コードギアス 反逆のルルーシュR2 第16話 TURN 16 『超合集国決議第壱號』 感想
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 16 『超合集国決議第壱號』のストーリーと感想です。

以下の文にはネタバレを含みますのでご注意下さい。
皇帝を退け、“Cの世界”から帰還したルルーシュとC.C.。だが、C.C.は記憶を失い、奴隷だった、ただの少女の頃まで記憶が退行してしまう。
ギアス嚮団壊滅という名の殲滅戦は、黒の騎士団の中に黒い影を残したまま、次なる段階へと移っていく・・・。
コードギアス 反逆のルルーシュR2
TURN 16 『超合集国決議第壱號』


C.C.の、私は何をすれば・・・?という問いに、
『服を裏返して着て、片足で歌いながら踊ってもらおう』と答えるルルーシュ。
ルルーシュの冗談を真に受け服を脱ぎ出すC.C.。今の彼女は奴隷の少女・・・。


ナイトメアのマニピュレーターにこびりついた血の跡・・・。
黒の騎士団の零番隊副隊長、木下はギアス嚮団壊滅戦に参加した一人。疑問に思った朝比奈は、作戦内容を木下に問いかけるが・・・
ロロの『黒の騎士団における個人の価値は、どれだけゼロの信頼を得ているかで決まる』という発言に、朝比奈は反発する態度をとる。


序々に生まれる黒の騎士団内での軋轢・・・。


カレンにすまなかったと謝罪するスザク。だが、リフレインで無理やり自白させられそうになったカレンの怒りは収まるはずがない。
『いい人気取って、勝手におしまい!?収まらないんだよ!紅月カレンを安く見るなぁッ!!』


ゼロの唱える“超合衆国思想”。ブリタニアの植民エリアとなった亡命政権からも参加表明がなされる。
これで解放戦争という大義名分を得た黒の騎士団。『正義の戦争』・・・藤堂らの意気は強まる。




重要な決議の合間を縫って見られる愛らしいC.C.の姿。大好物のピザの事も忘れてしまっていたが、初めてのごちそうをおいしそうに頬張る姿は誰が見ても心が和むだろう。


自分がしようとした事が、8年前に決意した己の信念と大きく外れたことだったことに悩むスザク。
アーニャはそんなスザクに、『人の記憶なんて曖昧なもの。信じるほどの価値はない』と告げる。


9年前の記憶も、つい最近でも記憶が無いことがあると、アーニャは言う。スザクは直観的に、皇帝の『記憶改竄のギアス』がアーニャに掛けられたことを想像するが・・・。


二人の前に現れる『ナイトオブテン』、ルキアーノ・ブランドリー。スザクに対して挑発的な態度を取る。


黒の騎士団を警戒し、『ナイトオブワン』、ビスマルク・ヴァルトシュタインまでもがエリア11に降り立った。一転して緊張した空気が張り詰める・・・。


ロイドとセシルの手によって生まれ変わった『紅蓮聖天八極式』を前に、ニーナは戦略兵器『フレイヤ』をランスロットに取り付けることを提案する。

フレイヤをスザクの手に委ねたいというニーナ。ユーフェミアの騎士だったスザクにフレイヤを撃たせることで、ユフィの仇をとるつもりなのか。同じ民族を虐殺するという行いに、スザクは・・・

『あはっニーナ君、この矛盾はさ・・・スザク君だけじゃない、君を殺すよ??』


超合衆国批准式を前にざわめきたつ黒の騎士団メンバー。そんな中、扇が遅れて現れる。前回、咲世子からヴィレッタを庇い、崖から落ちたはずなのだが・・・?その咲世子はロロと諜報活動中。ヴィレッタの安否は、一体・・・?

