コードギアス 反逆のルルーシュR2 第20話 TURN 20 『皇帝 失格』 感想
コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 20 『皇帝 失格』の感想です。

以下続きには本編のネタバレを含みますのでご注意下さい。
ちょっと辛口な表現が多いかもしれない今回です・・・^^l
でも、前回に引き続いて納得いかない部分(黒の騎士団のゼロ裏切り云々)はありましたが、今回の展開は以前より面白かったと思います。・・・とっても早いストーリーの展開劇は相変わらずですが^^;
逆に言えば、これだけいろいろと詰め込んで魅せる展開を作るのも『さすが』と言うべきなのかも。
それだけに前話の少し強引なところが・・・残り話数も少ないですですが、キレイに収めて欲しいとは思います。
・フレイヤにより、多くの人命を奪ってしまったスザクの決意と、全てを失くした今だからこそ鈍らない決意を手に入れたルルーシュ。

ルルーシュはここにきてやっと安定したイメージ。ナナリーを失い、黒の騎士団を失って、残すべき目的は皇帝シャルル・ジ・ブリタニアとの決着のみ。
対して、フレイヤによる虐殺を自分の責として認め、引き返せざる道を選ぶスザク。
でも、これって最後まで見ると焦りや暴走なんかが見え隠れして・・・しかも本人はそれに気付いていないというのが質が悪い。

ギルフォードがフレイヤにより行方不明になったことを知るコーネリア。そんなコーネリアに、シュナイゼルがギルフォードの功績を褒め称えようとしたところに、スザクの一言。
『待って下さい。フレイヤ弾頭を撃ったのは自分です』
アレは自分の功績だと主張するスザク。ナイトオブワンになるためなら、形振り構わないという態度。
『これまでの自分は甘かった。結果より手段と言いながら、自分が大事にしていたのは理想や美学だったのではないかと』
フ━━━( ´_ゝ`)━━━ン!!
ロイドが『あっそ』って言うのも分かりますよ・・・今頃何を言っているんですか?そんな遠い日からの決まりごとのようなものを、フレイヤでより多くのものを失って悟ったと?
ユフィを亡くした時に起こした行動とダブって見えてしまうのですが・・・。
皇帝の時はナイトオブラウンズの位を、そしてシュナイゼルからはナイトオブワンの地位を求めるスザク。 足りなかったのかな?自分が求めるものが、足りなかったと思ったのでしょうか?
父親を死なせてブリタニア軍に入ったのも、ナイトオブラウンズの位を求めたことも、更にナイトオブワンの地位を求めることも、全ては同じ“手段”でしかない。
そこに全く異なる理由があったとしても、変わらなければならないという決意があったにしても、彼のとっている行動は結果的に変わってはいない。

『人を殺めるということが自分の業ならば、ジノ、僕はこれを認めよう。必要なものは、結果だ!』
皇帝暗殺を買って出るスザク。・・・言動が過激になって逸っているところは伝わります。
が・・・何度も言うように、彼は変ってはいない。
皇帝を追い詰めたスザクの発言。

『あなたには二つの罪がある。一つは王たる責務を放棄したこと。そしてもう一つはギアスに手を染めたこと』
『ギアスは人の悪なるものを引き出します。そう、全てを知る貴方ならユフィのことだって救えたはず・・・なのに見捨てた』
ユフィを死なせたルルーシュを陥れるために、ギアスを使うシャルルに加担したのはどなた?
ルルーシュではなく、ギアスでもなく、今更皇帝にその憤りをぶつけて、しかもその報酬が自らのナイトオブラウンズ最高位の地位。今回本当に赦せなかったのは自分自身だったはず・・・。
ここで代弁者となったのが現ナイトオブワン、ビスマルク・ヴァルトシュタイン。

『お前のような裏切り続けの男を誰が信じるというのか!』
弱さを捨てたというスザクに対して、
『愚かな!お前の弱さこそが!優しさという強さの裏付けであったものを!・・・そう、規範なき強さなど只の暴力!』
はっきり今回のスザクの暴走を指摘してくれましたね。

