鉄のラインバレル 第17話 『機械じかけの呪い』 感想
鉄のラインバレル 第17話 『機械じかけの呪い』より感想です。

不穏の前触れ・・・

帰ってきた矢島と食卓を囲む理沙子と浩一たち。
浩一や理沙子が今までどこで何をしていたのか何で生き返ったのか疑問に思うのは当然だけど、矢島の家族の方はそれで納得したんだろうか・・・。原作にあったという矢島の死から浩一が立ち直るきっかけの、妹の紗季のエピソードが無かったのは、矢島の復活を意識していたからと考えると納得ですが。
ジュディ中尉にそっくりの姉が出てきたのは、ジュディのように死んでしまう人もいれば矢島のように帰ってくる人もいる・・・と思わせておいて、暗にあの矢島は本物じゃないってことを意味しているのかとも思ったのですが、姿も記憶も本物の矢島みたいですね。この辺りは今回ラストで明かされましたけれど・・・。

桐山がいなくなってもJUDAが世界の敵であることは変わらず。桐山と繋がっていた加藤機関の立場ってどうなってるんでしょう?
社長が用意していたプロジェクトJUDAの防衛システムやその他いろいろって、今まで出し惜しみする必要あったのかな(;´Д`) それこそ早く解禁していれば被害も最小限で済んだような・・・。
何度も同じセリフを繰り返す社長のホログラムはやっぱりプログラムの域は出ないのかと物悲しいものがありましたけど、『社長は自分の死を予期していた』っていう発言で、サトルがポケットにしまい込んでいる(と思われる)手紙に反応したのが気になる。石神社長の死の経緯が森次の手紙に隠されてるんでしょうか。

森次と決着をつける為に加藤機関を抜けてJUDAに身を置きたいというジャック・スミス。
スパイができるような性格じゃないし、嘘偽りはないんだろうけど、それを許すJUDAも甘過ぎるような。
サトルがジャックに森次が加藤側についている事を確認するあたり、やっぱりあの手紙の内容が気になる・・・。

シズナのJUDAイメージアップ大作戦・・・ってこんなの全国に流したら余計不安が広がると思うのですがいろんな意味で(;´Д`) ああ理沙子の顔がどんどん凶悪化していく・・・。
周りが浮かれモードの中で一人自分がいない間の変化に戸惑う矢島。
『早瀬さんだって、あなたの事があったからJUDAに入ったんですよ』ってイズナ、いくらなんでも本人を前に直球すぎる・・・悪気はないんだろうけど、それじゃ矢島が自分のせいで浩一が戦いに巻き込まれたって思うのも仕方ないような。

矢島の中では自分が死んでから一切の時間が止まっていて、浩一が戦う理由も納得いかないし、周囲からちやほやされていい気になってるくらいにしか見えないんですね。成長した浩一のこれまでの経緯なんて知る由もないし・・・。
『正義の味方を気取ったところで、実際に世界を救えないのなら、何の意味もない!』
森次の言っていた台詞と重なる矢島の言葉で冷静さを失う浩一もまだまだ・・・。毅然と絵美を守るって言った時のような姿を矢島に見せることができればまた違ったんでしょうけど。
絵美がこの世界に来たせいで、自分たちの全てが狂ってしまった。そう言って、降谷を突き飛ばし、絵美を連れ去る矢島・・・。降矢ってこれ普通なら死んでない?(;^ω^)

矢島が生き返ったのは、あの時浩一と矢島を襲ったマキナ、“アパレシオン”のファクターになっていたからですか。それなら片腕を吹き飛ばされたりしても生き返った理由も説明がつくかな・・・。
加藤から吹き込まれたこともあるようですが、やっぱりこの矢島は矢島本人。でも自分の命を奪った加藤機関に対してはどう思ってるんだろう・・・。浩一に限って言えば矢島がJUDAを敵視する理由は何となく理解できるけど、加藤の味方になるっていうのは今いち分からない。自分の命を直接奪った相手であっても、加藤の言う“本当の正義”とやらに共感したんでしょうか。
自分の正義をはっきりと矢島に伝えられなかった浩一は前回より1ランクイメージダウンな所もありますが、自分を変えたきっかけとなった人物がいきなり生き返って、今の姿を全否定されたらと思うと、混乱してしまう気持ちも分からないでもないです・・・。
矢島との対決は避けられないんだろうけど、今度はしっかりと成長した姿を見せてほしいところ。それでも鬱展開は避けられないのかなぁ・・・。
次回 鉄のラインバレル 第18話 『メメント・モリ』

う?ん・・・別番組で驚異を振るってる兵器とタイムリーに被るタイトル^^; でも本来の意味と矢島を重ねて考えると、あまり笑えないですね・・・。
<関連サイト>
鉄のラインバレル 公式サイト

