コードギアス 反逆のルルーシュR2 第10話 TURN10 『神虎 輝く 刻』 感想
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN10 『神虎 輝く 刻』の感想です。以下の文にはネタバレを含みますのでご注意下さい。
中華連邦とブリタニアの政略結婚。
ゼロはその結納の場で中華連邦の象徴たる天子を奪う。
己の信じる想いを貫くシンクーと、それを利用しブリタニアに優位に立とうとするゼロ。
交わらない二つの思惑は、どちらに勝利を導くのか――。
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN10 『神虎 輝く 刻』
シンクーの天子奪取を逆手にとり、天子を手中に収めたゼロ。
「シンクー・・・君なら天子を自由の身にできるとでも?――・・・違うな!」
ゼロの傍らに降り立つ藤堂の斬月。混乱に乗じ、シュナイゼルを狙おうとするが、ランスロットを駆るスザクがそれを防ぐ。
藤堂の斬月とスザクのランスロットの一騎打ち。フロートシステムに加え輻射機構を装備した斬月はランスロット相手でも互角に渡り合う。
ランスロットのフロートを破壊する斬月。スザクの追撃を抑えた藤堂は後退する・・・。
こうして黒の騎士団は天子の身柄を確保することに成功する。
天子を収納した搬送車内。
黒の騎士団に囚われ、怯える天子を友人でもある神楽耶が案じる。
「ここが、外なのですか・・・?」
「はい・・・このような乱暴なやり方で天子様の夢を叶えることになろうとは・・・」
「あ・・・!覚えていてくれたのですね、あなたも」
天子が唯一気を許せる神楽耶が黒の騎士団にいたのは、彼女にとってこの上なく心強く思えた事だろう。
追っ手を振り切りながら逃走する黒の騎士団。
玉城のいい加減なナビゲートの中、C.C.は天子らを乗せた車を走らせる。
道を迷うことなく走れたのはC.C.がその昔、中華連邦に居た経験があったからだろう・・・。
車内で神楽耶を交えて天子と話すゼロ。中華連邦の腐敗、大宦官の専横を天子に説くゼロだが、天子は怯えて目を合わせようともしない。
「・・・天子様?リー・シンクー、将来を言い交わしたお方ですか?」
「えっ!?そ・・・そんな、ただ、約束を・・・」
幼すぎる彼女がゼロの政治論より神楽耶の恋愛話に心開くのは当然だ。
ゼロ一行を乗せた車は渓谷に足を阻まれる。黒の騎士団を挟み撃ちにしようとする大宦官ら中華連邦軍。
だがそれもゼロの策の内の一つに過ぎなかった。
前持って伏兵を配置していたゼロは追っ手を一掃する。
大宦官らは捕らえたシンクーを利用するため最新型ナイトメア神虎(シェンフー)を与え、ゼロ追撃の任を命じる。
黒の騎士団の前に姿を現す神虎(シェンフー)。ゼロたち黒の騎士団はもちろん、ラクシャータも驚きを隠せない。
紅蓮可翔式や斬月らと同じタイプの飛翔滑走翼を取り付けたナイトメアフレーム。
それはかつてラクシャータの開発チームが作ったナイトメアフレームだった。紅蓮と同時期に開発され、ハイスペックを要求しすぎた結果、乗りこなせるパイロットがいなかった孤高のナイトメア、神虎(シェンフー)。
搭乗しているシンクーすら、その性能に脅威の声を漏らす。
「ナイトメアフレーム神虎(シェンフー)・・・これでも出力40%・・・大宦官め、なんてものを・・・!」
「聞えているか、ゼロ!」
「まさか・・・シンクーか!?」
「ゼロ・・・ここは通さん!」
以下後半へ
天子を助けるため、神虎(シェンフー)を駆って立ち塞がるシンクーの前に、カレンの紅蓮可翔式が相対する。
「紅蓮可翔式!紅月カレンか!・・・しかしこの神虎(シェンフー)ならば!」
「やるねえ!でも・・・私は黒の騎士団のエース!」
紅蓮の輻射波動砲と神虎(シェンフー)の最大武器、天愕覇王荷電粒子重砲が衝突する。
