魔法幻想に足を踏み入れていないメンバーは、今のところ戦人、楼座、真里亞の三人。しかし真里亞は元より、今回戦人が魔女側に堕ちてしまったことで、現実に踏みとどまっているのは楼座一人・・・。何とも微妙な配役ですが、戦人が碑文の謎解きを始めたことは事件の解決に繋がるのか、前回のエピソードに倣ってこのまま全て魔女の幻想の世界に取り込まれるのか・・・とりあえずはベアトに襲撃を受けて大ピンチな譲治と紗音の安否が気になるところ。魔女への敗北感を抱きつつ次回に続きます。
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うみねこのな く頃に 第9話『Episode II-IV skewer』 より感想です。
全ては魔女 の手の内に。
前回のSF幻想ファンタジーバトルアクションには驚かされましたが、現実に起こった出来事を創作の魔法幻想に置き換えていると考えればいろんな無茶があっても不思議ではない・・・かな。もちろん現実的に推理を試みるうえであればこそで、単純に視聴するならこの超展開に呑まれても悪くないように思います。
朱志香と嘉音が殺された部屋はまたしても密室状態に。駆けつけた戦人たちは推理論法を展開していますが、どれも当たり障りなくそこにある事実をはっきりさせただけという感じ。というか戦人の場合は推理にすら及んでいないような(^^;
使用人たちが持っているマスターキーと、朱志香自身が持っていた鍵でしか部屋の扉は開けられないから、まずその場にいない使用人の嘉音を犯人と楼座が疑うのは当然のこと。それに対して、朱志香がベアトリーチェの部屋を開ける際に嘉音から預かったマスターキーをそのまま持っていたから、嘉音は朱志香の部屋を開閉できる鍵を持ち歩いてはいない=嘉音は犯人ではないと説明する戦人。その後疑われるのはアリバイの不確かな郷田と熊沢・・・なんですが、戦人はここにきて
「こんな良い人たちが殺人するなんて思えないよ!」 なんていう理屈と感情論で無理やり場を収めてしまいました。
結局密室状況や消えた嘉音の説明はできてないんですよね・・・。取り合えず誰でも疑うのはマズイですよって訴えるだけで。マスターキーは5本あると明言されているから推理の余地はありそうですが、これでは戦人は探偵役に向いているのか懐疑的になってしまう・・・。『Episode II』は完全に魔女に屈する前提でお話が進行しているように思えます。印象的だったのは『Episode I』の夏妃の立場をそっくり楼座が受け継いでいるってところなんですが、この共通点は何を意味しているんでしょうね。まずはこの並行世界の謎が解けないとどうにもならない気はしますが・・・。
行方不明になっていたはずの嘉音が使用人達の前に姿を現して、実は生きていたのかと思いきや、魔女の手先になって襲いかかるという超展開。前回ベアトリーチェが
“死者を辱める” と言っていたことから考えれば、死体を操られてしまったと考えるのが妥当かな。
熊沢と南條先生は嘉音の剣で首をかき切られて死亡。 それにしても今回はエグいモザイクが目立ちます(汗
紗音がボイラー室から見つけてきた蜘蛛の巣を押し付けられて、苦しむように姿を消す嘉音。ベアトの眷属が蝶だから蜘蛛は天敵という事ですか・・・。紗音と源次が冷静に対処できたのは嘉音と同じ“家具”だからで、一連の顛末を見届けた郷田は普通の人というのであれば、これ以上にない魔女の証明になると思うんだけど、今のところ戦人の目の前でこれらの魔法幻想が行われないのは引っ掛かりますね。
あのバトルシーンが叙述トリックによる嘘の描写で、嘉音が朱志香を殺害し、その後何らかの方法で密室状態を作り自分は脱出、使用人達に襲撃をかけて熊沢と南條先生を殺害するものの、紗音と源次によって撃退されたって仮定もできなくはないですが、ベアトは赤字で
“嘉音は朱志香の部屋で殺された” と明言しているし・・・それとも時間には触れていないから後になってあの部屋で殺された?しかしそもそも赤字ルールって信用して良いものなのか・・・うーんもう堂々巡りです(笑) 次回もこんな感じで魔女幻想が展開するんでしょうか。味気ない推理よりも魔法シーンの方が楽しみになってしまいます(^^;
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