黒神 The Animation 第9話 『母の影』 感想
『黒神 The Animation』
第9話 『母の影』より感想です。
陰謀渦巻く沖縄編。
■獅子神黎真
魁音寺雪は佐野茜のルートである事は以前から言われていましたが、今回それを怪しむべき点がいくつか。雪の父親である魁音寺グループ総裁が、雪を閉じ込めるように扱っており、雪本人もそれが原因で自分が実はルートでないのではないかと疑問を感じ始めているというのがまず一つ。
もう一つは、いつも傍にいる黎真が雪の契約者ではないということ。黎真自身は雪を必要とする素振りを見せていますが、利用するためのポーズを取っているようにも見えるんですよね。雪が黎真に依存している点もフラグめいているかと。
『理由と目的を教えてもらおう。魁音寺グループに入り込み、マスタールートを生産している。我々に人間向けの理想論を語る必要はない。』
『君たちは自分たちが正しく、私が間違っているという前提のもとで話をしている。そういう連中にする説明はない。』
シュタイナーと黎真の邂逅。下界(人間界)を浄化するために、自らの一族を殲滅し、各地で霊石を破壊し、マスタールートを量産する黎真の真意は、今まで以上の事は何も語られず。ただ、今の世界を壊したいという事と、『真の神は私ではない』と言った事が気になりますね。その“真の神”が彼の契約者ということでしょうか。
エクセルとシンクロしたシュタイナーを、シンクロなしで難なく退ける姿は正に最強の風格といったところ。クロと慶太が渡り合えるようになるのはまだ当分先になりそうです・・・。
■蔵木大地
少しずつ見えてきた大地の人物像。独自にドッペルライナーシステムを解き明かし、黎真の元に辿りついた大地。それを知ろうとしたきっかけは、慶太の母親の死が起因しているようですが・・・。
『僕はルートですか、サブですか』
『お前は怖くないのか?』
『自分の運命を知ることより、ただ待っている方が怖いです』
自分がサブであったなら、ルートを殺してでも生き延びてみせる。その強い意志と才能を買われ、黎真に取り入る形で部下となった大地。しかし黎真の目的は世界を破壊することである事を知り、黎真に一族を滅ぼされた元神霊の雷呀を手駒に、謀反を企んでいる様子。
単純に黎真が世界をどうこうするからという理由ではないようにも思えますが、慶太に関する執着が少なからず見られる事からも、一筋縄ではいかない性格が窺えます。黎真に隠れて上手く暗躍してくれると良いのですが・・・。
■慶太の成長
慶太が捜していた母親にそっくりな写真の人物、七瀬忍は、慶太の母、麻季のドッペルライナーであり、比の契約者。慶太に同情を装って近づいてテラを吸い尽くそうとする辺り、やっぱりまともな人物ではなかったようですね。比のパートナーという時点で何となく予想はつきますが(^^;
テラを吸い取られ、立つこともままならない状態で、クロの危険を感知して立ちあがり、サウザンドを放つ慶太。戦いの面でもパートナーを助ける主人公の面でも成長の様子が見られました。今までクロのブースター的な役割だった慶太が、攻撃手段を持った意味は大きいですね。前回のサウザンド発動時より明らかに“攻撃”の度合いが強くなっていましたし。
後は“サブ”であるネックがどうなるかですが・・・これは物語の進行に応じて解消する問題になりそう。・・・ちなみにこれって2クールでしたよね?(^^;
比に囚われたクロ、雷呀によって攫われ、おそらくは大地の手に落ちたと思われるカクマ。沖縄にやってきた黎真・・・と事態がどんどん展開してきました。沖縄編を契機に、戦闘シーンもストーリーも張りがあって面白くなってきたように思います。慶太自身の成長も見込めますし、次回も期待できそうです。
次回 黒神 The Animation 第10話 『末路』
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第9話 『母の影』より感想です。
陰謀渦巻く沖縄編。
■獅子神黎真
魁音寺雪は佐野茜のルートである事は以前から言われていましたが、今回それを怪しむべき点がいくつか。雪の父親である魁音寺グループ総裁が、雪を閉じ込めるように扱っており、雪本人もそれが原因で自分が実はルートでないのではないかと疑問を感じ始めているというのがまず一つ。