互いに引かない二人。だが決着は唐突に訪れる。補給をせずに出撃した結果、紅蓮のエナジーが切れ、神虎(シェンフー)に捕縛されてしまう紅蓮可翔式。
朝比奈と千葉が助けようとするも、中華連邦の援軍に阻まれてしまう。
(捕虜になる・・・!そ、そんな・・・)
普段のルルーシュならぬ焦り。
「カレンッ!無線はまだ生きているか!」
「す、すみません失態を・・・」
「そんなことはいい!あきらめるな・・・必ず助けてやる!いいな!下手に動くな!」
「!・・・わかっています!あきらめません!」
だが軍師たるディートハルトは撤退を進言する。
カレンは一兵卒にすぎない。中華連邦という国と一人の命、比べるまでもない事。一度撤退しインド軍との合流に備えるべきが常道だと。
「情けと判断はわけるべきでは?大望為すためには時に犠牲も必要です」
確かにそのとおりだ。ディートハルトの意見は軍を束ねる者として当然の判断であるといえる。
だが、ルルーシュのとった選択は・・・
「決着をつける!全軍反転せよ!」
ゼロの・・・ルルーシュの判断は一個の軍をまとめる者ならばあってはならない事だろう。
あるいはカレン以外の兵士であったならこのような行動はとらなかったかもしれない。
だが彼の『目標』のためには、カレンはいなくてはならない存在だった。
「シンクーに教えてやる・・・戦略と戦術の違いを!」
その頃、待機命令でアヴァロン艦内にいたスザク、アーニャの二人と、避難していたミレイは談話室で一時の休息をとっていた。
アーニャが歓迎会で撮った写真を見て和む三人。
その中で見つけたルルーシュの写真に反応するスザク。傍らに写っていたC.C.には覆面を被っていたおかげか気付かなかったようだが・・・
アーニャはルルーシュの名前を聞き、画像の一つを検索する。そこに写っていたのは、幼き日のルルーシュその人だった・・・。
シンクーとの対決に臨むゼロ。
「地形は高低差が少ない。地理的優位は望めない」
「加えて敵の軍は急ごしらえ・・・指揮系統はゼロに集中させるしかない・・・しかしナイトメアフレームの性能は敵が勝る・・・」
「となれば、中華連邦軍の選択肢は・・・」
「神虎(シェンフー)を前面に押し立てての中央!」
「突破!」
互いに互いの戦略を読みあうゼロとシンクー。
藤堂は敵の主力たる神虎(シェンフー)を抑えるが、戦力を抑え込んだのは中華連邦にとっても同じこと。
「やはり、紅月がいないと一手遅れるか・・・!」
ゼロはパターンΣを発令。挟撃作戦にて神虎(シェンフー)を疲弊させ、エナジー切れを狙う。敵の司令官であると同時に戦力の要であるシンクーと神虎(シェンフー)を抑えきれば、黒の騎士団の勝利は決まったも同然だ。
総力を挙げて潰しにかかる黒の騎士団。
だが、その時黒の騎士団の足元を水が流れる・・・
「ふふはははは・・・シンクー、運河の決壊がお前の策か。しかし、水量は減らしておいたのだろう」
「取るに足らぬと考えたな。故にゼロ、君の負けだ」
決壊した運河から流れた水が足場を悪化させ、布陣していた黒の騎士団のナイトメアの足を取る。
シンクーの狙い・・・それはこの地に黒の騎士団の主力を集結させることにあったのだ。
おそらくは大宦官らが関わったであろう灌漑開拓地帯・・・。癒着による手抜き工事が行われたとはゼロも知ろうはずがない。
シンクーの単機突撃は、敵の主力をこの地に移動させるため。ゼロをこの場に留めるためだった。
「まさか・・・読んでいたのか!私が決戦を挑むと!この布陣をとると!」
「我等に勝利をもたらすは、我が国の大地そのもの。ゼロ、お前の負けだ!」
シンクーらの総攻撃が開始される。ゼロはシンクーの戦術に足を掬われる形となってしまった。
「この私が各個撃破に持込まれた・・・!クッ・・・醜態だ!」
