CANAAN(カナン) 第7話 『慕漂』 感想
CANAAN(カナン) 第7話 『慕漂』より感想です。

“蛇”に巻かれる者たち。

共感覚を駆使して銃弾をかいくぐり、マリアの許へ向かうカナン。カミングズが言う通り、もう“共感覚”の定義では収まりきらない能力と捉えた方が良さそうです。人や感情に色が見えるのは劇中で把握できますが、あとは常人の理解の及ばない超感覚であるとしか・・・今回は特にそう思いました。
予告で危険なフラグが立っていたリャン・チーは暴走一歩手前で引き留まりましたけど、最愛のアルファルドから切り捨てられた事でカナンへの敵意が増すのは明白・・・。逆に病的な愛情に狂ってアルファルドに牙を剥くような想像もできますが、アルファルドが誰かに倒されるイメージが今のところ全く湧きません(^^; いずれにせよ今後の動向が気になるキャラクターですね。それにしてもカミングズが健気で泣けてきます・・・。

ウーア・ウィルスを無力化する抗ウィルス剤を手に入れるため、マリアの父、大沢賢治を呼び寄せるアメリカの対策本部。しかし“蛇”によって仕掛けられた爆弾で車を爆破されて・・・とあんまりあっさり死亡が告知されるものだからビックリ(^^; 原作キャラをこんな簡単に退場させて良いのかと・・・。後半でしっかり生きていた事を知ってホッとしたのは言うまでもありません。
実際には大沢賢治が車に乗った直後の映像と、車を爆破した映像を繋ぎ合せて、あたかも殺されたように見せかけていたのですが、これを行ったのは“蛇”自身かそれに関わる勢力だと考えていいのでしょうね。抗ウィルス剤の希望が断たれたとアメリカ本部が知り、ウーア・ウィルスの感染拡大を防ぐためにステルス爆撃機による攻撃が開始される・・・このテロの目的はアメリカにこの行動を取らせる事にあったように思います。
『中国政府も一枚岩じゃない。上海閥にとっては好機でしょうね』
アメリカによる上海への爆撃は当然国際問題に発展するでしょうし、夏目が言うように中国内部の対立関係を煽った内戦誘導も“蛇”の思惑の内なのでしょう。

大沢賢治と共に抗ウィルス剤が届いた事をアメリカ本部が知るも時すでに遅く、会場への爆撃は開始。
アメリカは上海到着まで大沢賢治の存命すら知らない状態だったから、アメリカが取引を交わしている中国政府とは違う派閥が“蛇”と絡んでいるのかな?さすがに護送してきた連中自身が“蛇”というのは考えにくいですし。大沢賢治を殺害する事も拉致する事もなく小細工を仕掛けたのは、抗ウィルス剤を“蛇”が入手するためだとか想像はできますけど、今のところはっきりしませんね・・・。次回きちんと説明されると良いのですが。
米軍のナブスター衛星群にハッキングをかける夏目にも驚きですが、カナンがPCを扱えた事にも驚き(笑) あまりそういうイメージがなかったので(^^; 例によって共感覚でハッキングデータを絞り込み、爆弾の着弾点をずらすことには成功。しかしこの時点でアルファルドの目的は達せられていたのでした。

お互いの無事を喜び合うカナンとマリア。でも事件は解決どころか混迷の度合いを増しているわけで・・・。前代未聞のテロは最悪の事態こそ免れたものの、アメリカの取った行動は権威を失墜させるには十分なものですし、中国との情勢悪化を招いたことや、戦争という名の火種を巻いてしまった事実には変わりありません。完全にアルファルドの掌で踊らされたという印象ですね。
そしてカナンは共感覚を酷使しすぎたためか、後遺症を残すことに・・・。
共感覚で見ている“色”が見えなくなって、本来の世界の景色が見えているようだから、能力を失くしてしまったという事なのかな? 次回への不穏が漂う終わり方でした。

