とある魔術の禁書目録 第11話 『妹達(シスターズ)』 感想
とある魔術の禁書目録<インデックス>
とある魔術の禁書目録 第11話 『妹達(シスターズ)』より感想です。
“実験”という名の一方的な虐殺劇・・・
学園都市最強の『レベル5』、一方通行(アクセラレータ)の狩りを思わせる御坂妹への襲撃。
運動量・熱量・電気量といったあらゆるベクトル(向き)を操作することによって、銃弾や電撃などの攻撃を無効化する一方通行(アクセラレータ)。御坂妹は簡単に追い詰められてしまう。
“力”を持っているがゆえの高慢な気質とか、傷口から血液の流れを触ってベクトルをいじって逆流させるとか・・・。とにかく外道っぷりが目立つ一方通行。この表情とか明らかに楽しんでるし・・・。
本屋で買い物をしていた当麻が異変に気付き、辿りついた時には惨劇の後・・・。
しかし警察を呼んで御坂妹の死体現場に同行するも、そこにあったはずの遺体は消えていて。
代わりに現れたのは、袋を担いだ御坂妹の姿。
『悪い・・・今の今まで、お前が死んじまったんじゃないかと思ってたんだ。良かった・・・何ともないみたいだし』
『御坂はきちんと死亡しましたよ?と、御坂は報告します』
そして御坂妹の口から発せられる“実験”という言葉と、続々と集まる御坂妹と性質を全く同じくする大量の『妹達(シスターズ)』。彼女たちの正体は学園都市内で5人しかいない『レベル5』の超能力者の一人、御坂美琴の体細胞クローンであるという事が明らかに。
・・・もうこれまでの『魔術』などのオカルト路線を吹き飛ばす勢いでクローン化された超能力人間の量産とか、SF方面に入っていってます。
前回の御坂妹に対する美琴の様子と機械による政策を嫌う旨のセリフはこの事実に関することと見れば納得。ともかく“実験”の内容がどうであれ、自分のクローンが次々に作りだされて殺されてる?っていう状況、美琴本人にしてみればとんでもなく残酷な事実ですね・・・。
ちょっと気になったのは、当麻が接していた御坂妹は“シリアルナンバー10032”・・・ということらしいですが、これは抱えている袋に入った死体の事を言っているのか、遺体を抱える自分自身の事を指しているのか・・・。
『あなたが接してきたのはこの御坂です』がどっちを言っているのか分かりずらい。
黒猫と当麻と一緒に居た時の御坂妹が10032号なら、アクセラレータに襲われたのは彼女であることに違いはないだろうけど、
『他の御坂は10032の記憶を共有しているにすぎません』って現在進行形で言われるとこっちの生きて喋っている方が今までの御坂妹なのかなーとも希望的観測が湧いてくるわけで・・・。
脳波を使って全員が同じ記憶を共有しているなら、全を個として見て今までの御坂妹と変わりないって風にも見れるけど、やっぱりそんな考え方はしたくないですね。
自分たちの一人が死んでるのに事件性は無いって言い切るのは妹達自身、自分たちが実験材料と割り切っているからか。倫理感なんか欠片もない“実験”であることには違いない。
あとこの学園都市ってちゃんと警察はいるみたいですが、自治の方とかは大丈夫なのかと自然に不安になりますね^^; 美琴やアクセラレータみたいな超能力者は普通に歩き回ってるし、それ以外にも攻撃性のある能力を持ってる人間なんかは沢山いるだろうし。
美琴は現に当麻に対しては容赦なく電撃浴びせたりしてるし・・・(本人は当麻以外には手を出さないとは思いますが)。それだけ『レベル5』なんて人達は特別視されてるのか、それとも学園都市内では暴動が起きないよう何らかの抑止力が働いてるのか・・・。それがあるからこそ無法地帯にならないんでしょうけれど。
久々登場の小萌先生。何か心が洗われるね!(*´∀`*)
姫神の学園都市であった怖い話のくだりは原作のとおりですか。それにしても小萌先生の部屋、インデックスの暴走の件以来酷い有様・・・。
インデックスと姫神さんも今回の事件では蚊帳の外。超能力サイドでは出番なさそうだし。
小萌先生がビールを呑む様子は知らない人が見たらかなり違法な匂いがぷんぷんするのですがこれ如何に。タバコを吸ってるところなんて見たらなおさらヤバイ(;´Д`)
