宇宙をかける少女 第25話 『黄昏れる神々』 感想
宇宙をかける少女 第25話 『黄昏れる神々』より感想です。

カオスに次ぐカオス・・・

何というか・・・序盤から積み上げてきたものを完全に無視して妙な方向に物語が進んでしまったなあというのが一番の本音です・・・。宇宙最大の親子喧嘩は暴走してやたら強くなった息子に太刀打ちできないネルヴァルの敗北に終わり、それがまたネルヴァルを“良い人”に見せているっていうのはどうも。『一体、どっちがいい人でどっちが悪い人なんだか分かんなくなってきたですう・・・』ってイモちゃんが視聴者の言葉を代弁してますが(^^;
秋葉は秋葉で元のKYな性格に戻って『イモちゃん助けなきゃ』の一辺倒。後半主人公属性は回復しますが、他の何かに触発されて『私やる!』って前もやってませんでしたっけ?そしてそれまでの経緯が何とも言えないほど・・・ヒドイ;;

ナミは大暴走を開始(笑) だからアフターケアはしっかりとあれほど(ry
世界の全てを破壊しようとする妹ナミに立ちふさがる主人公、秋葉!・・・なんて構図ではなく、自分勝手な姉秋葉と暴走妹ナミの姉妹対決です。『アンタ何かに構ってる暇ないの!』とナミのことなんてどーでもいい発言をする秋葉にOPで涙する姉の面影は全く見えません。
『宇宙全体が戦ってるって時に何なのよアンタは・・・イモちゃんイモちゃんって自分勝手な事ばっか言って・・・!』

ナミの言う言葉その通りだから困ります・・・。で、ここからがまた超展開。何もかも壊れてしまえとプリマヴェーラを掲げるナミに、ダメーッと秋葉は黄金銃を発射。そして高嶺の時のようにナミの“アンチQT”が発動・・・。この光でアレイダは神楽の人格を取り戻すという流れ。ほのかもネルヴァルの刻印が消えてましたがこれで寿命問題が解決してたりしたら面白いんですけれど。

『自分の妹を本当に撃つなんて・・・一体どこまでアタシを見捨ててんの・・・!?』
『ゴ・・・ゴメン・・・』
ゴメンて・・・この姉にしてこの妹ありというか何というかどっちもどっち(笑)
結局自分の放ったアンチQTでアレイダとイグジステンズは解放されて、味方が誰もいなくなったナミの暴走に拍車が掛かります。自業自得なんだけど、いろんな意味で同情してしまうなあ・・・本当に(涙
神楽は元に戻って味方入りしたのはいいけど、やっぱり操られてたんですか。高嶺の件もあるからそれはそれでいいんですが・・・あれだけ含みを持たせて実は自分から寝返ったんじゃ?とか思わせておいて、こうあっさり解放されるのはもう余裕がないからなんですねきっと;; ところで“えにぐま”はナミが燃やしちゃったんですが例のメモってどうなったんだろう・・・。神楽を取り戻すにしても順番が逆になってない? というかメモの伏線はちゃんと回収されるのか不安です・・・。

最後の良心はやっぱりつつじとベンケイです(笑) このコンビはどこかの不安定な人達と違って安心して見てられます・・・。ベンケイが戦いは憎しみの連鎖を生むだけとか哲学的なこと言ってるのに対して、今度はつつじがこの事態を引き起こしたのは神でも大宇宙の意思でもなくレオパルドのせいでしょうが!って半分キレながら正意見を述べてますが何かデジャブを感じるね(笑)

『イグシステンズのクイーンにして黄金銃を持つ乙女。ブレインコロニーの戦いに終止符を打つ・・・。それが宇宙をかける少女。』
随分具体的にラストキーワードの正体を明かしてくれました。謎めいたものでも何でもないんですけど・・・これが正解でいいんでしょうか。それにしても本当に最後まで振りまわされて流されていく主体性のない秋葉お嬢様。この最終決戦ムードに乗れなかったらダメじゃない?みたいなノリを感じます(笑)
そして今倒すべき敵はネルヴァルではなく、レオパルドだと告げる風音さん。そりゃあそうですけれどレオパルドが暴走した原因って“妖刀”のせいじゃありませんでしたっけ・・・。何だかもういろいろと勝手すぎる。

一方すっかり蚊帳の外のネルヴァル。自分の自己実現は人間の正しい循環社会を求め達成することであり、それは快適な空間とやるべきことを与えられる事で実現される・・・ネルヴァルにとってナミの存在がその確証であったと。まあ結果はあの通りでしたが活き活きしてましたものね(笑) ネルヴァルは揺らぎなく自分のやるべき事を実行していたのに、相手側のレオパルド陣営はあっちに行ったりこっちに行ったりで本当に残念。
何だか扉のようなものが出てきましたがあれは一体何なんでしょうね・・・。実は全てをリセットする魔法のドアで、それを開く事で一から全てやり直すなんて超展開を妄想してしまったんですが、このアニメじゃ考えられなくもないかな(笑)

