『咲 -Saki-』 第3話 「対立」 感想
『咲 -Saki-』 第3話 「対立」より感想です。

対立・・・というよりは・・・?

21世紀、世界の麻雀競技人口は数億人を超え、プロの麻雀プレイヤーは人々の注目を集めていた。高校でも、大規模な全国大会が開催され、そこでは、プロに直結する成績を残すべく、高校生麻雀部員たちが覇を競っていた。これは、その頂点を目指す少女たちの軌跡・・・。
ナレーションの説明で麻雀が世界中に注目を集める競技であることを説明していますが、全自動雀卓やCGの凝りようも『咲-Saki-』の世界観を認めさせる要因の一つになっていますね。リアルに近代的な設計が押し出されていて、“麻雀という分野で発展した現在”を十分に伝えてくれていると思います。
それにしてもジョージのナレーションはインパクトがありますね(^^;
のどかのPC麻雀の対戦相手の名前が「ジョージ」で、直後に出てくるお父さんの声優もジョージだったり・・・何だか印象付けさせられてるような気も(笑)

のどかを対象にしたアングルの序盤。厳格そうな父親との会話や、取材記者とのやり取りが、のどかの麻雀に関わる背景を映しています。
父親が『遊びはほどほどにしておきなさい』と言ったのは、麻雀自体に対してでしょうか。プロに繋がる全国大会を目指すための部活動に反対しているとは思えないし・・・咲とは違った家庭環境の問題があるようにも思えます。
のどかを取材する記者の言う“全国中学生大会個人戦優勝”の肩書きや、その後に続く『気になる選手は?』という問いは、のどかが世間的に注目を浴びる選手であることを知らせた上で、咲の強さや存在感を際立たせていますね。もっとも強調されているのはそれだけではないようですけれど(^^;

生徒会そっちのけで麻雀の県予選に向けた部員選びに悩む部長の久。麻雀の団体戦ってどういう形を取るんだろう?と思っていましたが、『先鋒 次鋒 中堅 副将 大将』・・・と部員を選出しているところを見ると、剣道や柔道のような形式なんですね。なるほど納得。ところで5人っていうことは、やっぱり京太郎はあぶれてしまうんだろうなあ・・・。
・・・というか、この大会って女子限定なんでしょうか?京太郎以外の男性部員は出そうにないし・・・その辺りの設定は少し気になるところ。唯一の男性部員という存在なのに京太郎がハーレム状態にならないのは、色んな部分で主人公要素が無いせいなんだけど、少しは目立ってほしい気もします(^^;

少しだけ明かされる咲の過去。雑誌に載っていたのは母親ではなくて、姉の『宮永照』だったんですね。全国高校生大会の優勝者で、今は訳あって母親と一緒に離れて暮らしていて・・・夢の中で見えた過去の風景では仲が良い姉妹に見えましたが、シリアスな家庭背景が絡んでいそう。
『タコスが無いと、私は人の姿を保てないのだ・・・』
優希が出てくると途端に空気が緩みます・・・。
タコス好きってまた面白い個性を付けたものですね?なんでタコスなんでしょう(笑)
もう名前で呼ばれなくてタコスタコスなんて方々で言われてますが、愛称で定着しちゃってるんですねw 声もハマリ役だし、かなりツボに来るキャラクターかも(笑)

のどかに影響を受けて勝つための麻雀を始めた咲。しかし自分が勝つことで、優希やのどかに厭な思いをさせるのではと思い、つい手加減をしてしまう。それを見抜くのどか。怒って一人帰ろうとするのどかの後を、咲は追いかける・・・。
麻雀のやり取りは分からなくても、のどかの『わざと見逃した』の一言で、咲がいわゆる接待麻雀をしてたんだな?ということは容易に想像がつきます。演出も細かくて分かりやすいですね。

『私、麻雀部に入れて良かったです。原村さんと麻雀が打てて・・・楽しくて』
『・・・私は楽しくありませんよ!』
咲は、今まで辛い思い出しかなかった麻雀で初めて楽しく打てる相手と巡り合えて、周りとも楽しんで打てるようにって配慮したつもりなんだろうけど、のどかにしてみたら、それは友人の優希も含めて真剣に勝負している人を侮辱しているようにしか思えないというのは当然でしょう。根本的な麻雀に対する考え方の違いが、再び咲とのどかを対立させてしまいました・・・。