『我ら黒の騎士団は、超合衆国より資金や人員を提供してもらう。そのかわり、我らは全ての合衆国を守る盾となり、外敵を制する剣となろう!』


超合衆国最高評議会議長、合衆国日本代表となった神楽耶から、合衆国各国へ日本への黒の騎士団派遣の動議が意見される。そして、批准国47ヵ国全員一致の意思表明が成された。
『超合集国決議第壱號、進軍目標は・・・日本!』

全てがうまくいっていたかに思われたその時、なんと行方不明になっていたブリタニア皇帝が批准式をジャックするという緊急事態が・・・。ブリタニア皇帝が生きていた事実に驚愕するルルーシュ。
『この戦いを制したものが、世界を手に入れるということ・・・。いいだろうゼロ・・・挑んでくるがよい。全てを得るか全てを失うか・・・戦いとは元来そういうものだ・・・。オォール・ハイル・ブリターニアァアアア!!』

超合衆国も、負けじと轟を上げる。文字通り世界を二分する、二つの勢力の戦いが始まる・・・。

一方ルルーシュは皇帝が生きていたことを知り、ショックを隠せない。ナナリーの身の安全が保障されなくなったからだ。今の彼にナナリーを助ける手立てはない。焦るルルーシュは、苛つきからC.C.に手を上げてしまう。
C.C.の悲鳴で我に返るルルーシュ。
『血が・・・出ているじゃないか・・・』
『平気です・・・。これぐらいいつもより全然平気です・・・』

