【アニメ】SF漫画の金字塔『AKIRA』の新アニメ化プロジェクトが始動!「AKIRA 4Kリマスターセット」のリリースも決定!
大友克洋先生によるSFコミックと同原作のアニメ映画として名高い『AKIRA(アキラ)』の新アニメ化プロジェクトが始動。アメリカ・ロサンゼルスで開催中の「Anime Expo 2019」にて、原作者の大友先生と講談社による新プロジェクトとして発表されました。
『AKIRA』は、第3次世界大戦が起こり、荒廃した東京を舞台に、戦前の超能力研究の核心にある「アキラ」を巡る騒乱を描いたSFストーリー。原作は大友先生が「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載していた漫画作品で、1982年から1990年にかけて連載され、1988年にアニメ映画化。近未来の荒廃した世界、その中で生きる人々の緻密でリアルな描写や演出などが話題となり、漫画・映画共に大ヒットしたSF作品の金字塔として今なお根強いファンを持つ人気作品です。2021年にはハリウッドでの実写映画の公開も予定されています。
今回発表された新アニメの媒体、公開時期などはまだ分かっていません。ただ、ストーリーは全6巻の原作コミックスに準拠したものとなることが明らかになっています。1988年公開のアニメ映画版は当時原作が連載中だったため、その結末は原作と異なるものとなっていましたが、新アニメはより原作に近い内容になりそうです。
『AKIRA』の舞台である2019年に発表された新アニメ化。原作では、崩壊から復興を遂げつつある日本の新首都「ネオ東京」で、翌年に東京オリンピックが開催されるという背景のもと、主人公・金田正太郎(かねだ しょうたろう)らの物語が始まります。現実世界でも2020年に東京五輪の開催を控え、まさに時代が追いついた…なんて感慨に耽ってしまいますが、果たして現代に甦る『AKIRA』はどんな作品になるのでしょうか。今後の続報にも注目したいですね。
「AKIRA 4Kリマスターセット」発売決定!「OTOMO THE COMPLETE WORKS」プロジェクトも始動
新アニメ化と同時に、原作者の大友克洋先生自身が監督を務めたアニメ映画『AKIRA』が、4K ULTRA HD Blu-rayとBlu-ray Discの“4Kリマスターセット”で復活することが発表されました。発売は2020年4月24日の予定です。
舞台となった記念すべき年に発表された「AKIRA 4Kリマスターセット」は、4Kリマスター&HDR化により、35mmマスターポジフィルムの情報を鮮やかに再現。「ネオ東京」本来の姿が映し出されます。また、音楽監督の山城祥二氏による5.1ch音源のリマスターも実施され、192kHzからさらにウルトラ処理を施された全く新しい音源も収録するとのこと。
さらに、「OTOMO THE COMPLETE WORKS」のプロジェクトも始動。こちらは大友先生が自らの作品群を編集、構成した全集となっており、1971年のデビューからの軌跡を掲載。すべての作品や発言が年代順に収録されるという、“大友克洋”という作家の誕生から創作と思考の軌跡を読み取ることができる、まったく新しい集成として制作されます。
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- 【発売日】
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2020年4月24日
- 【価格】
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9,800円(税別)
- 【映像特典】
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- 特報No.1
- 特報No.2
- 予告編No.1
- 予告編No.2
- 絵コンテ集(静止画)
- 【音声特典】
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- 新規リマスタードルビーTrueHD(5.1ch、192kHz 24bit)
- ドルビーデジタル(5.1ch)
- リニアPCM(ドルビーサラウンド)/日本語・英語音声
- 【封入特典】
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特製ブックレット
(C)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会
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