一方、部長とまこは県予選大会の抽選会場へ。
「こちらに学校名を」って記載を促されてるのに『はい!清澄高校麻雀部です!』って言っちゃってるのは突っ込んじゃいけないんでしょうね(笑) 勢い余ってというところでしょうか(^^;
他校の麻雀部も続々と姿を現しました。”風越女子高校”からはネコを思わせる池田華菜、片目がなぜか閉じられている福路美穂子の二人。予選ではまずこの高校と対決するようです。オープニングでは美穂子と久のライバル関係を思わせるようなカットがありましたが、過去に何かあったりするんでしょうか。閉じられた片目が気になります・・・。
典型的なお嬢様高校かと思いきや優勝候補だったりする“龍門渕高校”。キャラ層も厚そうですね(^^; 最後に出てきた女の子が気になりますが・・・龍門渕の部員なのかな?重要な立ち位置のキャラクターになりそう。

『あなたが手加減してると、私は楽しくありません。
私も・・・楽しませてください!!』
自分の気持ちをはっきり伝えるのどか。咲の気遣いが逆効果になっている事を告げた・・・はずなのに、なぜか告白めいたものを感じてしまうのはなぜでしょう^^;
全力でなければ、全国を生き残ることはできない。
姉に再会することも出来なくなってしまう。だから・・・
『私・・・全国へ行きたい!!』
咲の複雑な家庭環境を知り、通じ合う二人。麻雀に対するシリアスなバックボーンは、やはり咲だけでなくって、のどかにも存在しているようです。なぜ姉と仲違いしているのか、咲の過去にもまだ何かありそうですが・・・。

姉の照と再会する理由から咲の目標も全国に定まって、県予選に向けて物語が動きだしました。咲とのどかは同じ全国を目指す者同士ですが、ライバルの関係であることには変わりないのでしょう。それにしても何だか・・・“深い友情”を感じさせる演出が多いですね(^^;
結果を見ると、対立・・・というより、今回のお話は『和解』で結ぶ終わり方だったように思います。

『なるほど・・・徹底的にやっていいんだな・・・?』
ラストに登場する意味深なオトコマエの女性。部長の久は彼女を通じて何やら画策しているようですが・・・。
来週も一波乱ありそうです。
次回 咲 -Saki- 第4話 『翻弄』

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対立・・・というよりは・・・?

21世紀、世界の麻雀競技人口は数億人を超え、プロの麻雀プレイヤーは人々の注目を集めていた。高校でも、大規模な全国大会が開催され、そこでは、プロに直結する成績を残すべく、高校生麻雀部員たちが覇を競っていた。これは、その頂点を目指す少女たちの軌跡・・・。
ナレーションの説明で麻雀が世界中に注目を集める競技であることを説明していますが、全自動雀卓やCGの凝りようも『咲-Saki-』の世界観を認めさせる要因の一つになっていますね。リアルに近代的な設計が押し出されていて、“麻雀という分野で発展した現在”を十分に伝えてくれていると思います。
それにしてもジョージのナレーションはインパクトがありますね(^^;
のどかのPC麻雀の対戦相手の名前が「ジョージ」で、直後に出てくるお父さんの声優もジョージだったり・・・何だか印象付けさせられてるような気も(笑)

のどかを対象にしたアングルの序盤。厳格そうな父親との会話や、取材記者とのやり取りが、のどかの麻雀に関わる背景を映しています。
父親が『遊びはほどほどにしておきなさい』と言ったのは、麻雀自体に対してでしょうか。プロに繋がる全国大会を目指すための部活動に反対しているとは思えないし・・・咲とは違った家庭環境の問題があるようにも思えます。
のどかを取材する記者の言う“全国中学生大会個人戦優勝”の肩書きや、その後に続く『気になる選手は?』という問いは、のどかが世間的に注目を浴びる選手であることを知らせた上で、咲の強さや存在感を際立たせていますね。もっとも強調されているのはそれだけではないようですけれど(^^;

生徒会そっちのけで麻雀の県予選に向けた部員選びに悩む部長の久。麻雀の団体戦ってどういう形を取るんだろう?と思っていましたが、『先鋒 次鋒 中堅 副将 大将』・・・と部員を選出しているところを見ると、剣道や柔道のような形式なんですね。なるほど納得。ところで5人っていうことは、やっぱり京太郎はあぶれてしまうんだろうなあ・・・。
・・・というか、この大会って女子限定なんでしょうか?京太郎以外の男性部員は出そうにないし・・・その辺りの設定は少し気になるところ。唯一の男性部員という存在なのに京太郎がハーレム状態にならないのは、色んな部分で主人公要素が無いせいなんだけど、少しは目立ってほしい気もします(^^;

