鉄のラインバレル 第12話 『南海より愛をこめて』 感想
鉄のラインバレル 第12話 南海より愛をこめて
THE・水着回~楽しいバカンスとそれぞれの思惑と~
武人然としたキャラクターであるジャック・スミスが、初っ端からユーモアある一面を見せたところで予想はしていましたが、やっぱりサービス回でした。『鉄のラインバレル』第12話。海ですからね。水着があればお色気もあるってものです。一般人の理沙子まで巻き込んでシリアスにコメディにと奔走する魅惑のエンターテイナー・石神社長に乾杯。
しかし今回、多くの視聴者の度肝を抜いたと思われる山下サトルくんの水着。しかもビキニですよ。魅力的な女性陣を差し置いて、主人公・浩一のハートを貫き大量出血させてました。男の娘のビキニ姿ってどうよ?とか思ったら全然イケるじゃない…っていうかそういう発想自体がヤバイね。危ない危ない。原作からしてこの通りのビキニ姿を披露してるっていうんだから、ぶっ飛んでますね!(褒め言葉)
というか敵の加藤機関まで同じ島に来ていてちょっとしたバカンスを楽しんでるっていうシチュエーション。あの加藤なら普通に休暇は休暇で楽しみたまえ的な考えはしそうですけど…。でもボスの加藤自身はコートを脱いで水着を着る、なんてことが結局なくってちょっと残念。もっとはっちゃけてもいいのよ?
…とか思ってたら、石神社長と加藤にとってこの島は特別な場所だったようで。石神社長にとっては過去の同僚、加藤にとっては部下の墓参りが目的にあったんですね。おそらくは石神社長が加藤機関から離れることになったきっかけの人物と推測。犠牲を払っているからこそ後には引けないという加藤と、誰も傷つかない方法で“正義の味方”を目指すという石神。加藤の最終目的は世界征服ということらしいけど、まだまだ全容が掴めないから何とも言えません。ただ、加藤が過程より結果を重んじているのに対して、石神社長はその過程で生まれる悲劇を出したくないと思っているのが大きな違い、という事は間違いないかと。
そもそも加藤が悪の立場にいるからJUDAが正義の味方足りえているという所もあるわけで、そうなるとやっぱり気になる加藤の目的なんですが…。“向こう側”の世界からやってきてまで、何のための世界征服なのか、そもそも“向こう側“の世界とは何なのか、今後明かされていく上で加藤が何をやりたいのかが徐々に分かってくるのかな。
一方、バカンスを楽しんでいた女性陣を襲う謎の触手。その正体は加藤機関が保持していた化け物イカではなイカ。ジャック・スミスはアレを逃がした責任をとるためにハッスルしていたわけですが、なに理沙子に一目惚れしてるんだオイ。
イズナはイズナでユリアンヌ・フェイスフルと何やらにゃんにゃんしていたようだし、浩一は不可抗力で絵美の裸を見たり、まったくけしからんですね!制作陣もいろいろと狙い過ぎです本当にありがとうございました(いろんな意味で)。
急接近する二人。三角関係はどう動く?
ヒロインの絵美と幼馴染の理沙子、浩一を巡って二人の間で揺れ動く恋愛模様も今回の見所でした。
前回の活躍を通して急接近する絵美と浩一。不安を覚える中自分から離れていく浩一に、理沙子は一線を踏み越えて浩一とのキスへ。絵美は最近ツンツンしていただけに浩一と仲良くなっていくのは良いですが、理沙子だって不憫な想いはしてほしくないし…。青春って難しいね。
イズナと美海にも恋愛フラグはバリバリ立っているし、主人公属性が旺盛なのも王道のロボットアニメたる所以。ここまで恵まれてる環境も中々ないですよ浩一くん。見始めた頃はこんなにモテまくるキャラになるとは思わなかったなぁ…。
まとめと今後について
前回の熱い展開に比べてコメディの反動が大きかった今回。
いろいろと楽しめましたけど、森次玲二がいなかったのは寂しかったかなー。あの真面目キャラで天然ボケをやらかしてほしかった。コメディ回の後はシリアス回が来るのがロボットアニメのお約束ですが、揺り戻しは次回に叩きつけられたりするんでしょうか。キリヤマ重工社長の桐山英治は加藤にもパイプがあるようで、一筋縄にはいかないようですし…。道明寺の戦闘介入も今後のストーリーに大きく関わってくるような予感。
次回 鉄のラインバレル 第13話 『黒の執行者』

※2019/02/12 改稿
(C)GONZO K.K. All Rights Reserved.
<関連サイト>


Tag ⇒ | 鉄のラインバレル
この記事へのコメント
お帰りなさいませ♪
早速リンクに追加させて頂きました!
これからまたよろしくお願い致します^^
ずっと好感を持ってるのは、ギャグのシーンとシリアスなシーンをキッチリわけていること。
導入にタメを持たせているので視聴者も心構えができます。
サトルについては「ちょっと待て!」ですが、一番待て!だったのは「オレの女に手を出すな!」という浩一の言葉に反応したこと(笑)
それにしても、爆乳と貧乳しか居ないってのはどれだけ極端なんですか。
石神は加藤が来てることも知ってるように思えました。
命日か何かなのかな、と。
イカは加藤機関が何を目的にしてるのか混乱させるには最高の素材です。
結局ジャック・スミスが逃がしてしまった事は気付かれてないようだし。
平行世界ネタでは、こちらの世界とほんの少し違うので生物のDNA配列も少し違い、持ってくるだけで安全な(向こうの世界で普通に生きてるので)遺伝子改造の生物を手に入れられるので、それの獲得に躍起になるという小説がありました。
ラインバレルとは関係ないですがSFネタの参考程度に。
あと、前に言ったイギリスの珍兵器の動画がニコ動にありました。
資料を調べれば近年のものまでさらに山ほど出てきます。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm775066
シリアスとコメディの隔てがキッチリしているのはいいですね^^ テンポ良いのもいいと思います。サトルについては今回のみのお茶目という事に・・・なっていなかったらどうしましょう(;´Д`)
加藤機関は何かの作戦の最中だったのかもしれませんね・・・。きっちりと遊んでいましたけど(笑) 時間のある時に動画は見させて頂きます♪
トラックバック
URL :
相互リンク - rinoamary - 2008年12月20日 19:28:14