
ポーランドのゲームメーカー「CD PROJEKT RED」は、『The Witcher(ウィッチャー)』シリーズ第1作の発売から15周年を迎えるにあたり、初代『ウィッチャー』を完全リメイクすることを発表しました。
『ウィッチャー』は、ポーランドのファンタジー作家、アンドレイ・サプコフスキ氏による小説シリーズを原作とした三人称視点のオープンワールド・アクションRPG。プレイヤーは劇中世界で「ウィッチャー」と呼ばれる怪物狩りを生業とする剣の達人、リヴィアのゲラルトとなって、スラヴ神話の世界観に基づいたファンタジーの世界を冒険していきます。
2007年発売の第1作からスタートしたゲームシリーズは、世界での売上が3,000万本を超え(シリーズ全体では5,000万本を達成)、ビデオゲーム史上最高の作品のひとつとして挙げられるほどの人気タイトルとなっており、現在までに260のゲーム・オブ・ザ・イヤーと800以上もの賞を受賞しています。
今年3月には「新章」が開発中であることも明かされた『ウィッチャー』シリーズ。10月初旬の発表では、「CD PROJEKT RED」で進行中の5つのプロジェクトについて触れられ、その中でコードネーム「Canis Majoris」とされていたものが、今回のリメイクにあたるのだそう。ゲームエンジンには「Unreal Engine 5」が採用される他、新章「ウィッチャー」シリーズのための開発中のツールセットを使用し、ゼロベースから制作されます。現在はその初期段階を迎えているとのこと。
リメイク版は同社と同じポーランドのゲーム開発スタジオである「Fool's Theory」が担当。同スタジオは「ウィッチャー2 王の暗殺者」や「ウィッチャー3 ワイルドハント」のクエストデザインなどを手掛けたJakub Rokosz(ヤクブ・ロコシュ)氏が、2015年に独立して起業したスタジオで、これまでに「OUTRIDERS」や「Baldur's Gate 3」の開発などに携わってきました。開発チームには「ウィッチャー2」や「3」を手掛けたベテラン開発者が多数在籍しており、「CD PROJEKT RED」も全面的に監修を行うとのことです。
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