コードギアス 反逆のルルーシュR2 第17話 TURN 17 『土 の 味』 感想
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 17 『土 の 味』のストーリーと感想です。

以下の文にはネタバレを含みますのでご注意下さい。
かつて“親友”と呼び合った二人の少年の想いが交錯する。偽りなき心の叫びは、果たして、
かつての絆を取り戻すことができるのか━━━
コードギアス 反逆のルルーシュR2
TURN 17 『土 の 味』


エリア11 カゴシマ租界沿岸を攻めるシンクー率いる黒の騎士団。
超合衆国とブリタニアの戦いは、日本をその要として決戦に臨もうとしていた。


『つまりは・・・』 『ここが天王山!』

一方、ルルーシュはスザクとの約束を守るため、一人柩木神社へ。
ルルーシュの願いはスザクに届くのか・・・?


戦いを心から楽しむルキアーノ。『ナイトオブテン』としての戦闘能力はさることながら、その非道とも言える戦いぶりは、まさに“ブリタニアの吸血鬼”と呼ぶにふさわしい。
『質問?。お前の大事なものはなんだ?・・・そうだ、命だぁ!』


『よく僕の前に顔が出せるな・・・!』
ナナリーを、生徒会の皆を、そしてユフィの事を裏切った憎むべき相手を前に、スザクの思い溜まった怒りがルルーシュに容赦なく降り注ぐ。

ゼロの秘密主義や、その行動に疑問を抱く朝比奈と千葉。だが藤堂は、『ゼロは今の我々にとって必要な才能』と二人の意見を一蹴する。序々に見え隠れする黒の騎士団内の亀裂・・・。
ヴィレッタを人質にとり、扇に今まで通りの協力を求めるディートハルト。自分の代わりなどいくらでもいるだろうという扇に対し、ディートハルトは・・・


『貴方の存在は平凡であるからこそ価値がある。組織というものは、太陽ばかりでは立ちいかぬものです』

スザクは確かめる。ユフィに日本人を虐殺するようギアスをかけたのか。なぜシャーリーが死んだのか。
ルルーシュは、答えた。ユフィにギアスをかけたのは、日本人を決起させるため、シャーリーが死んだのも自分のせいだと・・・。
それを聞いたスザクは、『人間じゃない』とルルーシュを罵る。だが、今のルルーシュはナナリーのため、どんな罵倒を受けようと、スザクに頼らなければならない。 そして、その覚悟も既にできていた。

シンクーの神虎(シェンフー)と相対するは、『ナイトオブラウンズ』最強の騎士、『ナイトオブワン』ビスマルク・ヴァルトシュタイン駆るギャラハッド。
シェンフーの放った『天愕覇王重粒子砲』を、巨大な剣、『エクスカリバー』で切り払う。
『これぞエクスカリバー!皇帝陛下自らが名付けられた聖剣なり』




頭を下げ、ナナリーを助けてほしいと願い出るルルーシュの頭を、スザクは足蹴にする。
今になって、そんな事で許されるはずがない━━━
だが、今のルルーシュにはこうする以外手立てはないのだ。
『僕が・・・俺が赦すと思うのか・・・!?みんなが赦すと思っているのか!お前に惑わされた人たちが、死んでいった人たちが・・・ユフィだって・・・!!』
『お前が命じた生きろというギアスは俺の信念を歪ませた・・・なぜそんな呪いをかけた!?』
『・・・俺が、生き残りたかったからだ』
『クロヴィス殿下暗殺の罪に問われた、俺を助けたのは!?』
『日本人を・・・信用させるためだ』
『ホテルジャックから生徒会の皆を救ったのは!』
『黒の騎士団のデビューに・・・利用できると思ったからだ』