もう一つは、いつも傍にいる黎真が雪の契約者ではないということ。黎真自身は雪を必要とする素振りを見せていますが、利用するためのポーズを取っているようにも見えるんですよね。雪が黎真に依存している点もフラグめいているかと。
『理由と目的を教えてもらおう。魁音寺グループに入り込み、マスタールートを生産している。我々に人間向けの理想論を語る必要はない。』
『君たちは自分たちが正しく、私が間違っているという前提のもとで話をしている。そういう連中にする説明はない。』
シュタイナーと黎真の邂逅。下界(人間界)を浄化するために、自らの一族を殲滅し、各地で霊石を破壊し、マスタールートを量産する黎真の真意は、今まで以上の事は何も語られず。ただ、今の世界を壊したいという事と、『真の神は私ではない』と言った事が気になりますね。その“真の神”が彼の契約者ということでしょうか。
エクセルとシンクロしたシュタイナーを、シンクロなしで難なく退ける姿は正に最強の風格といったところ。クロと慶太が渡り合えるようになるのはまだ当分先になりそうです・・・。
■蔵木大地
少しずつ見えてきた大地の人物像。独自にドッペルライナーシステムを解き明かし、黎真の元に辿りついた大地。それを知ろうとしたきっかけは、慶太の母親の死が起因しているようですが・・・。
『僕はルートですか、サブですか』
『お前は怖くないのか?』
『自分の運命を知ることより、ただ待っている方が怖いです』
自分がサブであったなら、ルートを殺してでも生き延びてみせる。その強い意志と才能を買われ、黎真に取り入る形で部下となった大地。しかし黎真の目的は世界を破壊することである事を知り、黎真に一族を滅ぼされた元神霊の雷呀を手駒に、謀反を企んでいる様子。
単純に黎真が世界をどうこうするからという理由ではないようにも思えますが、慶太に関する執着が少なからず見られる事からも、一筋縄ではいかない性格が窺えます。黎真に隠れて上手く暗躍してくれると良いのですが・・・。
■慶太の成長
慶太が捜していた母親にそっくりな写真の人物、七瀬忍は、慶太の母、麻季のドッペルライナーであり、比の契約者。慶太に同情を装って近づいてテラを吸い尽くそうとする辺り、やっぱりまともな人物ではなかったようですね。比のパートナーという時点で何となく予想はつきますが(^^;
テラを吸い取られ、立つこともままならない状態で、クロの危険を感知して立ちあがり、サウザンドを放つ慶太。戦いの面でもパートナーを助ける主人公の面でも成長の様子が見られました。今までクロのブースター的な役割だった慶太が、攻撃手段を持った意味は大きいですね。前回のサウザンド発動時より明らかに“攻撃”の度合いが強くなっていましたし。
後は“サブ”であるネックがどうなるかですが・・・これは物語の進行に応じて解消する問題になりそう。・・・ちなみにこれって2クールでしたよね?(^^;
比に囚われたクロ、雷呀によって攫われ、おそらくは大地の手に落ちたと思われるカクマ。沖縄にやってきた黎真・・・と事態がどんどん展開してきました。沖縄編を契機に、戦闘シーンもストーリーも張りがあって面白くなってきたように思います。慶太自身の成長も見込めますし、次回も期待できそうです。
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この記事へのコメント
これ2クールなんですか?
もう終わりに入ってるのかと思ったのに(笑)
冷静に考えるとドッペルライナーシステムでは人が死にすぎると思うんですがどうなんでしょう?
全人口の1/3がオリジナルの顔で、残りの2/3が同じ顔、ということは人種的にも同じだからどう考えてもすぐに出会ってサブが死んで人口が急激に減少して人類あぼーんな気がします(笑)
ともかく、殴り合いがキモというかそれ以外が無いんだからもう少し頑張ってくれないと(^^;
作画はものの見事に韓国人ばかりでしたね。
20年ほど前に見た韓国の漫画は技術的にもまだまだでしたがここまで成長したわけですか。
その意味では温かい目で見てあげるべきものなんでしょうね。
個人的にはやっぱりガンガン系は受け付けないなとしか思えないんですが(^^;
それでも見る(笑)
もう終わりに入ってるのかと思ったのに(笑)
冷静に考えるとドッペルライナーシステムでは人が死にすぎると思うんですがどうなんでしょう?
