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HOME > [アニメ]アニメ紹介 > title - 【アニメレビュー】“水球”を題材にしたアニメ『RE-MAIN(リメイン)』の感想。記憶喪失の主人公を軸に、男子水球部の成長と絆を描いた良作

【アニメレビュー】“水球”を題材にしたアニメ『RE-MAIN(リメイン)』の感想。記憶喪失の主人公を軸に、男子水球部の成長と絆を描いた良作

『RE-MAIN』

とても良い作品だったのに、なぜかあまり話題にならなかった夏アニメ『RE-MAIN(リメイン)』。“水球”という珍しい題材を、記憶喪失の主人公を軸とした青春ストーリーで描いた良作です。個人的にも夏アニメの中でトップクラスに面白いと思いましたので、こちらで紹介をかねて感想を書き起こそうと思います。

※ストーリーの本筋や核心に触れていますので、ネタバレにご注意下さい。


『RE-MAIN』は、水中の格闘技とも呼ばれるスポーツ“水球”を題材にしたオリジナルアニメ作品です。弱小水球部に入部した“記憶喪失の主人公”が、部のメンバー達と交流して絆を紡ぎながら、チーム一丸となって勝利を目指す姿を描いています。

原作・総監督・シリーズ構成は、「TIGER&BUNNY」などに参加した西田征史氏。アニメーション制作は、「ユーリ!!! on ICE」や「ゾンビランドサガ」、「呪術廻戦」といったクオリティの高い作品の数々を手掛けてきたMAPPAが担当しています。

タイトルの『RE-MAIN(リメイン)』という単語は、水球のルールにおける反則の一つで、英語で「留まる」という意味を持つ(現在はオフサイドと呼ぶそう)他、作中ではある人物がメイン(本来の自分)に戻るという意味合いでこの言葉を口にしています。記憶を失くした主人公を軸に描く作品のテーマ性や、彼自身の境遇を端的に示している本作らしいタイトルと言えるでしょう。


記憶喪失の少年を主人公に据えた青春ストーリー


主人公・清水(きよみず)みなとは、水球競技の全日本ユース(U15)選手権大会で優勝した、強豪校のエースプレイヤーという肩書を持つ少年。しかし、中学3年の選手権優勝直後に事故に遭い、物語の冒頭で目覚めるまでの約半年間、意識不明の状態で入院していました。そして目覚めてみれば、ここ3年の記憶を失っていて、水球はもちろん、中学生時代の三年間をすっぽり忘れてしまっていたのです。

この作品にとって大きな役割を果たす“記憶喪失の主人公”。スポーツものとしては結構、珍しい要素ではないでしょうか。過去の記憶の一部を失いながら、それでもついて回る水球強豪校のエースプレイヤーという実績。現在の自分にとって他人事のようにしか思えないその過去が、みなとを再び水球へと導くことになります。


半年ぶりに目覚めるものの、中学3年間の記憶を失う

▲意識不明の重体から半年ぶりに目覚めるも、中学3年間の記憶を失っていたみなと。

物語の開始時点で、みなとは高校1年生の年齢。そこからリハビリと勉強に打ち込み、一年遅れで高校入学を果たします。この辺りは割とあっさり描写されていますが、並々ならぬ苦労があったことでしょう。寝たきりで体力は衰えているうえに、中学の時の記憶を失っているので、学力も追いつかないといけない状態。そこからの復帰ですから。作中でその辛さを感じさせないのは、みなとの明るく前向きな性格が反映されているのもあると思います。

もちろん、ただマイペースなわけじゃなくて、家族が事故の記憶に苦しんでいることを知って心を痛めたり、チームの仲間を気にかける優しさを持っていたり、一言でいえば“良い子”なんです。自分から皆を引っ張っていくのではなく、その頑張りが自然に周りに伝わって、結果、皆がやる気になるような、“和”を表す人という感じ。みなとの屈託ない性格が、知らず知らずのうちに人の心を繋いでいくというイメージでしょうか。

