化物語 第四話 『まよいマイマイ 其ノ貳』 感想
化物語 第四話 『まよいマイマイ 其ノ貳』より感想です。

蝸牛に迷った少女。

冒頭いきなり忍野の怪異説明から始まって、これはとんだキンクリだーなんて思っていたら、ファンシーでコミカルで真宵尽くしなオープニングに心を全て奪われちゃったよ・・・な『化物語』第4話。
ひたぎさんのシャフト演出全開でスタイリッシュなホチキスOPからコレを想像するのは無理がある・・・いや素晴らしい。でも初見だと絶対アニメの内容勘違いするよね!(笑) エピソードごとにヒロインのイメージや特徴を反映したOPになるんだろうなあ・・・以降のOPにも期待。

『蝸牛に迷う』は転じて『迷い牛』。“八九寺真宵”の名前にも八と九で“厄”に通じるとか、“マヨイ”なんて名前と合わせてみても意味深で思わせぶりな設定ですけど、「ひたぎクラブ」の“蟹”に感じた日本の迷信、言い伝えに通じる根底が『化物語』の怪異のキモなのかも。それでいくと暦が最初に出会った(と思われる)吸血鬼はどこに語源が通じているのか興味深いですが。
真宵のアホの子っぷりと阿良々木さんの掛け合いは楽しげで良いんですが、『お嬢ちゃんお小遣いをあげよう』とかそれに釣られる真宵のやり取りなんかは傍から見るとやっぱりアブナイね(笑)

それにしても暦&真宵とひたぎの間を隔てる“距離”が気になる。二人の掛け合いを徹底無視してるひたぎや、ひたぎと真宵を同じ場面であまり映さなかったりするのは意図してその距離感を演出してるんだろうけど・・・。一応の説明付けでは、ひたぎは(とんでもなく)子供が嫌いで、真宵はそんなひたぎから何かを感じ取って恐れをなしてるってコトなんですが、今回ひたぎと真宵は一度も会話してないんですよね。
『どうも私は嫌われているようです・・・ジャマだ、どこかに消えろという強い意思を感じます・・・』
これ、真宵が暦とひたぎの関係に参加した邪魔者と見れば道理は納得ですが、『真宵は不可視な存在』という事から遠ざけるためのミスリードっぽくも感じるわけで。でも怪異を忍野に報告しに行く時にひたぎは真宵を認識しているし、その後に現れた翼も真宵とはしっかり会話しているから、“真宵は阿良々木さんにしか見えない”という可能性は摘まれてるんだよね・・・。このお話の真実が見え隠れしている気配は感じるのですけど。

ところで頭を撫でようとした阿良々木さんに噛み付く真宵のこの表情は一体・・・。離婚した両親の話を聞いて慰めようとした阿良々木さん。イイハナシダナーって展開になるのかと思いきや、突然ケモノの如く噛み付く真宵。応戦してボディブローで失神させたあげく、弾みで(?)胸を揉んだりさらにはニヒルに笑みをこぼしたり・・・何でこうなったと考える犯罪者の心理を阿良々木さんに垣間見た次第であります(笑) 何だろう、真宵に取り憑いてる怪異の仕業とかそういう事なのか・・・な?

そして突然現れてこの状況に対処する2話ぶりに登場の羽川 翼さん。この公園は怪異に関わった人たちが集まるとか、そんな場所なんでしょうか(笑)
普通の人なら通報モノのこの現状を察して二人を窘めるなんて人間出来過ぎてるというか何というか・・・。暦に真宵の旧姓の“綱手”を知っているかと聞かれて、知らないと言い返す素振りは意味深でした。知っていて教えない根拠がどこにあるのか分かりませんが、とにかく真宵の身の上自体に謎が絡んでいそうな気がします。
終始ツンドラだったひたぎは、ひとえに自分が暦にとっての特別じゃない事への嫉妬の現れだったのかな?と。忍野の電話内容を聞くとニヤニヤしてしまうわけです(笑) ところでなんで怪異に関わる人って皆女の子なんでしょうね(^^; 主人公体質も極まるような展開に今後期待(笑)

EDは一枚絵から動きのあるPV風に変わってましたが、フリクリのウエダさんが関わってらっしゃるとは驚き。OPといい、シャフトの力の入れ具合は半端ないです・・・。

エンドカードは「ヤンキー君とメガネちゃん」の吉河先生。阿良々木さんが和泉君にしか見えないのは私だけですか(笑) 真島ヒロ先生登場のフラグがチラついてきました(^^;
次回 化物語 第五話 『まよいマイマイ 其ノ參』
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蝸牛に迷った少女。

冒頭いきなり忍野の怪異説明から始まって、これはとんだキンクリだーなんて思っていたら、ファンシーでコミカルで真宵尽くしなオープニングに心を全て奪われちゃったよ・・・な『化物語』第4話。
ひたぎさんのシャフト演出全開でスタイリッシュなホチキスOPからコレを想像するのは無理がある・・・いや素晴らしい。でも初見だと絶対アニメの内容勘違いするよね!(笑) エピソードごとにヒロインのイメージや特徴を反映したOPになるんだろうなあ・・・以降のOPにも期待。

