【PS4/PSV】「東方Project」の二次創作ゲームがPlayStationプラットフォームに登場!“ZUN × PlayStation”新プロジェクトがスタート!
SCEJAは、9月1日に開催したプレス向けカンファレンスにて、「東方Project」の生みの親であるZUN氏との新プロジェクト「ZUN × PlayStation」を発表しました。
「東方Project」は、ZUN氏が運営する個人サークル「上海アリス幻樂団」による弾幕シューティングゲームを中心とする作品群。
ZUN氏の手掛けるPC向けSTGを基幹として、小説、漫画、音楽CDなどの媒体で作品が発表されています。
また二次創作も盛んに行われており、同人誌や同人ゲーム、作中のBGMをアレンジした同人音楽、CG集にトレーディングカード、フィギュアやグッズなどなど、そのジャンルは多岐にわたり、
東方Projectの二次創作を扱う同人サークルが多数参加するオンリーイベントでは、数万人規模の動員数を記録したり、世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット」で単独ジャンルが割り振られる、国内の大手動画投稿サイト「ニコニコ動画」でも個別にカテゴリが追加されるなど、同人業界ならずサブカル全般に認知されファンが広く浸透していることでも知られています。
今回発表された「ZUN × PlayStation」プロジェクトとは、PS4やPS VitaといったPlayStationプラットフォーム向けに、「東方Project」の二次創作ゲーム(公式では「東方創作ゲーム」と表現)をリリースするというもの。 第1弾として、メディアスケープ社より、AQUA STYLEの「不思議の幻想郷3」、苺坊主の「東方蒼神縁起」、領域ZEROの「東方スカイアリーナ・幻想郷空閃姫-祭-」の3タイトルが、PS4向けのダウンロードソフトとしてリリースされる予定です。さらに今後はPS Vitaを含めた「東方」シリーズや同人タイトルが続々と登場する予定とのこと。
なお、このプロジェクトはSCE自体がパブリッシャーとなるのではなく、同社と企業契約を結んだメディアスケープ社が同人ゲーム作家とやり取りをして、「東方創作ゲーム」のパブリッシュを引き受け、コンシューマー機のPS4、PS Vitaへリリースするものであり、SCEはプラットフォームを提供する立場でプロジェクトに関わることとなるようです。
メディアスケープによると、同人ゲーム作家は個人として活動しており、通常のパブリッシャーの枠組みではSCEなどプラットフォーマーと契約を結べないことから、自社が同人ゲーム作家と商業プラットフォームを繋ぐ受け皿となって、代表としてパブリッシャーを引き受けることがプロジェクトの骨子であるとのこと。
昨今はゲーム企業によるインディーズゲーム開発者への強力なサポートが推し進められ、PS4でも専用インディーズタイトルの開発環境が提供されるなど、その動きはさらに顕著になっています。 現状でも企業の商業タイトルと何ら遜色のない高品質の同人ゲームが次々とリリースされていますし、そういった作品をプラットフォーマーのゲーム会社が窓口として受け入れて自社ハードでリリースしていく、そんな取り組みが増えていくのかもしれません。
※情報元:ZUNxPlayStationプロジェクト第一弾3タイトル発表。『東方』の同人ゲームをPS4やPS Vitaで販売 - Engadget Japanese
(C) Mediascape Co. Ltd.
(C) 上海アリス幻樂団
<関連サイト>


この記事へのコメント
トラックバック
URL :