そんな彼を中心に描く中盤までのストーリーは、「弱小チームが、メンバーそれぞれの抱えた問題をクリアしながら、結束を強めていく」というスポーツものの王道展開。記憶を失っている主人公のみなとも含めて、部員のほとんどが水球初心者なので、水球を知らない視聴者の目線でゆっくりと着実に物語が進んでいきます。

練習を通じて連帯感を高め、コンプレックスを共有することで仲間意識も強くなり、ようやくチームとしてまとまってきた矢先。主人公に起きた思いがけない出来事が、物語に急展開を呼ぶことになるのです。


まさかの主人公交代!? 視聴をダレさせない見所に溢れた展開


この作品の面白いところは、視聴者を飽きさせない展開や、続きが気になる物語の構成にもあると思います。それは第1話で既に感じられました。

意識を取り戻したみなとが、失った過去と向き合いながら復帰を果たし、高校に入学するまでを描く第1話。そのラストは、みなとが水球女子の代表選手であるヒロイン・川窪(かわくぼ)ちぬに、出会い頭にキス(頬に)されるという衝撃的な引きで幕を閉じます。みなとの過去に何があったのか、いろいろと想像せざるを得ないこの展開に、視聴者の心がグッと掴まれるわけです。


第1話の最後はまさかのキス

▲雑誌にも載る有名な女子選手から、出会い頭にキスされ…

そして、中盤から後半へのターニングポイントとなる第8話。ここでも、ヒロインであるちぬさんが大きな役割を果たすことに。ちぬさんは、みなとが記憶を失う以前、強豪チームでエースプレイヤーだった頃の彼を知っていました。そんなちぬさんから語られた、信じ難い事実。

中学生時代のみなとは、偉そうで、傲慢で、周囲から恐れられるような人物だったというのです。明るくて屈託のない現在のみなととは、まるで正反対の性格だったことが明かされます。そしてこの出来事が切っ掛けとなり、みなとは失っていた中学3年間の記憶を取り戻すのですが、その代償とでもいうかのように、今度は意識が戻ってからの1年間の記憶が失われてしまうのです。


自分じゃない自分

仲間達と心を通わせて、やっとチームとしてまとまってきた矢先に、中学時代の傲慢で不遜な性格になってしまった「みなと」。当然、現在の弱小水球部の皆とは折り合いが悪くなり、中学水球のトップだった以前に比べて、遥かに衰えてしまった自分に苦悩することになります。

普通のスポーツものなら、仲間達と結束したら次のステップとして初勝利を目指す、というのが定番ですが、それが振り出しに戻るどころか、マイナス方向に振り切れてしまうわけですから。この時の衝撃は半端ではなかったです。ある意味で主人公の交代ですね。それくらいに、前半と後半でみなとの性格が大きく変わってしまいます。スポーツもので予想されがちな王道の展開を、こういった形で覆すのは本当に新しいと思いました。


記憶が戻った後はEDの表情が変化

▲記憶が戻った8話以降は、エンディングのみなとの表情にも変化が…


前半とは正反対の“俺様”な性格に「リ・メイン」したみなと。チームは振り出しに戻るが…


記憶が戻ってからの家族や仲間に対する「みなと」の物言いは、前半の思いやりを持って皆と接していた彼を知っている分だけ、心にグサグサ刺さってきます。でも、その境遇を考えたら一方的に彼を責められないんですよね。過去に積み上げた実績も、未来の展望も、気付いたら全部失ってしまっていたのですから。やさぐれてしまう気持ちも分かります。

後半の「みなと」も、ただヤな奴という訳ではありません。発端は中学時代のチームの方針にありますが、その傲慢に見える彼の性格の根底にあるのは、ひたすらなストイックさです。誰よりも練習を重ねて、実力をつけてきたからこそ、半端な人間は許せないし、上から目線の物言いになってしまう。優れたスポーツプレイヤーはエゴが強いという、ある種の通説を体現した人物と言えます。弱小水泳部を仲間と認めない「みなと」ですが、そんな彼も、あることを切っ掛けに少しずつ変わっていくのです。