『いつもより・・・って・・・』
『でも、寒い時は助かるんです。ひりひり熱いから・・・さ、寒いと手足が動きにくくて仕事が・・・だ、だから平気です。外から痛い方が、中から痛いよりも・・・』
震える手でC.C.の手を取るルルーシュ・・・
『・・・ご主人さま?寒いんですか・・・?』
『ああ・・・そうなのかもしれないな・・・』
ルルーシュはC.C.の言葉から、『友達』の存在、スザクを思い浮かべる。
藁にもすがる思いで、スザクに連絡を取るルルーシュ。己がゼロであるという事を明かし、プライドをかなぐり捨ててまでナナリーを助けてほしいと願いでる彼に対して、スザクは・・・
『頼む、ナナリーを・・・ナナリーを・・・守って下さい!』
『・・・分かった。ただし、条件がある。ナナリーを守るというのなら、ナナリーがいるこのエリア11に、君が一人で来るべきだ。場所は柩木神社。二人っきりで・・・会おう』
以下雑感。
今回も相変わらず情報量が多いですね^^; まとめもかねてポイントをチェックする形で書いていこうかと思います。
・超合衆国の成立と超合集国決議第壱號の発令
表舞台の出来事として今回一番の注目点・・・なのですが、どうしても他の部分に目が行ってしまうのは仕方がないことかな?と・・・。
ブリタニアからの解放戦争という大義名分のもと、CEOをゼロとして総司令にシンクーを置き、ブリタニアに反感する国々が集まり成立する超合衆国の思想。
そして合衆国憲章に批准する47ヵ国による、最高評議会で決議された“超合集国決議第壱號”。
合衆国憲章に批准した国家は軍事力を永久に放棄するかわり、国を守る『安全保障』としてどの国にも属さない戦闘集団、『黒の騎士団』が唯一武力を有する・・・。まさに完璧なゼロのシナリオ。
超合集国決議第壱號とは、ブリタニアから不当な占領を受ける自国日本をブリタニアから解放するため、黒の騎士団を派遣するという決議。
全47ヶ国が批准し、日本に攻め入る体制を整える黒の騎士団。
しかし全てがうまくいったと思ったのも束の間、見事に“Cの世界”から帰還を果たしたブリタニア皇帝シャルルが中継をジャックし、黒の騎士団とブリタニア、二つに分けられた勢力同士、徹底対決することを宣言する・・・と、ここまでが表舞台の出来事でしょうか?
・復活した皇帝と、再び考えなくてはならなくなったナナリーの身の安全。
復活した皇帝・・・。しかし批准式をジャックしたその時、『シュナイゼルは偽りの劇場を気取られますか、父上』と発言していますね。これはシュナイゼルも考えていなかった事態ということ・・・。そして、これは敢えてゼロの、ルルーシュの立ち上げた超合衆国に対抗するというポーズをとっているように見えます。皇帝にとって、わざわざ姿を現し対抗表明をとった理由は、シュナイゼルから見れば思わしくない出来事だった・・・。これが何を意味するのか。
ルルーシュが記憶を取り戻した今、ナナリーは皇帝によって人質にされる危険性が高くなった。
しかし今の自分にナナリーを救う手立てはない・・・C.C.の『友達』の言葉からスザクに助けてもらう事を思いついたルルーシュですが、正直これは見ていられないほど・・・本当にナナリーの事になるとなりふりかまってられない状態になるのは相変わらずです。
スザクからの『君はゼロか』の問いに、ついに自分がゼロであると答えたルルーシュ。
ナナリーを助けてほしいと訴えるルルーシュにスザクは冷たい態度・・・。どうしてもナナリーを助けてほしいというルルーシュに、二人きりで柩木神社で会うという条件を取り付けるスザク。
次回はここが焦点になりそうですが・・・プライドをかなぐり捨てて、助けて下さいと言うルルーシュに対してフンと鼻を鳴らすスザク・・・。スザクならルルが何もしなくても、ナナリーを助けそうなものですが。
どうにも埋まりそうにないですね、ルルーシュとスザクの溝・・・。シャーリーがスザクに遺した言葉を、彼がどのように受け取っていたのか・・・ホントにシャーリーの死は早すぎた・・・・゚・(つД`)・゚・
・記憶を失ったC.C.
ギアスにかかる前の奴隷の少女に記憶が退行してしまったC.C.。テレビの存在も知らず、ニュースに映ったミレイにまで怯える始末。でもピザを食べるところなんてもう・・・(*´Д`)
以前の彼女とまるで正反対の、弱々しくも可愛らしい・・・言ってしまえば愛らしい(ぉ
C.C.は新鮮でした(´∀`*)
皇帝が生きていたことに動揺したルルーシュが、C.C.の指を傷つけてしまいましたね。
それでも、『外から痛い方が、中から痛いよりも平気』という彼女は・・・これはもうC.C.じゃないぃぃい!・・・とりあえずこの出来事で、ナナリーを助ける手段を、ルルーシュは閃くのですが・・・。
それとさりげなく薬指に巻かれた絆創膏・・・意味深ですね^^ どうみても本来指輪が位置する場所ですから。
・スザクサイドでの出来事
カレンに対してリフレインという力を使って本人の意思と関係なく従わせようとしたスザク。寸前で考え直したとはいえ、己に課した信念に裏切る行為だったことは明白・・・。カレンに謝るも、ボッコボコにされてしまいました^^;
アーニャとの会話で明かされた新たなポイント。スザクの直観的な意見にも見えましたが・・・
“アーニャが皇帝の記憶改ざん”のギアスを受けていたということ。
自分の記憶とデータとしての記録と違っているというアーニャ。彼女がブログ?で日記をつけていたのは、自分の不確かな記憶を補完するためにしていたことなのかもしれません。
そして深まる謎・・・。中華連邦でC.C.のナイトメアと間接的に接触した時のあのイメージは、アーニャがC.C.と何らかの関わりを持っているとみて間違いない・・・。皇帝がアーニャにギアスをかけたとして、なぜ、そんなことが必要だったのか。アーニャに覚えていてほしくない出来事があったのか?
・・・まだ疑問は残りますね。
今回初登場のナイトオブテン、ルキアーノ・ブランドリー。う?ん、想像どおりの人物で何だか安心w アーサーが毛を立てて怒るくらい、スザクとは反りが合わないようです。
“ブリタニアの吸血鬼”と異名を取る彼・・・カレンに対しても下卑た態度で接するあたり、もう役回りが決まっていると言ってもよさそう。
今は人質となっているカレンですが、ナナリー、ジノ・・・スザクがいれば今のところは安心か・・・。
紅蓮は恐れていたとおり、ロイドとセシルさん(笑)の魔改造を受けてしまったようです^^;
公式サイトでもすでに公開されていますが、『紅蓮聖天八極式』・・・凄い名前ですねw
それにしても、ランスロットに例のニーナが開発した戦略兵器『フレイヤ』を載せるということには驚き。ロイドも戦術兵器であるナイトメアに戦略兵器を載せるということは快く思っていない様子。
ニーナはイレブンを『フレイヤ』で抹殺する気マンマンだし・・・。しかもユフィの騎士であったスザクにそれを託すことで、ユフィの仇を取ろうとしているのか・・・相変わらず恐ろしい子・・・((´д`))
それでもロイドは最後にニーナに言いました。『この矛盾はスザク君だけじゃない。君を殺すよ?』
・・・中々考えさせられる言葉ですね。最後のロイド伯爵の目が笑っていない笑顔が妙に印象的でした。
その他
朝比奈とロロの、組織内でのゼロの特秘行動に関する対立、千葉さんの藤堂へのこの戦いが終わったら・・・発言(死亡フラグ立てちゃダメエエエエエ・゚・(つД`)・゚・ )、そして今回はほとんど触れられませんでしたが、前回、咲世子さんからヴィレッタを庇って負傷したはずの扇が堂々と復帰していましたね・・・これはどういうことなんでしょう・・・。
咲世子さんは咲世子さんでロロと共に行動していましたし・・・ヴィレッタはどうなったの?という疑問が残ります。
あ、それとギルフォードにかかってきたジェレミアからの電話でいきなりオレンジか・・・?とギルさんが言ったのには笑ってしまいましたw 驚いていたとはいえ一番に思いだすことがオレンジですかw
いったいジェレミアはギルフォードに何を伝えようとしたんでしょうね・・・。コーネリア関係のことだとは思いますが。
要所要所でぽつぽつと次への伏線が張られているようで、何とも考えることが多いです。
今回でナイトオブワン、ビスマルク・ヴァルトシュタイン卿のナイトメア、『ギャラハッド』も初お披露目。ルキアーノ・ブランドリー卿のナイトメア、『パーシヴァル』も出現し、次回ではナイトメア戦が期待できそうです。
紅蓮聖天八極式と共に、カレンの復帰が待たれるところですが、ランスロット・アルビオンがいつ登場するのかも気になる所。
次回コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 17 『土 の 味』
タイトルだけで嫌な予感がしてしまいます・・・。ルルーシュとスザク、二人の真っ向対決となるのか、それとも・・・。
<関連サイト>
コードギアス 反逆のルルーシュR2 公式サイト


