WHITE ALBUM(ホワイトアルバム) 第12話 『縛ること。欺くこと。奪うこと。与えること。どれより辛いのが、待つこと』感想
WHITE ALBUM(ホワイトアルバム)
第12話 『縛ること。欺くこと。奪うこと。与えること。どれより辛いのが、待つこと』

伝わった気持ち。断ち切れない関係。

冬弥が弥生さんと約束があると理奈に告げたことで、理奈に弥生さんとの仲を勘付かれるのは当然なんだけど、それも冬弥が由綺を諦めてしまっている心の表れのように思える・・・。
流れされるまま自棄になって弥生さんの誘惑に飲み込まれる冬弥。由綺のためという本心を持ち合わせながらも、冬弥を自分の方に引きつけたい理奈。ストーカーによる心の怯えを隠しつつ、お互いを利用しながら、冬弥を由綺から引き離す弥生さん・・・。出来あがってしまった三角関係の中で、由綺の存在が遠くにあることを今更ながら実感してしまいます。

理奈が語る由綺からの手紙の内容。それは一字一句を冬弥へ寄せた想いの連なり。
苦しい時に冬弥に頼ろうとしてしまうのは、自分が弱いせいだから、コンサートで生まれ変わった姿を見てほしい。冬弥にはこれからを変わらずに見守り続けてほしいと――。
冬弥に駆け寄りたい気持ちを必死に遠ざけて、これからの自分を好きになってもらおうとする由綺は、今の冬弥が自身から離れている事も知っていたはず。それでも冬弥を信じて、強くなった自分に振り向いてもらおうとする姿は、由綺の一途に想う気持ちを伝えてくれます・・・。
由綺の気持ちが離れてしまったと勝手に思い込み、弥生さんに寂しさを紛らわせていた冬弥。
それまでの行為がどれだけの裏切りだったかを理解するには、あまりに遅すぎたのかもしれません。

親友として由綺を想う気持ちや、誰からも求められない寂しさ、女として他人に負ける悔しさ・・・。
理奈の複雑な心情は所々に描かれていますね。思いがけず手紙を握りつぶしてしまうシーンでは、由綺を蔑ろにした者への苛立ちと、好きな人が振り向いてくれない悔しさと、どちらの気持ちも感じ取れると思います。理奈の冬弥への想いはこのまま閉じられてしまうのでしょうか・・・?

由綺のコンサートチケットを手に入れるために奔走するも、時すでに遅く・・・。しかし救いの手は意外な方向から。
マナが桜団の神崎社長の娘だったのは意外でした。家族関係はお世辞にもうまくいっているとは言えない母親に頼み込んで、敵方のチケットを用意させるのは大変な労を要したはず。
しかも由綺のプレゼントまで持たせてあげて・・・。マナから見たら冬弥は今のところ“放っておけないお兄ちゃん”でしょうか(^^; 口では何を言っても優しい良い子です・・・。
神崎社長が母親で、由綺とは従姉妹の関係と、マナの人物関係も広がりを見せてきました。後期シリーズに入ってからどう絡むのかが気になりますね。

美咲さんは彰との約束ができたからとチケットを冬弥に譲り、はるかもマナから聞いてチケットを自宅に送り届けて・・・。冬弥の女神たちは由綺との仲を応援する動きを見せていますね(^^; 自分が周りの人に恵まれている事を冬弥も実感できたでしょう。展開もそれに応えてくれるんでしょうか・・・。

田丸の危なげな雰囲気と表情は美咲さんへの復讐を予感させていましたが、ここまで直接的な行動を取るとは・・・。冬弥から預かった小説が盾になって未遂に終わりましたが、彰は美咲さんを守ったのが冬弥から与えられたものだと知って、ますます敵愾心を強める始末。冬弥との関係は終わった、だけでは済みそうにありません。後期に彰を絡めての何らかのアクションがあるのは確かでしょう。