スザクから発せられる問いに淡々と答えるルルーシュ。だが、スザクには分かっていた。ルルーシュの目が、秘密をしまい込んで罰を受けている者の目であると。
スザクは父を殺した罪を償うため、ブリタニア軍に入った。今のルルーシュは、罪を贖う以前の自分と、同じ目をしていた。
『・・・嘘だな。ルルーシュ、君の嘘を償う方法は一つ。その嘘を本当にしてしまえばいい。』
正義の味方という嘘を、最後まで貫き徹せ。それが、スザクがルルーシュに投げかけた言葉。


『ナナリーのために、もう一度、君と・・・』
『・・・すまない。お前となら、どんなことでも・・・』
しかし、一発の銃弾が、その場の空気を撃ち壊す。
シュナイゼルの命で後を付けていたカノンたちが、ゼロを捕らえようとあらわれたのだった。
『そうか・・・俺をまた売り払うつもりで・・・裏切ったなスザク・・・!俺を裏切ったなぁぁアアアアアアッ!!』
誤解が生んだ結末・・・。
シュナイゼルの手により捕らわれるルルーシュ。しかし、やすやすと捕まる彼ではなかった。
前もって仕掛けてあった、ギルフォードへのギアス。それは・・・

『私がこのポーズをとったら、その瞬間から君は私をコーネリアと認識するんだ』


そして、次の瞬間ギルフォードの目に映ったのはルルーシュではなく、コーネリアの姿。
ギルフォードを味方につけ、その場を脱出するルルーシュ。
(さらばだ・・・俺の最初で最後の友よ・・・)
トウキョウ租界へ向かうルルーシュは、“切り札”を発動させる。
『俺が何の目的もなく租界で学生をやっていたと思うなよ・・・?トウキョウ疎開、今貴様を止めてやる!』
租界の環状線電車に仕掛けられたゲフィオン・ディスターバーが作動し、黒の騎士団は藤堂の作戦開始の掛け声と共に『7号作戦』へと移る。
(そうだ・・・俺が間違っていた・・・情けなんかに頼ろうとしたのがいけなかったんだ・・・。冷徹、非情・・・自らを完全な状況に置かねば、ナナリーは取り返せないんだ!)
(ルルーシュ・・・クロヴィスの時から何かおかしいとは思っていた。・・・しかし、理解したよ。納得も得心もいった。今、全てのカードは我が手の中に)
世界はあなた一人にやさしいわけじゃない━━━
カノンの言葉を受け、スザクはランスロットを仰ぎ見る。
『フレイヤ』という浄罪の炎を載せた、白い騎士を・・・
(乗るしかないのか・・・。フレイヤが積まれたランスロットに・・・。フレイヤを・・・ルルーシュに・・・)
以下雑感
ほんとにコードギアスってサブタイトルが毎回的を射てますね。
まさに今回はルルーシュにとって『土の味』を噛み締めることに。
ルルーシュと邂逅を果たしたスザク。殴るくらいのことはするのかと思いましたが、まさかルルーシュの頭を踏んで足蹴にするとは・・・。
ユフィをなぜ殺したのか、自分になぜ生きろというギアスをかけたのか、これまでの疑問を一気に問いただそうとするくスザクに、ルルーシュは全て自分が利用してきた結果だと回答。
でもスザクはルルーシュの目を見て、かつての自分を思い出しました。過ちを犯して罪を償おうとする人間の目を・・・。
ルルーシュの手を取ろうとするスザク。かつてここまで彼がいいヤツに見えた時はあったでしょうか!イヤない!(反語)
ついに二人は分かり合えた・・・!と思ったらやっぱりそううまくはいきませんよね。
スザクの行動を怪しんだシュナイゼルによって、監視されていた所を捕縛!
ルルーシュはこれをスザクの罠と勘違いして逆上・・・一転して完全にスザクと決別することに。
ストーリーの流れから二人仲良くはいかないだろうなぁ・・・とは思いましたが・・・。ちょっと期待していた自分がいたり・・・(∀`;ゞ)
実は個人的にはそういう展開もありかなぁ・・・とは思いました^^;
ある意味王道ではありますが、最近スッキリした物語を見ていないもので・・・シリアス展開で息を抜けるアニメなんてありませんよね・・・。
マクロスFはその辺り気持ち良さそうでいいなぁ・・・と、視聴していないのを少し後悔;; コードギアスがそういうものを求めるアニメでないことは分かりますが^^;
ちょっと話が逸れましたね。
ジェレミアを通してコーネリアをダシに、ギルフォードをおびき出していたルルーシュ。案の定、ギアスをかけていたんですが・・・なんと『ルルーシュ自身がコーネリアに見えるようになる』なんてギアスをかけていました!
用意周到もいいところですが、それにしてもなんてギアスをw もしコーネリアがいたら、ギルフォードは『姫様が二人!?アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!』状態ですね(笑)