『妹達(シスターズ)』や実験の事を聞いて黙ってられる上条さんのはずもなく。
美琴の住む女子寮に単身突入。でもやっぱり躊躇はしますわね。
美琴の不在を確認して去ろうする当麻を引きとめるルームメイトの白井黒子。
本来毛嫌いしているはずの当麻を部屋に呼びこんだのは、美琴の支えとなっている当麻の人となりを確かめたかったからみたいですが、それにしても無防備だなぁ・・・。女子寮に男子を呼び込むだけでも十分まずいとは思いますが^^; まぁ自衛に関してはジャッジメントで辣腕を振るってる実力者だけに心得てるだろうし、その辺りは心配ないとして、やっぱり「興味ない」の意味合いの方が強いように思えます(笑)
美琴のベッドで勝手にくつろいだりね・・・。後輩のくせに同居してるのは前任の同居人に“合法的に”出て行ってもらったからだとかで、性格的にはちょっと・・・というかかなり黒いところを感じるような(;´Д`)
寮監の巡回から逃れるために、ベッドの下で発見したクマのぬいぐるみ。そのファスナーから見つけたのは『量産異能者(レディオノイズ)「妹達(シスターズ)」の運用における「一方通行(アクセラレータ)」の絶対能力(レベル6)への進化法』と題されたレポート。やはり美琴はこの実験のことを知っていた。
その内容は特定の戦場を用意し、シナリオどおりに実戦を重ねることで、一方通行(アクセラレータ)の能力の成長をさせ『絶対能力者(レベル6)』としての覚醒を促すというものだった・・・。
その計画と実験の詳細を知った当麻は美琴を探すため街へと向かう。
風もないのに回ってる風力発電のプロペラ
↓
風力発電はプロペラを回すことで電気を発生させる=逆に言えば電気を浴びせればプロペラは回る
↓
結論:常に電磁波を発してる美琴は回っているプロペラを追っていけば出会えるはず!
と持ち前の頭の回転の良さで美琴を捜し出す方法を考えつく上条さん。いろいろ突っ込み所はありますが^^;
妹達の存在と実験の間で苦悩する美琴の居場所を突き止め、迫りくる一方通行に当麻はどう立ち向かうのか。次回 とある魔術の禁書目録 第12話 『絶対能力(レベル6)』に続きます。
<関連サイト>
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とある魔術の禁書目録 第11話 『妹達(シスターズ)』より感想です。
“実験”という名の一方的な虐殺劇・・・
学園都市最強の『レベル5』、一方通行(アクセラレータ)の狩りを思わせる御坂妹への襲撃。
運動量・熱量・電気量といったあらゆるベクトル(向き)を操作することによって、銃弾や電撃などの攻撃を無効化する一方通行(アクセラレータ)。御坂妹は簡単に追い詰められてしまう。
“力”を持っているがゆえの高慢な気質とか、傷口から血液の流れを触ってベクトルをいじって逆流させるとか・・・。とにかく外道っぷりが目立つ一方通行。この表情とか明らかに楽しんでるし・・・。
本屋で買い物をしていた当麻が異変に気付き、辿りついた時には惨劇の後・・・。
しかし警察を呼んで御坂妹の死体現場に同行するも、そこにあったはずの遺体は消えていて。
代わりに現れたのは、袋を担いだ御坂妹の姿。
『悪い・・・今の今まで、お前が死んじまったんじゃないかと思ってたんだ。良かった・・・何ともないみたいだし』
『御坂はきちんと死亡しましたよ?と、御坂は報告します』
そして御坂妹の口から発せられる“実験”という言葉と、続々と集まる御坂妹と性質を全く同じくする大量の『妹達(シスターズ)』。彼女たちの正体は学園都市内で5人しかいない『レベル5』の超能力者の一人、御坂美琴の体細胞クローンであるという事が明らかに。
・・・もうこれまでの『魔術』などのオカルト路線を吹き飛ばす勢いでクローン化された超能力人間の量産とか、SF方面に入っていってます。
前回の御坂妹に対する美琴の様子と機械による政策を嫌う旨のセリフはこの事実に関することと見れば納得。ともかく“実験”の内容がどうであれ、自分のクローンが次々に作りだされて殺されてる?っていう状況、美琴本人にしてみればとんでもなく残酷な事実ですね・・・。