由綺の気持ちに気付いたにもかかわらず、弥生さんの誘惑を振り切れない冬弥。
由綺を想うならそこは何があっても突っぱねるべきでしょうに・・・。結局弥生さんとの関係は切れず、裏切りは続いたまま、イヴのコンサートを迎えてしまいました。次回予告のタイトルを見ても、一層修復できない関係を予想してしまいます。
分割2クールという事ですが、前期シリーズ、後期シリーズと分けられているように、前期は前期で区切りをつけるような終わり方になりそうですね。今回は後期に続く伏線の流れもいくつか見られましたが・・・。
次回、冬弥と由綺との関係の結末はどのような方向に終わるのか、その行方を追いたいと思います。
WHITE ALBUM(ホワイトアルバム) 第13話 『器が傾いてるのに、気付かなかった?水はもう一滴も残ってなかったからね』

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第12話 『縛ること。欺くこと。奪うこと。与えること。どれより辛いのが、待つこと』

伝わった気持ち。断ち切れない関係。

冬弥が弥生さんと約束があると理奈に告げたことで、理奈に弥生さんとの仲を勘付かれるのは当然なんだけど、それも冬弥が由綺を諦めてしまっている心の表れのように思える・・・。
流れされるまま自棄になって弥生さんの誘惑に飲み込まれる冬弥。由綺のためという本心を持ち合わせながらも、冬弥を自分の方に引きつけたい理奈。ストーカーによる心の怯えを隠しつつ、お互いを利用しながら、冬弥を由綺から引き離す弥生さん・・・。出来あがってしまった三角関係の中で、由綺の存在が遠くにあることを今更ながら実感してしまいます。

理奈が語る由綺からの手紙の内容。それは一字一句を冬弥へ寄せた想いの連なり。
苦しい時に冬弥に頼ろうとしてしまうのは、自分が弱いせいだから、コンサートで生まれ変わった姿を見てほしい。冬弥にはこれからを変わらずに見守り続けてほしいと――。
冬弥に駆け寄りたい気持ちを必死に遠ざけて、これからの自分を好きになってもらおうとする由綺は、今の冬弥が自身から離れている事も知っていたはず。それでも冬弥を信じて、強くなった自分に振り向いてもらおうとする姿は、由綺の一途に想う気持ちを伝えてくれます・・・。
由綺の気持ちが離れてしまったと勝手に思い込み、弥生さんに寂しさを紛らわせていた冬弥。
それまでの行為がどれだけの裏切りだったかを理解するには、あまりに遅すぎたのかもしれません。

親友として由綺を想う気持ちや、誰からも求められない寂しさ、女として他人に負ける悔しさ・・・。
理奈の複雑な心情は所々に描かれていますね。思いがけず手紙を握りつぶしてしまうシーンでは、由綺を蔑ろにした者への苛立ちと、好きな人が振り向いてくれない悔しさと、どちらの気持ちも感じ取れると思います。理奈の冬弥への想いはこのまま閉じられてしまうのでしょうか・・・?

由綺のコンサートチケットを手に入れるために奔走するも、時すでに遅く・・・。しかし救いの手は意外な方向から。
マナが桜団の神崎社長の娘だったのは意外でした。家族関係はお世辞にもうまくいっているとは言えない母親に頼み込んで、敵方のチケットを用意させるのは大変な労を要したはず。
しかも由綺のプレゼントまで持たせてあげて・・・。マナから見たら冬弥は今のところ“放っておけないお兄ちゃん”でしょうか(^^; 口では何を言っても優しい良い子です・・・。
神崎社長が母親で、由綺とは従姉妹の関係と、マナの人物関係も広がりを見せてきました。後期シリーズに入ってからどう絡むのかが気になりますね。

美咲さんは彰との約束ができたからとチケットを冬弥に譲り、はるかもマナから聞いてチケットを自宅に送り届けて・・・。冬弥の女神たちは由綺との仲を応援する動きを見せていますね(^^; 自分が周りの人に恵まれている事を冬弥も実感できたでしょう。展開もそれに応えてくれるんでしょうか・・・。