少しだけ明かされる咲の過去。雑誌に載っていたのは母親ではなくて、姉の『宮永照』だったんですね。全国高校生大会の優勝者で、今は訳あって母親と一緒に離れて暮らしていて・・・夢の中で見えた過去の風景では仲が良い姉妹に見えましたが、シリアスな家庭背景が絡んでいそう。
『タコスが無いと、私は人の姿を保てないのだ・・・』
優希が出てくると途端に空気が緩みます・・・。
タコス好きってまた面白い個性を付けたものですね?なんでタコスなんでしょう(笑)
もう名前で呼ばれなくてタコスタコスなんて方々で言われてますが、愛称で定着しちゃってるんですねw 声もハマリ役だし、かなりツボに来るキャラクターかも(笑)

のどかに影響を受けて勝つための麻雀を始めた咲。しかし自分が勝つことで、優希やのどかに厭な思いをさせるのではと思い、つい手加減をしてしまう。それを見抜くのどか。怒って一人帰ろうとするのどかの後を、咲は追いかける・・・。
麻雀のやり取りは分からなくても、のどかの『わざと見逃した』の一言で、咲がいわゆる接待麻雀をしてたんだな?ということは容易に想像がつきます。演出も細かくて分かりやすいですね。

『私、麻雀部に入れて良かったです。原村さんと麻雀が打てて・・・楽しくて』
『・・・私は楽しくありませんよ!』
咲は、今まで辛い思い出しかなかった麻雀で初めて楽しく打てる相手と巡り合えて、周りとも楽しんで打てるようにって配慮したつもりなんだろうけど、のどかにしてみたら、それは友人の優希も含めて真剣に勝負している人を侮辱しているようにしか思えないというのは当然でしょう。根本的な麻雀に対する考え方の違いが、再び咲とのどかを対立させてしまいました・・・。

一方、部長とまこは県予選大会の抽選会場へ。
「こちらに学校名を」って記載を促されてるのに『はい!清澄高校麻雀部です!』って言っちゃってるのは突っ込んじゃいけないんでしょうね(笑) 勢い余ってというところでしょうか(^^;
他校の麻雀部も続々と姿を現しました。”風越女子高校”からはネコを思わせる池田華菜、片目がなぜか閉じられている福路美穂子の二人。予選ではまずこの高校と対決するようです。オープニングでは美穂子と久のライバル関係を思わせるようなカットがありましたが、過去に何かあったりするんでしょうか。閉じられた片目が気になります・・・。
典型的なお嬢様高校かと思いきや優勝候補だったりする“龍門渕高校”。キャラ層も厚そうですね(^^; 最後に出てきた女の子が気になりますが・・・龍門渕の部員なのかな?重要な立ち位置のキャラクターになりそう。

『あなたが手加減してると、私は楽しくありません。
私も・・・楽しませてください!!』
自分の気持ちをはっきり伝えるのどか。咲の気遣いが逆効果になっている事を告げた・・・はずなのに、なぜか告白めいたものを感じてしまうのはなぜでしょう^^;
全力でなければ、全国を生き残ることはできない。
姉に再会することも出来なくなってしまう。だから・・・
『私・・・全国へ行きたい!!』
咲の複雑な家庭環境を知り、通じ合う二人。麻雀に対するシリアスなバックボーンは、やはり咲だけでなくって、のどかにも存在しているようです。なぜ姉と仲違いしているのか、咲の過去にもまだ何かありそうですが・・・。

姉の照と再会する理由から咲の目標も全国に定まって、県予選に向けて物語が動きだしました。咲とのどかは同じ全国を目指す者同士ですが、ライバルの関係であることには変わりないのでしょう。それにしても何だか・・・“深い友情”を感じさせる演出が多いですね(^^;
結果を見ると、対立・・・というより、今回のお話は『和解』で結ぶ終わり方だったように思います。

『なるほど・・・徹底的にやっていいんだな・・・?』
ラストに登場する意味深なオトコマエの女性。部長の久は彼女を通じて何やら画策しているようですが・・・。
来週も一波乱ありそうです。
次回 咲 -Saki- 第4話 『翻弄』