人間的にも大きな威厳を見せるナイトオブワン、ビスマルク・・・。
しかし、やはり彼の左目には秘密があるようです・・・。閉じられた目から薄く光る赤い光は・・・?
・黒の騎士団の動き
ゼロの裏切りと同時に、ギアスのことも公表するのかというラクシャータの問いに対するディートハルトの答え。

『私たちがおかしくなったと思われ放逐されるだけです。ありえない。』
うん、前回のギアスバレを容認する態度と同じくらいありえないと思います(笑)
というか、ラクシャータは会談の場にも居なかったのに、ディートハルトや扇の話だけでギアスの事やゼロの裏切りを納得したんでしょうか・・・? む?ん、このあたりはやっぱり引っ掛かるし、引っ張りますね?・・・。
扇が“ゼロ”ではなく、ルルーシュと呼んでいたこと。ディートハルトの『仮面の英雄など所詮は希望。認めるものが居なければ成り立ちません』というセリフ。なおも強調されるゼロ=象徴という等号符。
ルルーシュが剥ぎ取られたゼロの仮面にまとわりつく、もとい、まとわりつかざるを得ない黒の騎士団たち。
もう、ルルーシュはそこにはいないというのに・・・。
既に全てを棄てて歩いているルルーシュと、残された現実の差を感じます・・・。
シュナイゼルによる黒の騎士団とブリタニアとの停戦。CEO、ゼロの死亡の発表。

「ギアスによる卑劣な力で皆を騙していたゼロが悪いんだ。」
もうギアスを信じる云々は別として、彼らがギアスに拘る理由は別にないのでは?
井上さんはブラックリベリオンでゼロが勝手な行動に出た末の、指揮系統の乱れによる混乱で亡くなったことには同意できますが・・・。
扇の場合はヴィレッタが操られて利用された部分が一番大きいかと。
杉山、南は裏切りという言葉に同調して、過去のメンバーが死亡したことを全部ゼロの責任と取っているような気がしますし・・・。ブラックリベリオンの時も扇を使い捨てにしようとしたことは知っていたはず。 それでもついてきて、カレンを助ける行動をゼロがとった時は同調して、ちょっと勝手なところは自分たちも同じなのでは・・・?と考えてしまいます。

玉城は・・・別にいいや(ぉぃw ゼロが好きだったから裏切られてショックだったんですね!わかります!(爆)

あ・・・最後に忘れていたディーさんがぼこぼこにされていたのって結局はヴィレッタの件で・・・?
ちょっとこの辺り見逃していたのかよくわからなかったのですが・・・。
今更ゼロの事をどうこう言われたからって扇が暴力に訴えるとは思えませんし・・・。
・マリアンヌとアーニャの接点。

アーニャの突然の異変。やっぱりアーニャの意識にはマリアンヌが存在していました。

意外とフランクで若々しいのは意外でしたw お淑やかなイメージより、活発な女性というイメージの方がピッタリかも^^
『Cの世界』からC.C.を引っ張り出して、昔馴染みの友人のように語らうアーニャとC.C.。そしてマリアンヌがC.C.に聞いたこと・・・。
『貴方が今でも私たちの味方なのか知りたくって』
この私たちというのはシャルルとマリアンヌ自身のことでしょうか。
だとすると、ブリタニア皇帝、シャルルのしようとしている“世界の破壊と創造”、ラグナレクとやらには、マリアンヌも協力しているということになりますが・・・。
更に、『C.C.が自分のコードを自分で封印したのはなぜか』と言及するマリアンヌ。あの時は皇帝に“コード”を奪われてはいなかったのですね。
奪われないために、コードを封印し、記憶を失ったと・・・。マリアンヌが『確かめたい』理由、シャルルにコードを譲らなかった訳・・・。やはり皇帝側の人間、ということでしょうか。
C.C.はコードを渡さなかった理由を、自分でもよくわからないなんて言ってますが、ルルーシュに引き留められたせいです(´∀`*)
途中で願いが変わるなんてよくあること・・・。死ぬよりもっと選びたい未来があった、そういうことでしょう。
記憶が戻ったのは・・・なんというか、ちょっともったいない?気もしますが^^;