田丸の危なげな雰囲気と表情は美咲さんへの復讐を予感させていましたが、ここまで直接的な行動を取るとは・・・。冬弥から預かった小説が盾になって未遂に終わりましたが、彰は美咲さんを守ったのが冬弥から与えられたものだと知って、ますます敵愾心を強める始末。冬弥との関係は終わった、だけでは済みそうにありません。後期に彰を絡めての何らかのアクションがあるのは確かでしょう。

由綺の気持ちに気付いたにもかかわらず、弥生さんの誘惑を振り切れない冬弥。
由綺を想うならそこは何があっても突っぱねるべきでしょうに・・・。結局弥生さんとの関係は切れず、裏切りは続いたまま、イヴのコンサートを迎えてしまいました。次回予告のタイトルを見ても、一層修復できない関係を予想してしまいます。
分割2クールという事ですが、前期シリーズ、後期シリーズと分けられているように、前期は前期で区切りをつけるような終わり方になりそうですね。今回は後期に続く伏線の流れもいくつか見られましたが・・・。
次回、冬弥と由綺との関係の結末はどのような方向に終わるのか、その行方を追いたいと思います。
WHITE ALBUM(ホワイトアルバム) 第13話 『器が傾いてるのに、気付かなかった?水はもう一滴も残ってなかったからね』

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この記事へのコメント
>ヴィーさん
冬弥はもう・・・弥生さんから逃れられないのは男の性ってやつでしょうか・・・(汗 方々でバッシング対象になっているようです(^^;
由綺は冬弥を遠ざけて強くなろうとして、強い娘ではあるんだけど、ここまで冬弥を必要としない姿勢はかえって悪影響を及ぼしているのかもと思ってみたり・・・。
弥生さんは冬弥がダメな人って分かってるから引き離そうとしてるのかな~なんて、いろいろ考えるんですけど何かずれてるような気もします(ーー; 由綺への思い入れは確かなんでしょうけれど。
最終回は、泥沼を見ることになるのか、綺麗に治まって後期から由綺と別れた状態でスタートするのか、まさかの復縁があり得るのか・・・どうなるんでしょう(^^;
冬弥はもう・・・弥生さんから逃れられないのは男の性ってやつでしょうか・・・(汗 方々でバッシング対象になっているようです(^^;
由綺は冬弥を遠ざけて強くなろうとして、強い娘ではあるんだけど、ここまで冬弥を必要としない姿勢はかえって悪影響を及ぼしているのかもと思ってみたり・・・。
弥生さんは冬弥がダメな人って分かってるから引き離そうとしてるのかな~なんて、いろいろ考えるんですけど何かずれてるような気もします(ーー; 由綺への思い入れは確かなんでしょうけれど。
最終回は、泥沼を見ることになるのか、綺麗に治まって後期から由綺と別れた状態でスタートするのか、まさかの復縁があり得るのか・・・どうなるんでしょう(^^;
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WHITE ALBAM 第十二頁 『縛ること。欺くこと。奪うこと。与えること。どれより辛いのが、待つこと』
1期も終盤にていよいよ修羅場が見え隠れ。
ライブ直前に精神ズタズタの理奈、そして冬弥は…。
「明日、エコーズに行きます。デートしよ?藤井くん」
弥生さんは危険で由綺しか愛せないと忠告しますが・・・
自業自得
WHITE ALBUM 第十二頁「縛ること。欺くこと。奪うこと。与えること。どれより辛いのが、待つこと」
の感想です。
理奈から破かれた手紙の内容を聞かされ、さらに理奈の解雇宣言で、冬弥は絶望のどん底へ。
風邪のまま焼肉吐きそうになるまで食べたせいで風邪が悪化したため簡易版失礼
URL :
- ヴィー - 2009年03月25日 21:24:18
周辺から受け取ってる優しさをちゃんとわかってるんでしょうか?
美咲さんの周辺も悪い方にしか動いてないし、これで後半に行かれると確かに気になって見てしまうかも。
そろそろ弥生さんが本当に由綺のことを考えているのか、考えていても行動がおかしいのかよくわからなくなってきました。
こんだけ冬弥に付き合ってるとマネージャーとしての仕事が疎かになってそうですが(--;