暴走ナミと暴走レオパルドが出会って結託、破壊の権化に。レオパルドを『黒い神様』と信仰していたナミのキーワードがここに繋がったのはいいですけれど、元からこの流れを考えていたのかどうなのか。秋葉は自分や皆を守ろうとしていたイモちゃんを思い出し、これまでを省みて、自分にしかできないことをするために決意を固める・・・。ホント、コードギアスの主人公みたいに上がり下がりや振れ幅が大きい主人公です;;
今回の感想は本文中に全部書いてしまったので敢えて最後で語ることはないのですが、ちょっと・・・というかかなり強引すぎる展開は本当に残念です・・・。王道でいいから二つの考えを戦わせる流れに沿ってほしかったな?と。何時からこんなストーリーになってしまったんでしょう・・・。次回は最終回でまたいろいろ言いたい事が出てきそうなので(笑)今回はここまで。・・・って本当に最終回なのがちょっと信じられませんね(^^;
次回 宇宙をかける少女 第26話 『あしもとに宇宙』

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カオスに次ぐカオス・・・

何というか・・・序盤から積み上げてきたものを完全に無視して妙な方向に物語が進んでしまったなあというのが一番の本音です・・・。宇宙最大の親子喧嘩は暴走してやたら強くなった息子に太刀打ちできないネルヴァルの敗北に終わり、それがまたネルヴァルを“良い人”に見せているっていうのはどうも。『一体、どっちがいい人でどっちが悪い人なんだか分かんなくなってきたですう・・・』ってイモちゃんが視聴者の言葉を代弁してますが(^^;
秋葉は秋葉で元のKYな性格に戻って『イモちゃん助けなきゃ』の一辺倒。後半主人公属性は回復しますが、他の何かに触発されて『私やる!』って前もやってませんでしたっけ?そしてそれまでの経緯が何とも言えないほど・・・ヒドイ;;

ナミは大暴走を開始(笑) だからアフターケアはしっかりとあれほど(ry
世界の全てを破壊しようとする妹ナミに立ちふさがる主人公、秋葉!・・・なんて構図ではなく、自分勝手な姉秋葉と暴走妹ナミの姉妹対決です。『アンタ何かに構ってる暇ないの!』とナミのことなんてどーでもいい発言をする秋葉にOPで涙する姉の面影は全く見えません。
『宇宙全体が戦ってるって時に何なのよアンタは・・・イモちゃんイモちゃんって自分勝手な事ばっか言って・・・!』

ナミの言う言葉その通りだから困ります・・・。で、ここからがまた超展開。何もかも壊れてしまえとプリマヴェーラを掲げるナミに、ダメーッと秋葉は黄金銃を発射。そして高嶺の時のようにナミの“アンチQT”が発動・・・。この光でアレイダは神楽の人格を取り戻すという流れ。ほのかもネルヴァルの刻印が消えてましたがこれで寿命問題が解決してたりしたら面白いんですけれど。

『自分の妹を本当に撃つなんて・・・一体どこまでアタシを見捨ててんの・・・!?』
『ゴ・・・ゴメン・・・』
ゴメンて・・・この姉にしてこの妹ありというか何というかどっちもどっち(笑)
結局自分の放ったアンチQTでアレイダとイグジステンズは解放されて、味方が誰もいなくなったナミの暴走に拍車が掛かります。自業自得なんだけど、いろんな意味で同情してしまうなあ・・・本当に(涙
神楽は元に戻って味方入りしたのはいいけど、やっぱり操られてたんですか。高嶺の件もあるからそれはそれでいいんですが・・・あれだけ含みを持たせて実は自分から寝返ったんじゃ?とか思わせておいて、こうあっさり解放されるのはもう余裕がないからなんですねきっと;; ところで“えにぐま”はナミが燃やしちゃったんですが例のメモってどうなったんだろう・・・。神楽を取り戻すにしても順番が逆になってない? というかメモの伏線はちゃんと回収されるのか不安です・・・。

最後の良心はやっぱりつつじとベンケイです(笑) このコンビはどこかの不安定な人達と違って安心して見てられます・・・。ベンケイが戦いは憎しみの連鎖を生むだけとか哲学的なこと言ってるのに対して、今度はつつじがこの事態を引き起こしたのは神でも大宇宙の意思でもなくレオパルドのせいでしょうが!って半分キレながら正意見を述べてますが何かデジャブを感じるね(笑)

