黒執事 第10話 「その執事,氷上」 感想
黒執事 第10話 「その執事,氷上」

とりあえずポーラさんに目が行きます。
冒頭は何やらホラーチックで不気味なシーンから開幕。
前回から引き続きシリアスとかけ離れるのかと思ったらそんな事はなかったようで。“ハウンズワース”の時のようにどっちつかずなシナリオより締める所はしっかりと締めてほしいと期待したいところ。

舞台は凍ったテムズ河の上で行われる『フロスト・フェア』真っ最中のロンドン。
現実の季節とは真逆の展開を見せるお話も新鮮で良いですが、やっぱりシーズンに沿ったシナリオは嬉しいですね。『黒執事』は歴史に忠実に事件やイベントを盛り込む事が多いですが、今回の『フロスト・フェア』も例に漏れず、凍ったテムズの上でのマーケットも実際に開かれていたとか。このままクリスマスの伝統行事まで進みそうな感じ。
リジーの侍女、ポーラさん登場。何だか可愛らしい人ですね^^ 今までにない少女漫画のキャラクターイメージを感じるのですが(´∀`*)

時価2,000ポンドとも言われるブルーダイヤ『ホープのかけら』をはめ込んだ指輪と、それを盗んだ人物を殺害した犯人を追うスコットランドヤードのアバーライン警部補。その捜査に脅迫協力を申し出るシエル。
所在を隠すために切り出された『ホープのかけら』の一つがシエルの指輪の宝石なのかなーと思わせるような描写もあったようですがどうなのかな。

それにしても、劉(ラウ)といい葬儀屋(アンダーテイカー)といい登場頻度が中々落ちないね・・・アンダーテイカーはたまに登場するくらいだと思っていたのですが、特に劉(ラウ)はいつも何しに現れてるんだろう(笑)
アバーライン警部補の意外な笑いの特技(本人は無自覚)でセバスチャンが対抗意識を燃やしたり・・・アンダーテイカー曰くアバーライン警部補は『笑いなら世界を獲れる』そうですが^^; セバスチャンもアバーラインもどんなネタでアンダーテイカーを笑わせたのかちょっと気になるw

氷像の指輪に飾りとして彫刻されてしまった指輪を取り戻すために、彫像コンテストへ参加するシエルとセバスチャン、劉、アバーラインたちスコットランドヤード・・・と『ホープのかけら』を盗んだ窃盗団の一味。
ドルイット子爵がここで顔を出しますか・・・(;´Д`) 保釈金を払って抜け出してきたとかそんな辺りだろうけど、審査員としてわざわざ出さなくても、ねぇ・・・。
『そういえば、君の指輪も綺麗な青い石をつけていたねぇ伯爵?気を付けるといい・・・ダイヤは硬い・・・でも硬いが故に、脆い。君も無理をすると砕けてしまうかもしれないよ』
『それがどうした。この身も、そしてこの指輪も、一度砕け、そして蘇ったものだ。今更砕けることなど恐れはしない』
セバスチャンを筆頭にホント皮肉屋が多い作品ですねぇ^^; イギリスの時代背景から人間自身を皮肉るものまで色々語られますが、ある意味『黒執事』のテーマとも言えるのかも。セバスチャンが人間でない理由もそこにあったりするのかと深読みしてみたり・・・。

アバーラインたちスコットランドヤードはランドル卿の雪像、劉(ラウ)は藍猫(ランマオ)を象った雪像で勝負・・・。ランドル卿の彫刻は言わずもがな、ランマオの彫像はエロすぎるので採点拒否。まぁこの手の分野でセバスチャンに敵うはずはないのですが。
冒頭での話に出ていた『ノアの方舟』の雪像、そこから時間差で屋根が溶けだし姿を表す方舟に乗った動物の演出と、文句のない出来で優勝・・・かと思われた時、流石にマズイと思った爆破窃盗団の妨害が。

氷の上→ダイナマイトなんてもうどうなるか予想がついてしまうものだけど・・・ハッキリいってこのシーンはギャグとしか思えないw

『セバスチャン。お前はノアが傲慢だと言ったが、万人を救える、救いたいと望む方が、より傲慢で愚かだとは思わないか』
『・・・そのようですね』
『だが、たまにはそんなバカも悪くないかもしれないな』
市民を救うために奔走するアバーラインと女王の番犬として社会の裏を裁くシエル。
アバーライン警部補はシエルの活躍を際立たせるための脇役かと思っていたら今回面目躍如の活躍。スコットランドヤードの正義漢としてその個性を見せてくれました。
『ノアの方舟』の話を彫像だけじゃなく、ここまで伏線として持ってくる演出も良かったですし、こういう展開も悪くはないですね。前回よりも格段に面白かったと思います。

