【映画】押見修造『惡の華』が実写映画化?原作の舞台、群馬県・桐生市で「ベストセラー思春期コミック」映画化作品のエキストラを募集

募集の表題には“【急募】2019年公開「ベストセラー思春期コミック」映画化作品・エキストラ募集”とあり、群馬県桐生市・高崎市を舞台として300人規模の大募集を行うとしています。映画のタイトルは表記されていませんが、押見修造先生の原作で、監督を井口昇氏、制作を角川大映スタジオが担当するとのこと。
『惡の華』は、ボードレールを愛する文学少年・春日高男(かすが たかお)が、ふとしたことでクラスメイトである佐伯奈々子(さえき ななこ)の体操着を盗んでしまい、それをクラスの嫌われ者の少女・仲村佐和(なかむら さわ)に見られたことで、彼女から「契約」と称した無理難題を押し付けられるようになる…というストーリー。
原作はトラウマに至るほどの思春期の苦み、そして若者たちの激情と人間の本性・エゴを克明に描く押見修造先生の青春漫画として、2009年の「別冊少年マガジン」創刊号(講談社)から2014年6月号まで連載。コミックスは全11巻が刊行されています。2013年には実写で撮影した役者の芝居を一枚一枚トレースしてからアニメに起こしてく“ロトスコープ”という手法を採用したTVアニメが放送され話題となりました。
押見先生の作品の中では「スイートプールサイド」と「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」が実写映画化、「漂流ネットカフェ」「ぼくは麻理のなか」がTVドラマ化、「惡の華」はTVアニメ化&舞台化されています。今回のエキストラ募集文では押見先生の代表作紹介に“「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」「ぼくは麻理のなか。」など”とあり、この2作品を除いた押見先生のベストセラー思春期コミックで未映画化の作品…となると「惡の華」が最も可能性が高い、という見解です。
また、撮影場所である群馬県桐生市(と高崎市)は『惡の華』の舞台地とされており、聖地巡礼も行われています。さらに今回のロケでは、“夏祭り”のシーン撮影があることも明記されていました。“夏祭り”といえば、『惡の華』という物語のターニングポイントであり、前半で最も重要な場面であるとも言えます。原作のシーンを想像しても大規模撮影になるのは納得できますし、映像化のリアリティが湧いてきますね。正式発表に期待したいと思います。
※情報元:東京エキストラNOTES
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