「認めようシンクー・・・!先にお前を堕とすべきだった・・・!私と互する知略とスザククラスの武勇・・・!天は二物を与えたというのか・・・!」
そんな最中、示し合わせたかのようにシンクーの副官、ジョウ・チャンリンは悲しげに一人ごちる。
「でも、時間だけは与えて下さらなかった」
吐血しながらも戦うシンクー。彼に残された時間は・・・
「持ってくれ・・・もう少しだけ・・・!」
斑鳩の艦首ハドロン重砲で追っ手を払い除け、後退する黒の騎士団。その行き先は・・・
――天帝八十八陵。
歴代の天子を祀る所。中華連邦にとって意味深い場所であるだけに、攻撃をしづらいと踏んでの篭城だ。
しかしインドからの増援は絶望的。援軍のない篭城戦を臨むことに変わりはない・・・。
一方シンクーらは大宦官によって背後を抑えられていた。大宦官らの目的は、黒の騎士団だけではなく、この機会にクーデターを企んだシンクーたちを抹殺することだ・・・。
そして大宦官が呼んだ援軍・・・ブリタニア軍とナイトオブラウンズの機体が迫る。
「愚かな・・・この中華連邦で他国に・・・ブリタニアに支援を頼むとは・・・!しかもあの艦はアヴァロン・・・わかっているのか大宦官どもは・・・!相手はEUの半分を奪い取った男・・・第二皇子シュナイゼルだぞ・・・!」
圧倒的に不利な状況の中、ゼロはディートハルトに『仕掛けの準備』を指示する。
「全て揃った・・・最高のステージじゃないか」
(勝ってみせる・・・この絶望的な状況からでも!)
海を挟んでアシュフォード学園。ミレイからの通信があって無事を喜ぶリヴァル、シャーリー。
その通信を受け取る相手は、その場にいるはずのない人物、ルルーシュだった・・・。
以下雑感
さて、いきなり私事で申し訳ありませんが、この記事、同じようなものを二回打っています。
ScribeFire使わなかった結果がこれだよ!FC2ブログの記事消失防止機能がもう少し早く実装されていればっ・・・!
・・・私が悪いんですけどね_| ̄|○ il||li
ルルーシュとシンクーの全面対決。結果はシンクーの一本勝ちといったところでしょうか。
中華連邦の地形までは見通せなかったのが敗因ですが・・・その先を言えばやはりカレンに対する個人的な感情を優先させた結果が・・・という事になりますよね。
ディートハルトは軍師の役割として正しいことを進言したと思います。彼がゼロに絶対忠実というわけではなく、あくまでゼロを神化する符号として捉えているという一面もまんざらではないのかもしれません。
ルルーシュの詰めが甘いと言われる所以がやはり今後一番の課題になりそうですね・・・。
個人的にはカレンのルルーシュに「助けてやる」と言われた時の嬉しそうな表情が大好きだったりしますが^^
C.C.と一緒に歩いているだけで嫉妬の視線を送るカレンも・・・(*´Д`) ほんとにルルーシュは何人ヒロインを(ry
黒の騎士団とシンクーが駆る神虎(シェンフー)との対決。カレンはエナジー切れ、藤堂は互角に渡りあっていたように見えますが・・・「出力40%で戦っていた」のでしょうか?
それでも今までテストパイロットを潰してきたというとんでもない機体ですから、本気を出したらマズイのかもしれませんね。そもそもシンクーは病の体で戦っていたわけですし・・・。
シンクーには「残された時間が少ない」という事ですが、果たして中華連邦編を終わっても最後まで生き残れるのか・・・不安です。吐血はもうやめてあげて!・゚・(つД`)・゚・
その他いろいろ
玉城がどんどんウザくなっていくのは気のせいですか・・・ナビはミスるわゼロの親友を名乗るは余裕余裕言ってたくせに紅蓮が捕らえられた瞬間に「だから補給しとけって言ったのにィ?」って・・・
本当にいらない才能に満ち満ちているな!(#^ω^)
宴会太政大臣がお似合いの役職ですだよ!
