【PC】『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』Steam版の「GeForce GTX 780 Ti」搭載PCにおけるフリーズ&対策について

PC版『NieR:Automata』は動作に必要なスペックが高めで、一昔前のPC環境では安定してプレイするのは難しいとのこと。私のPCもIntelのCore i7(4コア、3.50GHz)、GeForce GTX 780 Ti(ビデオメモリ3GB)と、4年程前の型落ち構成(メインメモリは16GB)。ただ最低システム要件は満たしているので、グラフィック設定をある程度下げてもfpsが安定していれば良いかな、ぐらいの気持ちで購入&プレイしてみたのですが…待っていたのは序盤のフリーズ地獄でした。事前調査って本当に大事ですね…。続きより私が試した対策とその経過を書いてますので、同じような状況で悩まれている方の目に留まった際に、参考頂ければ幸いです。
ちょっと調べてみると、GTX 780 TiユーザーのフリーズはSteamのレビューやコミュニティでも報告されているんですね。フリーズ状況としては、バックグラウンドで音が鳴っているしキャラクターも動かせてはいるようだけど、画面だけ停止している…という状態。GTX 780 Tiユーザーは大体これで躓いてしまうようです。決まった場所でフリーズはしませんが、最初の戦闘機のバトルでは発生せず、その直後の生身での戦闘からちょくちょく起こる模様。敵がたくさん出てきたり何かしら負荷のかかる場面でフリーズするのかと思ったのですが、そうでもない場所で止まったり…。ちょっと再現性がないですね。
それとこのゲーム、最初はチュートリアルな感じなのですが、セーブできるのは最初のボス敵を倒した後なんです。初見プレイなら1時間掛かる、掛からないぐらいでしょうか。なので、その途中でフリーズしたら最初からやり直し。私も何度か心が折れかけて返金申請しようと思いました(汗
フレームレートの安定性については問題なく、設定をある程度下げればほぼ60fpsで固定。多少ちらついたりカクついたりする場面もあるものの、フリーズするまでは何の問題もなくプレイできるんですよね。まぁ、おとなしくPS4で遊ぶか、システムの推奨環境でプレイすればいいじゃないって事かもしれませんが、最低スペックは満たしているので、何とかならないかといろいろ調べて試行錯誤してみたわけです。以下にその内容をまとめてみました。
※以下の方法を試す際は、自己責任でお願いします。
- 1. 環境設定を下げる。
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最初にGeForce Experienceで最適化してプレイしていたらフリーズしたので、さらにそこから設定を下げたり、Nvidiaの3D設定をいじったりしたのですが改善せず。極限まで解像度を下げてもフリーズする時はフリーズします。むしろ試しに最高クオリティ設定でプレイしたらフリーズまでの延長記録を更新した…なんてことも。
- 2. FARを導入する。
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非公式のMODというものを利用して安定化を図りました。様々な部分をfixできるので大変有用なツールなのですが、フリーズは発生してしまいます。ただこちらを導入するとfpsが向上したりフルスクリーン表示の問題が解決できたりするので、現状の動作環境に不満がある場合は導入してみると良いかもしれません。
※ご利用は自己責任でお願いします。
https://steamcommunity.com/groups/SpecialK_Mods/discussions/3/1334600128973500691/ - 3. GeForceの最新ドライバを導入する。
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NVIDIAのグラフィックスドライバを更新。まず調べて目にした「GeForce 384.94 Driver」。こちらのリリース文を見ると「GeForce GTX 780 TiもしくはGeForce GTX 780搭載環境で『NieR: Automata』を実行すると、画面がフリーズすることのある問題」に対処しているとのことだったので、これそのものじゃん!と思い即導入したのですが、敢え無くフリーズ…。その後にリリースされた最新版のドライバを導入しても改善しませんでした。
- 4. プログラムの実行に使用するCPUを限定させる。