ちょっと気になったのは、当麻が接していた御坂妹は“シリアルナンバー10032”・・・ということらしいですが、これは抱えている袋に入った死体の事を言っているのか、遺体を抱える自分自身の事を指しているのか・・・。
『あなたが接してきたのはこの御坂です』がどっちを言っているのか分かりずらい。
黒猫と当麻と一緒に居た時の御坂妹が10032号なら、アクセラレータに襲われたのは彼女であることに違いはないだろうけど、
『他の御坂は10032の記憶を共有しているにすぎません』って現在進行形で言われるとこっちの生きて喋っている方が今までの御坂妹なのかなーとも希望的観測が湧いてくるわけで・・・。
脳波を使って全員が同じ記憶を共有しているなら、全を個として見て今までの御坂妹と変わりないって風にも見れるけど、やっぱりそんな考え方はしたくないですね。
自分たちの一人が死んでるのに事件性は無いって言い切るのは妹達自身、自分たちが実験材料と割り切っているからか。倫理感なんか欠片もない“実験”であることには違いない。
あとこの学園都市ってちゃんと警察はいるみたいですが、自治の方とかは大丈夫なのかと自然に不安になりますね^^; 美琴やアクセラレータみたいな超能力者は普通に歩き回ってるし、それ以外にも攻撃性のある能力を持ってる人間なんかは沢山いるだろうし。
美琴は現に当麻に対しては容赦なく電撃浴びせたりしてるし・・・(本人は当麻以外には手を出さないとは思いますが)。それだけ『レベル5』なんて人達は特別視されてるのか、それとも学園都市内では暴動が起きないよう何らかの抑止力が働いてるのか・・・。それがあるからこそ無法地帯にならないんでしょうけれど。
久々登場の小萌先生。何か心が洗われるね!(*´∀`*)
姫神の学園都市であった怖い話のくだりは原作のとおりですか。それにしても小萌先生の部屋、インデックスの暴走の件以来酷い有様・・・。
インデックスと姫神さんも今回の事件では蚊帳の外。超能力サイドでは出番なさそうだし。
小萌先生がビールを呑む様子は知らない人が見たらかなり違法な匂いがぷんぷんするのですがこれ如何に。タバコを吸ってるところなんて見たらなおさらヤバイ(;´Д`)
『妹達(シスターズ)』や実験の事を聞いて黙ってられる上条さんのはずもなく。
美琴の住む女子寮に単身突入。でもやっぱり躊躇はしますわね。
美琴の不在を確認して去ろうする当麻を引きとめるルームメイトの白井黒子。
本来毛嫌いしているはずの当麻を部屋に呼びこんだのは、美琴の支えとなっている当麻の人となりを確かめたかったからみたいですが、それにしても無防備だなぁ・・・。女子寮に男子を呼び込むだけでも十分まずいとは思いますが^^; まぁ自衛に関してはジャッジメントで辣腕を振るってる実力者だけに心得てるだろうし、その辺りは心配ないとして、やっぱり「興味ない」の意味合いの方が強いように思えます(笑)
美琴のベッドで勝手にくつろいだりね・・・。後輩のくせに同居してるのは前任の同居人に“合法的に”出て行ってもらったからだとかで、性格的にはちょっと・・・というかかなり黒いところを感じるような(;´Д`)
寮監の巡回から逃れるために、ベッドの下で発見したクマのぬいぐるみ。そのファスナーから見つけたのは『量産異能者(レディオノイズ)「妹達(シスターズ)」の運用における「一方通行(アクセラレータ)」の絶対能力(レベル6)への進化法』と題されたレポート。やはり美琴はこの実験のことを知っていた。
その内容は特定の戦場を用意し、シナリオどおりに実戦を重ねることで、一方通行(アクセラレータ)の能力の成長をさせ『絶対能力者(レベル6)』としての覚醒を促すというものだった・・・。
その計画と実験の詳細を知った当麻は美琴を探すため街へと向かう。
風もないのに回ってる風力発電のプロペラ
↓
風力発電はプロペラを回すことで電気を発生させる=逆に言えば電気を浴びせればプロペラは回る
↓
結論:常に電磁波を発してる美琴は回っているプロペラを追っていけば出会えるはず!