C.C.が中華連邦で(玉城のダメナビにも関わらず)道に迷わなかったのはマオと過ごした過去があったからでしょうか。「昔ちょっとな・・・」と言った時の表情は少し寂しげでしたしね・・・。
天子様の守ってあげたいオーラがどんどん急上昇しているような・・・毎回泣いちゃってますし^^;
シンクーが過保護になる?のもわかりますねw
アーニャは何故ルルーシュの幼い頃の写真を持っていたのか・・・次回以降の伏線になりそうな予感。まさか、彼女とルルーシュに何か関係が・・・?
今回途中で記事消失のダメージを負ってしまったためだらだらですがすみません・・・orz ヘンな誤字があるやも分かりません・・・。
ScribeFire使わないのはちょっとした記事を書くときぐらいなんですが、やっぱり機能制限がある分ブラウザで打ち込んだ方が早い気がしたんですよね・・・案の定ミスッてしまいました_| ̄|○ il||li
次回 コードギアス 反逆のルルーシュR2 第11話 TURN11 『想い の 力』
この危機的状況をどう乗り切るのかが見物ですね。アシュフォード学園にいたルルーシュの存在も気になりますし・・・あ、やっとオレンジにも出番がくるんでした!こちらにも注目ですね!^-^
関連URL
コードギアス反逆のルルーシュR2 公式サイト


私を登録して頂けますか? by BlogPeople
中華連邦とブリタニアの政略結婚。
ゼロはその結納の場で中華連邦の象徴たる天子を奪う。
己の信じる想いを貫くシンクーと、それを利用しブリタニアに優位に立とうとするゼロ。
交わらない二つの思惑は、どちらに勝利を導くのか――。
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN10 『神虎 輝く 刻』
シンクーの天子奪取を逆手にとり、天子を手中に収めたゼロ。
「シンクー・・・君なら天子を自由の身にできるとでも?――・・・違うな!」
ゼロの傍らに降り立つ藤堂の斬月。混乱に乗じ、シュナイゼルを狙おうとするが、ランスロットを駆るスザクがそれを防ぐ。
藤堂の斬月とスザクのランスロットの一騎打ち。フロートシステムに加え輻射機構を装備した斬月はランスロット相手でも互角に渡り合う。
ランスロットのフロートを破壊する斬月。スザクの追撃を抑えた藤堂は後退する・・・。
こうして黒の騎士団は天子の身柄を確保することに成功する。
天子を収納した搬送車内。
黒の騎士団に囚われ、怯える天子を友人でもある神楽耶が案じる。
「ここが、外なのですか・・・?」
「はい・・・このような乱暴なやり方で天子様の夢を叶えることになろうとは・・・」
「あ・・・!覚えていてくれたのですね、あなたも」
天子が唯一気を許せる神楽耶が黒の騎士団にいたのは、彼女にとってこの上なく心強く思えた事だろう。
追っ手を振り切りながら逃走する黒の騎士団。
玉城のいい加減なナビゲートの中、C.C.は天子らを乗せた車を走らせる。
道を迷うことなく走れたのはC.C.がその昔、中華連邦に居た経験があったからだろう・・・。
車内で神楽耶を交えて天子と話すゼロ。中華連邦の腐敗、大宦官の専横を天子に説くゼロだが、天子は怯えて目を合わせようともしない。
「・・・天子様?リー・シンクー、将来を言い交わしたお方ですか?」
「えっ!?そ・・・そんな、ただ、約束を・・・」
幼すぎる彼女がゼロの政治論より神楽耶の恋愛話に心開くのは当然だ。
ゼロ一行を乗せた車は渓谷に足を阻まれる。黒の騎士団を挟み撃ちにしようとする大宦官ら中華連邦軍。