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「NieRAutomata.exe」というアプリケーションがどのCPUを使用するか関係付けを設定する。海外のNVIDIAグラボのスレッド?にちらっと書かれていたので試したのですが、これが一番効果があったのかな、と思ったり…。グラボじゃなく、CPUの方が問題なの??といろいろ調べてみたのですが、結局理由はわからず仕舞い…。
▼設定方法
ゲームの実行中にタスクマネージャを開いて、「詳細」タブから「NieRAutomata.exe」を右クリック。出て来きたメニューの中から「関係の設定」をクリックし、NieRAutomata.exeを実行するプロセッサをコア0~3の4コアに指定する。
とりあえず上から順に試して、4番目の設定を行った後、無事セーブポイントまで辿り着けました。なのでこの一連の設定が解決方法とはとても言えないです。これからもフリーズする可能性はありますし、運良くセーブポイントまでは行けた、ということかもしれません。現時点の試行で、こういった結果だったと思っていただければ…。ちなみにセーブポイントまで辿り着けた時の環境設定はGeForce Experienceで設定できる最高設定でした。ちょっとヤケクソでしたね。
何かあったら追記していきます。
2019/8/5追記:
4番目の方法を試したら解決したという780Tiユーザーの方からのコメントを頂きました。
同じ症状で悩んでいる方はこちらを試してみると良いかも知れません。
<関連サイト>


Tag ⇒ | ニーアシリーズ | NieR:Automata | PC | Steam
この記事へのコメント
当時、なんとかフリーズを回避できないものかと
いろいろと試していたことを思い出しました。
ちなみに、我が家では780Tiがまだまだ現役だったりします^^;
さすがに最新ゲームだと厳しいですが、Steamのセールでお手頃な価格
のゲームに手を出したりしていると、まぁこのままでもいいかなぁ…と
思ったり(汗
VRをやるようになったらPCごと買い替えたいです…
4番の方法で治りました
自分の環境はCPUもグラボも最低環境すら満たしてないのによく動くなと思ってますww
要件を満たしてなくても、設定で品質を見直してあげると
結構動いたりするんですよね。
より快適に遊ぶにはグラボを換えた方が良いんだろうけど、
今の環境でできる限りは試したいですね~
暫くプレイしていると、厳密にはフリーズではないのですが、
フレームレートが1桁まで落ちて回復しないという症状に悩まされていました。
私は4Kモニタノートで、元々フレームレートは40~55くらいの間で揺れていたので、
初めはグラボのパワー不足かと思い色々設定を落としましたが改善せず。
このサイトにたどり着いて4番の方法を実践したら、今のところフリーズは起きなくなりました。
ありがとうございます。
因みに私場合、論理プロセッサ12のうち4つのチェックを外してみました。
これまで頂いたご報告を読んでいると、グラボの性能というより、CPUの処理が問題になっているのかな…?という気がします。グラボとCPUの相性の問題もあるのかもしれませんが…
PC版発売当時は最適化が上手く出来てなくて、相当マシンパワーがいる、なんてお話も結構見られましたけれど、未だに改善されてないんですかねぇ…(´-`)
自分はNieRAutomataではなくて、レースゲームで同じ現象に直面していました
rFactor2、RaceRoom、AssetoCorsaで同じような現象に直面しており、特にRaceRoomではコースを1周半回る間に必ず画面だけフリーズしていました。音は継続、アクセルやブレーキは効いているっぽい。GT1060使っててもなったことがないので、パフォーマンスの問題ではないと思っていましたが、GTX-780 ti 古いからクアッドコアまでしか対応できてないってことなんでしょうかねぇ
4番の方法で無事解決です。ほんっっっっとうにありがとうございました!
NieRAutomata以外のゲームでも同じ症状が発生していたんですね。
サポートに問い合わせても凡例での対処法しか提示してくれないことが多いので、
フォーラムなどで同じ症状のトピックを見つけたりして、解決策を探すしかないんですよね。
この記事が解決の一助となれて、本当に良かったです^^
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- めて - 2019年07月24日 20:53:50
そのうちfixされるだろうとたまに試すも、成果がないまま気づけば2年以上…。
4の方法で私も無事セーブポイントにたどり着けました。ただただ感謝。