ストライクウィッチーズ 第6話 「いっしょだよ」 感想
ストライクウィッチーズ 第6話 「いっしょだよ」のストーリー&感想です。
今回はエイラとサーニャの不思議なコンビが主役。
天然系?それとも不思議系?なエイラとサーニャを中心にストーリーが展開する第6話。
冒頭でのミーナと坂本少佐の会話。ミーナは軍上層部を戦争屋と呼び、『ネウロイがいなかったら今頃は同じ人間同士で戦い合っている』と皮肉ってますが、現実の歴史でいえばこの頃は太平洋戦争の真っ只中。
『これでも彼女たちは戦争をしているんだよ』ということを伝えたかったのかもしれませんね。
坂本少佐の『さながら世界大戦だな』なんてセリフも、この時代が本来は戦争のさなかにあるということを思い出させます。
基地に赴いた芳佳達を、魔法の歌声と共に出迎えるサーニャ。
まるで妖精のように美しいサーニャ…
坂本少佐の魔眼でも確認できないネウロイを発見したり感知したりと、サーニャは索敵能力に長けているようです。
芳佳は治癒魔法、リーネは狙撃、サーニャは夜間戦闘に索敵と、各人一人一人に役割や得意分野が備わっているのも、ストライクウィッチーズの特徴ですね。皆の力を合わせて、強力な敵をやっつける!という前提があるような気がします。
広間でサーニャの発見したネウロイについて話すウィッチーズたち。

はい、明らかにフリーダムな二人がおりますね。
くつろぎすぎなエーリカちゃん。まだこの娘のキャラはよく掴めない…。
取り逃がしたネウロイが急襲することを想定して、夜間戦闘のシフトを組むミーナさん。
ネウロイと遭遇したサーニャ、芳佳と・・・割って入ってきたエイラの三人。
たった!フラグがたった!
エイラはサーニャの保護者…というかパートナーな感じ。芳佳とサーニャの距離が近づくのはちょっと面白くないけど、人当たりは悪くないからイヤなイメージは無いですね。というか芳佳のコミュ力が高いのかな。
朝の閑話。リーネの実家から送られてきたブルーベリーを食べる501JFWの面々。
エーリカはブルーベリーだってかっこんじゃう。ワイルドすぎぃ…。
フランカ『芳佳、シャーリー!べーして、べー!!』
芳佳&シャーリー『べー』『こう?』
こういう和やかな雰囲気がいいんですよねぇ。日常シーンが本当に心潤う作品です。
普段はおすましなペリーヌも・・・
ヽ(´Д`ヽ)イヤァァァー見ないでェー!
『さて、朝食も済んだところで・・・お前たちは夜に備えて、寝ろ!』
朝起きて食べて寝るってお腹がもたれそう…。夜勤は辛いです。
サーニャの部屋は臨時夜間専従員の詰め所みたいな。いつも夜間哨戒任務はサーニャしか就いてないのかな?
特別な能力を持ったウィッチらしいし、希少な存在ってことなんでしょうか。
夜の任務のために目を慣らすため、真っ暗な部屋で過ごす芳佳、サーニャ、エイラの三人。
女子だけの特別な空間。エイラはタロット占いができるのかと思ったら、未来予知の魔法が使えるんだとか。
『ふ~ん、良かったな。今一番会いたい人ともうすぐ会えるって。』
芳佳の一番会いたい人は、亡くなったお父さんなのかな…。父親想いという点ではサーニャとシンパシーがありそう。
夕方のティータイム。ペリーヌが持ってきたマリーゴールドのハーブティーを飲む隊員たちですが・・・
舌の色は変わらないわ、あんまり美味しくないわで不評の嵐。
エイラ『一口だけ。』( ̄ー ̄)フッ
サーニャも『マズイ』の一言。
ブルーベリーの時は『おいしい』だったのにね!
いよいよやってきた夜間哨戒任務。初めての夜間飛行に、緊張して震える芳佳。
『手、繋いでもいい?サーニャちゃんが手繋いでくれたら、きっと、大丈夫だから・・・』
表情は出なくてもしっかり頭のアンテナには反応あり!
(平常時は緑なのだ!)
手を繋いで仲睦まじい様子の二人に、エイラが割って入ります。
嫁(サーニャ)は渡さん!って感じの空気がびしびし伝わりますねぇ。
二日目の朝。今度はヤツメウナギの肝油です。目にいいもののオンパレードですね。
ペリーヌは芳佳が持ってきたものと勘違いして、いかにも野暮ったいなんて言っちゃうけど・・・
実は愛する坂本少佐が持ってきたものと知って大慌て。そういうところだよペリーヌ。
一気飲みで轟沈するペリーヌさんでした。
どうやら他のメンバーにも受け入れられない不味さらしい・・・。
それでもさすがミーナさん!その飲みっぷり・・・さては呑ん兵衛だな!
どんな味なんでしょうね。肝油ドロップの原材料をそのまま飲み干すみたいな…(うげ
サーニャの部屋で、サーニャとエイラの生まれを聞く芳佳。二人は共にヨーロッパの出身。
サーニャの生まれ故郷であるオラーシャの街はネウロイによって陥落し、
家族も遠く離れた場所に避難してしまった。でも、芳佳は『良かった』と言う。
『何がいいんだよ。話聞いてないのかお前?』
『だって、今は離ればなれでも、いつかはまた皆と会えるってことでしょ?』
芳佳は会いたくても、絶対に会えない人がいる。だからこそ・・・

