【アニメ】劇場版「空の境界」 痛覚残留 感想
OVA 劇場版「空の境界」 痛覚残留の感想です。
相も変わらずのクオリティでした・・・。もちろん良い意味で。

第一章、俯瞰風景から時系列では少し遡るストーリー、空の境界 第三章 痛覚残留。
今までの空の境界を漢字1文字で表すとしたら・・・
第一章 俯瞰風景は「空の境界」の世界観を表現する『序』、
第二章 殺人考察・前は式と幹也の出会いを物語る『静』、
では、第三章 痛覚残留はというと・・・。題名からとって『痛』・・・とか。・・・全然捻りがないですね^^;
ともかく、ストーリーは全編通して『痛々しい』です。ストーリーの内容も、見た目も。


空の境界のタイトルって傍目には抽象的に見えたりしますけれど、実はどの作品も物語にそって、そのテーマと内容に忠実に表わされているんですよね。今回の『痛覚残留』も決して抽象的な表現ではなく、物語の登場人物の苦痛、ストーリーの痛々しさ、視聴する者が感じる悲痛。
そして、全てが終わった後に『残留』する『痛覚』。
観終わった後にあぁ、あの人物はずっと痛みを引きずって生きるのかな・・・とか、物語を振りかえって心に残るストーリーの残滓なんか・・・的を射てるんじゃないかなぁと思います。それだけ深いんですよね。
それにしても、毎回ながら原作に忠実に再現している・・・。正直表現を緩和したりするだろうと思っていたところまで、そのまま表現しているので驚きました。具体的には・・・小説を読んだ方ならご存知とは思いますが、性的描写の際どいシーンや、グロいシーンなど。
ただこれを敢えて表現したのは、『痛覚残留』の痛々しさを表現するには避けて通れなかったのかもしれません。 一応、そういう描写もあるので耐性が無い方は注意が必要ですね。


全ては救いようのない話かもしれない。けれども、最後には救いがあった。
救いのないおとぎ話なんてたくさんあるのに、『空の境界』で救われる話なんて珍しいなんて思ってしまいました^^; 『俯瞰風景』を見て後味の悪さが残ったり、謎が消化しきれないままスッキリしなかったという方は、この章ではかなり消化率がいいと思います^^
また、今回のメインキャラクター「浅上藤乃」役の能登麻美子さんがハマりすぎていて・・・「両儀 式」役の坂本真綾さんといい、ホントにナイス選ですよ^^
複雑な空の境界の中では比較的わかりやすい・・・というか最後までストーリーが語られるので、ホントにスッキリしたお話ですね。無論最後まで見た後ですが^^;
でも実は、ある人物が式を『両儀』と呼んだことにも意味があったり・・・後々のお話の伏線も忘れていません。重要な人物の名前があっさり出てきていたりしますしね。
式の『殺人衝動』と藤乃の『殺人衝動』、式の“直死の魔眼”と藤乃の“歪曲の魔眼”。
異なる理由と同じ異能を持つ二人の戦い。小説での戦闘シーンをそのまま表したかのような迫力の戦いは、この痛覚残留の見せ場ですね。二章の動きが少なかった分、今回はバトルシーンにも満足できました。
それと黒桐鮮花が初登場!幹也の妹なんですけれど・・・あー、やっぱり出てしまう『秋葉に似ている』。
原型となっただけあってそっくりなんですよねぇ・・・。空の境界を見ていると月姫をやりたくなるという方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?私がそうですけれど・・・^^;
やっぱり後から見返すことができるっていうのが素晴らしいなぁ・・・。時間軸が前後しているのもそうですけれど、所々に散りばめられた『謎』が後になって『アレのことだったのか』と気づいたり。そういう意味でも優れた物語ですね、空の境界は。
そしてそれをここまでOVAで魅せてくれたのは、制作側の本気の成せる業だと思います。冗談は抜きで、このシリーズまとめてアニメの最高峰と言ってもいいのではないでしょうか。・・・最終巻まで発売されてからにしましょうか。こういう発言・・・^^;
アニメ