だがそれもゼロの策の内の一つに過ぎなかった。
前持って伏兵を配置していたゼロは追っ手を一掃する。
大宦官らは捕らえたシンクーを利用するため最新型ナイトメア神虎(シェンフー)を与え、ゼロ追撃の任を命じる。
黒の騎士団の前に姿を現す神虎(シェンフー)。ゼロたち黒の騎士団はもちろん、ラクシャータも驚きを隠せない。
紅蓮可翔式や斬月らと同じタイプの飛翔滑走翼を取り付けたナイトメアフレーム。
それはかつてラクシャータの開発チームが作ったナイトメアフレームだった。紅蓮と同時期に開発され、ハイスペックを要求しすぎた結果、乗りこなせるパイロットがいなかった孤高のナイトメア、神虎(シェンフー)。
搭乗しているシンクーすら、その性能に脅威の声を漏らす。
「ナイトメアフレーム神虎(シェンフー)・・・これでも出力40%・・・大宦官め、なんてものを・・・!」
「聞えているか、ゼロ!」
「まさか・・・シンクーか!?」
「ゼロ・・・ここは通さん!」
以下後半へ
天子を助けるため、神虎(シェンフー)を駆って立ち塞がるシンクーの前に、カレンの紅蓮可翔式が相対する。
「紅蓮可翔式!紅月カレンか!・・・しかしこの神虎(シェンフー)ならば!」
「やるねえ!でも・・・私は黒の騎士団のエース!」
紅蓮の輻射波動砲と神虎(シェンフー)の最大武器、天愕覇王荷電粒子重砲が衝突する。
互いに引かない二人。だが決着は唐突に訪れる。補給をせずに出撃した結果、紅蓮のエナジーが切れ、神虎(シェンフー)に捕縛されてしまう紅蓮可翔式。
朝比奈と千葉が助けようとするも、中華連邦の援軍に阻まれてしまう。
(捕虜になる・・・!そ、そんな・・・)
普段のルルーシュならぬ焦り。
「カレンッ!無線はまだ生きているか!」
「す、すみません失態を・・・」
「そんなことはいい!あきらめるな・・・必ず助けてやる!いいな!下手に動くな!」
「!・・・わかっています!あきらめません!」
だが軍師たるディートハルトは撤退を進言する。
カレンは一兵卒にすぎない。中華連邦という国と一人の命、比べるまでもない事。一度撤退しインド軍との合流に備えるべきが常道だと。
「情けと判断はわけるべきでは?大望為すためには時に犠牲も必要です」
確かにそのとおりだ。ディートハルトの意見は軍を束ねる者として当然の判断であるといえる。
だが、ルルーシュのとった選択は・・・
「決着をつける!全軍反転せよ!」
ゼロの・・・ルルーシュの判断は一個の軍をまとめる者ならばあってはならない事だろう。
あるいはカレン以外の兵士であったならこのような行動はとらなかったかもしれない。
だが彼の『目標』のためには、カレンはいなくてはならない存在だった。
「シンクーに教えてやる・・・戦略と戦術の違いを!」
その頃、待機命令でアヴァロン艦内にいたスザク、アーニャの二人と、避難していたミレイは談話室で一時の休息をとっていた。
アーニャが歓迎会で撮った写真を見て和む三人。
その中で見つけたルルーシュの写真に反応するスザク。傍らに写っていたC.C.には覆面を被っていたおかげか気付かなかったようだが・・・
アーニャはルルーシュの名前を聞き、画像の一つを検索する。そこに写っていたのは、幼き日のルルーシュその人だった・・・。
シンクーとの対決に臨むゼロ。
「地形は高低差が少ない。地理的優位は望めない」
「加えて敵の軍は急ごしらえ・・・指揮系統はゼロに集中させるしかない・・・しかしナイトメアフレームの性能は敵が勝る・・・」
「となれば、中華連邦軍の選択肢は・・・」