『サーニャちゃんは、早く家族と会いたいって思ってるでしょ?だったら、サーニャちゃんの家族だって絶対、サーニャちゃんと早く会いたいって思ってるはずだよ。そうやってどっちも諦めないでいれば、きっといつかは会えるよ。そんな風に思えるって、素敵なことだよ』
『・・・うん』
芳佳は会いたくても会えない人がいることを誰よりも知っている。分かっているからこそ、例え、また出会うことが困難でも、生きていればいつか巡り合うことができる。それこそが、想い合う相手がいることが、素敵なことなんだって、サーニャに伝えたんですね・・・。
今回はサービスシーンも多めで良かった!
光とか草とかで覆われてほとんど見えませんでしたが。
円盤では邪魔な部分が消えるんでしょうきっと…多分。
『サーニャちゃんて肌白いよね?』
『どこ見てんだお前!』
『いっつも黒い服着てるから余計目立つよね』
『サーニャをそんな目で見んなぁ!!!』
うーんこの主人公(笑)
芳佳の視点が終始一人称で、視聴者の目線なんですよねぇ。
※ブログでの掲載上、露出が少ないのはご容赦を。
気になるシーンは円盤に期待しましょう。
場面は変わって夜の哨戒飛行。芳佳の誕生日は、お父さんの命日でもあったんですね。
『バカだなお前。こういう時は楽しいことを優先してもいいんだぞ?』
『え?そういうものかなぁ?』
『そうだよ』
芳佳から見るサーニャとエイラ、サーニャから見たエイラと芳佳、エイラから見た芳佳とサーニャ。
三者三様の在り方で深まる絆。
芳佳の誕生日に、サーニャはエイラと二人だけの秘密だった夜空のラジオをプレゼント。
ずっと遠くから響くラジオの音に感動する芳佳。
でもその時、ネウロイからの歌声が・・・
サーニャを真似て歌を発するネウロイ。
ここの異質な歌声は、「ラーゼフォン」のムーの歌を思わせます・・・。
ネウロイも自分の意思を持っているんでしょうか。
サーニャは自分が狙われているからと、一人でオトリを買って出ますが・・・
ネウロイの攻撃に被弾してしまう。
『バカッ一人でどうする気だよ!』
『あいつはサーニャじゃない。あいつは一人ぼっちだけど、サーニャは一人じゃないだろ?わたしたちは絶対負けないよ!』
ベガとアルタイルの結ぶ線を行くネウロイを狙う三人。

索敵するサーニャ、ネウロイの攻撃を防ぐ芳佳、敵を狙うエイラ。
『大丈夫、私たちきっと勝てるよ!』
『それがチームだ!』
ネウロイを倒したあと、聞こえてくるピアノの音。
それはサーニャの父親が、娘に届くようにと遠く彼方の地から贈ったものでした。
芳佳と同時に、サーニャもまた誕生日を迎えたんですね。
サブタイトルの『いっしょだよ』には、芳佳とサーニャの誕生日が同じという意味と、離れていても変わらない親子の絆、そして仲間との友情の絆の意味があったと思います。
『サーニャの事が大好きな人なら誕生日を祝うなんて当たり前だろ?世界のどこかにそんな人がいるんならこんなことだって起こるんだ。奇跡なんかじゃない。』
『エイラさんって優しいね』
『そんなんじゃねぇよ、バカ・・・』
『お誕生日おめでとう、サーニャちゃん』
『あなたもでしょ?』 『え?』
『お誕生日おめでとう。宮藤さん・・・』
『おめでとな』
『・・・ありがとう!』
最後のサーニャを中心にオーロラが広がっていくシーンは感動しました・・・
504JFWのほんわかな日常シーン、サーニャとエイラの関係、二人と芳佳が育んだ新たな絆、緊迫するネウロイとの戦闘、そしてサービスシーン。『ストライクウィッチーズ』の魅力が詰まった一話でしたね。話の緩急とバランスが本当に素晴らしいと思います。
1クールなのがもったいないくらい。もうちょっと続けてもよさそうなのに。キャラクター全員のエピソードを描いて終わりじゃなくて、もっと物語を広げてほしいですね。
ネウロイに関しては、ラーゼフォンの他にエヴァの使徒を思い出したりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。人の特性を知り、真似ようとする・・・ってところが、何か似ていると感じます。無機物っぽいのに意思がありそうなところなんかも。1クールじゃネウロイの謎も掘り下げられないまま終わってしまうんじゃないかな・・・
次回はネタ回の空気満々?それにしてもお風呂シーン多いですよね嬉しいけど。
予告をしゃべっているのはルッキーニかと思ったらエーリカなのかな?
てっきりゲルトの回で出番終わったのかと思いました。来週はいろんな意味で一波乱ありそうです!
次回 ストライクウィッチーズ 第7話 「スースーするの」
(C)島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団
- <関連サイト>
※2022/09/08 改稿

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