『私の名もカナンだ。今はその名を捨てたがな』
アルファルドにも“カナン”と呼ばれた時期があったのは前話の回想で明かされていましたが、その名付け親であるシャムをアルファルド自身が手に掛けた理由、カナンとの因縁は未だ不明。カナンとアルファルドの過去を結ぶエピソードは物語の根幹に関わる事なのでしょうね。
目立ってこそいませんが今回大活躍だった夏目も、ただ蛇の反攻勢力に属しているというわけではないようで。実はスパイなのではなんて思ってましたけど、『過去と向き合うために』とセリフを残している所を見ると、サンタナのように“蛇”と何らかの因縁を持っているようにも考えられます。どの人物にも言える事ですが、ほとんどが過去の背景は謎のまま。これから明かされていく事を期待したいです。
次回 CANAAN(カナン) 第8話 『乞』

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“蛇”に巻かれる者たち。

共感覚を駆使して銃弾をかいくぐり、マリアの許へ向かうカナン。カミングズが言う通り、もう“共感覚”の定義では収まりきらない能力と捉えた方が良さそうです。人や感情に色が見えるのは劇中で把握できますが、あとは常人の理解の及ばない超感覚であるとしか・・・今回は特にそう思いました。
予告で危険なフラグが立っていたリャン・チーは暴走一歩手前で引き留まりましたけど、最愛のアルファルドから切り捨てられた事でカナンへの敵意が増すのは明白・・・。逆に病的な愛情に狂ってアルファルドに牙を剥くような想像もできますが、アルファルドが誰かに倒されるイメージが今のところ全く湧きません(^^; いずれにせよ今後の動向が気になるキャラクターですね。それにしてもカミングズが健気で泣けてきます・・・。

ウーア・ウィルスを無力化する抗ウィルス剤を手に入れるため、マリアの父、大沢賢治を呼び寄せるアメリカの対策本部。しかし“蛇”によって仕掛けられた爆弾で車を爆破されて・・・とあんまりあっさり死亡が告知されるものだからビックリ(^^; 原作キャラをこんな簡単に退場させて良いのかと・・・。後半でしっかり生きていた事を知ってホッとしたのは言うまでもありません。
実際には大沢賢治が車に乗った直後の映像と、車を爆破した映像を繋ぎ合せて、あたかも殺されたように見せかけていたのですが、これを行ったのは“蛇”自身かそれに関わる勢力だと考えていいのでしょうね。抗ウィルス剤の希望が断たれたとアメリカ本部が知り、ウーア・ウィルスの感染拡大を防ぐためにステルス爆撃機による攻撃が開始される・・・このテロの目的はアメリカにこの行動を取らせる事にあったように思います。
『中国政府も一枚岩じゃない。上海閥にとっては好機でしょうね』
アメリカによる上海への爆撃は当然国際問題に発展するでしょうし、夏目が言うように中国内部の対立関係を煽った内戦誘導も“蛇”の思惑の内なのでしょう。

大沢賢治と共に抗ウィルス剤が届いた事をアメリカ本部が知るも時すでに遅く、会場への爆撃は開始。
アメリカは上海到着まで大沢賢治の存命すら知らない状態だったから、アメリカが取引を交わしている中国政府とは違う派閥が“蛇”と絡んでいるのかな?さすがに護送してきた連中自身が“蛇”というのは考えにくいですし。大沢賢治を殺害する事も拉致する事もなく小細工を仕掛けたのは、抗ウィルス剤を“蛇”が入手するためだとか想像はできますけど、今のところはっきりしませんね・・・。次回きちんと説明されると良いのですが。
米軍のナブスター衛星群にハッキングをかける夏目にも驚きですが、カナンがPCを扱えた事にも驚き(笑) あまりそういうイメージがなかったので(^^; 例によって共感覚でハッキングデータを絞り込み、爆弾の着弾点をずらすことには成功。しかしこの時点でアルファルドの目的は達せられていたのでした。