何とか逃げおおせたルルーシュはそのまま黒の騎士団と合流して、計画していた作戦を発動。
東京租界の環状線に仕掛けたゲフィオンディスターバーで完全に都市機能を停止させ、逆転に転じました。さりげなく忘れ去られるかな?と心配してましたが、これで少し安心。
それにしても、今回はシュナイゼル皇子が前面に出てましたね?。
いろんな意味で策士という感じがします。ルルーシュとはまた違ったタイプの頭脳派ですね。
大勢を読むことに長けているというか・・・やっぱり皇帝と並び立つ敵というだけはあります。
ルルーシュを捕まえた後でも、死刑にはならないよう何とか取り計らう、自分はまだ君のことを弟だと思っている、と優しげな顔を見せる反面、ギアスの情報を得て『今、全てのカードは我が手の中に』なんて言ったり、『フレイヤ』なんていう核兵器めいたものをニーナに開発させたり・・・。
人望が厚くて温厚そうに見えるけれど、実は裏で野望を抱いているような、そんなイメージが強まりました。側近のカノンの動きがまた・・・シュナイゼルの暗部を象徴しているような感じがして・・・。それにしても何で彼をオネエキャラにしたんでしょう^^;
カノンはスザクがギアスの事をもっと早くシュナイゼルに打ち明けていれば、こんなことにはならなかったというような事を言ってましたが、見方によっては彼を焚きつけているようにも見えますね。
そもそも皇帝の意思と命令で、ルルーシュを泳がせていたんだし・・・スザクにとってシュナイゼルが全てを打ち明けるに足る存在だったかは疑問です。ユフィならまだ分かりますが、ギアスなんて超常の力をおいそれと他人に話すものではないでしょう。
これを機に、スザクがフレイヤを撃つように仕向けるという側面で考えると、シュナイゼルが心に秘める思惑が見えてくるような・・・そんな気がします。
ナイトメアフレーム戦では久々にシェンフー登場。カレンは不在、藤堂が出撃していない分もっと目立っても良かったかも。元々戦闘回ではなかったせいもありますが。
ルキアーノは思ったとおりの非道な戦いっぷり。コクピットをドリルで潰すところなんかはちょっと『ガンダム00』のハレルヤを思い出したり・・・。フィーリングが違うのはきっと彼のキャラクターのせいでしょうねw グランサム・ヴァルキュリエ隊なんて直属の部隊もいるようですし、まだ活躍の機会はありそう。『命』のフレーズにやたらこだわっているのが印象的でした。
『ナイトオブワン』、ビスマルク・ヴァルトシュタインの駆るギャラハッド。見物は『エクスカリバー』だったのですが、シェンフーの『天愕覇王荷電重粒子砲』を防いで終了。艦を丸ごと切って捨てるような演出は今後用意されるんでしょうか? あのサイズの剣ならなんかやりかねません・・・^^; ナイトオブワンの肩書の通りの迫力ある強さを見せつけるのは、まだ先か・・・。
千葉、朝比奈の藤堂組はゼロ不審が強まってきましたね。こういう人心掌握が及んでいない所もシュナイゼルに及ばない所なのかなぁ・・・。謎が多すぎるというのが問題といえばそうなんですが・・・。
それと扇とディートハルト。ヴィレッタはあの後やっぱり捕まっていたのですか。
ディトハルトはヴィレッタを人質にこれまでどおり黒の騎士団に協力してほしいと申し出てましたが、
結構、扇を評価しているんですね。 ただ、それを受けても扇の裏切りフラグが立ったことは、どうにも・・。
シュナイゼルはギアスの秘密を得て、皇帝に更に近づいたようなフリを見せてますし、皇帝は皇帝で例の『ラグナロク』を発動させる準備を整えている様子・・・。やはりルルーシュ、シュナイゼル、皇帝の三つ巴の戦いになるんでしょうか。
最後に気になったのがロロがナナリーを助けに行くということ。
・・・これってかなり危険なのでは?間違いなくロロはナナリーをうとおしく思っているはず。自分の居場所を追いかねない相手ですから・・・。シャーリーも、そのせいで・・・。明らかに人選ミスだと思うんですが、どうでしょう?
次回 第18話
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 18 第二次 トウキョウ 決戦
黒の騎士団内部が揺れ動いているのも気になりますが、ともかく次回はブリタニアと黒の騎士団の一大決戦です。
こっちはどうだー!かなりはっちゃけてますので注意!
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 17 『土 の 味』 を少し改編してみる
<関連サイト>
コードギアス 反逆のルルーシュR2 公式サイト