全人口の1/3がオリジナルの顔で、残りの2/3が同じ顔、ということは人種的にも同じだからどう考えてもすぐに出会ってサブが死んで人口が急激に減少して人類あぼーんな気がします(笑)
ともかく、殴り合いがキモというかそれ以外が無いんだからもう少し頑張ってくれないと(^^;
作画はものの見事に韓国人ばかりでしたね。
20年ほど前に見た韓国の漫画は技術的にもまだまだでしたがここまで成長したわけですか。
その意味では温かい目で見てあげるべきものなんでしょうね。
個人的にはやっぱりガンガン系は受け付けないなとしか思えないんですが(^^;
それでも見る(笑)
>westernblackさん
2クールということをまず初めて知りました(^^; てっきり1クールで終わるものと思っていましたので・・・。そうなると今の状況から後半一変する可能性も出てきますね。慶太の成長も多いに見込めることですし(^^) あとは・・・2クール終わるまで視聴できるかが問題なのですが(;;) 時間が許すかぎり視聴は続けたいです・・・。
>ヴィーさん
う~んストーリー的に調整の意味合いもあるのかもしれませんが(^^; 日本国内外でどうなってるんでしょうね?(汗
慶太たちの住んでいる街では意図的にルートが作られるように仕組んでいたらしいので、死亡事故なんかは絶えなかったのだろうと思われますが・・・。全人口の3/1が同じ顔って考えてしまうとおそろしい(笑)
原作が韓国人の方で、ネームバリューもあるそうですから、そっちの方から人も集まるのかもしれませんね。戦闘は一旦盛り下がってから、少しずつ頑張ってきてる感じでしょうか。
2クール目まで視聴できるか分かりませんが・・・(^^;
後半の展開に期待したいと思います。
2クールということをまず初めて知りました(^^; てっきり1クールで終わるものと思っていましたので・・・。そうなると今の状況から後半一変する可能性も出てきますね。慶太の成長も多いに見込めることですし(^^) あとは・・・2クール終わるまで視聴できるかが問題なのですが(;;) 時間が許すかぎり視聴は続けたいです・・・。
>ヴィーさん
う~んストーリー的に調整の意味合いもあるのかもしれませんが(^^; 日本国内外でどうなってるんでしょうね?(汗
慶太たちの住んでいる街では意図的にルートが作られるように仕組んでいたらしいので、死亡事故なんかは絶えなかったのだろうと思われますが・・・。全人口の3/1が同じ顔って考えてしまうとおそろしい(笑)
原作が韓国人の方で、ネームバリューもあるそうですから、そっちの方から人も集まるのかもしれませんね。戦闘は一旦盛り下がってから、少しずつ頑張ってきてる感じでしょうか。
2クール目まで視聴できるか分かりませんが・・・(^^;
後半の展開に期待したいと思います。
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進展はありましたが、何だかいまいち(>_
第9話「母の影」 黎真は沖縄行きを魁音寺雪に告げると、マスタールートに未だ成れ
URL :
- westernblack - 2009年03月12日 02:17:09
尺があるなら、大地が注目キャラというご意見に同意です。こういう状況を引っ掻き回してくれるキャラは大好物です♪彼をはじめ、ここまでくると敵キャラは全員一癖も二癖もある感じですね。主人公ペアにはない吸引力を作品に与えてくれている感じです(でもしつこいですがクロが好きです)
慶太は、「母と同じ顔」の忍に、はっきり敵と分かった時点で迷わず敵意を向けたことに拍手です。他所様で「結構急成長するかも?」という情報をいただいていましたので、これでもうすぐ終わりならつまらんと思いましたが、2クールならOK!ここから、さらなる試練と絡めて深いテーマに踏み込んでくれるとよいですね。間延びするだけなら嫌ですが…でも前にコメントさせていただいたように、基本はクロが健気でかわいければ見続けます。そして今回も比許すまじ…
それでは失礼します