【PS5】『PlayStation 5』のスペックや技術情報が公開!PS4との互換性も明らかに
SIEは、2020年末に発売予定の『PlayStation 5(PS5)』について、ハードウェアのスペック情報を公開しました。
これまでの情報で、『PS5』はAMD社製のカスタムチップと超高速アクセスが可能なカスタムSSDを搭載し、ロード時間の大幅な短縮や圧倒的な描画スピードを実現することなどが明かされていましたが、今回の発表では、CPU・GPU・システムメモリ・SSDといった各パーツの仕様に加えて、『PS5』に取り入れられる技術的な側面での説明もなされています。
また、PS4との互換性についても言及されており、PS4で最もプレイ時間の長い上位100タイトルを調査したところ、ほぼ全てのタイトルが発売時にPS5上でスムーズに動作するであろうことが確認できたとのこと。PS4では4,000以上ものタイトルが発売されていますが、今後も検証テストを継続し、互換性の対応を進めていくとのことです。
- ◆ロード時間が無くなることでストレスフリーなゲーム体験が可能に
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超高速SSDと統合されたカスタムI/Oにより、ゲームにアセットデータをとてつもない転送速度で送り出せるようになった。これにより、ゲーム体験はシームレスかつダイナミックに、そして広大なゲームの世界でもほぼ瞬時に移動することができるようになる。
- ◆さらなる高解像度のグラフィックを実現し、新技術としてレイトレーシングを導入
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カスタムGPUのパワーにより、さらに高解像度な表現を可能にするのはもちろんのこと、目玉機能としてレイトレーシング技術を導入。この機能を用いることで、物体をより正確かつリアルにレンダリングすることができるようになり、水、ガラス、光の屈折、キャラクターの髪の毛など、現実と見まがうほどの表現を目の当たりにすることになる。
- ◆3Dオーディオを通じたゲーム上でのより深い没入感
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ハイエンドなオーディオユーザーだけでなく、全てのユーザーに素晴らしいオーディオ体験をお届けする。その実現のため、パワフルさと効率性を兼ね備え、オーディオレンダリングに最適化した3Dオーディオ用カスタムエンジンを設計・搭載している。雨粒が様々な異なる表面に当たる音や、敵が具体的にどの方向に潜んでいるかまでも聞き分けることが可能になる。
※3/22追記:PS4への後方互換に関する補足が追加
PlayStation.Blogにアップされたエントリーが更新され、後方互換に関する補足が追加されました。
記事によると、PS5では、後方互換性のあるPS4のゲームを、PS4と比較してより高い周波数で実行することで、フレームレートが安定及び向上する他、場合によっては高い解像度も見込めるのだそうです。既に数百のゲームを検証しており、発売に向けてさらに数千のゲームの検証を行う準備を進めているとのこと。今後も後方互換については、発売に向けてPS5のさらなる新情報と共にアップデートをお届けするとしています。
▼より詳しい説明や各パーツの仕様等は下記ページをご参照下さい。
PlayStation 5:ハードウェア技術仕様の追加情報を公開 | PlayStation.Blog
なお、マイクロソフトの次世代機『Xbox Series X』との比較では、CPU、GPU共に『Xbox Series X』の性能が上回る(約10~15%ほど)ものの、SSD速度は『PS5』の方が2倍ほど速くなり、『Xbox Series X』の半分のロード時間を実現するとのこと。値段がどれくらいになるのかも気になりますね。
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