私を登録して頂けますか? by BlogPeople

以下の文にはネタバレを含みますのでご注意下さい。
かつて“親友”と呼び合った二人の少年の想いが交錯する。偽りなき心の叫びは、果たして、
かつての絆を取り戻すことができるのか━━━
コードギアス 反逆のルルーシュR2
TURN 17 『土 の 味』


エリア11 カゴシマ租界沿岸を攻めるシンクー率いる黒の騎士団。
超合衆国とブリタニアの戦いは、日本をその要として決戦に臨もうとしていた。


『つまりは・・・』 『ここが天王山!』

一方、ルルーシュはスザクとの約束を守るため、一人柩木神社へ。
ルルーシュの願いはスザクに届くのか・・・?


戦いを心から楽しむルキアーノ。『ナイトオブテン』としての戦闘能力はさることながら、その非道とも言える戦いぶりは、まさに“ブリタニアの吸血鬼”と呼ぶにふさわしい。
『質問?。お前の大事なものはなんだ?・・・そうだ、命だぁ!』


『よく僕の前に顔が出せるな・・・!』
ナナリーを、生徒会の皆を、そしてユフィの事を裏切った憎むべき相手を前に、スザクの思い溜まった怒りがルルーシュに容赦なく降り注ぐ。


ゼロの秘密主義や、その行動に疑問を抱く朝比奈と千葉。だが藤堂は、『ゼロは今の我々にとって必要な才能』と二人の意見を一蹴する。序々に見え隠れする黒の騎士団内の亀裂・・・。
ヴィレッタを人質にとり、扇に今まで通りの協力を求めるディートハルト。自分の代わりなどいくらでもいるだろうという扇に対し、ディートハルトは・・・




『貴方の存在は平凡であるからこそ価値がある。組織というものは、太陽ばかりでは立ちいかぬものです』


スザクは確かめる。ユフィに日本人を虐殺するようギアスをかけたのか。なぜシャーリーが死んだのか。
ルルーシュは、答えた。ユフィにギアスをかけたのは、日本人を決起させるため、シャーリーが死んだのも自分のせいだと・・・。
それを聞いたスザクは、『人間じゃない』とルルーシュを罵る。だが、今のルルーシュはナナリーのため、どんな罵倒を受けようと、スザクに頼らなければならない。 そして、その覚悟も既にできていた。