それは、あの明るく屈託のないみなとが、記憶が戻って万が一、今の自分が消えた時のために残した記録映像。中学時代の自分の練習風景を映像で知ったように、今度は記憶が戻った「みなと」に、これまでの現状やチームのことを知らせようと、自分から自分に充てたメッセージでした。自分という存在が消えてしまっても、チームメイトとの夢を叶えてほしいと、その思いを託すみなと。このシーンは、本編のストーリーで特に印象深く記憶に残っています。


自分から自分へ宛てたメッセージ

▲記憶が戻った「みなと」へ宛てたメッセージムービー。純朴で真っ直ぐな、みなとの気持ちが伝わるシーン。

前半では、過去に留まり、「リメイン」したままのみなとが、前に進んでいく姿を。後半からは、本来の自分に「リ・メイン」したみなとが、取り戻した過去と失った自分に向き合う様を。こう考えると、やはり『RE-MAIN(リメイン)』というタイトルには2つの意味が込められているように思えてなりません。


水球アニメとしては少し物足りなさを感じるも、最終話の続きがぜひとも見たい良作!


水中の格闘技と呼ばれる水球を扱った『RE-MAIN』ですが、試合の駆け引きや激しいフィジカルのぶつかり合いといった描写は、終盤までほとんどありません。というのも、メインキャラクターのほとんどが水球初心者では、どうしても練習風景が多くなりますし、途中で試合があっても素人試合にしかならないので、仕方がないんですよね。最終話で付き添いの顧問がやっとルールブックを確認するくらいですし。


試合数は少なめで、練習シーンが多い

ストーリーもどちらかといえば、登場人物の人間ドラマが主体です。その分、紆余曲折あって臨んだ11話と12話の公式試合で、チーム一丸となって戦う様が輝いているとも言えます。ただ、このアニメが水球というスポーツの魅力を十分に伝えているかというと、少々物足りないというのが正直なところ。部員の一人一人がそれぞれの役割を得て、やっとチームとしてまとまった皆が、これから一丸となって上を目指していく…というところで終わってしまっていて、むしろ水球アニメとしてはここからが本番!っていう終わり方なんです。

物語はきれいに収まっていますけど、同時に「To Be Continued...」な最終話でしたので、ぜひ続編に期待したいですね。あの元気で溌剌としたみなとは、本当に消えてしまったのか?とか、傲慢だった「みなと」がチームに献身的な姿勢を見せたことで、ちぬさんが彼に今後どう接していくのかとか、ここから増えていくであろう水球の対外試合などの盛り上がりも含めて、むしろ続編があっておかしくないと思います。この1クールをチーム結成に位置づけて、本格的に水球を描いていく第2期が始まる…みたいな、そんな話がどこかで動いてないんでしょうか…。

全体を通じて、記憶を失った主人公を軸に描く人間ドラマや、飽きの来ない緩急のついた展開が素晴らしく、MAPPAによる高品質なアニメーションの後押しもあって、クオリティの高い作品に仕上がっている『RE-MAIN(リメイン)』。この感想を読んで興味を持たれた方は、ぜひ視聴してみて下さい。


明日海ちゃん可愛い

▲兄思いで、とにかく可愛い妹の明日海ちゃん。続編があるならヒロインばりの活躍を期待!!


▲Blu-ray&DVD第1巻は10月27日発売。全巻共通特典として、西田征史氏の描き下ろし脚本によるオーディオドラマが収録されたドラマCDや、特製ブックレット(20P)、キャラクターデザインの田中志穂氏描き下ろし両面ジャケットなどが付属する他、第1巻には映像特典としてオンライン先行上映会&トークの模様が収録されます。


(C)RE-MAIN Project


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