劇場版「空の境界」 痛覚残留 【通常版】
劇場版「空の境界」 痛覚残留 限定版はこちら
ラストのエンディングテーマもこの作品を音楽と歌で表現しています。
とても素適な歌なので、これだけでもお勧めできますね。
第三章 痛覚残留 エンディングテーマ 「傷跡」
歌:Kalafina、作詞・作曲:梶浦由記
※視聴はこちら
音楽

oblivious
oblivious 初回生産限定盤はこちら
また、7月30日には第四章「伽藍の洞」の主題歌「ARIA」、第五章「矛盾螺旋」の主題歌「sprinter」を収録したシングルCDがリリースされます。
音楽

sprinter/ARIA
sprinter(初回生産限定盤)(DVD付)はこちら
『劇場版 空の境界 第五章 矛盾螺旋』は2008年8月16日(土)より公開されますね。
・・・まあ、焦らずゆっくり待ちたいと思います。べ、別に劇場スクリーンが羨ましくなんてないんだからね!(´Д`)ハァ…
<関連記事>
【アニメ】劇場版「空の境界」 俯瞰風景 感想
【アニメ】劇場版「空の境界」 殺人考察(前) 感想
<関連サイト>
「空の境界」
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相も変わらずのクオリティでした・・・。もちろん良い意味で。

第一章、俯瞰風景から時系列では少し遡るストーリー、空の境界 第三章 痛覚残留。
今までの空の境界を漢字1文字で表すとしたら・・・
第一章 俯瞰風景は「空の境界」の世界観を表現する『序』、
第二章 殺人考察・前は式と幹也の出会いを物語る『静』、
では、第三章 痛覚残留はというと・・・。題名からとって『痛』・・・とか。・・・全然捻りがないですね^^;
ともかく、ストーリーは全編通して『痛々しい』です。ストーリーの内容も、見た目も。


空の境界のタイトルって傍目には抽象的に見えたりしますけれど、実はどの作品も物語にそって、そのテーマと内容に忠実に表わされているんですよね。今回の『痛覚残留』も決して抽象的な表現ではなく、物語の登場人物の苦痛、ストーリーの痛々しさ、視聴する者が感じる悲痛。
そして、全てが終わった後に『残留』する『痛覚』。
観終わった後にあぁ、あの人物はずっと痛みを引きずって生きるのかな・・・とか、物語を振りかえって心に残るストーリーの残滓なんか・・・的を射てるんじゃないかなぁと思います。それだけ深いんですよね。
それにしても、毎回ながら原作に忠実に再現している・・・。正直表現を緩和したりするだろうと思っていたところまで、そのまま表現しているので驚きました。具体的には・・・小説を読んだ方ならご存知とは思いますが、性的描写の際どいシーンや、グロいシーンなど。
ただこれを敢えて表現したのは、『痛覚残留』の痛々しさを表現するには避けて通れなかったのかもしれません。 一応、そういう描写もあるので耐性が無い方は注意が必要ですね。


全ては救いようのない話かもしれない。けれども、最後には救いがあった。
救いのないおとぎ話なんてたくさんあるのに、『空の境界』で救われる話なんて珍しいなんて思ってしまいました^^; 『俯瞰風景』を見て後味の悪さが残ったり、謎が消化しきれないままスッキリしなかったという方は、この章ではかなり消化率がいいと思います^^
また、今回のメインキャラクター「浅上藤乃」役の能登麻美子さんがハマりすぎていて・・・「両儀 式」役の坂本真綾さんといい、ホントにナイス選ですよ^^
複雑な空の境界の中では比較的わかりやすい・・・というか最後までストーリーが語られるので、ホントにスッキリしたお話ですね。無論最後まで見た後ですが^^;
でも実は、ある人物が式を『両儀』と呼んだことにも意味があったり・・・後々のお話の伏線も忘れていません。重要な人物の名前があっさり出てきていたりしますしね。
式の『殺人衝動』と藤乃の『殺人衝動』、式の“直死の魔眼”と藤乃の“歪曲の魔眼”。
異なる理由と同じ異能を持つ二人の戦い。小説での戦闘シーンをそのまま表したかのような迫力の戦いは、この痛覚残留の見せ場ですね。二章の動きが少なかった分、今回はバトルシーンにも満足できました。
それと黒桐鮮花が初登場!幹也の妹なんですけれど・・・あー、やっぱり出てしまう『秋葉に似ている』。
原型となっただけあってそっくりなんですよねぇ・・・。空の境界を見ていると月姫をやりたくなるという方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?私がそうですけれど・・・^^;
やっぱり後から見返すことができるっていうのが素晴らしいなぁ・・・。時間軸が前後しているのもそうですけれど、所々に散りばめられた『謎』が後になって『アレのことだったのか』と気づいたり。そういう意味でも優れた物語ですね、空の境界は。
そしてそれをここまでOVAで魅せてくれたのは、制作側の本気の成せる業だと思います。冗談は抜きで、このシリーズまとめてアニメの最高峰と言ってもいいのではないでしょうか。・・・最終巻まで発売されてからにしましょうか。こういう発言・・・^^;
アニメ

