『咲 -Saki-』 第11話 「悪戯」 感想
『咲 -Saki-』 第11話 「悪戯」より感想です。

勝負師(ギャンブラー)の資質

予選決勝も中盤。いよいよ清澄高校の部長、竹井 久の出陣・・・と思ったらその前にまた登場しました和の後輩、『夢乃マホ』。前回と同じパターンで会場からどんどん離れていってるみたいですが(^^; 果たして和の試合までに間に合うんでしょうか(笑)

さて肝心要の中堅戦。その前半戦は『竹井 久』は強者であると認識させるに十分な内容でした。
これまでは意識的に“何となく強い”という印象でしたけど、今回はその特殊性が遺憾無く発揮されてましたね。 まずはそのポジティブ思考もさることながら、「悪い待ち」にして勝機を窺うという不可解な戦術。
過去の描写で和がその“待ち”に反論してましたが、合理的なデジタル打ちの和からは理解し難いものだったのでしょう。
『私、ここ一番って時ほど、確立の悪い待ちを選んで、それでいつも勝っちゃうのよね』
たまたま、運が良いのではなくて、その打ち方が部長必勝の常套手段で必勝のパターンということですか。
和の言いたい事もよくわかるけど、それ以前に常識が通用しない人たちでいっぱいですし・・・ねぇ(^^;
まこと決勝前夜に交わした会話にもあったように、廃部寸前の麻雀部で希望を捨てずに待ち続けたのも、言い方を換えれば『悪い待ち』。その勝負所で勝った結果が今の清澄高校であり、部長のスタンダードなんですね。よく考えてみたら、一番可能性の低い、分の悪い賭けで勝ち上がるなんて、“勝負師”にふさわしい人なんだと実感してしまいます。頼れる部長の姿がここにあり!という感じがグーです(笑)

久の確率的に最低な待ちで油断して、あり得ないだろうと捨てられた牌で出和了りを美味しく持って行かれる・・・一番の被害者はトップを走っていた風越女子だったようで。名前は文堂星夏さんでしたか。糸目キャラの割にパッとしないと感じるのは最近の漫画アニメの傾向に流され過ぎてるんだろうなあとちょっと反省(^^;
堅実で正直な麻雀してるだけに、久の変則的な待ちにどんどん削られていく様子はちょっと可哀想・・・なんて思ってたら一番心痛に感じてたのは福路キャプテンなんですねやっぱり。池田が(肩を)抱きしめたくなるなんて言うのも分かります(笑) こんな涙見せられたらどうしようもない・・・;;

久の怒涛の攻勢で状況的に風越女子より追い詰められている龍門渕の中堅、国広 一。
優勝候補の筆頭が最下位っていうのは、後に続く副将・大将戦の伏線なんだろうけど・・・先鋒戦以来、存在感が霞んでいるのは否めないかな。
一は回想シーンで、透華に誘われて龍門渕に入った事が明かされましたけれど、過去に一がすり替え(イカサマ)を行った事を切り出したり、マジシャンの父親が稼げてない事を指摘したり、どう考えても弱味を握って強制を強いているようにしか見えない・・・。まあ、一はイカサマの腕ではなくて実力で自分を買ってくれた透華には感謝してるようで、透華も一目置いているようだから別段悪い関係ではないんだけど・・・。それにしても夏だからって解放的すぎる格好ですね(^^;
イカサマが許されない作品の性質上、マジックの腕が発揮される事はないんでしょうか・・・拘束具を外して個性を発揮するような展開が欲しい所ではあります。

試合とは全く関係なく進行してる咲と和のその・・・関係?ですけど、仲が良いのはいい事だとだけ言っておきましょう(^^; だって“それ”以外なんてもうね・・・。どんどん香ばしくなってきてますこの二人(汗
和はエトペンが無くなってるのに気付いて探しに出掛けますが、『エトペリカになりたかったペンギン』て・・・ようは鳥になりたかったペンギンって事ですか。ちなみに和の大事な友達だそうで(^^;

そのエトペンを持って和の許へ走る甘え子供・・・じゃなくて天江衣。
良い事をして褒められたかったり、エトペン届けたきっかけで友達できるかな、なんて期待したり、どう見ても普通というかただの幼女です(笑)こんな可愛い娘がどんな魔物に化けるっていうんだろう(汗
良心の呵責で盗んだエトペンを返そうと、落とした場所に戻ってきた脇役の二人組ですが・・・衣が持っていたエトペンを無理やり奪おうとして破いちゃうなんてどこまで悪役の三流に徹すれば気が済むんだい。衣(とエトペン)が気の毒すぎる;;