以前、シエルの指輪を壊してしまった代わりに、シエルを喜ばそうと彼の誕生日にふさわしいプレゼントを探していたリジー。氷上マーケットで手に入れたシエルとの想い出の玩具が偽物であったことに落胆し、思わずそれを床に叩きつけてしまうけれど、その中にはあの『ホープのかけら』の指輪が・・・。
アバーラインが口を滑らせた“少女誘拐事件”、何やら例の殺人事件の犯人と思われる人物に目をつけられたりと、リジーの身に少し不安を思わせるような展開。
しかも次回はあの“赤いオカマの死神”まで再登場で更に一波乱ありそう・・・。
次回 黒執事 第11話 「その執事,如何様」

<関連サイト>
黒執事 公式サイト


私を登録して頂けますか? by BlogPeople

とりあえずポーラさんに目が行きます。
冒頭は何やらホラーチックで不気味なシーンから開幕。
前回から引き続きシリアスとかけ離れるのかと思ったらそんな事はなかったようで。“ハウンズワース”の時のようにどっちつかずなシナリオより締める所はしっかりと締めてほしいと期待したいところ。

舞台は凍ったテムズ河の上で行われる『フロスト・フェア』真っ最中のロンドン。
現実の季節とは真逆の展開を見せるお話も新鮮で良いですが、やっぱりシーズンに沿ったシナリオは嬉しいですね。『黒執事』は歴史に忠実に事件やイベントを盛り込む事が多いですが、今回の『フロスト・フェア』も例に漏れず、凍ったテムズの上でのマーケットも実際に開かれていたとか。このままクリスマスの伝統行事まで進みそうな感じ。
リジーの侍女、ポーラさん登場。何だか可愛らしい人ですね^^ 今までにない少女漫画のキャラクターイメージを感じるのですが(´∀`*)

時価2,000ポンドとも言われるブルーダイヤ『ホープのかけら』をはめ込んだ指輪と、それを盗んだ人物を殺害した犯人を追うスコットランドヤードのアバーライン警部補。その捜査に
所在を隠すために切り出された『ホープのかけら』の一つがシエルの指輪の宝石なのかなーと思わせるような描写もあったようですがどうなのかな。

それにしても、劉(ラウ)といい葬儀屋(アンダーテイカー)といい登場頻度が中々落ちないね・・・アンダーテイカーはたまに登場するくらいだと思っていたのですが、特に劉(ラウ)はいつも何しに現れてるんだろう(笑)
アバーライン警部補の意外な笑いの特技(本人は無自覚)でセバスチャンが対抗意識を燃やしたり・・・アンダーテイカー曰くアバーライン警部補は『笑いなら世界を獲れる』そうですが^^; セバスチャンもアバーラインもどんなネタでアンダーテイカーを笑わせたのかちょっと気になるw

氷像の指輪に飾りとして彫刻されてしまった指輪を取り戻すために、彫像コンテストへ参加するシエルとセバスチャン、劉、アバーラインたちスコットランドヤード・・・と『ホープのかけら』を盗んだ窃盗団の一味。
ドルイット子爵がここで顔を出しますか・・・(;´Д`) 保釈金を払って抜け出してきたとかそんな辺りだろうけど、審査員としてわざわざ出さなくても、ねぇ・・・。
『そういえば、君の指輪も綺麗な青い石をつけていたねぇ伯爵?気を付けるといい・・・ダイヤは硬い・・・でも硬いが故に、脆い。君も無理をすると砕けてしまうかもしれないよ』
『それがどうした。この身も、そしてこの指輪も、一度砕け、そして蘇ったものだ。今更砕けることなど恐れはしない』
セバスチャンを筆頭にホント皮肉屋が多い作品ですねぇ^^; イギリスの時代背景から人間自身を皮肉るものまで色々語られますが、ある意味『黒執事』のテーマとも言えるのかも。セバスチャンが人間でない理由もそこにあったりするのかと深読みしてみたり・・・。

