【漫画】『ベルセルク』の連載再開が決定!三浦建太郎先生の盟友・森恒二先生の監修のもと、スタジオ我画の作画でストーリーを継続

『ベルセルク』は、剣と魔法、そして魔物が存在する世界を舞台に、身の丈を超える巨大な剣“ドラゴンころし”を持つ主人公・ガッツの壮絶な生き様を描くダークファンタジー。原作は1989年に白泉社の青年コミック誌「ヤングアニマル」にて連載が開始され、シリーズ累計発行部数は5,000万部以上を記録しています。
2021年5月に三浦先生が急逝し、未完となっていた『ベルセルク』ですが、三浦先生と親交のあった森恒二先生(代表作に「ホーリーランド」「自殺島」など)の監修のもと、三浦先生が設立した漫画制作スタジオ「スタジオ我画」が作画を担当し、ストーリーを繋いでいくとのこと。
三浦先生は生前、親友である森先生に、『ベルセルク』のストーリーやエピソードを話しており、連載当時からネームの相談などに乗っていた森先生は、『ベルセルク』の最終回までの物語を知っているのだそうです。
森先生は、三浦先生が伝えたかった物語から逸脱しないようにするという考えのもと、三浦先生が自分に語ったエピソードのみをやるとして、肉付けはせず、はっきり覚えてないエピソードもやらないとコメント。完全な形にはならずとも、三浦先生が描きたかった物語をほぼ伝えられると森先生は語っています。
連載再開にあたり、三浦先生と長年画業を共にしてきたスタジオスタッフや担当編集は、「三浦さんがそう言っていた」という基本姿勢を決めて、制作に臨んでいるとのこと。三浦先生との会話や原稿制作を通して、自分たちの中に根付いた「三浦建太郎」を真摯に紡いでいく、という編集部によるメッセージも公開されました。(森先生と編集部のコメントの全文は下記リンク先よりご覧ください。)
再開後のクレジットは、原作・三浦建太郎、漫画・スタジオ我画、監修・森恒二となり、単行本のナンバリングも承継されます。なお、連載が再開される6月24日発売のヤングアニマル13号は一挙2本立てとなるそうです。三浦先生の意思を受け継ぐスタッフの方々による『ベルセルク』の再開を、一読者として楽しみにしたいと思います。
⇒「ベルセルク」連載再開、「自分たちの中に根付いた『三浦建太郎』を真摯に紡ぎたい」(コメントあり) - コミックナタリー
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