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以下の文にはネタバレを含みますのでご注意下さい。
皇帝を退け、“Cの世界”から帰還したルルーシュとC.C.。だが、C.C.は記憶を失い、奴隷だった、ただの少女の頃まで記憶が退行してしまう。
ギアス嚮団壊滅という名の殲滅戦は、黒の騎士団の中に黒い影を残したまま、次なる段階へと移っていく・・・。
コードギアス 反逆のルルーシュR2
TURN 16 『超合集国決議第壱號』


C.C.の、私は何をすれば・・・?という問いに、
『服を裏返して着て、片足で歌いながら踊ってもらおう』と答えるルルーシュ。
ルルーシュの冗談を真に受け服を脱ぎ出すC.C.。今の彼女は奴隷の少女・・・。


ナイトメアのマニピュレーターにこびりついた血の跡・・・。
黒の騎士団の零番隊副隊長、木下はギアス嚮団壊滅戦に参加した一人。疑問に思った朝比奈は、作戦内容を木下に問いかけるが・・・
ロロの『黒の騎士団における個人の価値は、どれだけゼロの信頼を得ているかで決まる』という発言に、朝比奈は反発する態度をとる。


序々に生まれる黒の騎士団内での軋轢・・・。


カレンにすまなかったと謝罪するスザク。だが、リフレインで無理やり自白させられそうになったカレンの怒りは収まるはずがない。
『いい人気取って、勝手におしまい!?収まらないんだよ!紅月カレンを安く見るなぁッ!!』


ゼロの唱える“超合衆国思想”。ブリタニアの植民エリアとなった亡命政権からも参加表明がなされる。
これで解放戦争という大義名分を得た黒の騎士団。『正義の戦争』・・・藤堂らの意気は強まる。




重要な決議の合間を縫って見られる愛らしいC.C.の姿。大好物のピザの事も忘れてしまっていたが、初めてのごちそうをおいしそうに頬張る姿は誰が見ても心が和むだろう。


自分がしようとした事が、8年前に決意した己の信念と大きく外れたことだったことに悩むスザク。
アーニャはそんなスザクに、『人の記憶なんて曖昧なもの。信じるほどの価値はない』と告げる。


9年前の記憶も、つい最近でも記憶が無いことがあると、アーニャは言う。スザクは直観的に、皇帝の『記憶改竄のギアス』がアーニャに掛けられたことを想像するが・・・。


二人の前に現れる『ナイトオブテン』、ルキアーノ・ブランドリー。スザクに対して挑発的な態度を取る。


黒の騎士団を警戒し、『ナイトオブワン』、ビスマルク・ヴァルトシュタインまでもがエリア11に降り立った。一転して緊張した空気が張り詰める・・・。


ロイドとセシルの手によって生まれ変わった『紅蓮聖天八極式』を前に、ニーナは戦略兵器『フレイヤ』をランスロットに取り付けることを提案する。

フレイヤをスザクの手に委ねたいというニーナ。ユーフェミアの騎士だったスザクにフレイヤを撃たせることで、ユフィの仇をとるつもりなのか。同じ民族を虐殺するという行いに、スザクは・・・