おかえりなさい♪ C.C.・・・。

それにしても、マリアンヌ。ナイトオブワンのビスマルクを躱した機転といい、“閃光のマリアンヌ”の異名をとったのは伊達じゃないですね^^

最後に言った、『ねぇどうしよう?助けるべきかな、彼を』・・・
さりげなくC.C.の顔を窺いながら言ったこのセリフ、やっぱりルルーシュのことを指している?でも自分の息子を彼と呼ぶのは・・・Cの世界でもやたら若作り(笑)してましたし、死亡当時のマリアンヌとは少し違うのかもしれません。
・ブリタニアの動き。シュナイゼルのクーデター勃発。
コーネリアからヴィレッタに言葉があったのは意外でした。

『私が言うのも何だが、世の中は爵位だけではないぞ』って・・・扇との仲を察したことだと思いますが、あのコーネリア様からそんな言葉が出るとは!
一期を通して見ると考えられません^^; コーネリア自身、ブリタニアを離れて見るものがあったのでしょうか。
しかし結局はシュナイゼルの側についてしまいましたね。コーネリア・・・。
ルルーシュと合流するような展開もあるかとは思ったのですが。
帰投後、ロイドらにランスロット・アルビオンを要求するスザク。

大人なロイドやセシルさんには彼の暴走的な行動などお見通しだったようで・・・。
セシルさんの引きつった笑顔がちょっと怖かったです^^;
ランスロット・アルビオンってランスロット本体の改修型ではなく、新規に設計されていた機体だったんですね。柩木スザク専用に開発したナイトメアとのことですが・・・。紅蓮聖天八極式なみに強力な機体だと思われます。

そして遂に発生したシュナイゼルによるクーデター。成るべくしてなったという感じですね。
『偽りの劇場を演じられますか、父上!』という発言からこうなる展開は予想していましたが・・・。
戦争を、政治をゲームとして扱い、俗事のこととして見向く気配もない皇帝についにシュナイゼルが決断を・・・。
ここでちょっと、ゼロに対して扇が言った『人間は駒じゃない』という発言が思い出されました。
ブリタニア皇帝は、信心を求める民のために権威を演じなければならない。
シャルル皇帝はそれを放棄して自分勝手な行動をとっている・・・。

ならば、その権威を演じられるのかと聞いたジノに、シュナイゼルは『それが求められているなら、多分』と曖昧な返事を返しました。
彼が言う、権威のもう一つの意味とは・・・ここがシュナイゼルの次回の行動に関わってくると思うのですが、ちょっと私でははっきりした答えに辿り着けないんですよね・・・。
戦争に関することならば、先のフレイヤ弾頭発射のように非情な決断をもって手段を取らなければならない事は、シュナイゼルならやってのけることだと思いますし・・・。
ちょっと調べてみました。権威とは・・・
1.他を支配し服従させる力。
2.ある方面でぬきんでてすぐれていると一般に認められていること。また、そのような人。
先に答えた権威のひとつが後者なら、シュナイゼルが言ったもう一つの権威とは“他を屈伏させる力”のことでしょうか?つまりは戦争の最終決着、黒の騎士団との戦争を継続させることに繋がる・・・?
・・・何か違う気がする・・・。シュナイゼル兄さんの思惑も最初から皇位略奪かと思っていたら、実はそうでもなかったようですし・・・(´ε`;)ウーン…

『我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア・・・。マリアンヌ皇妃が長子にして帝国により棄てられし皇子・・・!』

『止められるものなら止めてみよ!我が絶望に敵う者がいるのなら』
そして最後に現れたルルーシュとシャルルの再びの直接対決。
神根島の遺跡の出口を封じ、自らとともにシャルルを封じこめるルルーシュ。

