黒執事 第13話 「その執事,居候」 感想
黒執事 第13話 「その執事,居候」 以下、感想です。

英国をを侮辱する言葉と謎のマークが書き記された紙を貼りつけられ、路地に逆さ吊りにされるという『連続逆さ吊り事件』。その被害者に共通する所は、インド帰りの裕福な英国民であることと、まだ死亡者が出ていないということ・・・。“死人が出ていない”=犯人に救いの余地があるというのは案外身近な人物が犯人だったりするような気がするのですが、今回はどうなるんでしょう。

事件を解決するためにロンドンにやってきたシエルとセバスチャン。その二人の前に現れる、自由奔放を絵に描いたようなインドの王子ソーマ・アスマン・カダールと、その執事(カーンサマー)アグニ。
ソーマの尊大な態度と自分勝手な行動に皆が引っ掻き廻されるのかと思ったら、ソーマから被害を被るのはシエルだけという・・・^^;

シエルとソーマのフェンシング勝負に巻き込まれる形で、セバスチャンとアグニ、執事同士の対決に。

セバスチャンと互角の実力を見せるアグニに驚くシエル。セバスチャンが言うにはアグニは悪魔や死神などの類ではなく、普通の人間ということだけど、これは今回はオカルトは入りませんよ?ということを示唆しているのかな?こういう展開も何か新鮮でいいかも。
更にアグニは夕食作りにおっちょこちょいの使用人三人組に的確に役割を与えて、今度はセバスチャンを驚かせる。

セバスチャンは一人でテキパキと何でもこなしてしまうけど、アグニは人心を掴んで制御するのが上手いというか、英国人の完璧を求めるスタイルとインドの国柄や宗教的な考えが比較されているみたいでちょっと面白いですね。どちらにしてもセバスチャンにとってはあまり関係ないのかもしれませんけれど(笑) ところで今回は何故タナカさんがいないんだろう・・・;;

荒くれ者だった自分を死の間際から救ってくれたソーマを神と敬ってまで忠誠を誓うアグニ。ここでも良い感じに対照的な主と執事の関係が。 あくまで契約上として付き従っているセバスチャンと神の信仰心にも似た忠誠をもって仕えるアグニ。悪魔の契約と神の信仰、皮肉にもとれるのがまた面白いです。
ソーマは英国人に連れ去られた自分の侍女を連れ戻しに、イギリスまでやってきたという。使用人の女一人に大げさなとつまらなそうに返すシエルに、大切な人と引き離された絶望が分かるのかとソーマは食ってかかるけれど・・・。

『その程度の事で感じることができる、たかが知れた絶望など、僕には理解できないしする気もない。どんなに足掻いても取り戻せないものもある。抜け出せない絶望もある。お前には理解できないかもしれんがな』
失った大切な者が二度と帰らない事を知るシエルだからこそ出た台詞かもしれない・・・。だからといってソーマの大切な人を取り戻したい気持ちを謗る権利は無い訳ですが。今回の人となりを見て、ソーマは太陽、シエルは月という様に例えるとそれっぽいような気もします。熱意を持って気ままに降り注ぐ太陽の光、暗い空に輝き浮かぶ怜悧な月。二組の主と執事の在り様。今回はその対比がテーマだったように思います。

言い過ぎたと気にしたのか珍しく歩み寄ったシエルを素っ気なく受け流すソーマも一筋縄ではいかない^^; このコミカライズされたシエルは見ていて微笑ましい・・・眼帯がシュールです(笑)
ソーマを寝かしつけた後、一人外に忍び出るアグニ。それを見透かすように見つめ意味深に呟くセバスチャン・・・

『やはり、動きましたね・・・』
あのアグニが今回の事件の犯人なんでしょうか。自分の侍女を探しにきたソーマと、そのお伴に付いてきたアグニがなぜそんな事を・・・? まだ知られない裏背景がありそう。何となくいつも通りシエルと一緒にいる劉(ラウ)も今回ばかりは引っ掛かるような・・・。
今回は総じてお話の主体性も、登場人物の性格付けや立場なんかもしっかりしていて、全体的にストーリーの完成度は高いように思えるのですがどうでしょう。オカルト路線が入らないと事前に宣告するような場面があったのはミスリードなのか、そうでなくてもこのままの展開で面白いと思うのですが・・・。
次回 黒執事 第14話 「その執事,異能」

『アグニ様の知られざる裏の顔』・・・と来たらやっぱり犯人確定なのかそれとも込み入った事情があるのか。“異能”の言葉が何に当たる言葉なのか気になりますね。
<関連サイト>
黒執事 公式サイト
『ジョー・アーギャー(御意のままに)』
『イエス・マイロード(承りました ご主人様)』
英国をを侮辱する言葉と謎のマークが書き記された紙を貼りつけられ、路地に逆さ吊りにされるという『連続逆さ吊り事件』。その被害者に共通する所は、インド帰りの裕福な英国民であることと、まだ死亡者が出ていないということ・・・。“死人が出ていない”=犯人に救いの余地があるというのは案外身近な人物が犯人だったりするような気がするのですが、今回はどうなるんでしょう。

事件を解決するためにロンドンにやってきたシエルとセバスチャン。その二人の前に現れる、自由奔放を絵に描いたようなインドの王子ソーマ・アスマン・カダールと、その執事(カーンサマー)アグニ。
ソーマの尊大な態度と自分勝手な行動に皆が引っ掻き廻されるのかと思ったら、ソーマから被害を被るのはシエルだけという・・・^^;

