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HOME > [アニメ]ビデオ・DVD 感想 > title - 【アニメ】劇場版「空の境界」 俯瞰風景 感想

【アニメ】劇場版「空の境界」 俯瞰風景 感想

先週届いた劇場版「空の境界」俯瞰風景を視聴してみての感想みたいなものを・・・

(ちなみにストーリー部分にはあえてほとんど触れていません。ネタバレのようなものもないです・・・)


何だかこのまま放置しておくとまた積んでしまいそうだったので、早めに処理(ぉ
思った以上に奈須きのこというか「空の境界」そのもののイメージだったので安心しました。





ストーリー

落下する少女の夢、俯瞰を断つ直死の眼
連続する少女たちの飛び降り自殺。現場はすべて、かつては街のシンボルタワー、今では廃墟と化した巫条ビル。屋上には浮遊する「霧絵」がいた・・・。
そして事件が5件を数えた頃、万物の生の綻びと死線を視る能力「直死の魔眼」を持つ両儀式が謎に挑む。


まず映像や音楽には言うべき事はありません。細部に渡って作りこまれているし、随所でのカメラワーク、映像にマッチしたBGMなどは素晴らしいと思います。

キャラクターのイメージは小説のとおりですね。性格や動き回る登場人物も全て『空の境界』に沿っていました。ただ、蒼崎橙子のキャラクターデザインが今回映像化されてから、現存のドラマCDや小説の絵柄と随分変わっていたのには驚きました。案外こっちのほうがしっくりくるものですね。(ショートカットの青
い髪から長い髪を後ろで束ねた橙色に変更。『教育ママのイメージ』は薄れましたが、更に大人の女性という雰囲気になりましたw)

戦いの場面はさすがに映像化というだけあって文句のつけようがありません。小説やドラマCDでは伝わりづらかった両儀式の強さ直視の魔眼という異能の力、戦闘シーンの緊張感はやはり目で見て確実に伝わるものですね。


ただ、話は難解・・・というか小説を読んだ方ならお分かりになるかと思いますが、独特の台詞回しや表現が多いため、良く考えないと解らないor理解が難しいというのが一般かもしれません。(特に蒼崎橙子のセリフなどストーリーの語りとなる部分)
 それとは対照的に時折思いついたようにつぶやくキャラクターのセリフがパッと物語を認識させるんですよね。そこで一瞬出てくる映像が、余計にサブリミナルというか・・・サブリミナル効果とは違うんですが^^;
頭の中で『ああ、そういうことか・・・』と理解させる。小説を読んだ時にも思いましたが、この点は「空の境界」
独自の世界観をよく表していると思いました。



空の境界は全7章で構成されていますが、物語の順番としては

2章/殺人考察・前
4章/伽藍の洞
3章/痛覚残留
1章/俯瞰風景
5章/矛盾螺旋
6章/忘却録音
7章/殺人考察(後)

・・・という並びになります。

浅上藤乃や式の義手など、現時点で不明な人物名、単語が出てくるのはそのせいですね。
逆に言えば小説を未読の方でもすんなり入れるかと。難しいイメージがあるのは確かですが、最初は『同じ』
ですw これから順次劇場版の公開、DVDなどが発売されていきますが、順を追って見ていけばストーリーは把握できるかな・・・と思います。


全体を通してみて、個人的に不満はありません。
空の境界が好きな方には満点に近い点数を上げられるのではないでしょうか。私は画質云々に関しては
あまり拘らない主義なので、DVDでも充分満足できました。それだけのクオリティはあると思います。
 ただ、この映画から空の境界の世界に入る方にとっては、ストーリーが解りづらい、諸々の事柄に対して説明不足な感が否めないというのは当然あると思います。これはこの作品の性というか・・・まず理解するのが難しい作品なので、この点の評価は難しいですね^^;

 

その他雑感

式はかなりの美人で、それが着物を身に着けて街を歩いているのだからかなり人目に触れるはずですが・・・周りを通る人々のスルー力は私にとっては異常としかいえませんね^^; あえてそうすることでより登場人物を際立たせているのかもしれませんが・・・ただの雑感です、はいw