中堅戦は前半が終わってみれば、久の猛攻と、後半から追い上げた一の上がりで4校横並びの状況に。
しかし久が圧倒的な分、周りの3校にも心情が所々に見られて、初見で今回を見たらどこが主役なのか分からないような状態になってますね。
これが『咲-Saki-』の作品としての面白い所だと思います。登場人物にムダの無いつくりになっているというか、どのキャラクターにも見せ場がある。キャラクターが魅力的に見えるアニメって素晴らしいです。風越の福路キャプテンはその中でも特にお気に入りだったりしますが(笑)
漁夫の利を得る形で2位に付いてる鶴賀学園は存在感が空気になってますが、これから活躍はできるんでしょうか・・・次鋒の『初心者』がインパクトあったから煽りを受けてるのかもしれませんが。
中堅戦と同時進行しているエトペンを巡る騒動も気になるところ。咲と衣の邂逅より和との対面の方が早そうですね。久と福路さんの再会にも注目の次回の展開に期待です。
次回 咲 -Saki- 第12話 『目醒め』

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勝負師(ギャンブラー)の資質

予選決勝も中盤。いよいよ清澄高校の部長、竹井 久の出陣・・・と思ったらその前にまた登場しました和の後輩、『夢乃マホ』。前回と同じパターンで会場からどんどん離れていってるみたいですが(^^; 果たして和の試合までに間に合うんでしょうか(笑)

さて肝心要の中堅戦。その前半戦は『竹井 久』は強者であると認識させるに十分な内容でした。
これまでは意識的に“何となく強い”という印象でしたけど、今回はその特殊性が遺憾無く発揮されてましたね。 まずはそのポジティブ思考もさることながら、「悪い待ち」にして勝機を窺うという不可解な戦術。
過去の描写で和がその“待ち”に反論してましたが、合理的なデジタル打ちの和からは理解し難いものだったのでしょう。
『私、ここ一番って時ほど、確立の悪い待ちを選んで、それでいつも勝っちゃうのよね』
たまたま、運が良いのではなくて、その打ち方が部長必勝の常套手段で必勝のパターンということですか。
和の言いたい事もよくわかるけど、それ以前に常識が通用しない人たちでいっぱいですし・・・ねぇ(^^;
まこと決勝前夜に交わした会話にもあったように、廃部寸前の麻雀部で希望を捨てずに待ち続けたのも、言い方を換えれば『悪い待ち』。その勝負所で勝った結果が今の清澄高校であり、部長のスタンダードなんですね。よく考えてみたら、一番可能性の低い、分の悪い賭けで勝ち上がるなんて、“勝負師”にふさわしい人なんだと実感してしまいます。頼れる部長の姿がここにあり!という感じがグーです(笑)

久の確率的に最低な待ちで油断して、あり得ないだろうと捨てられた牌で出和了りを美味しく持って行かれる・・・一番の被害者はトップを走っていた風越女子だったようで。名前は文堂星夏さんでしたか。糸目キャラの割にパッとしないと感じるのは最近の漫画アニメの傾向に流され過ぎてるんだろうなあとちょっと反省(^^;
堅実で正直な麻雀してるだけに、久の変則的な待ちにどんどん削られていく様子はちょっと可哀想・・・なんて思ってたら一番心痛に感じてたのは福路キャプテンなんですねやっぱり。池田が(肩を)抱きしめたくなるなんて言うのも分かります(笑) こんな涙見せられたらどうしようもない・・・;;

久の怒涛の攻勢で状況的に風越女子より追い詰められている龍門渕の中堅、国広 一。
優勝候補の筆頭が最下位っていうのは、後に続く副将・大将戦の伏線なんだろうけど・・・先鋒戦以来、存在感が霞んでいるのは否めないかな。
一は回想シーンで、透華に誘われて龍門渕に入った事が明かされましたけれど、過去に一がすり替え(イカサマ)を行った事を切り出したり、マジシャンの父親が稼げてない事を指摘したり、どう考えても弱味を握って強制を強いているようにしか見えない・・・。まあ、一はイカサマの腕ではなくて実力で自分を買ってくれた透華には感謝してるようで、透華も一目置いているようだから別段悪い関係ではないんだけど・・・。それにしても夏だからって解放的すぎる格好ですね(^^;
イカサマが許されない作品の性質上、マジックの腕が発揮される事はないんでしょうか・・・拘束具を外して個性を発揮するような展開が欲しい所ではあります。