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この記事へのコメント
連投失礼。
単行本を買おうと思ったんですが、トーハンでは最新刊以外全滅で、行きつけの書店にもほとんどありませんでした。
なので、アマゾンでポチっと(笑)
アニメ効果ですかな。
チラっと見た感じでは、咲の対戦シーンがサックリ無かったりして別に麻雀知らなくても楽しめるのでは?と思いました。
あと、原作でも「はいてない」です(笑)
単行本を買おうと思ったんですが、トーハンでは最新刊以外全滅で、行きつけの書店にもほとんどありませんでした。
なので、アマゾンでポチっと(笑)
アニメ効果ですかな。
チラっと見た感じでは、咲の対戦シーンがサックリ無かったりして別に麻雀知らなくても楽しめるのでは?と思いました。
あと、原作でも「はいてない」です(笑)
>ヴィーさん
とりあえず麻雀が一般的な日常に触れる世界観なんだよ~というのは伝わってきました(笑)数億人ってよく考えたら凄い数字ですね(^^;
のどかの父親が麻雀に反対するのはそんな理由が・・・。家族からは麻雀をする事自体歓迎されていないということかな。咲も含めて今後家庭背景が語られそうです。
咲とのどかはやっぱり意識してああいった演出にしてるんでしょうね^^;効果音とか・・・個人的にはアリだと思います(笑)
原作絵を見てみたのですが、確かに穿いてなかったです(笑) 単行本が売り切れるなんて、相当人気が出てるんでしょうね・・・。
とりあえず麻雀が一般的な日常に触れる世界観なんだよ~というのは伝わってきました(笑)数億人ってよく考えたら凄い数字ですね(^^;
のどかの父親が麻雀に反対するのはそんな理由が・・・。家族からは麻雀をする事自体歓迎されていないということかな。咲も含めて今後家庭背景が語られそうです。
咲とのどかはやっぱり意識してああいった演出にしてるんでしょうね^^;効果音とか・・・個人的にはアリだと思います(笑)
原作絵を見てみたのですが、確かに穿いてなかったです(笑) 単行本が売り切れるなんて、相当人気が出てるんでしょうね・・・。
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咲 -Saki- 第3局 「対立」
全国高校生麻雀大会の県予選が間近に迫ってきました。
パンツがないから恥ずかしくないもん!
聞いた話では原作でもこんな感じらしいしテレ東規制なんのそのな作品だなw
全国への約束。
今回、清澄の校舎が映ってましたけど工事中なようですね。
だからといって別に何があるわけでもないですけども
わだかまり―
一緒に全国へ!
咲 -saki- 第3話「対立」の感想です。
和がデレたところがかわいいです。なんだか一転して仲良くなりそうな雰囲気ですね。
第3話「対立」
第3話目にしてのどかがデレました~
かわいい~
咲-Saki- 第3話 「対立」 まあ、対立っていうのとはちょっと違ったと思うけども粗方間違ってはない。 咲-Saki- 第3話 「対立」 感想
脳内補完のしがいがあるアニメですな。
県予選に出陣しマース!
第3話『対立』咲-Saki- 1 初回限定版 [DVD]今回は・・・和と咲がなんか良い雰囲気に?
博士「嫌よ嫌よも好きのうちwww」
助手「ちょっと違うんじゃないかなwww」
今回は、咲の家の事情が明かされたりしました。 咲は父と2人暮らしで別居中の母と姉
自らの国士無双を潰して、片岡優希(釘宮理恵)を勝たせた。
のどかは、先が手加減してたことに激怒。
URL :
- ヴィー - 2009年04月25日 00:52:35
のどかは親が検事と弁護士だったはずですから、麻雀で有名になるのは家庭の事情的に不味いのかな?と思ってます。
試合形式は、原作をチラ見した限りでは点数持越しで続けるようです。
剣道みたいに各々で勝敗がつくわけではなさそうな。
国士聴牌の場面は、京太郎が9ピン切ったのをロンすればアガれるのに見逃してて、しかもツモ切りして勝負を投げたと思わせないようにさりげなく入れ替えてから捨ててるのが細かいかと。
実際、ずっと凝視してたのどか以外は気付かなかったわけだし。
後半の展開に関しては百合としか言いようがない(笑)
この路線を突っ走ってほしいもんです。