劇場版「空の境界」 痛覚残留 【通常版】
劇場版「空の境界」 痛覚残留 限定版はこちら
ラストのエンディングテーマもこの作品を音楽と歌で表現しています。
とても素適な歌なので、これだけでもお勧めできますね。
第三章 痛覚残留 エンディングテーマ 「傷跡」
歌:Kalafina、作詞・作曲:梶浦由記
※視聴はこちら
音楽

oblivious
oblivious 初回生産限定盤はこちら
また、7月30日には第四章「伽藍の洞」の主題歌「ARIA」、第五章「矛盾螺旋」の主題歌「sprinter」を収録したシングルCDがリリースされます。
音楽

sprinter/ARIA
sprinter(初回生産限定盤)(DVD付)はこちら
『劇場版 空の境界 第五章 矛盾螺旋』は2008年8月16日(土)より公開されますね。
・・・まあ、焦らずゆっくり待ちたいと思います。べ、別に劇場スクリーンが羨ましくなんてないんだからね!(´Д`)ハァ…
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【アニメ】劇場版「空の境界」 俯瞰風景 感想
【アニメ】劇場版「空の境界」 殺人考察(前) 感想
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この記事へのコメント
コメントありがとうございます!
>荒野の旅人 グレードさん
ホントに面白いです、空の境界・・・(´∀`*)
視聴した後になってもう一度見返そうと思う作品に出会えたのは久しぶりでした。
音楽もいいんですよね~。第四章、第五章の主題歌も楽しみです^^ 劇場でも一度見に行ってみたいのですが・・・ちょっと無理そうなので、DVDが発売されるのを心待ちにしたいと思います^^;
>荒野の旅人 グレードさん
ホントに面白いです、空の境界・・・(´∀`*)
視聴した後になってもう一度見返そうと思う作品に出会えたのは久しぶりでした。
音楽もいいんですよね~。第四章、第五章の主題歌も楽しみです^^ 劇場でも一度見に行ってみたいのですが・・・ちょっと無理そうなので、DVDが発売されるのを心待ちにしたいと思います^^;
空の境界は三話まで映画館に見に行きましたが、毎回クオリティ高いですね^^四話も見にいければ行きたい><というかDVDも買うべきか…
たしかに原作通りにしっかり「痛み」が表現されていて、かなり衝撃を受けました^^;藤乃の「凶(まが)れ凶れ…」とかものすごい悲痛さが出てて鳥肌が立つくらい…声優さん凄い^^
たしかに原作通りにしっかり「痛み」が表現されていて、かなり衝撃を受けました^^;藤乃の「凶(まが)れ凶れ…」とかものすごい悲痛さが出てて鳥肌が立つくらい…声優さん凄い^^
コメントありがとうございます!
>sajiさん
劇場で一度見てみたいですね~やっぱり大きなスクリーンで見るとまた迫力がありそう・・・(´∀`*)
声優さんの演技は良いですよね!役もそれぞれハマっていていい感じでした^^
>sajiさん
劇場で一度見てみたいですね~やっぱり大きなスクリーンで見るとまた迫力がありそう・・・(´∀`*)
声優さんの演技は良いですよね!役もそれぞれハマっていていい感じでした^^
鮮花は秋葉と違っておむねが大きいから全然似てない
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URL :
- 荒野の旅人 グレード - 2008年07月24日 23:14:50
>そして、全てが終わった後に『残留』する『痛覚』。
見る側としてもこの意味は大きかったですよね。
痛みの意味。この作品を見て人が感じる痛みの意味を再認識してもらいたいですね^^
>小説での戦闘シーンをそのまま表したかのような迫力の戦い
良き戦闘シーンでしたよね!
クオリティも高くて大満足でしたよ^^
>第四章「伽藍の洞」の主題歌「ARIA」、第五章「矛盾螺旋」の主題歌「sprinter」を収録したシングルCD
さすがに全曲はありませんでしたかw
どんな曲が出てくるか楽しみですね^^