シンクーの神虎(シェンフー)と相対するは、『ナイトオブラウンズ』最強の騎士、『ナイトオブワン』ビスマルク・ヴァルトシュタイン駆るギャラハッド。
シェンフーの放った『天愕覇王重粒子砲』を、巨大な剣、『エクスカリバー』で切り払う。

『これぞエクスカリバー!皇帝陛下自らが名付けられた聖剣なり』




頭を下げ、ナナリーを助けてほしいと願い出るルルーシュの頭を、スザクは足蹴にする。
今になって、そんな事で許されるはずがない━━━
だが、今のルルーシュにはこうする以外手立てはないのだ。

『僕が・・・俺が赦すと思うのか・・・!?みんなが赦すと思っているのか!お前に惑わされた人たちが、死んでいった人たちが・・・ユフィだって・・・!!』
『お前が命じた生きろというギアスは俺の信念を歪ませた・・・なぜそんな呪いをかけた!?』
『・・・俺が、生き残りたかったからだ』
『クロヴィス殿下暗殺の罪に問われた、俺を助けたのは!?』
『日本人を・・・信用させるためだ』
『ホテルジャックから生徒会の皆を救ったのは!』
『黒の騎士団のデビューに・・・利用できると思ったからだ』


スザクから発せられる問いに淡々と答えるルルーシュ。だが、スザクには分かっていた。ルルーシュの目が、秘密をしまい込んで罰を受けている者の目であると。
スザクは父を殺した罪を償うため、ブリタニア軍に入った。今のルルーシュは、罪を贖う以前の自分と、同じ目をしていた。
『・・・嘘だな。ルルーシュ、君の嘘を償う方法は一つ。その嘘を本当にしてしまえばいい。』
正義の味方という嘘を、最後まで貫き徹せ。それが、スザクがルルーシュに投げかけた言葉。



『ナナリーのために、もう一度、君と・・・』
『・・・すまない。お前となら、どんなことでも・・・』
しかし、一発の銃弾が、その場の空気を撃ち壊す。
シュナイゼルの命で後を付けていたカノンたちが、ゼロを捕らえようとあらわれたのだった。

『そうか・・・俺をまた売り払うつもりで・・・裏切ったなスザク・・・!俺を裏切ったなぁぁアアアアアアッ!!』
誤解が生んだ結末・・・。
シュナイゼルの手により捕らわれるルルーシュ。しかし、やすやすと捕まる彼ではなかった。
前もって仕掛けてあった、ギルフォードへのギアス。それは・・・

『私がこのポーズをとったら、その瞬間から君は私をコーネリアと認識するんだ』


そして、次の瞬間ギルフォードの目に映ったのはルルーシュではなく、コーネリアの姿。

ギルフォードを味方につけ、その場を脱出するルルーシュ。

(さらばだ・・・俺の最初で最後の友よ・・・)
トウキョウ租界へ向かうルルーシュは、“切り札”を発動させる。

『俺が何の目的もなく租界で学生をやっていたと思うなよ・・・?トウキョウ疎開、今貴様を止めてやる!』
租界の環状線電車に仕掛けられたゲフィオン・ディスターバーが作動し、黒の騎士団は藤堂の作戦開始の掛け声と共に『7号作戦』へと移る。

(そうだ・・・俺が間違っていた・・・情けなんかに頼ろうとしたのがいけなかったんだ・・・。冷徹、非情・・・自らを完全な状況に置かねば、ナナリーは取り返せないんだ!)