『あはっニーナ君、この矛盾はさ・・・スザク君だけじゃない、君を殺すよ??』


超合衆国批准式を前にざわめきたつ黒の騎士団メンバー。そんな中、扇が遅れて現れる。前回、咲世子からヴィレッタを庇い、崖から落ちたはずなのだが・・・?その咲世子はロロと諜報活動中。ヴィレッタの安否は、一体・・・?

『我ら黒の騎士団は、超合衆国より資金や人員を提供してもらう。そのかわり、我らは全ての合衆国を守る盾となり、外敵を制する剣となろう!』


超合衆国最高評議会議長、合衆国日本代表となった神楽耶から、合衆国各国へ日本への黒の騎士団派遣の動議が意見される。そして、批准国47ヵ国全員一致の意思表明が成された。
『超合集国決議第壱號、進軍目標は・・・日本!』


全てがうまくいっていたかに思われたその時、なんと行方不明になっていたブリタニア皇帝が批准式をジャックするという緊急事態が・・・。ブリタニア皇帝が生きていた事実に驚愕するルルーシュ。

『この戦いを制したものが、世界を手に入れるということ・・・。いいだろうゼロ・・・挑んでくるがよい。全てを得るか全てを失うか・・・戦いとは元来そういうものだ・・・。オォール・ハイル・ブリターニアァアアア!!』
『日本!万歳!!』


超合衆国も、負けじと轟を上げる。文字通り世界を二分する、二つの勢力の戦いが始まる・・・。


一方ルルーシュは皇帝が生きていたことを知り、ショックを隠せない。ナナリーの身の安全が保障されなくなったからだ。今の彼にナナリーを助ける手立てはない。焦るルルーシュは、苛つきからC.C.に手を上げてしまう。
C.C.の悲鳴で我に返るルルーシュ。

『血が・・・出ているじゃないか・・・』
『平気です・・・。これぐらいいつもより全然平気です・・・』


『いつもより・・・って・・・』

『でも、寒い時は助かるんです。ひりひり熱いから・・・さ、寒いと手足が動きにくくて仕事が・・・だ、だから平気です。外から痛い方が、中から痛いよりも・・・』
震える手でC.C.の手を取るルルーシュ・・・

『・・・ご主人さま?寒いんですか・・・?』

『ああ・・・そうなのかもしれないな・・・』
ルルーシュはC.C.の言葉から、『友達』の存在、スザクを思い浮かべる。
藁にもすがる思いで、スザクに連絡を取るルルーシュ。己がゼロであるという事を明かし、プライドをかなぐり捨ててまでナナリーを助けてほしいと願いでる彼に対して、スザクは・・・

