黒執事 第11話 「その執事,如何様」 感想
黒執事 第11話 「その執事,如何様」

・・・とてもユニークな組み合わせですね。
前回の『ホープの欠片』を巡る騒動から続いて、ダイヤを送り届けられた少女が失踪する“少女誘拐事件”へと移る流れ。シエルの誕生日を絡めて過去の因縁が見え隠れしたり、リジーが壊してしまった指輪の伏線を上手く使っているのは良いですね。

偶然に手に入れた『ホープの欠片』を、以前壊してしまった指輪のお詫びと誕生日のプレゼントの意味を込めてシエルに贈ろうとするリジー。でも既にシエルの指にはセバスチャンが修復した指輪が収まっていて・・・。
落胆するリジーに聞こえてくる音楽。そのおびき寄せるような旋律に誘われてリジーは路地裏へ。
そして見つけた玩具店の中に居たのは、人形のような動作と独特の口調が印象的なあの人物・・・。

『ここにあるのは、あなたにとってどれでもよいもの。なので、僕は考えます。大切な人への、どれでもよくない大切なプレゼント。それにもっともふさわしいものは・・・
あなた、自身です』
リジー失踪の報と共に、女王から送られてきた“少女誘拐事件”究明の令状。
如何なる事が起こっていても、女王の憂いを晴らすことが最優先事項だとして馬車を走らせるシエル。

しかし口ではそう言いつつも、やっぱりリジーが気になるわけで・・・。
セバスチャンに失踪者の聞き込みと調査を任せ、単身シエルは単身リジーの捜索に乗り出す。
ゴシックホラーを感じされる『黒執事』らしい雰囲気、シエルの使命感とリジーへの心配を思わせる情緒の描写は今回の見どころかな。ここまではシリアスな空気で読ませる展開が良かったのですが・・・。

お伴としてセバスチャンから付けられたプルプル・・・もとい、魔犬のプルートゥ・・・。
呼んでもいないのにどこからともなく現れる変態さんグレル・サトクリフ・・・。
・・・何だか一気に混沌めいた雰囲気が(;´Д`)
『これでも執事DEATH★』
・・・って主が不在の死神で執事も何もないような気もしますが。
セバスチャンを一日好きにして良いという破格の条件の元(笑)、グレルを味方につけ、リジーを追うシエルたち。セバスちゃん獲得に向けて二つ返事のグレルは相変わらずのド変態オカマ具合ですが、まぁどうなるかは想像つきますね( ´ー`)
死亡予定者リストから人形師『ドロセル・カインズ』の名前を読み上げるグレル。今回の事件の犯人と考えてよさそうですが、グレルが現れた本当の理由はコレなのかな。
グレルは今後の登場も考えると今回のように死神としてのお役目として現れそうですが、『マダムレッドの仇』という論点からは当面外れそうですね。マダムレッド自身が殺人という罪を犯していた事もありますが・・・(それでもグレルがマダムに直接手を下した事に変わりないですけど)グレルは『黒執事』内であの変態ポジションを獲得していると思われ^^; あの時ウィルに粛清でもされてればどうにかなったのかも分りませんけど、ね・・・。

乗り込んだドロセルの屋敷には、誘拐された少女たちの人形となって変わり果てた姿が・・・。
グレルは例のチェーンソー型のデスサイズ(死神の鎌)は同じ死神のウィルに取り上げられたとかで、両手にハサミを持って戦闘・・・ウィルのデスサイズも高枝バサミだったし、死神の鎌って基本はハサミなの?
プルートゥはシエルのピンチにもまるでやる気なし、何のために来たんですかこのワンちゃんは・・・。
リジーの身に起こる最悪の事態を頭から振り払い、彼女を救出するため駆けるシエル。
その先には少女誘拐事件の調査をしていたセバスチャンの姿が・・・。

『・・・本当に、貴方の誕生日にはろくな事が起こりませんね。屋敷を失い、ご両親を失い・・・
今度は、レディー・エリザベスを失いますか?』
自身の誕生日に全てを失くしたシエル。以来過去に囚われ、誕生日の祝福を寂寥感で覆い隠すシエルに、セバスチャンは何を訴えかけるのか。そしてリジーの安否は・・・
次回 黒執事 第12話 「その執事,寂寥」

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・・・とてもユニークな組み合わせですね。
前回の『ホープの欠片』を巡る騒動から続いて、ダイヤを送り届けられた少女が失踪する“少女誘拐事件”へと移る流れ。シエルの誕生日を絡めて過去の因縁が見え隠れしたり、リジーが壊してしまった指輪の伏線を上手く使っているのは良いですね。

偶然に手に入れた『ホープの欠片』を、以前壊してしまった指輪のお詫びと誕生日のプレゼントの意味を込めてシエルに贈ろうとするリジー。でも既にシエルの指にはセバスチャンが修復した指輪が収まっていて・・・。
落胆するリジーに聞こえてくる音楽。そのおびき寄せるような旋律に誘われてリジーは路地裏へ。
そして見つけた玩具店の中に居たのは、人形のような動作と独特の口調が印象的なあの人物・・・。

『ここにあるのは、あなたにとってどれでもよいもの。なので、僕は考えます。大切な人への、どれでもよくない大切なプレゼント。それにもっともふさわしいものは・・・
あなた、自身です』
リジー失踪の報と共に、女王から送られてきた“少女誘拐事件”究明の令状。
如何なる事が起こっていても、女王の憂いを晴らすことが最優先事項だとして馬車を走らせるシエル。