また、物語の途中で入る挿入歌やエンディングテーマがこの世界観にマッチしていて素晴らしいです。
是非聞いていただけたらと思います。


・第一章 俯瞰風景 エンディングテーマ「oblivious
歌:Kalafina、作詞・作曲:梶浦由記

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[MAD]空の境界:oblivious ~ 俯瞰風景 mix[Remix]


obliviousと映像のマッチが素晴らしい。初見はコメント非表示を推奨します。




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「空の境界」

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この記事へのコメント

九人目の少女 - 風神剣 - 2011年01月11日 16:59:46

初めまして、風神剣と申します。m(_ _)m
今さらの話で恐縮なのですが、最近DVD一巻を視聴して、どうにも腑に落ちない部分がありました。

作中の浮遊する少女九人の中で、一人だけ生き残った少女がいませんか?
最終的に自殺した少女は、首謀者の巫条霧絵を含め八人。
ならば、9-8=1で一人だけ生き残りがいるように思います。

もしかしたら、巫条ビル屋上の戦闘で、その少女の意識も浮遊体と共に消滅したのかもしれません。肉体だけを植物人間のような状態で残したままで。

この解釈が正しいとすると、式は少女に手をかけた殺人者ということになってしまいます。あくまで一つの可能性の話ですが。
この投身自殺を免れたと思われる、九人目の少女の生死が非常に気にかかりまして、何かご存知ないかと思い質問させて頂きました。

不躾な質問をご容赦下さい。
ご面倒であれば、スルーして下さって結構ですのでm(_ _)m

コメントありがとうございます! - Juliesky@管理人 - 2011年01月13日 04:36:11

>風神剣さん

はじめまして! 返信が遅くなり申し訳ありませんm(_ _)m

こちらでご質問の件について調べさせて頂いた結果、以下の記述を見つけましたのでご参考までに…。

「飛び降り自殺者が7人だったのに霧絵の周囲を浮遊していた者が8人だったのは、巫条ビルの時間の流れが通常とは異なっているために最後の自殺者である霧絵自身が含まれていたからである。」

※空の境界用語集は~ん「巫条霧絵」より引用(ttp://members3.jcom.home.ne.jp/walachia/tmyougo/rakkyo-h.html)

浮遊している少女たちは映像を見るかぎり9人。うち自殺者は7人。では残り一人は?ということになってしまいますよね。個人的にはコレ、暗に霧絵自身が後に飛ぶ=死を印象付けているものなのかな~と思いました。だったら霧絵自身も含めた8人でいいんじゃない?ということになるのですが、霧絵自身が最後に屋上から飛ばした(飛んだ)自分自身”という意味合いを込めているのかなと…。

式に刺されて落ちていった霧絵は荒耶宗蓮に与えられた“浮遊する第二の体”。その後自ら屋上から飛び降りた霧絵が、あの9人の中に含まれていた、ということでしょうか。

ちょっとわかりにくいですね(^^; 語彙力が無くて。。。すみません(涙

この辺り、原作小説に詳しく記述されているのかもしれませんが、私は確認できませんでした…申し訳ありません。ただ、「空の境界」は読んだ(観た)後にその意味を感じさせたり、考察させたりといった描写が多いですし、この件も鑑賞者に対して考えさせている描写なのかもしれませんね。

長文になってしまいました。申し訳ないですm(_ _)m - 風神剣 - 2011年01月15日 02:31:57

お返事ありがとうございます。
わざわざ調べて頂いたようでご足労をおかけしましたm(_ _)m

いろいろと考えてみたのですが、私は根本的に間違った見方をしていたみたいです。
浮遊していた八人の少女達、つまり霧絵の二重存在以外の八人ですね。
私は最初、彼女ら八人の事を、肉体から抜け出した精神体のような存在だと思ってました。
有り体に言えば、幽体離脱のようなものですね。