『貴様が作ったこのシステムは、今貴様自身を閉じ込め、魂の牢獄となった!さあ・・・俺とともに、永遠の懺悔に苦しむがいい!』
今話で印象的だったのは、スザクの行動の暴走、そして、皇帝⇔ルルーシュの対比・・・この20話で関わる大きな部分。
ただルルーシュは、ゲーム・・・戦争に勝とうと必死に足掻いていたことに対して、皇帝はその“ゲーム”すら意に介してもいませんでしたが。
それどころかシュナイゼルが行動を起こすだろうと予期していたようですしね。
目的があっちこっちにいくルルーシュより、世界の創造と破壊なんていう大事を一番に決めているシャルルの方がよっぽど堂々としてますね・・・。『来るなら来てみるがいい』という感じで。
しかしそのルルーシュも全部を棄てて最後の目的である皇帝を倒すことに一心したわけですが。
迷いのない主人公の方がかっこいいものですね。やっぱり・・・。
・その他いろいろ・・・

リヴァル地味に毎回出番ありますね^^; でも学園はホントにギリッギリで助かったのね・・・。
どんどんリヴァルが遠いところへ追いやられていく・・・(;´Д`) ちょっと悲しいです;;

神楽耶はほんとに健気ですね・・・。ルルーシュのために涙を流した彼女に、ちょっとは報いるべきですよ・・・。神楽耶なら何があってもルルーシュを受け止められるのでは?

涙を見せても気丈に振る舞うゼロの婚約者。
コードギアスのヒロインって何でこうも報われないんでしょう・・・。
ジノは見かけと違って根底が優等生だとはっきり感じました。私の中でかなり好感度高いです・・・(´∀`*) シュナイゼルのクーデターに加担するか、否か・・・これからの彼の身の振り方次第で、また印象が変わるかもしれませんが・・・。
そして、アーニャ。マリアンヌとの関連性が分かったとはいえ、その生い立ちは謎のまま。
マリアンヌがこのまま出張ってしまったらアーニャ自身の出番が無くなっちゃうじゃないですか!( ゚д゚)ハッ! そーれはイクナイ。早々に復帰することを望みます!
次回 コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN21 ラグナレク の 接続

シャルルと正面から立ち向かうルルーシュ。
皇帝が真に望む“ラグナレクの接続”。そしてコードギアスの謎。
次回は更にその秘密に切り込んでいくようです。

Lasciate ogne speranza, voi ch’intrate’
“汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ”・・・ダンテの叙事詩、『神曲』地獄篇の、“地獄の門”に記された碑銘からの一節。
これからのルルーシュの道行きを表しているのでしょうか。

今週のまた見てギアス。ここで選出されたキャラクターは次回で活躍するか死亡の憂き目に遭う人たちばかりという法則が・・・

モニカさんは死なないですよね?そうだといってぇ?・゚・(つД`)・゚・
<関連サイト>
コードギアス 反逆のルルーシュR2 公式サイト


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以下続きには本編のネタバレを含みますのでご注意下さい。
ちょっと辛口な表現が多いかもしれない今回です・・・^^l
でも、前回に引き続いて納得いかない部分(黒の騎士団のゼロ裏切り云々)はありましたが、今回の展開は以前より面白かったと思います。・・・とっても早いストーリーの展開劇は相変わらずですが^^;
逆に言えば、これだけいろいろと詰め込んで魅せる展開を作るのも『さすが』と言うべきなのかも。
それだけに前話の少し強引なところが・・・残り話数も少ないですですが、キレイに収めて欲しいとは思います。
・フレイヤにより、多くの人命を奪ってしまったスザクの決意と、全てを失くした今だからこそ鈍らない決意を手に入れたルルーシュ。

ルルーシュはここにきてやっと安定したイメージ。ナナリーを失い、黒の騎士団を失って、残すべき目的は皇帝シャルル・ジ・ブリタニアとの決着のみ。
対して、フレイヤによる虐殺を自分の責として認め、引き返せざる道を選ぶスザク。
でも、これって最後まで見ると焦りや暴走なんかが見え隠れして・・・しかも本人はそれに気付いていないというのが質が悪い。