(ルルーシュ・・・クロヴィスの時から何かおかしいとは思っていた。・・・しかし、理解したよ。納得も得心もいった。今、全てのカードは我が手の中に)
世界はあなた一人にやさしいわけじゃない━━━
カノンの言葉を受け、スザクはランスロットを仰ぎ見る。
『フレイヤ』という浄罪の炎を載せた、白い騎士を・・・

(乗るしかないのか・・・。フレイヤが積まれたランスロットに・・・。フレイヤを・・・ルルーシュに・・・)
以下雑感
ほんとにコードギアスってサブタイトルが毎回的を射てますね。
まさに今回はルルーシュにとって『土の味』を噛み締めることに。
ルルーシュと邂逅を果たしたスザク。殴るくらいのことはするのかと思いましたが、まさかルルーシュの頭を踏んで足蹴にするとは・・・。
ユフィをなぜ殺したのか、自分になぜ生きろというギアスをかけたのか、これまでの疑問を一気に問いただそうとするくスザクに、ルルーシュは全て自分が利用してきた結果だと回答。
でもスザクはルルーシュの目を見て、かつての自分を思い出しました。過ちを犯して罪を償おうとする人間の目を・・・。
ルルーシュの手を取ろうとするスザク。かつてここまで彼がいいヤツに見えた時はあったでしょうか!イヤない!(反語)
ついに二人は分かり合えた・・・!と思ったらやっぱりそううまくはいきませんよね。
スザクの行動を怪しんだシュナイゼルによって、監視されていた所を捕縛!
ルルーシュはこれをスザクの罠と勘違いして逆上・・・一転して完全にスザクと決別することに。
ストーリーの流れから二人仲良くはいかないだろうなぁ・・・とは思いましたが・・・。ちょっと期待していた自分がいたり・・・(∀`;ゞ)
実は個人的にはそういう展開もありかなぁ・・・とは思いました^^;
ある意味王道ではありますが、最近スッキリした物語を見ていないもので・・・シリアス展開で息を抜けるアニメなんてありませんよね・・・。
マクロスFはその辺り気持ち良さそうでいいなぁ・・・と、視聴していないのを少し後悔;; コードギアスがそういうものを求めるアニメでないことは分かりますが^^;
ちょっと話が逸れましたね。
ジェレミアを通してコーネリアをダシに、ギルフォードをおびき出していたルルーシュ。案の定、ギアスをかけていたんですが・・・なんと『ルルーシュ自身がコーネリアに見えるようになる』なんてギアスをかけていました!
用意周到もいいところですが、それにしてもなんてギアスをw もしコーネリアがいたら、ギルフォードは『姫様が二人!?アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!』状態ですね(笑)
何とか逃げおおせたルルーシュはそのまま黒の騎士団と合流して、計画していた作戦を発動。
東京租界の環状線に仕掛けたゲフィオンディスターバーで完全に都市機能を停止させ、逆転に転じました。さりげなく忘れ去られるかな?と心配してましたが、これで少し安心。
それにしても、今回はシュナイゼル皇子が前面に出てましたね?。
いろんな意味で策士という感じがします。ルルーシュとはまた違ったタイプの頭脳派ですね。
大勢を読むことに長けているというか・・・やっぱり皇帝と並び立つ敵というだけはあります。
ルルーシュを捕まえた後でも、死刑にはならないよう何とか取り計らう、自分はまだ君のことを弟だと思っている、と優しげな顔を見せる反面、ギアスの情報を得て『今、全てのカードは我が手の中に』なんて言ったり、『フレイヤ』なんていう核兵器めいたものをニーナに開発させたり・・・。