アバーラインたちスコットランドヤードはランドル卿の雪像、劉(ラウ)は藍猫(ランマオ)を象った雪像で勝負・・・。ランドル卿の彫刻は言わずもがな、ランマオの彫像はエロすぎるので採点拒否。まぁこの手の分野でセバスチャンに敵うはずはないのですが。
冒頭での話に出ていた『ノアの方舟』の雪像、そこから時間差で屋根が溶けだし姿を表す方舟に乗った動物の演出と、文句のない出来で優勝・・・かと思われた時、流石にマズイと思った爆破窃盗団の妨害が。

氷の上→ダイナマイトなんてもうどうなるか予想がついてしまうものだけど・・・ハッキリいってこのシーンはギャグとしか思えないw

『セバスチャン。お前はノアが傲慢だと言ったが、万人を救える、救いたいと望む方が、より傲慢で愚かだとは思わないか』
『・・・そのようですね』
『だが、たまにはそんなバカも悪くないかもしれないな』
市民を救うために奔走するアバーラインと女王の番犬として社会の裏を裁くシエル。
アバーライン警部補はシエルの活躍を際立たせるための脇役かと思っていたら今回面目躍如の活躍。スコットランドヤードの正義漢としてその個性を見せてくれました。
『ノアの方舟』の話を彫像だけじゃなく、ここまで伏線として持ってくる演出も良かったですし、こういう展開も悪くはないですね。前回よりも格段に面白かったと思います。

以前、シエルの指輪を壊してしまった代わりに、シエルを喜ばそうと彼の誕生日にふさわしいプレゼントを探していたリジー。氷上マーケットで手に入れたシエルとの想い出の玩具が偽物であったことに落胆し、思わずそれを床に叩きつけてしまうけれど、その中にはあの『ホープのかけら』の指輪が・・・。
アバーラインが口を滑らせた“少女誘拐事件”、何やら例の殺人事件の犯人と思われる人物に目をつけられたりと、リジーの身に少し不安を思わせるような展開。
しかも次回はあの“赤いオカマの死神”まで再登場で更に一波乱ありそう・・・。
次回 黒執事 第11話 「その執事,如何様」

<関連サイト>
黒執事 公式サイト


私を登録して頂けますか? by BlogPeople
この記事へのコメント
>ヴィーさん
>ポーラは「花とゆめ」より「少女コミック」が似合いそうな気がします。
ですよね!何だかポーラの表情は今までになかったので新鮮でした(´∀`*)
>アバーライン警部補の笑い芸は、あの理想論を疑うことなく真正面から説いたからでは?と思ってます。
確かにそうかもしれませんね^^ 『自分はただ・・・』なんて言っていたし、普段どおりの彼の正義感がアンダーテイカーからすれば面白おかしかったのかもしれません。普通に天然でボケたという線もアリですが(´ー`*)
>ポーラは「花とゆめ」より「少女コミック」が似合いそうな気がします。
ですよね!何だかポーラの表情は今までになかったので新鮮でした(´∀`*)
>アバーライン警部補の笑い芸は、あの理想論を疑うことなく真正面から説いたからでは?と思ってます。
確かにそうかもしれませんね^^ 『自分はただ・・・』なんて言っていたし、普段どおりの彼の正義感がアンダーテイカーからすれば面白おかしかったのかもしれません。普通に天然でボケたという線もアリですが(´ー`*)
トラックバック
セバスチャン、舞う!
黒執事 第10話「その執事、氷上」
ダイヤは硬いけど、削れ易いんですよ?
久々にシエルちゃんご開帳!
黒執事 第10話「その執事、氷上」の感想です。
10話 「その執事 氷上」
鋼線使いで執事と言えば・・・ウォルター!?
URL :
- ヴィー - 2008年12月06日 23:04:59
アバーライン警部補の笑い芸は、あの理想論を疑うことなく真正面から説いたからでは?と思ってます。
そんなものはアンダーテイカーからすればおかしくて仕方なかったのではないかと。
ホープダイヤをカットした時のかけらがいくつかあるって設定なんですかね。
ホープダイヤは現在スミソニアンにありますが、履歴が追いかけにくくなってるので、もとの大きさは今の3倍とも言われてるし。
フィクションの世界のイギリス人が諧謔を好む皮肉屋なのはいつものことで、なにかにつけてシェークスピアを引用しないだけマシです(笑)