不穏の前触れ・・・

帰ってきた矢島と食卓を囲む理沙子と浩一たち。
浩一や理沙子が今までどこで何をしていたのか何で生き返ったのか疑問に思うのは当然だけど、矢島の家族の方はそれで納得したんだろうか・・・。原作にあったという矢島の死から浩一が立ち直るきっかけの、妹の紗季のエピソードが無かったのは、矢島の復活を意識していたからと考えると納得ですが。
ジュディ中尉にそっくりの姉が出てきたのは、ジュディのように死んでしまう人もいれば矢島のように帰ってくる人もいる・・・と思わせておいて、暗にあの矢島は本物じゃないってことを意味しているのかとも思ったのですが、姿も記憶も本物の矢島みたいですね。この辺りは今回ラストで明かされましたけれど・・・。

桐山がいなくなってもJUDAが世界の敵であることは変わらず。桐山と繋がっていた加藤機関の立場ってどうなってるんでしょう?
社長が用意していたプロジェクトJUDAの防衛システムやその他いろいろって、今まで出し惜しみする必要あったのかな(;´Д`) それこそ早く解禁していれば被害も最小限で済んだような・・・。
何度も同じセリフを繰り返す社長のホログラムはやっぱりプログラムの域は出ないのかと物悲しいものがありましたけど、『社長は自分の死を予期していた』っていう発言で、サトルがポケットにしまい込んでいる(と思われる)手紙に反応したのが気になる。石神社長の死の経緯が森次の手紙に隠されてるんでしょうか。

森次と決着をつける為に加藤機関を抜けてJUDAに身を置きたいというジャック・スミス。
スパイができるような性格じゃないし、嘘偽りはないんだろうけど、それを許すJUDAも甘過ぎるような。
サトルがジャックに森次が加藤側についている事を確認するあたり、やっぱりあの手紙の内容が気になる・・・。

シズナのJUDAイメージアップ大作戦・・・ってこんなの全国に流したら余計不安が広がると思うのですがいろんな意味で(;´Д`) ああ理沙子の顔がどんどん凶悪化していく・・・。
周りが浮かれモードの中で一人自分がいない間の変化に戸惑う矢島。
『早瀬さんだって、あなたの事があったからJUDAに入ったんですよ』ってイズナ、いくらなんでも本人を前に直球すぎる・・・悪気はないんだろうけど、それじゃ矢島が自分のせいで浩一が戦いに巻き込まれたって思うのも仕方ないような。

矢島の中では自分が死んでから一切の時間が止まっていて、浩一が戦う理由も納得いかないし、周囲からちやほやされていい気になってるくらいにしか見えないんですね。成長した浩一のこれまでの経緯なんて知る由もないし・・・。
『正義の味方を気取ったところで、実際に世界を救えないのなら、何の意味もない!』
森次の言っていた台詞と重なる矢島の言葉で冷静さを失う浩一もまだまだ・・・。毅然と絵美を守るって言った時のような姿を矢島に見せることができればまた違ったんでしょうけど。
絵美がこの世界に来たせいで、自分たちの全てが狂ってしまった。そう言って、降谷を突き飛ばし、絵美を連れ去る矢島・・・。降矢ってこれ普通なら死んでない?(;^ω^)

矢島が生き返ったのは、あの時浩一と矢島を襲ったマキナ、“アパレシオン”のファクターになっていたからですか。それなら片腕を吹き飛ばされたりしても生き返った理由も説明がつくかな・・・。
加藤から吹き込まれたこともあるようですが、やっぱりこの矢島は矢島本人。でも自分の命を奪った加藤機関に対してはどう思ってるんだろう・・・。浩一に限って言えば矢島がJUDAを敵視する理由は何となく理解できるけど、加藤の味方になるっていうのは今いち分からない。自分の命を直接奪った相手であっても、加藤の言う“本当の正義”とやらに共感したんでしょうか。
自分の正義をはっきりと矢島に伝えられなかった浩一は前回より1ランクイメージダウンな所もありますが、自分を変えたきっかけとなった人物がいきなり生き返って、今の姿を全否定されたらと思うと、混乱してしまう気持ちも分からないでもないです・・・。
矢島との対決は避けられないんだろうけど、今度はしっかりと成長した姿を見せてほしいところ。それでも鬱展開は避けられないのかなぁ・・・。
次回 鉄のラインバレル 第18話 『メメント・モリ』