ギルフォードがフレイヤにより行方不明になったことを知るコーネリア。そんなコーネリアに、シュナイゼルがギルフォードの功績を褒め称えようとしたところに、スザクの一言。
『待って下さい。フレイヤ弾頭を撃ったのは自分です』
アレは自分の功績だと主張するスザク。ナイトオブワンになるためなら、形振り構わないという態度。
『これまでの自分は甘かった。結果より手段と言いながら、自分が大事にしていたのは理想や美学だったのではないかと』
フ━━━( ´_ゝ`)━━━ン!!
ロイドが『あっそ』って言うのも分かりますよ・・・今頃何を言っているんですか?そんな遠い日からの決まりごとのようなものを、フレイヤでより多くのものを失って悟ったと?
ユフィを亡くした時に起こした行動とダブって見えてしまうのですが・・・。
皇帝の時はナイトオブラウンズの位を、そしてシュナイゼルからはナイトオブワンの地位を求めるスザク。 足りなかったのかな?自分が求めるものが、足りなかったと思ったのでしょうか?
父親を死なせてブリタニア軍に入ったのも、ナイトオブラウンズの位を求めたことも、更にナイトオブワンの地位を求めることも、全ては同じ“手段”でしかない。
そこに全く異なる理由があったとしても、変わらなければならないという決意があったにしても、彼のとっている行動は結果的に変わってはいない。

『人を殺めるということが自分の業ならば、ジノ、僕はこれを認めよう。必要なものは、結果だ!』
皇帝暗殺を買って出るスザク。・・・言動が過激になって逸っているところは伝わります。
が・・・何度も言うように、彼は変ってはいない。
皇帝を追い詰めたスザクの発言。

『あなたには二つの罪がある。一つは王たる責務を放棄したこと。そしてもう一つはギアスに手を染めたこと』
『ギアスは人の悪なるものを引き出します。そう、全てを知る貴方ならユフィのことだって救えたはず・・・なのに見捨てた』
ユフィを死なせたルルーシュを陥れるために、ギアスを使うシャルルに加担したのはどなた?
ルルーシュではなく、ギアスでもなく、今更皇帝にその憤りをぶつけて、しかもその報酬が自らのナイトオブラウンズ最高位の地位。今回本当に赦せなかったのは自分自身だったはず・・・。
ここで代弁者となったのが現ナイトオブワン、ビスマルク・ヴァルトシュタイン。

『お前のような裏切り続けの男を誰が信じるというのか!』
弱さを捨てたというスザクに対して、
『愚かな!お前の弱さこそが!優しさという強さの裏付けであったものを!・・・そう、規範なき強さなど只の暴力!』
はっきり今回のスザクの暴走を指摘してくれましたね。

人間的にも大きな威厳を見せるナイトオブワン、ビスマルク・・・。
しかし、やはり彼の左目には秘密があるようです・・・。閉じられた目から薄く光る赤い光は・・・?
・黒の騎士団の動き
ゼロの裏切りと同時に、ギアスのことも公表するのかというラクシャータの問いに対するディートハルトの答え。

『私たちがおかしくなったと思われ放逐されるだけです。ありえない。』
うん、前回のギアスバレを容認する態度と同じくらいありえないと思います(笑)
というか、ラクシャータは会談の場にも居なかったのに、ディートハルトや扇の話だけでギアスの事やゼロの裏切りを納得したんでしょうか・・・? む?ん、このあたりはやっぱり引っ掛かるし、引っ張りますね?・・・。
扇が“ゼロ”ではなく、ルルーシュと呼んでいたこと。ディートハルトの『仮面の英雄など所詮は希望。認めるものが居なければ成り立ちません』というセリフ。なおも強調されるゼロ=象徴という等号符。
ルルーシュが剥ぎ取られたゼロの仮面にまとわりつく、もとい、まとわりつかざるを得ない黒の騎士団たち。
もう、ルルーシュはそこにはいないというのに・・・。
既に全てを棄てて歩いているルルーシュと、残された現実の差を感じます・・・。
シュナイゼルによる黒の騎士団とブリタニアとの停戦。CEO、ゼロの死亡の発表。