『頼む、ナナリーを・・・ナナリーを・・・守って下さい!』

『・・・分かった。ただし、条件がある。ナナリーを守るというのなら、ナナリーがいるこのエリア11に、君が一人で来るべきだ。場所は柩木神社。二人っきりで・・・会おう』
以下雑感。
今回も相変わらず情報量が多いですね^^; まとめもかねてポイントをチェックする形で書いていこうかと思います。
・超合衆国の成立と超合集国決議第壱號の発令
表舞台の出来事として今回一番の注目点・・・なのですが、どうしても他の部分に目が行ってしまうのは仕方がないことかな?と・・・。
ブリタニアからの解放戦争という大義名分のもと、CEOをゼロとして総司令にシンクーを置き、ブリタニアに反感する国々が集まり成立する超合衆国の思想。
そして合衆国憲章に批准する47ヵ国による、最高評議会で決議された“超合集国決議第壱號”。
合衆国憲章に批准した国家は軍事力を永久に放棄するかわり、国を守る『安全保障』としてどの国にも属さない戦闘集団、『黒の騎士団』が唯一武力を有する・・・。まさに完璧なゼロのシナリオ。
超合集国決議第壱號とは、ブリタニアから不当な占領を受ける自国日本をブリタニアから解放するため、黒の騎士団を派遣するという決議。
全47ヶ国が批准し、日本に攻め入る体制を整える黒の騎士団。
しかし全てがうまくいったと思ったのも束の間、見事に“Cの世界”から帰還を果たしたブリタニア皇帝シャルルが中継をジャックし、黒の騎士団とブリタニア、二つに分けられた勢力同士、徹底対決することを宣言する・・・と、ここまでが表舞台の出来事でしょうか?
・復活した皇帝と、再び考えなくてはならなくなったナナリーの身の安全。
復活した皇帝・・・。しかし批准式をジャックしたその時、『シュナイゼルは偽りの劇場を気取られますか、父上』と発言していますね。これはシュナイゼルも考えていなかった事態ということ・・・。そして、これは敢えてゼロの、ルルーシュの立ち上げた超合衆国に対抗するというポーズをとっているように見えます。皇帝にとって、わざわざ姿を現し対抗表明をとった理由は、シュナイゼルから見れば思わしくない出来事だった・・・。これが何を意味するのか。
ルルーシュが記憶を取り戻した今、ナナリーは皇帝によって人質にされる危険性が高くなった。
しかし今の自分にナナリーを救う手立てはない・・・C.C.の『友達』の言葉からスザクに助けてもらう事を思いついたルルーシュですが、正直これは見ていられないほど・・・本当にナナリーの事になるとなりふりかまってられない状態になるのは相変わらずです。
スザクからの『君はゼロか』の問いに、ついに自分がゼロであると答えたルルーシュ。
ナナリーを助けてほしいと訴えるルルーシュにスザクは冷たい態度・・・。どうしてもナナリーを助けてほしいというルルーシュに、二人きりで柩木神社で会うという条件を取り付けるスザク。
次回はここが焦点になりそうですが・・・プライドをかなぐり捨てて、助けて下さいと言うルルーシュに対してフンと鼻を鳴らすスザク・・・。スザクならルルが何もしなくても、ナナリーを助けそうなものですが。
どうにも埋まりそうにないですね、ルルーシュとスザクの溝・・・。シャーリーがスザクに遺した言葉を、彼がどのように受け取っていたのか・・・ホントにシャーリーの死は早すぎた・・・・゚・(つД`)・゚・
・記憶を失ったC.C.
ギアスにかかる前の奴隷の少女に記憶が退行してしまったC.C.。テレビの存在も知らず、ニュースに映ったミレイにまで怯える始末。でもピザを食べるところなんてもう・・・(*´Д`)
以前の彼女とまるで正反対の、弱々しくも可愛らしい・・・言ってしまえば愛らしい(ぉ
C.C.は新鮮でした(´∀`*)
皇帝が生きていたことに動揺したルルーシュが、C.C.の指を傷つけてしまいましたね。
それでも、『外から痛い方が、中から痛いよりも平気』という彼女は・・・これはもうC.C.じゃないぃぃい!・・・とりあえずこの出来事で、ナナリーを助ける手段を、ルルーシュは閃くのですが・・・。