う?ん・・・別番組で驚異を振るってる兵器とタイムリーに被るタイトル^^; でも本来の意味と矢島を重ねて考えると、あまり笑えないですね・・・。
<関連サイト>
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この記事へのコメント
カラオケの中で不穏な空気になっていくのも凄かったですが、その前のJUDAのオフィスでシズナに浩一が蹴り上げられるのを見てニコニコしている美海も怖かったです。
地デジになって色んなものが見えてきたなあ(笑)
矢島は加藤に何かを吹き込まれて染まってるんだろうし、石神という大人が居なくなったせいでうまく回らなくなった様子がアリアリと。
やはりまだまだこの子らには指導する大人が必要だと思うのですが、そのへんはどうなるのか期待しています。
地デジになって色んなものが見えてきたなあ(笑)
矢島は加藤に何かを吹き込まれて染まってるんだろうし、石神という大人が居なくなったせいでうまく回らなくなった様子がアリアリと。
やはりまだまだこの子らには指導する大人が必要だと思うのですが、そのへんはどうなるのか期待しています。
>westernblackさん
加藤から矢島にどんな説明があったのかはとっても気になります・・・おそらく加藤側についた理由と一緒に明かされるとは思いますが・・・操られてるって線もあるんでしょうか?う~ん(ーー;)
いつも忘れがちです浩一たちがまだ中学生くらいだっていうことを^^; 思い返してみたらあの矢島とのやり取りも言葉で伝えきれない浩一の未発達さが出ていたようにも見えますね。
確実に当初よりは成長しているとは思います。それでもまだ大人に成り切れない子供な部分がある。だから浩一らしいとは思うのですけれど(^^)
○〇な子ほど可愛くなんて言いますが、私もあれだけ嫌いだった浩一に好意が持てるようになってました(^^) キャラ依存ではなくて好感を持てるようになったのは彼らの成長あってこそですよね・・・。
>ヴィーさん
美海は笑顔を浮かべたままで、理沙子が悪鬼のような形相になっていくのが・・・(;´Д`) 何気に美海も浩一争奪戦に積極的になってきましたね^^;
JUDAには頼れる大人がいなくなってしまって、これからまとめ上げるのが誰かって所もありますよね・・・。浩一ではやっぱり時期尚早に思えますし、これからのJUDAの新体制は気になりなる所です。
加藤から矢島にどんな説明があったのかはとっても気になります・・・おそらく加藤側についた理由と一緒に明かされるとは思いますが・・・操られてるって線もあるんでしょうか?う~ん(ーー;)
いつも忘れがちです浩一たちがまだ中学生くらいだっていうことを^^; 思い返してみたらあの矢島とのやり取りも言葉で伝えきれない浩一の未発達さが出ていたようにも見えますね。
確実に当初よりは成長しているとは思います。それでもまだ大人に成り切れない子供な部分がある。だから浩一らしいとは思うのですけれど(^^)
○〇な子ほど可愛くなんて言いますが、私もあれだけ嫌いだった浩一に好意が持てるようになってました(^^) キャラ依存ではなくて好感を持てるようになったのは彼らの成長あってこそですよね・・・。
>ヴィーさん
美海は笑顔を浮かべたままで、理沙子が悪鬼のような形相になっていくのが・・・(;´Д`) 何気に美海も浩一争奪戦に積極的になってきましたね^^;
JUDAには頼れる大人がいなくなってしまって、これからまとめ上げるのが誰かって所もありますよね・・・。浩一ではやっぱり時期尚早に思えますし、これからのJUDAの新体制は気になりなる所です。
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復活とゆう名の呪い
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矢島株暴落の危機(笑
どういう訳かカラオケ大会で盛り上がるJUDAの面々。
いよいよGONZOの本領発揮か!?
すれ違う再会。
URL :
矢島クン、加藤司令からどう説明されたんですか(笑) - westernblack - 2009年02月01日 01:55:30
イズナや浩一についてははご指摘を見て、視聴中「キミたち青いねえ(笑)」と感じたのを思い起こしました。イズナの発言は私も「オイオイ(汗)」と思いましたが、まだ中学生で、初めから浩一を買い被ってる(笑)上に、浩一と矢島の関係をあまり深いレベルでは理解してないのでしょうね。そのせいで、矢島に変なスイッチが入ってしまったのですけど…
浩一は矢島の批判を聞いて一方的に「俺だってなあ」とは考えず、むしろ矢島が「死んだ」後の森次からの批判を思い浮かべるあたり、放映開始当初から比べるとずいぶん成長したと感心しました(笑)矢島は放映開始当初の浩一のレベルを前提に反省を求めていると思うのですが、これを受ける浩一がそれより一段高いレベルで反省している図が面白いと思いました。でもおっしゃる通り、浩一はそれを矢島に伝えるスキルはまだないのですよね。それが矢島には「やっぱり俺の言うこと聞いてない」と映り、第2のスイッチが入ってしまったのでしょうから、失敗でしたが、これは中学生としては不幸なすれ違いのレベルかなと思います。まあ今後の成長のために、反省は必要でしょうが…
でもって城崎への惨い非難に逆上して殴りかかり、最終スイッチを入れてしまったという図でしたね
次の遭遇でちゃんと誤解を解ければいいですが、ここまでこじれると難しい気もします
コミュニケーションスキルは後で落ち着いてから磨いてもらうとして、とりあえず中学生らしく言いたいことをひたすらぶつけ合うことになりそうな気が…雨降ってナントカとなりますかどうか、というところでしょうか
こうしてまとめてみると、私も結構キャラへの思い入れができちゃってますね。スタッフ様と声優さんにだまされているという気もしますが、私的にはそれだけよくできているということだと思います(笑)
それでは失礼します