「ギアスによる卑劣な力で皆を騙していたゼロが悪いんだ。」
もうギアスを信じる云々は別として、彼らがギアスに拘る理由は別にないのでは?
井上さんはブラックリベリオンでゼロが勝手な行動に出た末の、指揮系統の乱れによる混乱で亡くなったことには同意できますが・・・。
扇の場合はヴィレッタが操られて利用された部分が一番大きいかと。
杉山、南は裏切りという言葉に同調して、過去のメンバーが死亡したことを全部ゼロの責任と取っているような気がしますし・・・。ブラックリベリオンの時も扇を使い捨てにしようとしたことは知っていたはず。 それでもついてきて、カレンを助ける行動をゼロがとった時は同調して、ちょっと勝手なところは自分たちも同じなのでは・・・?と考えてしまいます。

玉城は・・・別にいいや(ぉぃw ゼロが好きだったから裏切られてショックだったんですね!わかります!(爆)

あ・・・最後に忘れていたディーさんがぼこぼこにされていたのって結局はヴィレッタの件で・・・?
ちょっとこの辺り見逃していたのかよくわからなかったのですが・・・。
今更ゼロの事をどうこう言われたからって扇が暴力に訴えるとは思えませんし・・・。
・マリアンヌとアーニャの接点。

アーニャの突然の異変。やっぱりアーニャの意識にはマリアンヌが存在していました。

意外とフランクで若々しいのは意外でしたw お淑やかなイメージより、活発な女性というイメージの方がピッタリかも^^
『Cの世界』からC.C.を引っ張り出して、昔馴染みの友人のように語らうアーニャとC.C.。そしてマリアンヌがC.C.に聞いたこと・・・。
『貴方が今でも私たちの味方なのか知りたくって』
この私たちというのはシャルルとマリアンヌ自身のことでしょうか。
だとすると、ブリタニア皇帝、シャルルのしようとしている“世界の破壊と創造”、ラグナレクとやらには、マリアンヌも協力しているということになりますが・・・。
更に、『C.C.が自分のコードを自分で封印したのはなぜか』と言及するマリアンヌ。あの時は皇帝に“コード”を奪われてはいなかったのですね。
奪われないために、コードを封印し、記憶を失ったと・・・。マリアンヌが『確かめたい』理由、シャルルにコードを譲らなかった訳・・・。やはり皇帝側の人間、ということでしょうか。
C.C.はコードを渡さなかった理由を、自分でもよくわからないなんて言ってますが、ルルーシュに引き留められたせいです(´∀`*)
途中で願いが変わるなんてよくあること・・・。死ぬよりもっと選びたい未来があった、そういうことでしょう。
記憶が戻ったのは・・・なんというか、ちょっともったいない?気もしますが^^;

おかえりなさい♪ C.C.・・・。

それにしても、マリアンヌ。ナイトオブワンのビスマルクを躱した機転といい、“閃光のマリアンヌ”の異名をとったのは伊達じゃないですね^^

最後に言った、『ねぇどうしよう?助けるべきかな、彼を』・・・
さりげなくC.C.の顔を窺いながら言ったこのセリフ、やっぱりルルーシュのことを指している?でも自分の息子を彼と呼ぶのは・・・Cの世界でもやたら若作り(笑)してましたし、死亡当時のマリアンヌとは少し違うのかもしれません。
・ブリタニアの動き。シュナイゼルのクーデター勃発。
コーネリアからヴィレッタに言葉があったのは意外でした。

『私が言うのも何だが、世の中は爵位だけではないぞ』って・・・扇との仲を察したことだと思いますが、あのコーネリア様からそんな言葉が出るとは!
一期を通して見ると考えられません^^; コーネリア自身、ブリタニアを離れて見るものがあったのでしょうか。
しかし結局はシュナイゼルの側についてしまいましたね。コーネリア・・・。
ルルーシュと合流するような展開もあるかとは思ったのですが。
帰投後、ロイドらにランスロット・アルビオンを要求するスザク。

大人なロイドやセシルさんには彼の暴走的な行動などお見通しだったようで・・・。
セシルさんの引きつった笑顔がちょっと怖かったです^^;
ランスロット・アルビオンってランスロット本体の改修型ではなく、新規に設計されていた機体だったんですね。柩木スザク専用に開発したナイトメアとのことですが・・・。紅蓮聖天八極式なみに強力な機体だと思われます。