「神虎(シェンフー)を前面に押し立てての中央!」
「突破!」
互いに互いの戦略を読みあうゼロとシンクー。
藤堂は敵の主力たる神虎(シェンフー)を抑えるが、戦力を抑え込んだのは中華連邦にとっても同じこと。
「やはり、紅月がいないと一手遅れるか・・・!」
ゼロはパターンΣを発令。挟撃作戦にて神虎(シェンフー)を疲弊させ、エナジー切れを狙う。敵の司令官であると同時に戦力の要であるシンクーと神虎(シェンフー)を抑えきれば、黒の騎士団の勝利は決まったも同然だ。
総力を挙げて潰しにかかる黒の騎士団。
だが、その時黒の騎士団の足元を水が流れる・・・
「ふふはははは・・・シンクー、運河の決壊がお前の策か。しかし、水量は減らしておいたのだろう」
「取るに足らぬと考えたな。故にゼロ、君の負けだ」
決壊した運河から流れた水が足場を悪化させ、布陣していた黒の騎士団のナイトメアの足を取る。
シンクーの狙い・・・それはこの地に黒の騎士団の主力を集結させることにあったのだ。
おそらくは大宦官らが関わったであろう灌漑開拓地帯・・・。癒着による手抜き工事が行われたとはゼロも知ろうはずがない。
シンクーの単機突撃は、敵の主力をこの地に移動させるため。ゼロをこの場に留めるためだった。
「まさか・・・読んでいたのか!私が決戦を挑むと!この布陣をとると!」
「我等に勝利をもたらすは、我が国の大地そのもの。ゼロ、お前の負けだ!」
シンクーらの総攻撃が開始される。ゼロはシンクーの戦術に足を掬われる形となってしまった。
「この私が各個撃破に持込まれた・・・!クッ・・・醜態だ!」
「認めようシンクー・・・!先にお前を堕とすべきだった・・・!私と互する知略とスザククラスの武勇・・・!天は二物を与えたというのか・・・!」
そんな最中、示し合わせたかのようにシンクーの副官、ジョウ・チャンリンは悲しげに一人ごちる。
「でも、時間だけは与えて下さらなかった」
吐血しながらも戦うシンクー。彼に残された時間は・・・
「持ってくれ・・・もう少しだけ・・・!」
斑鳩の艦首ハドロン重砲で追っ手を払い除け、後退する黒の騎士団。その行き先は・・・
――天帝八十八陵。
歴代の天子を祀る所。中華連邦にとって意味深い場所であるだけに、攻撃をしづらいと踏んでの篭城だ。
しかしインドからの増援は絶望的。援軍のない篭城戦を臨むことに変わりはない・・・。
一方シンクーらは大宦官によって背後を抑えられていた。大宦官らの目的は、黒の騎士団だけではなく、この機会にクーデターを企んだシンクーたちを抹殺することだ・・・。
そして大宦官が呼んだ援軍・・・ブリタニア軍とナイトオブラウンズの機体が迫る。
「愚かな・・・この中華連邦で他国に・・・ブリタニアに支援を頼むとは・・・!しかもあの艦はアヴァロン・・・わかっているのか大宦官どもは・・・!相手はEUの半分を奪い取った男・・・第二皇子シュナイゼルだぞ・・・!」
圧倒的に不利な状況の中、ゼロはディートハルトに『仕掛けの準備』を指示する。
「全て揃った・・・最高のステージじゃないか」
(勝ってみせる・・・この絶望的な状況からでも!)
海を挟んでアシュフォード学園。ミレイからの通信があって無事を喜ぶリヴァル、シャーリー。
その通信を受け取る相手は、その場にいるはずのない人物、ルルーシュだった・・・。
以下雑感
さて、いきなり私事で申し訳ありませんが、この記事、同じようなものを二回打っています。
ScribeFire使わなかった結果がこれだよ!FC2ブログの記事消失防止機能がもう少し早く実装されていればっ・・・!