シエルとソーマのフェンシング勝負に巻き込まれる形で、セバスチャンとアグニ、執事同士の対決に。

セバスチャンと互角の実力を見せるアグニに驚くシエル。セバスチャンが言うにはアグニは悪魔や死神などの類ではなく、普通の人間ということだけど、これは今回はオカルトは入りませんよ?ということを示唆しているのかな?こういう展開も何か新鮮でいいかも。
更にアグニは夕食作りにおっちょこちょいの使用人三人組に的確に役割を与えて、今度はセバスチャンを驚かせる。

セバスチャンは一人でテキパキと何でもこなしてしまうけど、アグニは人心を掴んで制御するのが上手いというか、英国人の完璧を求めるスタイルとインドの国柄や宗教的な考えが比較されているみたいでちょっと面白いですね。どちらにしてもセバスチャンにとってはあまり関係ないのかもしれませんけれど(笑) ところで今回は何故タナカさんがいないんだろう・・・;;

荒くれ者だった自分を死の間際から救ってくれたソーマを神と敬ってまで忠誠を誓うアグニ。ここでも良い感じに対照的な主と執事の関係が。 あくまで契約上として付き従っているセバスチャンと神の信仰心にも似た忠誠をもって仕えるアグニ。悪魔の契約と神の信仰、皮肉にもとれるのがまた面白いです。
ソーマは英国人に連れ去られた自分の侍女を連れ戻しに、イギリスまでやってきたという。使用人の女一人に大げさなとつまらなそうに返すシエルに、大切な人と引き離された絶望が分かるのかとソーマは食ってかかるけれど・・・。

『その程度の事で感じることができる、たかが知れた絶望など、僕には理解できないしする気もない。どんなに足掻いても取り戻せないものもある。抜け出せない絶望もある。お前には理解できないかもしれんがな』
失った大切な者が二度と帰らない事を知るシエルだからこそ出た台詞かもしれない・・・。だからといってソーマの大切な人を取り戻したい気持ちを謗る権利は無い訳ですが。今回の人となりを見て、ソーマは太陽、シエルは月という様に例えるとそれっぽいような気もします。熱意を持って気ままに降り注ぐ太陽の光、暗い空に輝き浮かぶ怜悧な月。二組の主と執事の在り様。今回はその対比がテーマだったように思います。

言い過ぎたと気にしたのか珍しく歩み寄ったシエルを素っ気なく受け流すソーマも一筋縄ではいかない^^; このコミカライズされたシエルは見ていて微笑ましい・・・眼帯がシュールです(笑)
ソーマを寝かしつけた後、一人外に忍び出るアグニ。それを見透かすように見つめ意味深に呟くセバスチャン・・・

『やはり、動きましたね・・・』
あのアグニが今回の事件の犯人なんでしょうか。自分の侍女を探しにきたソーマと、そのお伴に付いてきたアグニがなぜそんな事を・・・? まだ知られない裏背景がありそう。何となくいつも通りシエルと一緒にいる劉(ラウ)も今回ばかりは引っ掛かるような・・・。
今回は総じてお話の主体性も、登場人物の性格付けや立場なんかもしっかりしていて、全体的にストーリーの完成度は高いように思えるのですがどうでしょう。オカルト路線が入らないと事前に宣告するような場面があったのはミスリードなのか、そうでなくてもこのままの展開で面白いと思うのですが・・・。
次回 黒執事 第14話 「その執事,異能」

『アグニ様の知られざる裏の顔』・・・と来たらやっぱり犯人確定なのかそれとも込み入った事情があるのか。“異能”の言葉が何に当たる言葉なのか気になりますね。
<関連サイト>
黒執事 公式サイト
この記事へのコメント
>ヴィーさん
セバスチャンとアグニ、ソーマとシエル、二組の主従や人となり、考え方などが対照的でしたね^^
他のサイトを眺めてみたら、どうやら今回は原作準拠のストーリーみたいです。どうりで話の運び方がいつもより良いと納得してしまう分、オリジナルじゃなかったと少し残念な気もしてしまいました^^;
セバスチャンとアグニ、ソーマとシエル、二組の主従や人となり、考え方などが対照的でしたね^^
他のサイトを眺めてみたら、どうやら今回は原作準拠のストーリーみたいです。どうりで話の運び方がいつもより良いと納得してしまう分、オリジナルじゃなかったと少し残念な気もしてしまいました^^;
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ようやく原作ベースのお話になって、安心するやら少し寂しいやら・・・。ソーマ王子が結構好きなので、今回も楽しめました。
第13話「その執事、居候」 今回も個性的な新キャラの登場です!■新たな事件発生冬
第13話「その執事、居候」
翻弄されるシエルが可愛かったりした
黒執事 第13話「その執事、居候」の感想です。
人間DEATH☆
URL :
- ヴィー - 2008年12月28日 21:23:49
休み入ってから「ストライクウィッチーズ政府公認シール」とか無駄なもん作ってますが(笑)
アグニとセバスチャンの仕事の違いは悪魔と人間との対比だと思いました。
セバスチャンは会社にもよくいる一人で何でもしてしまう人で、たいていそういう人は他人を見下しています。
今回はいつものようにシリアスな場面に変にギャグを混ぜたりしないので引っかからずに見られました。
この調子で続けばいいですが、それでは黒執事ではないように思えるのが悩ましいところ(笑)
あと、厨房でセバスチャンがアグニに「本当にできた方ですね」と言っている場面で、こちらを向いていたアグニが作業に戻るときに動画をすっ飛ばして繋いでたもんだから、顔が瞬間移動していました。
一瞬、「やっぱ人間じゃないのか?」とか思ったり(笑)