人望が厚くて温厚そうに見えるけれど、実は裏で野望を抱いているような、そんなイメージが強まりました。側近のカノンの動きがまた・・・シュナイゼルの暗部を象徴しているような感じがして・・・。それにしても何で彼をオネエキャラにしたんでしょう^^;
カノンはスザクがギアスの事をもっと早くシュナイゼルに打ち明けていれば、こんなことにはならなかったというような事を言ってましたが、見方によっては彼を焚きつけているようにも見えますね。
そもそも皇帝の意思と命令で、ルルーシュを泳がせていたんだし・・・スザクにとってシュナイゼルが全てを打ち明けるに足る存在だったかは疑問です。ユフィならまだ分かりますが、ギアスなんて超常の力をおいそれと他人に話すものではないでしょう。
これを機に、スザクがフレイヤを撃つように仕向けるという側面で考えると、シュナイゼルが心に秘める思惑が見えてくるような・・・そんな気がします。
ナイトメアフレーム戦では久々にシェンフー登場。カレンは不在、藤堂が出撃していない分もっと目立っても良かったかも。元々戦闘回ではなかったせいもありますが。
ルキアーノは思ったとおりの非道な戦いっぷり。コクピットをドリルで潰すところなんかはちょっと『ガンダム00』のハレルヤを思い出したり・・・。フィーリングが違うのはきっと彼のキャラクターのせいでしょうねw グランサム・ヴァルキュリエ隊なんて直属の部隊もいるようですし、まだ活躍の機会はありそう。『命』のフレーズにやたらこだわっているのが印象的でした。
『ナイトオブワン』、ビスマルク・ヴァルトシュタインの駆るギャラハッド。見物は『エクスカリバー』だったのですが、シェンフーの『天愕覇王荷電重粒子砲』を防いで終了。艦を丸ごと切って捨てるような演出は今後用意されるんでしょうか? あのサイズの剣ならなんかやりかねません・・・^^; ナイトオブワンの肩書の通りの迫力ある強さを見せつけるのは、まだ先か・・・。
千葉、朝比奈の藤堂組はゼロ不審が強まってきましたね。こういう人心掌握が及んでいない所もシュナイゼルに及ばない所なのかなぁ・・・。謎が多すぎるというのが問題といえばそうなんですが・・・。
それと扇とディートハルト。ヴィレッタはあの後やっぱり捕まっていたのですか。
ディトハルトはヴィレッタを人質にこれまでどおり黒の騎士団に協力してほしいと申し出てましたが、
結構、扇を評価しているんですね。 ただ、それを受けても扇の裏切りフラグが立ったことは、どうにも・・。
シュナイゼルはギアスの秘密を得て、皇帝に更に近づいたようなフリを見せてますし、皇帝は皇帝で例の『ラグナロク』を発動させる準備を整えている様子・・・。やはりルルーシュ、シュナイゼル、皇帝の三つ巴の戦いになるんでしょうか。
最後に気になったのがロロがナナリーを助けに行くということ。
・・・これってかなり危険なのでは?間違いなくロロはナナリーをうとおしく思っているはず。自分の居場所を追いかねない相手ですから・・・。シャーリーも、そのせいで・・・。明らかに人選ミスだと思うんですが、どうでしょう?
次回 第18話
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 18 第二次 トウキョウ 決戦

