【時事】インデックスが事実上の倒産。アトラスブランドのゲームタイトルは販売を継続
「女神転生」シリーズなどで知られるゲームブランド「アトラス」を擁するインデックスは、6月27日、民事再生手続きの開始を東京地裁に申し立て、受理されたと発表しました。負債総額は約245億円とのこと。
同社はデジタルゲーム事業及びコンテンツ&ソリューション事業を中心に事業展開し、安定的に収益を獲得してきた一方、海外での事業買収案件については予想どおりの収益が上がらず、多額の投資損失が発生。また、平成22年に同社が参加していた中小企業振興ネットワークを構築した株式会社日本振興銀行が破綻したことに伴い、参加企業の経営状態は悪化し、これらの企業に対するインデックスの投融資が回収不能になったことを申し立てに至った理由として挙げています。
今後の見通しとしてインデックスは、裁判所および監視委員の監視のもと事業を継続し、再建を図るとしており、また好調なゲーム事業については迅速にスポンサーを募集し、事業譲渡を検討しているとのこと。落合昌美会長と落合(小川)善美社長は責任を取り、民事再生手続きに一定のめどが立った段階で辞任する意向を示しています。
同社をめぐっては今月12日、粉飾決算の疑いが強まったとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で強制調査に乗り出していました。こちらについてインデックスは引き続き調査に全面的に協力していく姿勢であるとして、進展があり次第報告すると発表しています。
なお、今後アトラスブランドより発売予定のゲームタイトル『ドラゴンズクラウン』に関しては、予定通り発売。現在発売中のニンテンドー3DS用ソフト『真・女神転生Ⅳ』ダウンロードコンテンツ、及びニンテンドー3DS用ソフト『新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女』の販売、体験版配信も現状通り継続するとのこと。
<関連サイト>
- プレスリリース(pdfファイル)
- 株式会社インデックス
- アトラスネット
- Atlus 公式Twitter


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