それとさりげなく薬指に巻かれた絆創膏・・・意味深ですね^^ どうみても本来指輪が位置する場所ですから。
・スザクサイドでの出来事
カレンに対してリフレインという力を使って本人の意思と関係なく従わせようとしたスザク。寸前で考え直したとはいえ、己に課した信念に裏切る行為だったことは明白・・・。カレンに謝るも、ボッコボコにされてしまいました^^;
アーニャとの会話で明かされた新たなポイント。スザクの直観的な意見にも見えましたが・・・
“アーニャが皇帝の記憶改ざん”のギアスを受けていたということ。
自分の記憶とデータとしての記録と違っているというアーニャ。彼女がブログ?で日記をつけていたのは、自分の不確かな記憶を補完するためにしていたことなのかもしれません。
そして深まる謎・・・。中華連邦でC.C.のナイトメアと間接的に接触した時のあのイメージは、アーニャがC.C.と何らかの関わりを持っているとみて間違いない・・・。皇帝がアーニャにギアスをかけたとして、なぜ、そんなことが必要だったのか。アーニャに覚えていてほしくない出来事があったのか?
・・・まだ疑問は残りますね。
今回初登場のナイトオブテン、ルキアーノ・ブランドリー。う?ん、想像どおりの人物で何だか安心w アーサーが毛を立てて怒るくらい、スザクとは反りが合わないようです。
“ブリタニアの吸血鬼”と異名を取る彼・・・カレンに対しても下卑た態度で接するあたり、もう役回りが決まっていると言ってもよさそう。
今は人質となっているカレンですが、ナナリー、ジノ・・・スザクがいれば今のところは安心か・・・。
紅蓮は恐れていたとおり、ロイドとセシルさん(笑)の魔改造を受けてしまったようです^^;
公式サイトでもすでに公開されていますが、『紅蓮聖天八極式』・・・凄い名前ですねw
それにしても、ランスロットに例のニーナが開発した戦略兵器『フレイヤ』を載せるということには驚き。ロイドも戦術兵器であるナイトメアに戦略兵器を載せるということは快く思っていない様子。
ニーナはイレブンを『フレイヤ』で抹殺する気マンマンだし・・・。しかもユフィの騎士であったスザクにそれを託すことで、ユフィの仇を取ろうとしているのか・・・相変わらず恐ろしい子・・・((´д`))
それでもロイドは最後にニーナに言いました。『この矛盾はスザク君だけじゃない。君を殺すよ?』
・・・中々考えさせられる言葉ですね。最後のロイド伯爵の目が笑っていない笑顔が妙に印象的でした。
その他
朝比奈とロロの、組織内でのゼロの特秘行動に関する対立、千葉さんの藤堂へのこの戦いが終わったら・・・発言(死亡フラグ立てちゃダメエエエエエ・゚・(つД`)・゚・ )、そして今回はほとんど触れられませんでしたが、前回、咲世子さんからヴィレッタを庇って負傷したはずの扇が堂々と復帰していましたね・・・これはどういうことなんでしょう・・・。
咲世子さんは咲世子さんでロロと共に行動していましたし・・・ヴィレッタはどうなったの?という疑問が残ります。
あ、それとギルフォードにかかってきたジェレミアからの電話でいきなりオレンジか・・・?とギルさんが言ったのには笑ってしまいましたw 驚いていたとはいえ一番に思いだすことがオレンジですかw
いったいジェレミアはギルフォードに何を伝えようとしたんでしょうね・・・。コーネリア関係のことだとは思いますが。
要所要所でぽつぽつと次への伏線が張られているようで、何とも考えることが多いです。
今回でナイトオブワン、ビスマルク・ヴァルトシュタイン卿のナイトメア、『ギャラハッド』も初お披露目。ルキアーノ・ブランドリー卿のナイトメア、『パーシヴァル』も出現し、次回ではナイトメア戦が期待できそうです。
紅蓮聖天八極式と共に、カレンの復帰が待たれるところですが、ランスロット・アルビオンがいつ登場するのかも気になる所。
次回コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 17 『土 の 味』

タイトルだけで嫌な予感がしてしまいます・・・。ルルーシュとスザク、二人の真っ向対決となるのか、それとも・・・。
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第16話 「超合集国決議第壱號」?
皇帝陛下が行方不明です!
超合衆国とブリタニアで世界は2分されました。
例によってキャプチャは後回しで。
遂にあのルルーシュが!!
コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN16「超合集国決議第壱號」の感想
ブリタニアと超合衆国の一騎打ちに!?
ルル、スザクに正体を明すって話でした。
TURN16 超合衆国決議第壱號
凪沙が主役だぁぁぁぁあああああああああ
皇帝・・・貴様は化け物かーーーーーな第16話?
コードギアスR2 第16話感想です。
カレングッジョブ♪
C.C.が萌えキャラに大変身!!!
どうにか間に合ったー
昨日更新するといいつつ出来ないままギアスを迎えてしまいましたw
そんなわけなので先にギアスから更新させてもらいますっ!!
せーのっ!
7コンボ!YOU WIN!
スザク、頑張って名誉挽回しようね。
皇帝がはっちゃけすぎてた第16話感想ー。
暴力を振るう→俺が悪かった→暴力→俺が→・・・
なんだこのドメスティックバイオレンス
二分化された世界。
行ってらっしゃいませ。
絵本を読みながらルルーシュを見送るC.C.。萌え殺す気か!
二人っきりで逢おう・・・
C.C.カワイ過ぎる!!! こんなかわいいC.C.を見られてそれだけで満足! カ
コードギアスR2 16話『超合集国決議第壱號』
今回は時間の都合上、簡単に感想のみ。
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