しかし口ではそう言いつつも、やっぱりリジーが気になるわけで・・・。
セバスチャンに失踪者の聞き込みと調査を任せ、単身シエルは単身リジーの捜索に乗り出す。
ゴシックホラーを感じされる『黒執事』らしい雰囲気、シエルの使命感とリジーへの心配を思わせる情緒の描写は今回の見どころかな。ここまではシリアスな空気で読ませる展開が良かったのですが・・・。

お伴としてセバスチャンから付けられたプルプル・・・もとい、魔犬のプルートゥ・・・。
呼んでもいないのにどこからともなく現れる
・・・何だか一気に混沌めいた雰囲気が(;´Д`)
『これでも執事DEATH★』
・・・って主が不在の死神で執事も何もないような気もしますが。
セバスチャンを一日好きにして良いという破格の条件の元(笑)、グレルを味方につけ、リジーを追うシエルたち。セバスちゃん獲得に向けて二つ返事のグレルは相変わらずの
死亡予定者リストから人形師『ドロセル・カインズ』の名前を読み上げるグレル。今回の事件の犯人と考えてよさそうですが、グレルが現れた本当の理由はコレなのかな。
グレルは今後の登場も考えると今回のように死神としてのお役目として現れそうですが、『マダムレッドの仇』という論点からは当面外れそうですね。マダムレッド自身が殺人という罪を犯していた事もありますが・・・(それでもグレルがマダムに直接手を下した事に変わりないですけど)グレルは『黒執事』内であの変態ポジションを獲得していると思われ^^; あの時ウィルに粛清でもされてればどうにかなったのかも分りませんけど、ね・・・。

乗り込んだドロセルの屋敷には、誘拐された少女たちの人形となって変わり果てた姿が・・・。
グレルは例のチェーンソー型のデスサイズ(死神の鎌)は同じ死神のウィルに取り上げられたとかで、両手にハサミを持って戦闘・・・ウィルのデスサイズも高枝バサミだったし、死神の鎌って基本はハサミなの?
プルートゥはシエルのピンチにもまるでやる気なし、何のために来たんですかこのワンちゃんは・・・。
リジーの身に起こる最悪の事態を頭から振り払い、彼女を救出するため駆けるシエル。
その先には少女誘拐事件の調査をしていたセバスチャンの姿が・・・。

『・・・本当に、貴方の誕生日にはろくな事が起こりませんね。屋敷を失い、ご両親を失い・・・
今度は、レディー・エリザベスを失いますか?』
自身の誕生日に全てを失くしたシエル。以来過去に囚われ、誕生日の祝福を寂寥感で覆い隠すシエルに、セバスチャンは何を訴えかけるのか。そしてリジーの安否は・・・
次回 黒執事 第12話 「その執事,寂寥」

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この記事へのコメント
>ヴィーさん
大抵シリアスで行ってもどこかしらにコメディが入りますよね^^;
こういうものだと割り切って見るようにしています(笑) 確かにプルプルはちょっと付け足しというか、ホントに必要だったのかよく分かりませんけれど、アンジェラさんのエピソードがまだ残っているし・・・その辺りに期待してみようと思います。
大抵シリアスで行ってもどこかしらにコメディが入りますよね^^;
こういうものだと割り切って見るようにしています(笑) 確かにプルプルはちょっと付け足しというか、ホントに必要だったのかよく分かりませんけれど、アンジェラさんのエピソードがまだ残っているし・・・その辺りに期待してみようと思います。
イギリスといえば変態な職人の魂で有名なところで、昔から「なんでこんなもんを作る?」な兵器を山ほど作ってます。
また、工場ごとにプライド持ってるもんだから、同じ戦闘機なのに違う工場で組み立てた部品だとくっつかないなんてこともあったようです。
まあ、そんな互換性が完璧にできたところなんて米国ぐらいですが。
また、工場ごとにプライド持ってるもんだから、同じ戦闘機なのに違う工場で組み立てた部品だとくっつかないなんてこともあったようです。
まあ、そんな互換性が完璧にできたところなんて米国ぐらいですが。
>ヴィーさん
変態的なまでに・・・それだけこだわりを持った職人さんが多かったということでしょうか^^;
イギリスの職人というとオートクチュールのブランド品なんかを想像してしまいますが、兵器関係でもそのような背景があったのですね。勉強になります。
変態的なまでに・・・それだけこだわりを持った職人さんが多かったということでしょうか^^;
イギリスの職人というとオートクチュールのブランド品なんかを想像してしまいますが、兵器関係でもそのような背景があったのですね。勉強になります。
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黒執事 第11話「その執事、如何様」
敵のときは手強かったのに味方になるとイマイチな事って結構あると思います。
第十一話「その執事、如何様」 シエルの過去が徐々に明らかに…。■エリザベスの落胆
赤いあいつが帰ってきた!
気がつけば3話分も溜まっていたのね~ということで 一気に参ります、黒執事 第9~11話感想です。
アニメ黒執事。「イブ
URL :
- ヴィー - 2008年12月14日 18:07:47
どこまでいってもシリアスにはなりきらないのには慣れました(笑)
まだ半分ぐらいですから、まだまだ遊んでも大丈夫そうですしね。
犬は付け足しにしかみえませんが、それを言えば作品全体が尺合わせの引き延ばしがそれなりにあると思うので、これを作品のテンポとして楽しみたいと思います。