そして遂に発生したシュナイゼルによるクーデター。成るべくしてなったという感じですね。
『偽りの劇場を演じられますか、父上!』という発言からこうなる展開は予想していましたが・・・。
戦争を、政治をゲームとして扱い、俗事のこととして見向く気配もない皇帝についにシュナイゼルが決断を・・・。
ここでちょっと、ゼロに対して扇が言った『人間は駒じゃない』という発言が思い出されました。
ブリタニア皇帝は、信心を求める民のために権威を演じなければならない。
シャルル皇帝はそれを放棄して自分勝手な行動をとっている・・・。

ならば、その権威を演じられるのかと聞いたジノに、シュナイゼルは『それが求められているなら、多分』と曖昧な返事を返しました。
彼が言う、権威のもう一つの意味とは・・・ここがシュナイゼルの次回の行動に関わってくると思うのですが、ちょっと私でははっきりした答えに辿り着けないんですよね・・・。
戦争に関することならば、先のフレイヤ弾頭発射のように非情な決断をもって手段を取らなければならない事は、シュナイゼルならやってのけることだと思いますし・・・。
ちょっと調べてみました。権威とは・・・
1.他を支配し服従させる力。
2.ある方面でぬきんでてすぐれていると一般に認められていること。また、そのような人。
先に答えた権威のひとつが後者なら、シュナイゼルが言ったもう一つの権威とは“他を屈伏させる力”のことでしょうか?つまりは戦争の最終決着、黒の騎士団との戦争を継続させることに繋がる・・・?
・・・何か違う気がする・・・。シュナイゼル兄さんの思惑も最初から皇位略奪かと思っていたら、実はそうでもなかったようですし・・・(´ε`;)ウーン…

『我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア・・・。マリアンヌ皇妃が長子にして帝国により棄てられし皇子・・・!』

『止められるものなら止めてみよ!我が絶望に敵う者がいるのなら』
そして最後に現れたルルーシュとシャルルの再びの直接対決。
神根島の遺跡の出口を封じ、自らとともにシャルルを封じこめるルルーシュ。

『貴様が作ったこのシステムは、今貴様自身を閉じ込め、魂の牢獄となった!さあ・・・俺とともに、永遠の懺悔に苦しむがいい!』
今話で印象的だったのは、スザクの行動の暴走、そして、皇帝⇔ルルーシュの対比・・・この20話で関わる大きな部分。
ただルルーシュは、ゲーム・・・戦争に勝とうと必死に足掻いていたことに対して、皇帝はその“ゲーム”すら意に介してもいませんでしたが。
それどころかシュナイゼルが行動を起こすだろうと予期していたようですしね。
目的があっちこっちにいくルルーシュより、世界の創造と破壊なんていう大事を一番に決めているシャルルの方がよっぽど堂々としてますね・・・。『来るなら来てみるがいい』という感じで。
しかしそのルルーシュも全部を棄てて最後の目的である皇帝を倒すことに一心したわけですが。
迷いのない主人公の方がかっこいいものですね。やっぱり・・・。
・その他いろいろ・・・

リヴァル地味に毎回出番ありますね^^; でも学園はホントにギリッギリで助かったのね・・・。
どんどんリヴァルが遠いところへ追いやられていく・・・(;´Д`) ちょっと悲しいです;;

神楽耶はほんとに健気ですね・・・。ルルーシュのために涙を流した彼女に、ちょっとは報いるべきですよ・・・。神楽耶なら何があってもルルーシュを受け止められるのでは?