試合とは全く関係なく進行してる咲と和のその・・・関係?ですけど、仲が良いのはいい事だとだけ言っておきましょう(^^; だって“それ”以外なんてもうね・・・。どんどん香ばしくなってきてますこの二人(汗
和はエトペンが無くなってるのに気付いて探しに出掛けますが、『エトペリカになりたかったペンギン』て・・・ようは鳥になりたかったペンギンって事ですか。ちなみに和の大事な友達だそうで(^^;

そのエトペンを持って和の許へ走る甘え子供・・・じゃなくて天江衣。
良い事をして褒められたかったり、エトペン届けたきっかけで友達できるかな、なんて期待したり、どう見ても普通というかただの幼女です(笑)こんな可愛い娘がどんな魔物に化けるっていうんだろう(汗
良心の呵責で盗んだエトペンを返そうと、落とした場所に戻ってきた脇役の二人組ですが・・・衣が持っていたエトペンを無理やり奪おうとして破いちゃうなんてどこまで悪役の三流に徹すれば気が済むんだい。衣(とエトペン)が気の毒すぎる;;

中堅戦は前半が終わってみれば、久の猛攻と、後半から追い上げた一の上がりで4校横並びの状況に。
しかし久が圧倒的な分、周りの3校にも心情が所々に見られて、初見で今回を見たらどこが主役なのか分からないような状態になってますね。
これが『咲-Saki-』の作品としての面白い所だと思います。登場人物にムダの無いつくりになっているというか、どのキャラクターにも見せ場がある。キャラクターが魅力的に見えるアニメって素晴らしいです。風越の福路キャプテンはその中でも特にお気に入りだったりしますが(笑)
漁夫の利を得る形で2位に付いてる鶴賀学園は存在感が空気になってますが、これから活躍はできるんでしょうか・・・次鋒の『初心者』がインパクトあったから煽りを受けてるのかもしれませんが。
中堅戦と同時進行しているエトペンを巡る騒動も気になるところ。咲と衣の邂逅より和との対面の方が早そうですね。久と福路さんの再会にも注目の次回の展開に期待です。
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この記事へのコメント
>ヴィーさん
各キャラクターの回想が所々に挿入されていたのは、テンポが悪いという意見もあったようですが、個人的には感情移入しやすくて良かったと思います。
一と透華とのエピソードは一の麻雀での活躍も含めて期待したいですね。次鋒戦までは中だるみしない感じでどんどん進んできましたが、中盤以降はじっくり見せてほしいかな。これから透華や和、影の薄い人の対戦も控えてますし、本番はこれからといったところでしょうか。
各キャラクターの回想が所々に挿入されていたのは、テンポが悪いという意見もあったようですが、個人的には感情移入しやすくて良かったと思います。
一と透華とのエピソードは一の麻雀での活躍も含めて期待したいですね。次鋒戦までは中だるみしない感じでどんどん進んできましたが、中盤以降はじっくり見せてほしいかな。これから透華や和、影の薄い人の対戦も控えてますし、本番はこれからといったところでしょうか。
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自分の戦い方で。
=はかわいいですね。エトペンを届けたら友だちになってくれるかもとウキウキしているところが良かったですね。
意外な実力者―
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今度は寝過ごした(*ノノ)
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のどかはエトペンを探しにいく。
あれがないと、対局中におっぱいの重さを支えきれない。
URL :
- ヴィー - 2009年06月16日 20:34:21
部長の牌をはじくツモやちょっとした目や指の動き、演出が凄くて個人的には神回認定しました(笑)
原作では具体的に描かれなかった一のイカサマを見事にビジュアル化してあるし、一瞬の表情などをコマ送りする価値のある回ですよ。
ついでに例のメイドのもの欲しそうな顔とか(笑)
一が透華のところにくるエピソードは一の「お父さんがボクを売った!?」という心のセリフがあるぐらいなので、そんな印象を持つのも仕方ありますまい。
さすがにアニメで「売った」は不味かったようですが(^^;
しかし、拘束具は外されないし拘束具を通して私が一を好きになったエピソードがありますので御期待ください。
そして、何故私がアニメオリジナルである補欠扱いのメイドを余分だと思っているかも理解してもらえるかもしれません。
序盤のサクサク展開から試合を丁寧に見せるゆっくりした展開になって、各キャラの魅力をじっくり見せるようになってきたのは「宇宙かけ」と対照的ですが、原作があることがシリーズ構成に好影響を与えてるんでしょうかね。