【小説】読了『BLAZBLUE(ブレイブルー)フェイズ0(ゼロ)』感想。。。
『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT(ブレイブルーコンティニュアムシフト)』のストーリーモードをフルコンプして、何気なく興味を引かれて購入した小説『BLAZBLUE(ブレイブルー)フェイズ0(ゼロ)』。部屋の片隅で積んであったのを思い出してやっと読了致しました。。。(汗) せっかくなので感想など。
※続きからは本冊を読了後の私的な雑感、感想が並べられております。ご注意下さい。
まず最初に、『BLAZBLUE』はアークシステムワークスの対戦格闘ゲームです。アーケードや家庭用ゲーム機でも発売されてますし、このブログをご覧になっている方はわざわざ説明しなくても知ってるよ!という方がほとんどだと思いますが。。。(^^;
格闘ゲームのストーリーなんておざなりで後付け設定ありきのものだろうなんて高を括っていましたけど、家庭版では“2D対戦格闘ゲーム+ヴィジュアルノベル”なんてジャンルが銘打たれているだけあって、設定もストーリーも練り込まれてプレイしていて楽しかったです。ゲームのギャグルートも地味に面白かったし(笑)『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT』をクリア(ストーリーモード)して、物語の続きが気になる・・・ラグナたち登場人物のことをもっと知りたい!と思って購入したのがこの一冊。結局手を出すのに数ヵ月かかってしまいました(汗
小説で綴られるのは、ゲーム本編より以前のお話。世界を脅かす「黒き獣」がまだ存在していて、それをこれからどうにかしなかきゃ!って時代の物語が描かれています。“フェイズ0”っていうとストーリーの発端だとか事件の原因なんかを思い浮かべますけど、この本はラグナ、獣兵衛たちゲームの登場人物や、名前だけ出ていたけれどあまり触れられなかったキャラクターたちを深く掘り下げているのかな?と。
とは言っても、「黒き獣」がどうやって活動停止して、そこにどんな事実が絡んでいたのか、ということは明かされるんですが、『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT』のストーリーをプレイしていればなんとなく予想できた内容だったので・・・(^^; もちろんあの人物がここに関係していたのか!って驚きはあった訳なんですが、それよりも登場するキャラクターの人物像が立っていて、とっても深く感情移入できた点が大きいのかな。レリウスやハザマ辺りの謎はまだ不明のままですし。
特にお気に入りなのはラグナとこの小説のヒロイン“セリカ”の関係。ノエルの存在が霞んでしまうぐらいヒロインしてるやん!(笑)いや、もうこのまま結婚しちゃってもおかしくないよね?っていうぐらいの正ヒロインぶり(;´∀`) この半分でもノエルに分けてあげたいですホント。純真無垢で優しいけど、自分の決めたことは絶対に曲げない頑固な一面もある、姉想いの女の子。そんなセリカに次第に惹かれていっちゃうラグナの気持ちは痛いほどわかる・・・だからこそ別れのシーンや“絶対に添い遂げられない”って運命は切なくて、悲しいのです。。。
終盤、レイチェルの言葉で全てを理解して、セリカに笑いかけながら最後の戦いに挑んでいくラグナの姿とか、思わず涙がこぼれました。ゲーム本編をプレイして、なんとなくそういう展開になるんだろうなぁ・・・って想像していても、いや知っているからこそ「クる」ものがありますね。この小説を読んでラグナがもっと好きになりました。本編で獣兵衛が言っていた“友”が誰を指していて、そこにどんな想いが含まれていたのか、六英雄の“ナイン”や“トリニティ”の人となりも知ることができるのは大きな魅力です。反面、今回は“ハクメン”、そして“ハザマ”の過去なんかにはほとんど触れられていません。そう考えると、六英雄が「黒き獣」を倒すまでの過程を描いた作品が今後出るんじゃないのかな?なんて。。。もう出てたりするんでしょうか?
それと今更ですが、『BLAZBLUE』本編のストーリーを知らないとちょっと着いていけないところは出てくるかも。。。やっぱり専門用語的な単語や設定はありますし、『BLAZBLUE -CALAMITY TRIGGER-』、『BLAZBLUE CONTINUUM SHIFT』の物語を知っていればなお、楽しめる作品だと思います。というか『BLAZBLUE』ファンの方にはぜひ読んでほしいです(笑)
ラグナとセリカの切ない物語、六英雄たちとの一時の邂逅は絶対読んだ後に心に残すものがあるはずです。『BLAZBLUE』プロデューサーのモリトシミチさんが「この作品は完全に“正伝”であり、ブレイブルーの世界の一つで有ることを断言いたします」ってあとがきで語ってるのは伊達じゃありません(笑)
挿し絵のセリカのイラストとかもホントイイです・・・もう完全に惚れてしまいました(´∀`*) ていうか本編に出てこないかなあ・・・無理なんだろうな?(涙
・・・以上、ぐだぐだで雑多ながら『BLAZBLUE(ブレイブルー)フェイズゼロ』感想でした(^^; たまには言葉をくだいてこういうのを書くのもいいですね?(笑)
<関連サイト>
■BLAZBLUE|ブレイブルー オフィシャルサイト


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この記事へのコメント
『BLAZBLUE』でヒロインが機能しはじめたのは、家庭版『CONTINUUM SHIFT』ストーリーモードの終盤だった気がします。。。(汗 その分この小説でセリカがヒロイン映えしていましたね(^^; 本書以外の『BLAZBLUE』小説もぜひ読んでみたいです!
本編開始時にはもうおばあさんですし…(^^;
何か別の形で登場してほしいという気持ちはありますね。
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格ゲーなのにストーリーも魅力です - ダイヤ - 2010年12月06日 17:00:15
ブレイブルーこれからも幾つか小説出してほしいです。