化物語 第六話 『するがモンキー 其ノ壹』 感想
化物語 第六話 『するがモンキー 其ノ壹』より感想です。

悩める主人公の受難。

化物語の新エピソード『するがモンキー』の始まりです第6話。前回のラストで分かっていた事とはいえ、真宵の引き続いての登場はやっぱり嬉しいですね。ひたぎさんは他のエピソードでも深い部分まで絡んでくるようですけれど、真宵は暦との掛け合い専任なのかな?故意なのかと思ったらそうでもない舌っ足らずな口調で絡んでくる様子は何とも微笑ましい(笑)
でも周りから見たらこの一連の掛け合いは阿良々木さんの奇行にしか見えてないんですよね・・・真宵が幽霊だってことを忘れてしまいそうです(^^; そういえばオープニングは「ひたぎクラブ」のものが使われいましたが、「するがモンキー」バージョンも用意してあるんですよね?次回はきっと専用OPが見られるものと信じてます。

今回登場『するがモンキー』のメインヒロイン「神原駿河」について。バスケ部のエースで知らない人はいないくらいの有名人、見た目や口調もボーイッシュな女の子だけど、サッパリした性格で先輩への敬意も忘れない(少し仰々しいくらい)爽やか少女ってイメージ。ちなみに声は沢城さんとハマリ役。
一見(あまり)問題なさそうですが、いわくあり気な包帯に巻かれた左手と、あのひたぎの中学生時代の後輩だったという部分は引っ掛かりますね。暦を追いかけてきたのも意味のないネタ振りも、ひたぎの事を聞きだす口実だったようですし。・・・しかし左手に注視していると見せかけて全身を舐めまわす阿良々木さんの無遠慮な目線は何ともけしからんです(笑) まあ有名人である神原の“女の子”を自然に感じ取ろうとしてしまうのは健全男子としては仕方が無いこと・・・なのかな(^^;

阿良々木さんが“攻略”したひたぎさんとの勉強風景。真宵が想像していたと思われる恋人同士の閉鎖空間など生まれるわけもなく、容赦ない毒舌ぶりと悪意無き(?)暴言に打ちひしがれる阿良々木さんの姿がそこにはありました(笑)
しかし言葉の抑揚なくツンとデレが発揮されるこのキャラを一様にツンデレと呼ぶにはやっぱり無理がありますね・・・かといってデレのない“ツンドラ”と評するには眩しすぎる、告白時や「ひたぎクラブ」終了時に見せたあの笑顔。一言では表せない魅力が「戦場ヶ原 ひたぎ」という女の子には詰まっているんだと思います。ヤンデレ属性もその魅力の構成要素に含まれているのは言うまでもありません(笑)

本題は神原駿河とひたぎの関係。元々中学生時代から先輩後輩の間柄で、駿河からは憧れの先輩として懐かれていたらしい・・・“蟹”の件でひたぎが駿河を突き放すまでは。『阿良々木君と似たような対処をとらせてもらったわ』ってあのホチキスによる口封じと同じような行為に及んだって事!? あんまり想像したくない光景が脳裏に浮かぶ・・・。暦はその後でもひたぎを助けようとしたけれど、駿河はそのまま去ってしまったという所が今回起こる事件に起因する部分なんでしょうか。
ひたぎが事件のせいで捨てたもの、失ったものを取り戻してあげたいと願う暦には素直に好感持てますが、羽川さんの言うように、節度を守って行動するというのは当然念頭に置くべきことでしょう。ひたぎ本人が割り切っている過去や、プライバシーに無暗に踏み込んでいいのかはまた別問題でしょうし。
話は逸れますが、暦の良い相談役になっている羽川さんについて、現状どんな立場にあるのかが最近気になってきました。化物語が始まってから暦と知り合っていて、怪異にも巻き込まれた節は感じられましたけれど、今は気兼ねなく話せる友人同士という関係なんですよね、おそらく。でも、ひたぎの事件から過程を経た現在を考えると、暦とは本当に友達関係の感情しか持ち合せていないのかな?と疑問にも思うわけで。暦からの電話を受ける時の表情なんかを見ると勘ぐってしまうんですよね(^^;
軽く勉強してただけって言いつつ羽川さんが外に出歩いていたのは、前回、暦が触れていた家庭環境に不和を抱えているという事に繋がっているようにも思えますし、まだ“羽川翼”の物語は終わっていなくて、今も延長しているんじゃないだろうかと期待にも似た想像をしてしまう訳であります。化物語の前日譚『傷物語』には羽川さんが遭遇した怪異のエピソードが語られているそうですが、暦と最初に出会った経緯に興味は尽きません。機会があれば読んでみたいですね。