お互いの無事を喜び合うカナンとマリア。でも事件は解決どころか混迷の度合いを増しているわけで・・・。前代未聞のテロは最悪の事態こそ免れたものの、アメリカの取った行動は権威を失墜させるには十分なものですし、中国との情勢悪化を招いたことや、戦争という名の火種を巻いてしまった事実には変わりありません。完全にアルファルドの掌で踊らされたという印象ですね。
そしてカナンは共感覚を酷使しすぎたためか、後遺症を残すことに・・・。
共感覚で見ている“色”が見えなくなって、本来の世界の景色が見えているようだから、能力を失くしてしまったという事なのかな? 次回への不穏が漂う終わり方でした。

『私の名もカナンだ。今はその名を捨てたがな』
アルファルドにも“カナン”と呼ばれた時期があったのは前話の回想で明かされていましたが、その名付け親であるシャムをアルファルド自身が手に掛けた理由、カナンとの因縁は未だ不明。カナンとアルファルドの過去を結ぶエピソードは物語の根幹に関わる事なのでしょうね。
目立ってこそいませんが今回大活躍だった夏目も、ただ蛇の反攻勢力に属しているというわけではないようで。実はスパイなのではなんて思ってましたけど、『過去と向き合うために』とセリフを残している所を見ると、サンタナのように“蛇”と何らかの因縁を持っているようにも考えられます。どの人物にも言える事ですが、ほとんどが過去の背景は謎のまま。これから明かされていく事を期待したいです。
次回 CANAAN(カナン) 第8話 『乞』

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この記事へのコメント
>ヴィーさん
思想無きテロリストってイメージが今のアルファルドの全てですが、カナンに何かを求めているような節もありますし、過去の因縁が現在のアルファルドの行動に繋がっているのかもしれませんね。
「ファントム」は組織脱走編まで進みましたか。同一人物とは思えない成長ぶりですよね(笑)アニメでは沢城さんが声優なんですね。原作ゲームのこおろぎさとみさんボイスもハマリ役でしたけど、クールなみゆきちボイスのキャルも良さげですね~(笑)
思想無きテロリストってイメージが今のアルファルドの全てですが、カナンに何かを求めているような節もありますし、過去の因縁が現在のアルファルドの行動に繋がっているのかもしれませんね。
「ファントム」は組織脱走編まで進みましたか。同一人物とは思えない成長ぶりですよね(笑)アニメでは沢城さんが声優なんですね。原作ゲームのこおろぎさとみさんボイスもハマリ役でしたけど、クールなみゆきちボイスのキャルも良さげですね~(笑)
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タイムリミット―
引き続き囚われのマリア。
蹴られても踏まれても泣きません!
爆撃回避。
「判断力に欠けた駒が手元にあると計算が狂う」
って、それなら野放しにしたら尚更メチャクチャにされるのではw
共感覚凄すぎ!!! しかしカナンの様子が・・・・・。 アルファルドもカナン!?
楽園への導き手
URL :
- ヴィー - 2009年08月29日 09:34:17
過去の因縁から何から全てが「愛ゆえに」になりそうな雰囲気ですが、それだけに感情で動かないアルファルドが一番正しく見えてしまいます。
中国はアメリカの爆撃をなじり、アメリカが中国の対処能力の無さをなじったりするんでしょうか。
あんまり公開されてない(特に上面)とはいえ、B-2が変すぎたのには笑いました。
これだったら、かつての上司が「どうやって強度計算の方式を確立させるんだか」と言わないで済むけどステルス性は中途半端にすぎます。
あの丈夫過ぎるタクシーの車体が、次はどんな責め苦に遭うのか(笑)
ところで、カナンの中の人がファントムにキャルで出てますが、「どうしてこうなった…」と言わんばかりのキャルの変貌ぶりに驚いています。
あの体型は2年で何があったのやら。
そのみゆきち、GAやうみものがたり、ディケイド等に出てましたが、今度は宙のまにまににも出てきました。
ホッタラケの島にも出てるし眠る暇あるのかしら?