『蝸牛に迷う』は転じて『迷い牛』。“八九寺真宵”の名前にも八と九で“厄”に通じるとか、“マヨイ”なんて名前と合わせてみても意味深で思わせぶりな設定ですけど、「ひたぎクラブ」の“蟹”に感じた日本の迷信、言い伝えに通じる根底が『化物語』の怪異のキモなのかも。それでいくと暦が最初に出会った(と思われる)吸血鬼はどこに語源が通じているのか興味深いですが。
真宵のアホの子っぷりと阿良々木さんの掛け合いは楽しげで良いんですが、『お嬢ちゃんお小遣いをあげよう』とかそれに釣られる真宵のやり取りなんかは傍から見るとやっぱりアブナイね(笑)

それにしても暦&真宵とひたぎの間を隔てる“距離”が気になる。二人の掛け合いを徹底無視してるひたぎや、ひたぎと真宵を同じ場面であまり映さなかったりするのは意図してその距離感を演出してるんだろうけど・・・。一応の説明付けでは、ひたぎは(とんでもなく)子供が嫌いで、真宵はそんなひたぎから何かを感じ取って恐れをなしてるってコトなんですが、今回ひたぎと真宵は一度も会話してないんですよね。
『どうも私は嫌われているようです・・・ジャマだ、どこかに消えろという強い意思を感じます・・・』
これ、真宵が暦とひたぎの関係に参加した邪魔者と見れば道理は納得ですが、『真宵は不可視な存在』という事から遠ざけるためのミスリードっぽくも感じるわけで。でも怪異を忍野に報告しに行く時にひたぎは真宵を認識しているし、その後に現れた翼も真宵とはしっかり会話しているから、“真宵は阿良々木さんにしか見えない”という可能性は摘まれてるんだよね・・・。このお話の真実が見え隠れしている気配は感じるのですけど。

ところで頭を撫でようとした阿良々木さんに噛み付く真宵のこの表情は一体・・・。離婚した両親の話を聞いて慰めようとした阿良々木さん。イイハナシダナーって展開になるのかと思いきや、突然ケモノの如く噛み付く真宵。応戦してボディブローで失神させたあげく、弾みで(?)胸を揉んだりさらにはニヒルに笑みをこぼしたり・・・何でこうなったと考える犯罪者の心理を阿良々木さんに垣間見た次第であります(笑) 何だろう、真宵に取り憑いてる怪異の仕業とかそういう事なのか・・・な?

そして突然現れてこの状況に対処する2話ぶりに登場の羽川 翼さん。この公園は怪異に関わった人たちが集まるとか、そんな場所なんでしょうか(笑)
普通の人なら通報モノのこの現状を察して二人を窘めるなんて人間出来過ぎてるというか何というか・・・。暦に真宵の旧姓の“綱手”を知っているかと聞かれて、知らないと言い返す素振りは意味深でした。知っていて教えない根拠がどこにあるのか分かりませんが、とにかく真宵の身の上自体に謎が絡んでいそうな気がします。
終始ツンドラだったひたぎは、ひとえに自分が暦にとっての特別じゃない事への嫉妬の現れだったのかな?と。忍野の電話内容を聞くとニヤニヤしてしまうわけです(笑) ところでなんで怪異に関わる人って皆女の子なんでしょうね(^^; 主人公体質も極まるような展開に今後期待(笑)

EDは一枚絵から動きのあるPV風に変わってましたが、フリクリのウエダさんが関わってらっしゃるとは驚き。OPといい、シャフトの力の入れ具合は半端ないです・・・。

エンドカードは「ヤンキー君とメガネちゃん」の吉河先生。阿良々木さんが和泉君にしか見えないのは私だけですか(笑) 真島ヒロ先生登場のフラグがチラついてきました(^^;
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Tag ⇒ | 化物語 | 第四話『まよいマイマイ | 其ノ貳』感想
この記事へのコメント
>ヴィーさん
掛け合いで和ませておいて、しっかり感動を与える『化物語』の構成は流石の一言。キャラクターも魅力的ですし、今期で一番楽しめて見ているアニメかもしれません(^^) アニメにしては珍しい指の作画ミスはなぜか作為的に感じてしまう不思議。シャフトだからかなあ・・・(笑)
「児雷也豪傑譚」の綱手が使う蛞蝓と蝸牛の繋がりで姓を表してるんでしょうね。“八九寺真宵”の名前といい、文字や言葉に意味が込められているのも興味深いです。
掛け合いで和ませておいて、しっかり感動を与える『化物語』の構成は流石の一言。キャラクターも魅力的ですし、今期で一番楽しめて見ているアニメかもしれません(^^) アニメにしては珍しい指の作画ミスはなぜか作為的に感じてしまう不思議。シャフトだからかなあ・・・(笑)
「児雷也豪傑譚」の綱手が使う蛞蝓と蝸牛の繋がりで姓を表してるんでしょうね。“八九寺真宵”の名前といい、文字や言葉に意味が込められているのも興味深いです。
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URL :
- ヴィー - 2009年08月02日 14:05:30
実家の母は、私がDVDに焼いて送る関係上こちらより1週遅れになりますが、第3話を見て笑い転げていました。
今から第4話が楽しみです。
OPは田中宏紀氏が参加してましたね。
飛び箱を飛ぶシーンは「ドルアーガの塔 〜the Aegis of URUK〜」OPと殆ど同じ構図だったのが面白かったです。
あちらは野球の滑り込みでしたが。
ひたぎのデレ?が可愛かったり羽根川さんの手の指が6本あって驚いたり非常に濃い内容でしたが、蝸牛の旧姓が綱手ってところも何か関係あるのかな…とか想像しています。
多分児雷也に出てくるあの綱手ですよねえ…
蝸牛の親が蛞蝓ってのは進化に逆行してますが(笑)