・・・私が悪いんですけどね_| ̄|○ il||li
ルルーシュとシンクーの全面対決。結果はシンクーの一本勝ちといったところでしょうか。
中華連邦の地形までは見通せなかったのが敗因ですが・・・その先を言えばやはりカレンに対する個人的な感情を優先させた結果が・・・という事になりますよね。
ディートハルトは軍師の役割として正しいことを進言したと思います。彼がゼロに絶対忠実というわけではなく、あくまでゼロを神化する符号として捉えているという一面もまんざらではないのかもしれません。
ルルーシュの詰めが甘いと言われる所以がやはり今後一番の課題になりそうですね・・・。
個人的にはカレンのルルーシュに「助けてやる」と言われた時の嬉しそうな表情が大好きだったりしますが^^
C.C.と一緒に歩いているだけで嫉妬の視線を送るカレンも・・・(*´Д`) ほんとにルルーシュは何人ヒロインを(ry
黒の騎士団とシンクーが駆る神虎(シェンフー)との対決。カレンはエナジー切れ、藤堂は互角に渡りあっていたように見えますが・・・「出力40%で戦っていた」のでしょうか?
それでも今までテストパイロットを潰してきたというとんでもない機体ですから、本気を出したらマズイのかもしれませんね。そもそもシンクーは病の体で戦っていたわけですし・・・。
シンクーには「残された時間が少ない」という事ですが、果たして中華連邦編を終わっても最後まで生き残れるのか・・・不安です。吐血はもうやめてあげて!・゚・(つД`)・゚・
その他いろいろ
玉城がどんどんウザくなっていくのは気のせいですか・・・ナビはミスるわゼロの親友を名乗るは余裕余裕言ってたくせに紅蓮が捕らえられた瞬間に「だから補給しとけって言ったのにィ?」って・・・
本当にいらない才能に満ち満ちているな!(#^ω^)
宴会太政大臣がお似合いの役職ですだよ!
C.C.が中華連邦で(玉城のダメナビにも関わらず)道に迷わなかったのはマオと過ごした過去があったからでしょうか。「昔ちょっとな・・・」と言った時の表情は少し寂しげでしたしね・・・。
天子様の守ってあげたいオーラがどんどん急上昇しているような・・・毎回泣いちゃってますし^^;
シンクーが過保護になる?のもわかりますねw
アーニャは何故ルルーシュの幼い頃の写真を持っていたのか・・・次回以降の伏線になりそうな予感。まさか、彼女とルルーシュに何か関係が・・・?
今回途中で記事消失のダメージを負ってしまったためだらだらですがすみません・・・orz ヘンな誤字があるやも分かりません・・・。
ScribeFire使わないのはちょっとした記事を書くときぐらいなんですが、やっぱり機能制限がある分ブラウザで打ち込んだ方が早い気がしたんですよね・・・案の定ミスッてしまいました_| ̄|○ il||li
次回 コードギアス 反逆のルルーシュR2 第11話 TURN11 『想い の 力』
この危機的状況をどう乗り切るのかが見物ですね。アシュフォード学園にいたルルーシュの存在も気になりますし・・・あ、やっとオレンジにも出番がくるんでした!こちらにも注目ですね!^-^
関連URL
コードギアス反逆のルルーシュR2 公式サイト


私を登録して頂けますか? by BlogPeople
この記事へのコメント
トラックバック
藤堂の活躍が久しぶりに見れて感激ですwww。 斬月のスペックは紅蓮なみだね。ラン
TBフリーなコードギアスR2の#10記事です。
分身の術・・・な第10話ルルーシュ、頭脳戦で廃退を喫す?
黒の騎士団vs星刻。
孤高のナイトメアって話でした。
10話「神虎 輝く 刻」
コードギアスR2 10話『神虎輝く刻』
コードギアスR2 第10話感想です。
戦略の読み合い、勝利したのは……
またしても絶妙なヒキを見せられたコードギアスR2 第10話。 『学生だからね』って なぁにをヌケヌケと(爆)!!
天子さまは、シンクーが好きなのかぁ。
URL :