涙を見せても気丈に振る舞うゼロの婚約者。
コードギアスのヒロインって何でこうも報われないんでしょう・・・。
ジノは見かけと違って根底が優等生だとはっきり感じました。私の中でかなり好感度高いです・・・(´∀`*) シュナイゼルのクーデターに加担するか、否か・・・これからの彼の身の振り方次第で、また印象が変わるかもしれませんが・・・。
そして、アーニャ。マリアンヌとの関連性が分かったとはいえ、その生い立ちは謎のまま。
マリアンヌがこのまま出張ってしまったらアーニャ自身の出番が無くなっちゃうじゃないですか!( ゚д゚)ハッ! そーれはイクナイ。早々に復帰することを望みます!
次回 コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN21 ラグナレク の 接続

シャルルと正面から立ち向かうルルーシュ。
皇帝が真に望む“ラグナレクの接続”。そしてコードギアスの謎。
次回は更にその秘密に切り込んでいくようです。

Lasciate ogne speranza, voi ch’intrate’
“汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ”・・・ダンテの叙事詩、『神曲』地獄篇の、“地獄の門”に記された碑銘からの一節。
これからのルルーシュの道行きを表しているのでしょうか。

今週のまた見てギアス。ここで選出されたキャラクターは次回で活躍するか死亡の憂き目に遭う人たちばかりという法則が・・・

モニカさんは死なないですよね?そうだといってぇ?・゚・(つД`)・゚・
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この記事へのコメント
>samadaさん
モニカさんのパイスーはいつ見られるの?ねぇ、いつ見られるの?って心の中で叫びまくりです\(^o^)/
アーニャといいモニカさんといい、けしからんデザインのパイロットスーツに物言いたい!
よくやってくれた・・・(;´Д`)
・・・声はとりあえず突っ込まないでおきます私の中でw
次回活躍もしないで消えちゃったらホント泣きますよ・・・・゚・(つД`)・゚・ ノネットネーサンくるまで耐えてくれる!モニカさんならきっと・・・!
モニカさんのパイスーはいつ見られるの?ねぇ、いつ見られるの?って心の中で叫びまくりです\(^o^)/
アーニャといいモニカさんといい、けしからんデザインのパイロットスーツに物言いたい!
よくやってくれた・・・(;´Д`)
・・・声はとりあえず突っ込まないでおきます私の中でw
次回活躍もしないで消えちゃったらホント泣きますよ・・・・゚・(つД`)・゚・ ノネットネーサンくるまで耐えてくれる!モニカさんならきっと・・・!
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スザク、皇帝を暗殺しようとするって話でした。
一気にお話進んだような気が。コードギアス 反逆のルルーシュR2 第20話 「皇帝 失格」 感想
TURN 20 『皇帝 失格』 簡易感想です( _ )まずはC.C.おもったより
止められるものなら止めてみよ
我が絶望に敵う者がいるのなら!
TURN20 皇帝失格
なんか、スザクがすっかり開き直っておりますね。ニーナに対しても容赦ないですが、自分ルールの矛盾に気づくの遅すぎだから。君は。
その矛盾はいつか君を殺すよ・・・な第20話「皇帝失格」?
第20話「皇帝 失格」
永遠の懺悔に苦しむがいい
ディートハルトの顔が…!?
皇帝やめますか?
それとも人間やめますか?
ねぇ、どうしよう・・・助けるべきかな?彼を。
マリアンヌ来たー!
そしてC.C.復活ですよー!
今回はファンタジー色が濃くて、ついて行くのに必死(^-^;
アーニャの中にマリアンヌが!!! マリアンヌはC.C.からギアスを与えられていた
ギアスは”人の意思を捻じ曲げる力”
20話「皇帝 失格」
TURN20 「 皇帝 失格 」
リヴァル登場で泣けた
スザク、ルル、シュナイゼル、皇帝、アーニャ、C.C.・・・。それぞれが動き出す。それぞれの信じる道を
コードギアスR2 20話『皇帝失格』
博士「サザンのライヴ始まっちゃったよ!」
助手「コードギアスに関係無い!!」
第20話「皇帝失格」
黒の騎士団裏切り、
ルル、ロロのてにより脱出。
が・・・ロロギアスの使いすぎで心停止(>_
URL :
- samada - 2008年08月26日 20:44:37
もちろん、モニカさんは次回活躍です!
と言いたいところですが、声が・・・
二役という時点で活躍しないという感じありありですorz
では。。。