そんなこんなで思い巡らす日常パート。“怪異”と名のつく事件は起こらないまま今回は終了するのかと思いきや、“非日常”というものは突然やってくるのでした・・・。
羽川さんとの電話を終えて、帰路につく暦の前に現れたフード姿の不審人物。
ふと一瞥するやいなや顔がひしゃげるほどのパンチを喰らって吹っ飛ぶ阿良々木さん・・・普通の人間なら即死ものでしょうこれ(汗 今まで怪異と呼べるものはあっても、直接的に危害を加えるものは無かったから全く油断してました。左手に包帯を巻いている所を見ると誰なのかはすぐ想像がつきますが・・・とにかく急展開にビックリです(^^;
『阿良々木君・・・』
『よお・・・ご無沙汰』
『忘れ物、届けにきたんだけれど』
今にも死にそうな恋人を前にして封筒を差し出すひたぎさん・・・いやまずは何があったのか聞こうというか少しは驚こうよ!(笑) “らしい”といえばらしいけど(^^;
何とも気になるところで今回は幕引き。あの怪人物の正体が駿河だとしたら、ここまでこっ酷く暦をしばき倒す原因はひたぎに関わっているとしか思えませんが・・・神原駿河という人物の裏背景や今回の怪異の謎、次回に続く展開が気になります・・・。

第6話のエンドカードは衿沢世衣子先生より。『メフィスト』や『パンドラ』で連載されていた繋がり?
次回 化物語 第七話 『するがモンキー 其ノ貳』
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悩める主人公の受難。

化物語の新エピソード『するがモンキー』の始まりです第6話。前回のラストで分かっていた事とはいえ、真宵の引き続いての登場はやっぱり嬉しいですね。ひたぎさんは他のエピソードでも深い部分まで絡んでくるようですけれど、真宵は暦との掛け合い専任なのかな?故意なのかと思ったらそうでもない舌っ足らずな口調で絡んでくる様子は何とも微笑ましい(笑)
でも周りから見たらこの一連の掛け合いは阿良々木さんの奇行にしか見えてないんですよね・・・真宵が幽霊だってことを忘れてしまいそうです(^^; そういえばオープニングは「ひたぎクラブ」のものが使われいましたが、「するがモンキー」バージョンも用意してあるんですよね?次回はきっと専用OPが見られるものと信じてます。

今回登場『するがモンキー』のメインヒロイン「神原駿河」について。バスケ部のエースで知らない人はいないくらいの有名人、見た目や口調もボーイッシュな女の子だけど、サッパリした性格で先輩への敬意も忘れない(少し仰々しいくらい)爽やか少女ってイメージ。ちなみに声は沢城さんとハマリ役。
一見(あまり)問題なさそうですが、いわくあり気な包帯に巻かれた左手と、あのひたぎの中学生時代の後輩だったという部分は引っ掛かりますね。暦を追いかけてきたのも意味のないネタ振りも、ひたぎの事を聞きだす口実だったようですし。・・・しかし左手に注視していると見せかけて全身を舐めまわす阿良々木さんの無遠慮な目線は何ともけしからんです(笑) まあ有名人である神原の“女の子”を自然に感じ取ろうとしてしまうのは健全男子としては仕方が無いこと・・・なのかな(^^;

阿良々木さんが“攻略”したひたぎさんとの勉強風景。真宵が想像していたと思われる恋人同士の閉鎖空間など生まれるわけもなく、容赦ない毒舌ぶりと悪意無き(?)暴言に打ちひしがれる阿良々木さんの姿がそこにはありました(笑)
しかし言葉の抑揚なくツンとデレが発揮されるこのキャラを一様にツンデレと呼ぶにはやっぱり無理がありますね・・・かといってデレのない“ツンドラ”と評するには眩しすぎる、告白時や「ひたぎクラブ」終了時に見せたあの笑顔。一言では表せない魅力が「戦場ヶ原 ひたぎ」という女の子には詰まっているんだと思います。ヤンデレ属性もその魅力の構成要素に含まれているのは言うまでもありません(笑)

本題は神原駿河とひたぎの関係。元々中学生時代から先輩後輩の間柄で、駿河からは憧れの先輩として懐かれていたらしい・・・“蟹”の件でひたぎが駿河を突き放すまでは。『阿良々木君と似たような対処をとらせてもらったわ』ってあのホチキスによる口封じと同じような行為に及んだって事!? あんまり想像したくない光景が脳裏に浮かぶ・・・。暦はその後でもひたぎを助けようとしたけれど、駿河はそのまま去ってしまったという所が今回起こる事件に起因する部分なんでしょうか。
ひたぎが事件のせいで捨てたもの、失ったものを取り戻してあげたいと願う暦には素直に好感持てますが、羽川さんの言うように、節度を守って行動するというのは当然念頭に置くべきことでしょう。ひたぎ本人が割り切っている過去や、プライバシーに無暗に踏み込んでいいのかはまた別問題でしょうし。
話は逸れますが、暦の良い相談役になっている羽川さんについて、現状どんな立場にあるのかが最近気になってきました。化物語が始まってから暦と知り合っていて、怪異にも巻き込まれた節は感じられましたけれど、今は気兼ねなく話せる友人同士という関係なんですよね、おそらく。でも、ひたぎの事件から過程を経た現在を考えると、暦とは本当に友達関係の感情しか持ち合せていないのかな?と疑問にも思うわけで。暦からの電話を受ける時の表情なんかを見ると勘ぐってしまうんですよね(^^;
軽く勉強してただけって言いつつ羽川さんが外に出歩いていたのは、前回、暦が触れていた家庭環境に不和を抱えているという事に繋がっているようにも思えますし、まだ“羽川翼”の物語は終わっていなくて、今も延長しているんじゃないだろうかと期待にも似た想像をしてしまう訳であります。化物語の前日譚『傷物語』には羽川さんが遭遇した怪異のエピソードが語られているそうですが、暦と最初に出会った経緯に興味は尽きません。機会があれば読んでみたいですね。