と持ち前の頭の回転の良さで美琴を捜し出す方法を考えつく上条さん。いろいろ突っ込み所はありますが^^;
妹達の存在と実験の間で苦悩する美琴の居場所を突き止め、迫りくる一方通行に当麻はどう立ち向かうのか。次回 とある魔術の禁書目録 第12話 『絶対能力(レベル6)』に続きます。
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この記事へのコメント
>通りすがりさん
ありがとうございます^^
ちょっと生存描写が分かりづらかったので、安心しました。原作では指を指していたり補足があったみたいですね。一方通行も手当たり次第に殺しているわけではない、というのがミソでしょうか。
ありがとうございます^^
ちょっと生存描写が分かりづらかったので、安心しました。原作では指を指していたり補足があったみたいですね。一方通行も手当たり次第に殺しているわけではない、というのがミソでしょうか。
学園都市の七不思議の一つ
小萌先生の話が削られています。
小萌先生の話が削られています。
>野山さん
所々省かれてる描写もあるみたいですね~他の感想ブログ様の方でも指摘されていました。
時間の都合もあるのかもしれませんが、大事な部分はちゃんと残してほしいですよね。
所々省かれてる描写もあるみたいですね~他の感想ブログ様の方でも指摘されていました。
時間の都合もあるのかもしれませんが、大事な部分はちゃんと残してほしいですよね。
いきなりSFチックになって見てはいませんが「セキレイ」っぽい話になってきました。
風力発電の話については確かに発電機とモーターは同じ構造ですが、美琴が近付いただけで動くなら発電機としてはよけいな負荷がかかるわけで、今までどうやってトラブル無くやってたのだろう?と。
トラブルだらけだったのかもしれませんが。
動くために放射する電磁波は物凄いだろうという話はあえて考えない(笑)
今は機械系の仕事してますが、専攻は電気だったので気になりました(笑)
風力発電の話については確かに発電機とモーターは同じ構造ですが、美琴が近付いただけで動くなら発電機としてはよけいな負荷がかかるわけで、今までどうやってトラブル無くやってたのだろう?と。
トラブルだらけだったのかもしれませんが。
動くために放射する電磁波は物凄いだろうという話はあえて考えない(笑)
今は機械系の仕事してますが、専攻は電気だったので気になりました(笑)
>ヴィーさん
魔術のオカルトから超能力のSFへ、この世界観も禁書目録ならではと言ったところでしょうか。今回は無能力者と呼ばれる主人公と最強と呼ばれる能力者との戦い、素直に王道の展開が楽しめそうです。難解な用語が出たりする割には、いろいろと突っ込みどころも多いようですが、細かいところ?を気にしてはいけない作品なのかもしれませんね^^;
魔術のオカルトから超能力のSFへ、この世界観も禁書目録ならではと言ったところでしょうか。今回は無能力者と呼ばれる主人公と最強と呼ばれる能力者との戦い、素直に王道の展開が楽しめそうです。難解な用語が出たりする割には、いろいろと突っ込みどころも多いようですが、細かいところ?を気にしてはいけない作品なのかもしれませんね^^;
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一〇〇三二体複製された「妹達」。
全ては「樹形図の設計者」が決めたことだった。
御坂妹の無事な姿を発見して、安心する当麻。
しかし、御坂妹は1人では無く――。
第11話『妹達(シスターズ)』とある魔術の禁書目録 第1巻 Blu-Ray (初回限定版)(Blu-ray)今回は、御坂妹の正体が明らかに。
すー・・・お姉様のにほい・・・(妄想マテww
お姉様LOVE♡百合度100%の黒子イイですね(*´∀`*)♪(えw
とある魔術の禁書目録(インデックス) 3 (ガンガンコミックス)(2008/11/22)鎌池 和馬商品詳細を見る
とある魔術の禁書目録 第11話
とある魔術の禁書目録 第11話感想です。
学園都市最強の能力者、一方通行(アクセラレータ)
URL :
- 通りすがりさん - 2008年12月14日 14:00:22