『イグシステンズのクイーンにして黄金銃を持つ乙女。ブレインコロニーの戦いに終止符を打つ・・・。それが宇宙をかける少女。』
随分具体的にラストキーワードの正体を明かしてくれました。謎めいたものでも何でもないんですけど・・・これが正解でいいんでしょうか。それにしても本当に最後まで振りまわされて流されていく主体性のない秋葉お嬢様。この最終決戦ムードに乗れなかったらダメじゃない?みたいなノリを感じます(笑)
そして今倒すべき敵はネルヴァルではなく、レオパルドだと告げる風音さん。そりゃあそうですけれどレオパルドが暴走した原因って“妖刀”のせいじゃありませんでしたっけ・・・。何だかもういろいろと勝手すぎる。

一方すっかり蚊帳の外のネルヴァル。自分の自己実現は人間の正しい循環社会を求め達成することであり、それは快適な空間とやるべきことを与えられる事で実現される・・・ネルヴァルにとってナミの存在がその確証であったと。まあ結果はあの通りでしたが活き活きしてましたものね(笑) ネルヴァルは揺らぎなく自分のやるべき事を実行していたのに、相手側のレオパルド陣営はあっちに行ったりこっちに行ったりで本当に残念。
何だか扉のようなものが出てきましたがあれは一体何なんでしょうね・・・。実は全てをリセットする魔法のドアで、それを開く事で一から全てやり直すなんて超展開を妄想してしまったんですが、このアニメじゃ考えられなくもないかな(笑)

暴走ナミと暴走レオパルドが出会って結託、破壊の権化に。レオパルドを『黒い神様』と信仰していたナミのキーワードがここに繋がったのはいいですけれど、元からこの流れを考えていたのかどうなのか。秋葉は自分や皆を守ろうとしていたイモちゃんを思い出し、これまでを省みて、自分にしかできないことをするために決意を固める・・・。ホント、コードギアスの主人公みたいに上がり下がりや振れ幅が大きい主人公です;;
今回の感想は本文中に全部書いてしまったので敢えて最後で語ることはないのですが、ちょっと・・・というかかなり強引すぎる展開は本当に残念です・・・。王道でいいから二つの考えを戦わせる流れに沿ってほしかったな?と。何時からこんなストーリーになってしまったんでしょう・・・。次回は最終回でまたいろいろ言いたい事が出てきそうなので(笑)今回はここまで。・・・って本当に最終回なのがちょっと信じられませんね(^^;
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Tag ⇒ | 宇宙をかける少女 | そらをかけるしょうじょ | 第25話『黄昏れる神々』感想
この記事へのコメント
>ヴィーさん
ここにきて迷走ぶりを発揮してしまったような回でした・・・神楽が正気に戻るにしても、もっとこう・・・カタルシスを感じるような展開を当初は期待していたのですが;; 秋葉の行動もさすがにラスト付近でこれはないというか、今までやってきた事ってなんだったんだろうってふと思ったり。打ち切り前の漫画みたいな展開は残念の一言です。この際最終回は思いっきりはじけてほしいかな~・・・なんて(涙
ここにきて迷走ぶりを発揮してしまったような回でした・・・神楽が正気に戻るにしても、もっとこう・・・カタルシスを感じるような展開を当初は期待していたのですが;; 秋葉の行動もさすがにラスト付近でこれはないというか、今までやってきた事ってなんだったんだろうってふと思ったり。打ち切り前の漫画みたいな展開は残念の一言です。この際最終回は思いっきりはじけてほしいかな~・・・なんて(涙
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宇宙をかける少女 ブラック!
…ナミはどこまで堕ちるのやら。
目まぐるしく立ち位置が変わるのが驚きですね。結局ネルヴァルは微妙なポジションになってしまいました。
踏み出す一歩―
反逆のレオパルド
ついにネルヴァルがアイハブコントロール
誰のための戦いでもない
宇宙をかける少女 第25話「黄昏れる神々」の感想です。
URL :
- ヴィー - 2009年06月26日 21:28:39
ギアスならネタとして笑えましたが、これにはネタになる強力な要素が無いし、女同士のドロドロにはこだわってるだけに笑える部分が無い。
今年のワーストランキングに入れてもいいかもしれない(笑)
ところで、ほのかがナミに襲われたとき、いつきはあおりを食らって墜落したんでしょうかね?
どうも何か描き忘れてるんじゃないかと思うぐらい説明不足だと思うんですが。
秋葉のリセット振りには笑うというより呆れましたが、乗せられたときの風音の冷ややかな目が印象的でした。
このまま大人の思惑に乗せられて操られるままなら反対に面白いんですが。