しかし、多分それは誤った解釈で、八人の浮遊体は、自殺をした彼女達が残した幽霊のような存在なのだと思います。

巫条ビル屋上には、記録だけの時間が遅れる、という特殊な性質が存在し、ビルの屋上から墜落死した人間は、肉体が死を迎えても、遅れた記録だけが残り、上空を浮遊するようになるのだと思います。

しかし、この考え方には矛盾がありました。
式が初めて浮遊する少女達を目撃した際、浮かんでいた人数は九人。
霧絵の二重存在、そして八人の少女達ですね。
しかし、この時点では、まだ自殺者は四人しか出ていないんですよね。

幽霊八人に対して、自殺者は四人、つまり死者の数が足りないのではないかと。
この矛盾があったがために、私は浮遊体=幽体離脱した精神体という誤った解釈をしてしまいました。

このような矛盾が起きる原因には、巫条ビルに残されたもう一つの特殊な性質が関係しているのではないかと思います。
巫条ビルの屋上では、時間の流れが逆行する現象が起こっていて、過去、現在、未来、あらゆる時間の流れが混在しているのだと思います。
そして、逆行現象の対象になるのは、おそらくは残された記録だけではないかと。

つまり、八人の記録、言いかえれば八人の幽霊は、未来から過去の時間へタイムスリップしているようなものではないかと思います。
初めて浮遊する少女達を目撃した時に、式は巫条ビルの時間の歪みを直感的に理解し、最終的な自殺者の数を予知したのではないでしょうか?

未来から来た幽霊が八人なら、これから出る自殺者は最終的に八人になる、と……。

もし、この解釈が正しいとするならば、霧絵自身が何を思い、何を感じて飛行していたのか、非常に感慨深いものがあります。
自分の周りを飛行する浮遊者が八人。
その中に自分と全く同じ容姿をした少女が一人。
霧絵が巫条ビルの時間の歪みを正確に理解していたのなら……。

気付いたら、もの凄い長文になってました(汗
申し訳ないですm(_ _)m

改めてお礼、申し上げますm(_ _)m - 風神剣 - 2011年01月15日 04:22:30

ひとつ前の長文コメントが、あまりに酷すぎて(汗)、きちんとお礼をする事ができなかったので、こちらで改めてJulieskyさんにお礼を申し上げたいと思います。
Julieskyさん、ありがとうございましたm(_ _)m

空の境界用語集、非常に参考になりました。
この用語集のおかげで、自分なりにある程度、納得できる推論を考える事ができました。

Julieskyさんの仰る通り、空の境界は視聴後に考えさせられる事が多いですね。
考えさせられる事が多い理由の一つには、凝った設定のため、という事もあると思いますが、説明的な台詞を極力、省いているのも要因だと思います。

この作品は登場人物にリアリティを出すために、説明的な台詞を最小限にするように配慮しているではないかと思います。
物語を理解するためには、鑑賞者が能動的に登場人物の台詞の行間を読む必要がある。
結果、考えさせられる事が多くなるのかもしれません。

説明的な台詞があまりに多すぎると、鑑賞者にメタ的な視点を感じさせてしまうため、あえて説明的な台詞を省いているのだと思います。

なんというのか、説明的な台詞は、登場人物が自分の意志で、他の人物に話しているのではなく、作者が登場人物の台詞を借りて、読者に説明しているような感覚を与えてしまうような気がするんですよね。
作者の存在が見えてしまう事で、フィクションである事が強調されてしまうといいますか。

と、気づかぬ内に、また長文の流れになってきてしまっているので、ここらで失礼致します(汗

コメントありがとうございます! - Juliesky@管理人 - 2011年01月17日 00:32:14

>風神剣さん

こちらこそ、コメントありがとうございます。
あらためて考えてみると、第1章の中でもこれだけ考証できる余地があるんですよね。
それだけ本当に“深い”作品なんだな~と思いました。式が見て、霧絵が想い、そしてあの結末に至った一連の出来事と“俯瞰風景”のタイトルに込められた意味も少しずつ見えてきたような気がします。
2月にはBlu-ray BOXも発売されますし、これから鑑賞するのが楽しみです(^^)

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