そんなこんなで思い巡らす日常パート。“怪異”と名のつく事件は起こらないまま今回は終了するのかと思いきや、“非日常”というものは突然やってくるのでした・・・。
羽川さんとの電話を終えて、帰路につく暦の前に現れたフード姿の不審人物。
ふと一瞥するやいなや顔がひしゃげるほどのパンチを喰らって吹っ飛ぶ阿良々木さん・・・普通の人間なら即死ものでしょうこれ(汗 今まで怪異と呼べるものはあっても、直接的に危害を加えるものは無かったから全く油断してました。左手に包帯を巻いている所を見ると誰なのかはすぐ想像がつきますが・・・とにかく急展開にビックリです(^^;
『阿良々木君・・・』
『よお・・・ご無沙汰』
『忘れ物、届けにきたんだけれど』
今にも死にそうな恋人を前にして封筒を差し出すひたぎさん・・・いやまずは何があったのか聞こうというか少しは驚こうよ!(笑) “らしい”といえばらしいけど(^^;
何とも気になるところで今回は幕引き。あの怪人物の正体が駿河だとしたら、ここまでこっ酷く暦をしばき倒す原因はひたぎに関わっているとしか思えませんが・・・神原駿河という人物の裏背景や今回の怪異の謎、次回に続く展開が気になります・・・。

第6話のエンドカードは衿沢世衣子先生より。『メフィスト』や『パンドラ』で連載されていた繋がり?
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Tag ⇒ | 化物語 | 第六話するがモンキー其ノ壹感想 | アニメ感想
この記事へのコメント
>ヴィーさん
真宵はぜひこのままレギュラーを張ってほしいキャラです(^^) あのエピソードは何度見ても良い・・・。プレイヤーはこれから購入されるんですね!(笑)
ひたぎさんはツンデレって言うよりはクーデレに近いでしょうか。でもよく考えたらツンどころか常時デレてるような気がしないでもないです(笑)表現方法が個性的ってだけで・・・(^^;
駿河はとにかく分かりやすいキャラかな~と。次回を見ると一目瞭然ですが、自分を隠そうとしないからいろんな部分が露出してます(笑) ひたぎとの関係は今回の事件に大きく関わりそうですね。
真宵はぜひこのままレギュラーを張ってほしいキャラです(^^) あのエピソードは何度見ても良い・・・。プレイヤーはこれから購入されるんですね!(笑)
ひたぎさんはツンデレって言うよりはクーデレに近いでしょうか。でもよく考えたらツンどころか常時デレてるような気がしないでもないです(笑)表現方法が個性的ってだけで・・・(^^;
駿河はとにかく分かりやすいキャラかな~と。次回を見ると一目瞭然ですが、自分を隠そうとしないからいろんな部分が露出してます(笑) ひたぎとの関係は今回の事件に大きく関わりそうですね。
画像転載させていただきます。
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いい漫才コンビだ! ひたぎよりお似合いじゃないかな? 暦に付きまとう神原駿河 ひ
暦、大ピンチ!!
今回の災難はヤバいだろ。
「やぁ,アララギ先輩!奇遇だな」
?原駿河登場。スパッツ&包帯少女です!!
拒絶された少女。
「かみまみた!!」
アリャリャ木さん!
ラララ木さん!!
もうこれから「あららぎ」はずっと噛むのか?ww
ツンデレちゃんは、強烈なヤンデレちゃんだったんだね。
忘れ物したようだけど・・・何か、恐い事でもあったのかい?お嬢ちゃん。
前回は特番でしたが今回ようやくするがモンキーの始まりですね。神原に期待です。
新たな怪異
化物語 第6話「するがモンキー 其ノ壹」の感想です。
URL :
- ヴィー - 2009年08月21日 14:04:06
見た目がどうだろうが真宵は21歳だろうから青少年育成保護条例的にもOKですね(笑)
プレイヤー無いのにまよいマイマイのブルーレイ予約したし。
ひたぎさんに関してはクールデレとでも言えばいいのかと思いつつヘタなことは言えない緊迫した雰囲気と全力でアタックしてくれてる幸福感で死にそうになりますな(笑)
駿河はひたぎさんと百合を目指してるんじゃ?とも思いましたが今までに無い武闘派(吸血鬼は知らない)のようですから、忍野さんの助力も大きく必要なんでしょうか。