黒の騎士団内部が揺れ動いているのも気になりますが、ともかく次回はブリタニアと黒の騎士団の一大決戦です。
こっちはどうだー!かなりはっちゃけてますので注意!
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 17 『土 の 味』 を少し改編してみる
<関連サイト>
コードギアス 反逆のルルーシュR2 公式サイト


私を登録して頂けますか? by BlogPeople
この記事へのコメント
コメントありがとうございます!
>トールさん
『秘密をしまいこんで罰を受けている目』に関してですね。
>>神根島でのカレンとの会話でも「ゼロは僕の父と同じだ」と発言していますし。
神根島でゼロ(ルルーシュ)とスザクの父ゲンブが同じだと言ったのは、ブリタニアに対して徹底抗戦を決め込んだ父、ゲンブ首相と、ブリタニアに対して力で対抗するゼロの行動を重ねたからではと思っていたのですが・・・ちょっと記憶が曖昧ですみません^^;
>>本当の事を口にする事なく黙って罪を抱え込もうとするところが父ゲンブと同じだった、という意味かと。
劇中のスザクのセリフを抜粋すると、『知っている・・・秘密をしまいこんで罰を受けている目だ。だから俺はブリタニア軍に入った。悲劇を繰り返さないために』・・・とありますね。
スザクが『秘密をしまいこんだ』というのはかつて父親を殺したという事ではないでしょうか?一期でマオに指摘されるまで、その秘密は彼の心の奥底に隠されていました。
スザクがブリタニア軍に入ったのは、これ以上戦いの悲劇を生みださないという信念と、父ゲンブを殺してしまったという過ちを、力による抵抗ではなく、軍に入って正しい方法でニッポンをより良くしようという考えからだと、私は思っていました。
だからこそ、ルルーシュの目を見て、かつて自分が父を殺した秘密をしまいこみ、それを誰にも話さずに生きてきたスザク自身に重ねたのではないかと・・・。
『かつて』の範囲がちょっと曖昧になってしまって、申し訳ありません^^; それと、あくまで私の考えですので、間違っていたらすみません・・・m(_ _)mまた何かありましたらご指摘いただけると嬉しいです^^
>トールさん
『秘密をしまいこんで罰を受けている目』に関してですね。
>>神根島でのカレンとの会話でも「ゼロは僕の父と同じだ」と発言していますし。
神根島でゼロ(ルルーシュ)とスザクの父ゲンブが同じだと言ったのは、ブリタニアに対して徹底抗戦を決め込んだ父、ゲンブ首相と、ブリタニアに対して力で対抗するゼロの行動を重ねたからではと思っていたのですが・・・ちょっと記憶が曖昧ですみません^^;
>>本当の事を口にする事なく黙って罪を抱え込もうとするところが父ゲンブと同じだった、という意味かと。
劇中のスザクのセリフを抜粋すると、『知っている・・・秘密をしまいこんで罰を受けている目だ。だから俺はブリタニア軍に入った。悲劇を繰り返さないために』・・・とありますね。
スザクが『秘密をしまいこんだ』というのはかつて父親を殺したという事ではないでしょうか?一期でマオに指摘されるまで、その秘密は彼の心の奥底に隠されていました。
スザクがブリタニア軍に入ったのは、これ以上戦いの悲劇を生みださないという信念と、父ゲンブを殺してしまったという過ちを、力による抵抗ではなく、軍に入って正しい方法でニッポンをより良くしようという考えからだと、私は思っていました。
だからこそ、ルルーシュの目を見て、かつて自分が父を殺した秘密をしまいこみ、それを誰にも話さずに生きてきたスザク自身に重ねたのではないかと・・・。
『かつて』の範囲がちょっと曖昧になってしまって、申し訳ありません^^; それと、あくまで私の考えですので、間違っていたらすみません・・・m(_ _)mまた何かありましたらご指摘いただけると嬉しいです^^
トラックバック
なんで本当のこと、言わないんだろう。。。
博士「どんな味がするんじゃろ?」助手「私に聞かれましても・・・」...
さらばだ、俺の最初で最後の友。
裏切り・寝返り。
シュナイゼル、キタ━━━━(゚∀゚;)━━━━ !!!!! ルルとウザクが和解す
17話 『土 の 味』
その感想です
コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN17「土 の 味」の感想
フレイヤをルルーシュに!
17話「土 の 味」
第17話「土の味」日本奪還作戦が早くも両者の命運を握る天王山の戦い。黒の騎士団が制圧できれば世界の主導権を、
土下座をするルルって話でした。
第17話でございます。
オマエラ本当に友達だったのかよ?と思いたくもなる 鬱展開っぷりはサスガ~でございますな。 予想通りスザクがウザクであったことだ。
コードギアスR2 第17話感想です。
邂逅と裏切り――――――
いつまで捕まってんのカレンさん。
なんて展開だ……
コードギアス 反逆のルルーシュR2 第17話「土の味」の感想です。
結局スザクは甘ちゃんのままだったか
コードギアスR2 17話『土の味』
URL :
- トール - 2008年08月04日 21:39:39
かつての自分ではなく、父親を殺した時の目ではないでしょうか?
本当の事を口にする事なく黙って罪を抱え込もうとするところが父ゲンブと同じだった、という意味かと。
神根島でのカレンとの会話でも「ゼロは僕の父と同じだ」と発言していますし。